※この作品はR-18です。

少女とサバイバル生活と   作:TRcrant

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九日目(夕)♢

「……」

 

どうしたものかと悩み続ける。

 

(白金さんを選んだら確実に今井さんがいい思いをしないし、その逆もまた然り……)

 

どっちを選んでもどっちかに角が立つのは明らかだ。

 

「はぁ……」

 

どうしたものかと悩んでいる俺を見て、氷川さんが静かにため息を漏らした。

 

「でしたら斎藤君は私と組んでもらえますか?」

「え?」

 

助け舟を出してきた氷川さんに、俺は驚きを隠せなかった。

 

「ちょっと、それはズルいんじゃないかな?」

「……っ、……っ」

 

今井さんが異議を唱え、白金さんも無言で頷く。

 

「このままだと埒が明かないですし、何より……」

 

そこで氷川さんは言葉を切り、二人を見る。

 

「今のお二人は、正常ではありません」

 

氷川さんの口から出た辛辣な発言に、今井さんと白金さんは硬直してしまった。

 

「っ……!」

 

二人はバツが悪そうに、視線を床に落とす。

 

「では、行動を開始しましょう」

 

そんな二人には目もくれず、氷川さんはこの会議に終止符を打つかのように宣言した。

 

 

 

 

 

公民館を後にした俺と氷川さんは、ここの調査のために前に行った中央にある居住スペースの方に向かっていた。

 

「はぁ……」

 

隣でため息をこぼし、肩を落としているのは氷川さんだ。

 

「なんか、すみません」

「いえ、いいんですよ。こうなったのも私の責任ですから」

 

俺が謝ると、氷川さんは苦笑いしながらそう答えた。

 

「まさか、白金さんに続いて今井さんまでとは……」

 

氷川さんはため息混じりにそう言った。

 

「なんか、すいません……」

 

俺はもう一度謝罪すると、氷川さんは俺の方をじっと見始める。

 

「一つだけ確認したいのですが、斎藤君は本当に白金さん達に何もしていないんですか?」

「え?」

 

思わぬ質問に、俺は思わず氷川さんの方を見る。

 

「それって、どういう意味ですか?」

 

俺が聞き返すと、氷川さんは真剣な眼差しで俺を見る。

 

「そのままの意味です。今朝の白金さんと今井さんの今朝の様子は異常です」

 

氷川さんの言葉が俺の耳に入っていく。

 

「つまり、白金さんと今井さんに俺が何かしたんじゃないかって疑ってるって事ですか?」

 

俺が聞き返すと、氷川さんは少し間を置いてから答えた。

 

「そうではありません。ただ、何か知っているのではないかと思ったんです」

「……」

 

俺は何も答えられずに、黙り込んでしまった。

 

「すみません。変な事を聞きましたね」

 

そんな俺に対して氷川さんは謝罪すると、そで話は終わりだとばかりにそれ以降は無言で進んでいく。

俺は、そんな氷川さんの後ろ姿を黙って眺めながら、さっき言われた言葉を思い出してしまう。

 

『斎藤君は本当に白金さん達に何もしていないんですか?』

 

その質問に俺は答える事が出来なかった。

 

(確かに白金さんと今井さんの二人とセックスをしたけど、それで白金さんと今井さんがおかしくなるわけないだろ)

 

俺は半ばそう自分に言い聞かせる。

セックスしたら好感持たれて、それでそのまま付き合うなんて物は、小説か漫画だけの話だ。

そうだと分かっていても、俺の脳裏には二人が俺を求める姿がこびり付いて離れない。

 

(うん。訳わかんない)

 

考えれば考えるほど、謎は深まるばかりだ。

 

「斎藤君」

 

そんな時、氷川さんに声をかけられた俺は思考を中断して前を向くと、そこには居住スペースの入り口があった。

 

「着きましたよ」

 

そう言って、氷川さんはさらに奥へと進んで行くので俺もそれに続く。

そして、この間訪れたやや広めの広場のような場所にたどり着いた。

 

