胡蝶しのぶにとって、運は悪かったと言える。
彼女が、行った任務の際、不運な出来事。
それは、単独で行った際に、上弦の弐 童磨と出会っていた。
その仇を目にし、怒りと共に戦いを挑んだが。
「本当に残念だよ。
俺としても、今は少し問題があってね。
その問題を解決する為に、そちらを先決したいんだ」
そう、気味の悪い笑みを浮かべながら、しのぶへと問いかける。
姉の敵が目の前にいる。
それなのに、まるで遊ばれるように。
その事が、しのぶの怒りをさらに増加させる。
しかし、童磨が行った策略によって、既に瀕死の状況だった。
「さて、それでは「それでは、何をするつもりだ」んっ?」
聞こえた声。
同時に童磨は、何かに蹴り飛ばされる。
それに気づいた時には既に遅く、見つめる。
「誰だい、君は?」
「さぁな。
私自身、既に名前など忘れている。
ただの吸血鬼だ」
そう、吸血鬼は、童磨に向けて言う。
「それにしても、お前は何を考えているのか、まるで理解できない。
なぜ、そこまで人を喰らおうとする。
なぜ、そこまでして人を殺すのを楽しむ」
「嫌だなぁ、俺はただ救済をしようとしているだけだよ。
けど」
同時に童磨は真っ直ぐと吸血鬼を見る。
「君を見ていると、どこか不愉快だねぇ」
「嫌になるぐらいに奇遇だな。
私自身、貴様を見ていると、心の底から不愉快になる。
これは」
「「同族嫌悪かな」」
同時に童磨はその周りに氷を。
吸血鬼は、両手に銃を持ち、そのまま構える。
響き渡る轟音と共に、しのびは何が起きているのか、分からず、困惑する。
気絶し、どれぐらい経ったのか。
しのぶはゆっくりと起き上がる。
「ここは」
同時に自身が今、いる場所が気絶している場所ではない事に気づく。
痛む身体から考えても、それは致命傷だと分かる。
しかし、僅かだが、手当がされているのが分かる。
そして、僅かだが、窓から太陽が出ている事が分かる。
「起きましたか」
同時に聞こえた声。
警戒しながら、見つめた先にいたのは、自らを吸血鬼と名乗った男。
「あなたは」
「失礼。
私自身、名乗る名はありません。
あえて、言えば、私は吸血鬼です」
「鬼ではないんですか」
それは、窓から照らす太陽が、それを物語っている。
「そうですね。
この国にいる鬼とは、少し別種となります。
それでも、私自身は人間とは異なる生物となります。
下等な存在を同じにしたら不愉快だと思いますが」
「それは、私達が下等だと思っての発言ですか」
そう、しのぶは睨むように吸血鬼に言う。
それに対して
「いいえ、下等なのは、私、吸血鬼。
あなた方、人間と比べるのはおこがましい」
「あなた自身が」
それは、あまりにも予想外だった。
「長い年月を生きる事ができ、強い力。
それらは確かに鬼や、あなた方よりも優れているかもしれません。
だが、短い生でも、私では決して考えられない知識や勇気。
それらを持ち合わせているあなた方に比べるなど」
「そう、ですか。
なぜか、不思議な人ね」
そうしのぶは呆れたように言う。
「それで、私を助けた理由はなんですか?」
「不愉快な外道から守る為です。
最も、奴は未だに生きていますが」
「そう、それは、良かったわ」
「良かったとは」
そう、吸血鬼は、心底不思議そうに言う。
「あいつは、私の姉の仇。
だから、私自身が、あいつを殺したい」
「復讐という訳ですか」
「えぇ、醜いと思うかしら?」
「いいえ、誰かを思う心がなければ、決してできません。
ですが失礼ながら、そのままでは、奴には勝てません。
例え、あなたの素晴らしい毒を使っても」
「・・・そう、そこまで見抜かれているなんてね。
どちらにしても、この身体では」
「治す方法はあります。
とても、不愉快な思いをさせますが」
「方法が?」
同時にしのぶはこちらを見つめる。
「私の体液を一時的に取り込む事で、その体質を僅かですが吸血鬼に近い形にします。
その間、治癒能力を高める事ができ、死を免れる事ができます。
そして、あくまでも一時的なので、すぐに人間に戻る事ができます」
「あなたの、目的は」
「私程度があなた方の役に立てれば。
しかし、血では濃すぎて、吸血鬼になります。
唾液では、効果は薄いです」
「血に近く、唾液よりも濃い。
つまりは」
そう、しのぶは呆れたように言う。
