鼻先をサラサラした髪がくすぐり、甘い香りが通りすぎる。
少しの間を置いて指先に人肌の温度でぬらりとした感覚が広がる。
オレンジ色の照明がボンヤリと照らす古めかしい天井。
クチャ クチャ という音だけが部屋に響く。
まさか指から舐められるとは。
ユナは本業の方なのかもしれない。
長い髪を耳にかけ、指を舐めながら視線をよこしてきた。
眉間に力が入る。さわさわと太ももにユナの重厚な乳房の感触がある。
指から手の甲、腕、肩。ユナの舌は的確に骨と骨の間を滑るように舐め、時には優しくそっとキスしてきた。
これはまずい。眠れる獅子を起してしまったようだ。
首回りにキスをされている時。キスがしたくなってどうにも切なくなった。
「キ、キスしたい」
「うん」
ユナの舌が口内を寄せては返す大波のように蹂躙してくる。積極的なキスってこんなに気持ちいいんだ。
また首筋や鎖骨にキスしながら、乳首の周りをペロペロと舐め始める。
ユナは優秀だ。一体何人の男が骨抜きにされたんだろうか。
腰に力が入ってしまい、目が開かない。
「ち、乳首を・・・・」
「ユキオくんて、エッチだね」
仕返しである。
乳首を舐めながらムスコをいじられはじめる。
やばいやつや。
このままではいかんと一念発起。
「俺にも舐めさせて」
シックスナインに路線変更し、これで一息つける。
ユナはご奉仕してたのにぐちゃぐちゃだった。
乳首を舐める要領で唇と舌を柔らかくして何度も舐め上げる。
「う・・・・・・」
「ユナってクリで何回でもいける人?」
「いけるけど。慣れすぎじゃない?」
若干呆れられたかもしれない。
フェラなぞさせるものかという心持ちで、クリトリスに吸い付き舌でコロコロと転がす。
「うわっ・・・・やばいそれ・・・・・」
じわりじわりとユナの体が強張っていくのを感じる。
「いきそう・・・・」
半段ほどギアを上げる。
「うっ うぅ いっ・・・・・くぅぅ・・・・・」
ユナが息子を握りしめたまま倒れこんだ。
そっと仰向けに転がし、抱きしめてキスをした。
呼吸が落ち着いた所で例の最終兵器を取り出した。
「使おう」
「え」
アルコールのウェットティッシュでピンクローターを丁寧に拭き上げ、ムスコにはコンドームを装着した。
寝たままユナを抱き寄せてキスをする。指で十分に濡れてるのを確認しゆっくり挿入する。
所謂「側位」というやつだ。
「痛くない?」
「うぅ・・・・大丈夫・・・・」
抱きついたままの体制ではローターを使えない。
接合部を90度近くまで開く。
「ユナって中で逝った事ある?」
「ない・・・・・」
「じゃあこれで・・・」
最終兵器発動である。
側位で入り口の付近を重点的に揺するように動かし、クリにはピンクローターを当てる。
「うぅっ・・・・・それヤバっ・・・・」
コツは逝かせようとしない事。逝かせようとした瞬間女性はそれに応えようと身構える。
結局一番大事なのはじっくり楽しむって事なんだろうと思う。
クリトリスの裏側を揺らすように僅かにピストンし、表からはピンクローターで挟み撃つ。
「ハァ ハァ ハァ・・・・」
ユナの眉間に皺が寄る。左手は恋人繋ぎにした。
「こういうの好きなんだね」
「う、うん。スキ・・・・・んぁっ」
「オマンコぐちゃぐちゃに濡れてるよ。ゆなはエッチ大好きなんだ」
「エッチだいすき・・・・ん・・・・」
「んぁっ・・・・・・・・いきそうっ・・・・・」
ここであえて奥の方を責める。ゆっくり圧力を高めた。
「だめっ・・・・・・・・あぁっ・・・・・・!!」
堪える。焦らす。
ユナがムスコをギシギシと締め付ける。
それと同時にピチャピチャと水音が聞こえてくる。
「いっっっ・・・くっ・・・・・・ああっ!!!」
クリからローターを外し、入れたままビクッビクッと跳ねるユナを抱きしめた。
少しするとしっかり閉じていた瞳がゆっくり開く。
「やばかった・・・・」
「まだ出来る?」
「うん・・・・まだまだ大丈夫」
さすが若者。
その後は性欲に任せ3回して、お互い泥のように眠りについた。
「ジリリリリリリリリリリリリ」
空が明るくなり始める頃、突然部屋の中に警報が鳴り響く。
「ねぇ!起きて!!警報!!」
「ええ・・・・・」
目についたその辺のものをバックに投げ入れ、部屋を飛び出し外に出た。
「すみませーん。誤報でした。部屋にお戻りください!」
誤報だったらしい。
我に返り数組のカップル同士でなんとなく気まずい感じになりながらも部屋に戻る。
エントランスの隅にいる一人の女性はどういう状況なんだろうか。
想像するだけで胸が熱くなりそうだ。
ベットの脇にはユナの財布や携帯が置きっぱなしだった。
そして、ふとあるものが無い事に気づいた。
「あら・・・バックの中これしか入ってないや・・・・」
ピンクローターを手に苦笑いするユナ。
お気に召したようでなにより。