※この作品はR-18です。

吸血の鬼   作:ボルメテウスさん

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零余子

 鬼辻無惨配下の精鋭、十二鬼月の一人である零余子。

 

「下弦の肆」の席位を与えられた、赤い着物を着用した二角を持つ娘といった風貌の鬼である。

 

 席位に従い左目には「下肆」の文字が刻まれている。

 

 その、力は普通の鬼よりも強い存在。

 

 そのはずだった。

 

「あっあぁっあぁ」

 

 だが、そんな彼女は、目の前にいる青年に恐怖を隠せない様子で後ろに下がっていた。

 

 偶然だった。

 

 空腹で、人を襲おうとした。

 

 いつもと変わらないはずだった。

 

 だが、そんな時に、目の前にいる青年に遭遇した。

 

 柱と遭遇しない為にも、すぐに逃げようと思ったのだが、目が合った瞬間に、身体の自由を奪われた。

 

 まるで蛇に睨まれた蛙のように。

 

 それは、身体の恐怖によってだ。

 

 本能で、彼女は逆らえなくなった。

 

「今、俺は非常に機嫌が悪い。

 

 せっかく、この街のそば屋の大将の絶品なそばを堪能していたのに、お前のような存在が現れた。

 

 人を襲う以上、放っておく訳にもいかず、そばを急いで食べなくてはいけなくなった」

 

 そう、青年は、零余子に向かって言い放つ。

 

 彼の言葉を聞いただけで、零余子は、身体が震える。

 

 目の前の存在に逆らえない。

 

 それは、彼女の持つ本能的な恐怖から来るものだ。

 

 目の前の存在は、自分とは格が違うという事を肌身を持って理解したのだ。

 

「さて、この鬱憤、どう晴らそうか。

 

 貴様の身体を斬り刻むか。

 

 それとも、太陽の下で焼こうか」

 

 残酷な、残酷な処刑を言葉にしていた。

 

 殺される。

 

 それは、零余子の本能で理解できた。

 

「おっお許しください! 

 

 私はっ、私はっ」

 

「ふむ、ならば、奉仕しろ」

 

 その言葉と共に零余子に告げると共に、青年は座る。

 

「お前のような存在は、こういう事を嫌がると聞く。

 

 ならば、それで誠意を見せたら、考えよう」

 

 それと共に、青年は剥き出しにした肉棒を見せつける。

 

 赤黒く脈打つそれは、既に臨戦態勢に入っているかのように勃起している。

 

 それを前にして、零余子はごくりと喉を鳴らす。

 

 これまで、行為など行った事のない。

 

 しかし、もしも断れば、殺される。

 

 だからこそ、零余子はそのまま肉棒に舌を伸ばす。

 

 失礼のないように。

 

 青年の機嫌を損ねないように。そう思いながら、ゆっくりと口の中に含んでいく。

 

「んっ……」

 

 初めての経験だったが、不思議と嫌悪感はなかった。

 

 むしろ、どこか気持ちよく感じる。

 

 初めて味わう感覚に戸惑いながらも、零余子はそのまま口の中で肉棒を舐めていく。

 

 

 

 唾液を使って、丹念に肉棒へと舌を伸ばしていく。

 

 自分の中にあった男のイメージとは違うそれに戸惑うも、それでもやめる事は出来ない。

 

 

 

 下手でも構わない。

 

 今はただ、この場を逃れるために必死だった。

 

「ほぉ、悪くないぞ」

 

 そんな声を聞きながら、懸命に肉棒へ刺激を与え続ける。

 

 そして、それが功を奏したのか、次第に肉棒が大きくなっていく。

 

(大きくなって……)

 

 自分の奉仕によって大きくなったという事実に、零余子は感動する。

 

 同時に、自分の身体で興奮してくれた事に嬉しさを感じてしまう。

 

 そして、気付けば無意識のうちに自ら腰を動かしていた。

 

 まるで娼婦のように、自分が気持ち良くなる為に腰を動かす。

 

 しかし、それでもまだ足りない。

 

 もっと欲しい。

 

 そう思いながら、丹念に舌を使い続けていく。

 

「ほぅ、なかなかに」

 

 そう青年は零余子の頭を撫でる。

 

 撫でられ、褒められる。

 

 それは、鬼舞辻無惨が決して行わない行為。

 

 その行動に対して、零余子は目を見開きながら、続ける。

 

 生き延びる為の奉仕。

 

 だが、自身が奉仕すればする程に大きくなる肉棒。

 

 そして、褒めてくれる青年。

 

 それが零余子の心を変えていた。

 

 もっと尽くしたい。

 

 もっと自分を見てほしい。

 

 そんな感情が芽生え始め、やがてそれは絶頂を迎える。

 

「そろそろいいか?」

 

 青年の言葉に零余子はこくりと首を振る。

 

 すると、青年は、そのまま零余子の喉奥に精液を吐き出した。

 

 どくんどくんと脈打つペニスから放たれる大量の白濁とした液体。それを零余子はゆっくりと飲み込んでいく。

 

(おいしい……)

 

 そう思いながらも口の中に残る残滓まで丁寧に舐め取り終えると、ようやく零余子は口を離す。

 

「よし」

 

 頭を優しく撫でられて、零余子は嬉しそうな表情を浮かべる。

 

「あぁ、この方の方が」

 

 そう考えていた時だった。

 

 零余子は目を見開く。

 

「あっあぁ、お許しをっお許しをぉ!!」

 

 何が起きたのか、すぐに分かった。

 

 自分の仕える相手である鬼舞辻無惨。

 

 彼が、零余子が裏切ろうとした事を察した。

 

 すぐに許していただこうと、声を出す。

 

 恐怖する。

 

 このままでは。

 

 そう思っていた時だった。

 

「おい」

 

 聞こえた声。

 

 見れば、冷たい目で青年は零余子を睨んでいた。

 

 絶対的な死が同時に二つ襲い掛かる。

 

 それに零余子は恐怖の板挟みの状態だった。

 

 だが

 

「俺の物に手を出すな」

 

 同時に青年の言葉と共に、零余子の中にある精液が、隅々まで行き渡る。

 

 それは、自身の身体を引きちぎろうとした鬼舞辻無惨の細胞を殺すように。

 

 やがて、吐血をする。

 

 それと共に零余子が見えたのは、目だった。

 

 何度か見た事のある鬼舞辻無惨の冷たい目。

 

 驚愕の目で、こちらを見る。

 

「さて、お前、名は」

 

「むっ零余子です」

 

「ならば、零余子。

 

 お前はこれからどうする? 