「申し訳ございません」
「良いわ。
どちらにしても、今は、死ぬ訳にはいかないから」
性行為に対して、医学の知識を持つ胡蝶しのぶだが、実際に行う事には戸惑いを隠せなかった。
そんなしのぶに対して、彼はまずは緊張を和らげる事に徹する事にした。
「大丈夫だ、ゆっくりとで構いません」
優しく囁くと、彼女は頬を赤く染めながら、構える。
そんな、しのぶに対して、彼はゆっくりと口付けを行う。
初めてのキスに対して、しのぶは目を見開き、驚きを露わにする。
「んっ……ちゅぱぁ……ふぅー……♡」
やがて、彼女の体から力が抜けていく。
そして、完全に脱力した所で、彼は服を脱がしていく。
下着姿になった彼女に対して、今度はさらしを外す。
すると、そこには綺麗な乳房があった。
「っ!」
その美しい胸に、彼は興奮を覚え、しのぶは羞恥に頬を赤くする。
そんなしのぶに対して、彼はゆっくりと、その乳房に口を近づく。
「あっ!そこは……ダメっ……」
彼が何をしようとしているのかを理解したしのぶは顔を真っ赤にして拒絶しようとするも、既に遅かった。
彼の舌先が、しのぶの乳首を舐める。
「ひゃう!?︎」
ビクンッと体が跳ね上がる。
しかし、それでもなお、彼は止まらない。
そのまま、胸全体を舐め回すように、舌を動かす。その度に、しのぶは体を震わせて、声を上げる。
やがて、その刺激に耐えられなくなったのか、しのぶは我慢するように耐える。
そんなしのぶに対して彼は抱き寄せる。
その言葉を聞いて、彼はゆっくりと、下半身に手を伸ばす。
指先には濡れている秘所に触れて、彼はそこを刺激し始める。
最初は優しく撫でるようにして、徐々に激しく動かしていく。
「ああっ!そ、それぇ……いやぁ……」
今まで感じたことの無い感覚に襲われて、しのぶは困惑の声をあげる。
しかし、そんな彼女を他所に、彼は手の動きを止めない。
次第に愛液の量が増えていき、水音が響くようになっていく。その音を聞くだけで、しのぶの顔はさらに紅潮し、瞳からは涙が流れる。
「ああ、もうだめぇ……私ぃ……イっちゃいますぅ〜♡」
そう言うと同時に、しのぶは絶頂を迎える。
ガクガクと震えながらも、彼女は彼に寄り添うようにして倒れ込む。
「はぁ……はぁ……」
息を整えようとする彼女に対して、彼はさらに責め立てる。
彼女の足を広げると、そこには愛液によって濡れており、ヒダの部分は既にトロトロになっていた。
そこに指を入れると、膣内は熱くなっており、指先を動かせば動かすほど、締めつけが強くなった。
そんな彼女の姿を見て、彼もまた限界を迎えていた。
ズボンを脱ぎ捨てると、大きく膨れ上がった肉棒が現れる。それを目の前にして、しのぶは再び顔を真っ赤にする。
「こ、これが男の人の……」
初めて見る肉棒を前にして、彼女は戸惑いを隠せなかった。
「それでは、入れますね」
その一言と共に、彼はゆっくりと彼女の秘部へと近づける。
これまで、行為など行った事のない彼女にとって、この瞬間は何よりも緊張するものであった。
そして遂に、亀頭が入り口に触れると、一気に奥まで挿入した。
「んっ!」
その痛みに思わず声が出てしまうが、それも一瞬の出来事だった。
彼は、しのぶの痛みを僅かでも納める為にゆっくりと動き始めた。
腰を打ち付けるたびに、しのぶから喘ぐような声が上がる。
その反応を見て、彼の方も興奮が高まってくる。
(何だこれ!?気持ち良すぎる)
童貞である彼にとって初めての体験であり、その快感は凄まじかった。
気付けば、無意識のうちに腰を振る速度を上げていった。
パンッ!パンッ!という肌同士がぶつかる音が激しくなり、二人の呼吸も荒くなる。
やがて限界を迎えたのか、彼が一際強く打ち付けた時、ついに射精してしまった。
「あっ……出ちゃってるぅ〜」
熱いものが注ぎ込まれる感覚を感じながら、しのぶは身体を痙攣する。
始めに感じていた嫌悪感は、既になく、むしろもっと欲しいと思うようになっていた。
「あなたが、満足するまで……どうぞ」
そう言って、再びキスをする。今度は舌を絡ませるディープなものだ。
口内を犯していく中、しのぶは彼の首筋や胸元にも吸い付いていく。
「ちゅぱ……れろぉ……あなたの体……美味しいです♡」
まるで蛇のように絡みつき、しのぶを貪り尽くす。