古いラブホテルにありがちな、重く古めかしいドアがギィと鳴いた。
先にユナを促し、後ろ手にドアを閉めた。
ふわっと甘い匂いと一緒に、白くてフリフリしたユナが飛びついてきた。
「キスしたかった」
頬を赤くしたユナが囁いた。
身長160cmくらいのユナに顔の高さを合わせ、あえて目を合わせてて囁く。
「かわいいね」
ユナのフリフリした服は存外に触り心地が良く、ユナの体もほどよく張りがありしなやかで想像通りに抱き心地が良かった。
経験値が低ければ、この体にとことんまで骨抜きにされるんだろう。
さっきの居酒屋では、こっそりケンジに二人分の会費を渡してきた。
その奥に見える何かを察したであろう涼子はしっかりこっちを見据え、かつ真顔だった。
見なかった事にした。
多分2次会はカラオケかなんかだろう。
「絶対に振り向くな」
とユナに言い含め手を引いて居酒屋を出たのはほんの10数分前の事だ。
キスは焦らない。
最初のキスは、触れるか触れないか。そこに唇ありますよくらいのキスからだ。
それを脱力しきった唇で、唇の薄皮を撫でるようにキスをする。
相手が焦れてきたと分かるまでは堪える。
ユナがグッと抱きしめる手に力を入れて、唇に力が入ってきた。
経験豊富そうなユナでも、思わず主導権を渡してしまうらしい。
焦れた方が負けだ。
どんな相手とでも、一番最初のセックスには敵わない。
美人でセックスの相手をした事がある人と、そこまで美人じゃなくても、まだセックスした事が無い人、両方に誘われたらどっちに興味が惹かれるか。どう考えてもセックスしてない人だ。
新鮮さという調味料は一回こっきりの特別なものだ。
じわりじわりと深くなっていくキス。
控え目に絡めていた舌を段階的に深くしていく。
慌ただしく舌を動かす必要なんてない。
唇も舌も力を抜いてゆっくり口内を味わうように動かす。
キスがうまい女性は力を抜くのが上手い。
一通り味わった所で、一旦唇を離し頬を赤く染めたユナを見つめながら軽くキスをした。
「ずるい」
ユナは呟いた。
「シャワー行ってきな」
シャワー行かせた後、なんとなく照明の調整をしたりBGMをゆったりしたHIPHOPみたいなものにしたりした。
ふと思いつき、どうせユナとは今日限りだと備え付けの販売機からピンクローターを買ってみた。
たまにはこんなのも良いだろうと、それとなくベットの横の棚に置いておいた。
交代でシャワーに入り、歯を念入りに磨く。
洗面所にこっそり用意したフロスをして、口腔洗浄剤で口をゆすいだ。
ベットに視線を送る。
ユナがベットに入りスマホを見ていた。
「飲み会抜けたのなんか言ってきた?」
「うん。ちょっとねー。 だけど大丈夫」
ユナならこんな事もよくあるのかもな。なんて思った。
ベットに潜り込みユナを抱き寄せる。
さっきの続きのようにキスをした。
兵器級のユナの胸は想像以上だ。
いわゆる巨乳と言われるものだったが、こうして裸で見るとほっそりとした肩や腕に対して、柔らかそうな巨大な胸がぶら下がっているのがアンバランスだ。
幼げな顔の作りに綺麗な肌、それにこの体というのはなるほどこれはなかなかに嗜虐心をくすぐられると納得し唸らせるものがある。
首筋や鎖骨にもやさしくキスして少しずつ降りていく、胸を優しくもみほぐすようににしながら胸や乳首まわりにもキスをしていった。
「っ・・・・・」
乳首の周りをキスし始めたあたりからユナが顔をしかめ背中を浮かせた。
浮いた背中に手を回し。ゆっくり舌を乳首のまわりに這わせる。
「は、早く・・・・」
「ん?」
ぴたっと動きを止め、はて?というようなリアクションを取る。
「舐めて・・・・ちくび」
「ユナってそんなにえっちなコだったんだ」
「うぅぅぅ・・・」
わざと余計に焦らす。
たまに舌で乳首に触れては離れるを繰り返した。
さすがにやりすぎかと、下から大きく乳首を舐め上げた。
「ウッ・・・・・」
ビクリと体を震わせ、声を漏らす。
そのままの乳首を口の中に含む。
軽く吸い寄せながら舌で口内の乳首を弄んだ。
それと同時に右側の乳首も指でいじる。
「ハァ・・・・・ハァハァ」
いいだけ胸の愛撫をして、一旦間を置こうとした瞬間。
「今度は私」
ユナは負けず嫌いらしい。