 

 あいつにこれからも従うか、それとも、俺の物になるのか」

 

 そう、聞いてくる。

 

 それに対して、零余子は。

 

「もちろん、あなた様に♡」

 

 圧倒的な力の差を見せつけられた。

 

「ならば、誓え。

 

 あそこに転がっている、お前の元主の目の前で」

 

 その言葉に対して、断る訳はなく、零余子は自身の女性器を見せつける。

 

「私、本日よる鬼舞辻無惨の所で所属している下弦の肆を止め、目の前にいるこの方に永遠の忠誠を誓います♡」

 

 そして、自らの秘所を広げて見せつけると……。

 

「私の初めてを捧げます。どうか、お受け取りくださいませ」

 

 そう言いながら、自身の膣内へと迎え入れた。

 

「んっ……くぅうううううう!」

 

 痛みからか、零余子の口から声が上がるも、それはすぐに収まり、代わりに喘ぎ声が響き渡る。

 

「何これぇ! こんな気持ちいいなんて聞いてないよぉ!!」

 

 今まで感じたことの無いほどの快感に、零余子は腰を動かして快楽を得ようとする。しかし、それを青年は許さず、両手で掴んで動きを止める。

 

「まだだぞ? 俺はまだ満足していないんだからな?」

 

「そ、そんなぁ……」

 

 零余子は泣きそうな顔を浮かべるも。

 

「ほら、もっと近くに寄れ」

 

 そう抱きしめるように言われれば、その通りにしてしまう。青年の言葉に逆らえないほどに、零余子は調教されてしまっていたのだ。

 

 そして再び始まるピストン運動。パンッという音と共に零余子の体が跳ねる。

 

「あっ♡ああんっ♡」

 

 先程までの苦痛とは全く違う感覚。むしろそれが心地よくすら感じる。

 

(どうして……痛いはずなのに……)

 

 そう思いながらも体は正直だった。痛みではなく快感によって体を震わせる。

 

「いい感じになって来たじゃないか。ほら、どうだ?」

 

「んっ♡ふぅー♡ふぅー♡はぁー♡」

 

「気持ちよさそうだな。それじゃあそろそろこっちも触ってやるか」

 

「え? きゃう!?」

 

 突然胸を揉まれて悲鳴を上げる。しかしそれもすぐに甘い声へと変わる。

 

 青年の手が零余子の乳首を摘まんだのだ。そのままコリコリと弄られるたびにビクビクと体が震えてしまう。

 

(何これぇ……こんなの知らないぃ……)

 

 自分で慰めたことはあるが、その時とは比べ物にならないほどに強烈な刺激。

 

 思わず目の前にいる青年にしがみついてしまいそうになる。

 

 それに対して、青年は余裕そうな表情を浮かべていた。

 

 絶対的な力の差。

 

 それを感じながらも、包み込むように抱きしめる。

 

 膣内は、青年の肉棒によって蹂躙され、全てが書き換わる。(ああぁっ♡すごいぃ……おちん○んすごぉい♡)

 

 腰を振るう度に快感が脳天まで駆け抜けていく。その度に意識が飛びそうになるも、何とか堪えながら行為を続ける。

 

 そしてついに限界が訪れた。

 

 子宮口を押し潰すかのように突き上げられ、絶頂を迎える。同時に精液を叩きつけられ、幸福に包まれた。

 

 だがそれでも青年の動きは止まらない。

 

 そのまま抽挿が再開されると、すぐにまた絶頂を迎えた。

 

(ああっ! だめぇ♡イったばかりなのにぃ♡)

 

「どうした? まだ俺は満足してないぞ?」

 

 そう言って笑うと再び激しいピストン運動が始まった。

 

「そんなぁ♡こんなにされたら壊れちゃうぅ♡」

 

「安心しろ。お前はもう俺の女だ」

 

 そう言って、青年は零余子の耳元で囁く。

 

「これからは人を守る為に力を使え。

 

 決して、人を襲うな。

 

 鬼から人を守れ。

 

 さすれば、俺はお前を見捨てない。

 

 お前を、こうして求め続けよう」

 

 その言葉に対して、零余子は一切反論できなかった。

 

 何故なら、彼女はこの瞬間に、自分の全てを捧げることを決めたからだ。

 

 だから、彼女は自ら腰を振りながら懇願する。

 

「はい……貴方様が求める限り、私はずっとお側にいます」

 

 そう誓いを立てると共に。

 

「では、あれを踏み潰せ」

 

 そう、鬼舞辻無惨が、こちらを見る為に作り出した目玉を見る。

 

 これまでは恐怖の象徴でしかなかった。

 

 だが、それは驚愕に満ちて、こちらを見ていた。

 

 それに対して、零余子は

 

「えぇ、勿論♡」

 

 何の躊躇もなく、踏み潰した。

 

 あたり一面に広がる血の海。

 

 それに対して、恐怖は既になかった。

 

 同時に新たな主となった青年は、こちらを誘う。

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