「では、私は山の方を探索してきます。斎藤君はここの調査をしてもらえますか?」

「ああ、分かった」

 

氷川さんは俺の返事を聞くと、山の方へ向かっていった。

 

(さてと、俺はこっちの方を調べますか)

 

そして俺は居住スペースの方を調査するために歩き出した。

 

「うーん」

 

俺は民家が建ち並んでいる中を歩きながら、どうした物かと頭を悩ませていた。

無人島とはいえ、さすがに人の家に入るのは問題なような気がする。

公民館を拠点にしているのはどうなのかという疑問はあるが、それはこの際気にしないようにしよう。

 

(とりあえず、玄関で呼びかけるくらいにするしかないか)

 

「すみませーんっ! 誰かいませんかー!」

 

そう結論づけた俺は、一番手前にあった民家の玄関を開けると、俺は家の中に向けて声を上げた。

だが、中からは返事などは返ってこない。

当然と言えば当然の結果ではあった。

 

「ん?」

 

その時、居住スペースの中で一際目立つ建物が視界に入る。

 

「あれは……」

 

俺はその建物に心当たりがあった。

俺は誘われるように、その建物がある方に向かって歩き出した。

 

「やっぱり……」

 

そして、その建物の正体が分かった俺は、そう声を漏らした。

それは、蔵であった。

その外観は、歴史の教科書に出てくるのと同じ感じの建物であった。

基礎の部分には石が敷き詰められており、とても頑丈そうな印象を俺に抱かせた。

建物の大きさもそこそこあり、二階部分もあるのか窓のような物もある。

 

(入り口は……ここか)

 

入り口を探していた俺は、蔵の真ん中部分にそれらしい扉を見つけた。

 

(でも、こういう所って鍵とかかかってるんじゃ……)

 

そう思いながらも、俺は扉を確認するべく、扉に近づいて行った。

 

「おいおい……マジかよ」

 

扉を確認した俺は、思わずそう呟いてしまう。

なぜなら、扉には鍵などがかけられている様子もなく、簡単に開けられそうだったからだ。

 

(いやいや、さすがにそんなはずはないだろ)

 

そう思いながら俺は、試しに扉を軽く押したりしてみる。

だが、扉はビクともしなかった。

 

「ですよねー」

 

俺はやっぱりと思いながら、ダメもとで扉を逆に引いてみる。

すると、扉はあっさり開いた。

 

「いやいや……マジか……」

 

さすがに本当に開くのは予想外だったので、俺はそう呟いた。

 

(でもまあ、これはこれでラッキーなのかもな)

 

俺はそう前向きに考えながら、中に入って行く。

 

「うわぁ……」

 

そして中に入った俺は、思わず感嘆の声を漏らす。

蔵の中は広く、壁際に置かれた棚には、様々な物が置かれていた。

 

(まるで保管庫みたいだな)

 

時代を感じる引き出しや、箱などが置かれている棚を見ながら俺はそう思った。

 

「こりゃ、市ヶ谷さんの蔵レベルだな」

 

知り合いのバンドが普段練習用で使っている蔵と比較しながら、俺はとりあえず手頃な箱を棚から取り出すと、ふたを外した。

 

「これは……日記か何かか?」

 

中に入っていたのは一冊の古びた冊子だった。

 

(別に他人の日記を見る趣味はないんだけどな……)

 

そんな言い訳じみた事を思いながらも、俺はその冊子を開いた。

 

(何かの帳簿か?)

 

それは日記では無く、数字や文字などが羅列している帳簿であった。

 

「えっと……」

 

俺は、その帳簿に目を通すと、その内容に釘付けになってしまう。

 

(なんだこれ?)

 

『○月×日:○田 六―』

『○月△日:鈴――――』

 

その帳簿に書かれていたのは、明らかに人の名前であった。

所々掠れていて読めないが間違いない。

 

(一体、どういう意味なんだこれは……?)

 

俺はこの帳簿の意味が分からず混乱してしまう。

とりあえず、帳簿は元あった場所に戻しておくことにして、探索を進めることにした。

 

「まいったな……」

 

しばらく探索をした俺は、どうした物かと頭を悩ましていた。

何も見つからないからという理由ではない。

幸いにも色々と資料見つかった。

だが、読めないのだ。

いや、ちゃんと書いてある言語は日本語だ。

日本語なのだが、それが読めないのだ。

例えば『村人との語らひのすゑ、今後の営みは村長に一任することとなりき』といった感じの文面が、永遠に書き連ねられているのだ。

俺にはさっぱり意味が分からなかった。

 

(この文章の感じからして、古文っぽいよな……後で白金さんにでも聞いてみるか)

 

俺はそう考えを巡らせると、その資料もあった場所に戻した。

 

(後見てない所は……あそこか)

 

俺は棚が置かれているのとは反対側の壁側に置かれた引き出し型の棚を見る。

その棚は段差状になっていて、奥の方に向かうにつれて、その段差が高くなっていた。

 

(そういや、市ヶ谷さんの蔵って、地下から上がる時はこういう風な棚を上って行ってたよな)

 

物を入れる棚と、上の階に行くための階段を兼ねていてすげえなと思ったのも記憶に新しい。

 

「ま、行ってみるか」

 

俺はそう呟くと、上の階に続いているだろう棚を上り始めた。

 

「……あった」

 

階段を上がり終えた俺は、天井を探るように手で触れてみる。

すると、天井の一部……ちょうど登り切った先に位置する場所に違和感を感じる部分を見つけた。

 

「っと」

 

俺はそこに仕掛けがあると思い、上に押し上げてみる。

すると、その部分が蓋のように開き、人一人が入れるほどの空間が現れた。

 

「やっぱりあったか」

 

俺はそう呟くと、さらに数段棚を上って顔を上の階に入れてみる。

何があるのか分からないので、慎重にではあるが。

外から見えた窓から差し込む日の光で薄暗くはあるが上の階の様子を確認するには十分だった。

そんな上の階には、大小様々な箱が積まれていた。

 

「すごいな……」

 

ある意味一番調べ甲斐のありそうな箱の山に、俺は思わず感嘆の声を上げた。

 

「とりあえず、この中も調べてみるか……」

 

俺はそう呟くと、上の階に上がって一番手前にあった箱を床に下ろすと、蓋を開ける。

するとそこには……。

 

「……っ!?」

 

俺は目の前の光景に驚きを隠せなかった。

 

「これは……」

 

箱の中に入っていたのは、男の肉棒を模った木製の張型や、縄などであった。

 

「これって……」

 

俺はこの島について知ったことを思い出して一つの可能性に思い至る。

それは、この島での性事情だ。

ここは、女性とエッチなことをすることで栄えていた可能性がある。

だとするならば、この箱の中にある物も説明がつく。

 

(これは、”そういったこと”をする時に使う道具ってことか……)

 

そう確信すると、俺は何とも言えない気持ちが心を満たしていく。

それと同時に、俺の中に邪な気持ちも芽生え始めた。

 

(これを使って白金さんと今井さんに使ったらどうなるんだろう?……)

 

俺はそれを手に取り、マジマジと眺めながら妄想に耽る。

 

(いやいや! 何考えてんだ俺は!?)

 

頭の中に一瞬浮かんだ考えを振り払うように頭を振った俺は、邪な気持ちを振り払うように箱を乱暴に片付けると、逃げるように下の階に降りるのであった。

 

(氷川さんのところに合流するか)

 

蔵を後にした俺は、氷川さんと合流するべく山の中に続く石段を上って森の中に入っていった。

俺は彼女の姿を探して辺りを見回しながら森の小道を歩いて行く。

 

「おかしいな……いない……」

 

しばらく森の中を歩き回ってみたが、氷川さんは一向に見つからなかった。

 

(もしかして、何かあったのか?)

 

俺はそんな不安に駆られて、さらに森の奥へと足を進める。

 

(そういえばこの先って……)

 

俺はふと、この先に神社があることを思いだした。

……そこで見聞きした物も一緒に。

 

(いやいや……あの氷川さんがそんなことするはずないし)

 

氷川さんがエッチなことをしているイメージがどうしても湧かない俺は、そんな考えを振り払うように頭を振ると、自然と神社の方へと向かって行った。

そして、しばらく歩いた先に神社の入り口が見えてきた俺は、まるで誘い込まれるように鳥居をくぐっていく。

その時だった。

 

「んっ……あっ……」

「っ!?」

 

突然聞こえてきた声に、俺は反射的に身体を硬直させてしまう。

 

(な、なんだ!?)

 

突然の事に驚いた俺は、声の出所を探るようにキョロキョロと周りを見回してみる。

その声は、神社の裏手の方から声が聞こえてきていた。

そう、今井さんがオナニーをしていた場所だ。

俺は、神社の本殿の裏側に向かって足音を忍ばせて向かう。

 

「あっ……んっ……」

 

それにつれて大きくなっていく声と、クチュクチュという音が微かに聞こえてくる。。

そして俺は神社の本殿の陰から覗き見る。

 

(こ、これはっ……!)

 

そこで目にした光景に、俺は思わず息を吞んでしまう。

 

「んっ! あぁ!」

 

そこには上着をめくり上げ、ズボンも脱ぎ捨てて胸を揉みしだきながらオナニーをしている氷川さんの姿があったからだ。

 

「あっ! んっ! ああん!」

 

氷川さんは俺が見ていることにも気付かずに、一心不乱に自慰行為を続けている。

右手は胸を揉みしだき、左手は下半身に伸びており、その秘所に何かを勢いよく出し入れさせていた。

 

(あれって……)

 

俺の立っている位置からでは良く見えないが、ちらっと見えた茶色の棒状の物に、俺は心当たりがあった。

それは、蔵で見つけた木製の張型だ。

それを氷川さんは秘所に抜き差ししているのだ。

 

「ふっ! あっ! やっ! ああん!」

 

氷川さんは喘ぎ声を上げながら、秘所を突き上げる。

 

(これは、まずいな……)

 

目の前の光景に理性がチリチリと焼き切れるのを感じていた。

このままじゃまずい。

そう感じてその場を離れようとするが、足は俺の意思に反するように動かない。

そんなことをしているうちにも、氷川さんの自慰行為は激しさを増し、その声もより大きくなっていく。

 

「あっ! やっ! こんなところで……私……ああん!」

 

氷川さんは頬を上気させて、激しく秘所を張型で突き上げる。

 

「いけない……のに、手が……止まらないぃっ!」

 

そう言いながらも、氷川さんは張型を動かす手を緩めず、手を動かす度に秘所から大量の愛液を滴らせる。

 

「はぁん! ああっ! やあぁんっ!」

 

秘所を張型で激しく突きあげるたびに、氷川さんは嬌声を上げる。

その行為が更に彼女の興奮を加速させているのか、その快感に陶酔するように動かす手をさらに激しくさせる。

 

「んっ、あっ……あぁんっ!」

 

氷川さんは口の端から涎を垂らしながら、激しく張型で秘所を攻め立てる。

 

「あっ! ああんっ! もうっ……だめっ!」

 

そして絶頂を迎える瞬間、氷川さんは張型を一気に秘所に突き入れた。

 

「ふああぁぁんっ!!!」

 

その瞬間、氷川さんは甲高い声を上げながら背中を反らせて絶頂を迎える。

それと同時に秘所から大量の潮を吹き出して、秘所がビクビクと痙攣する。

 

「はぁ……はぁ……」

 

絶頂の余韻に浸るように、肩で息をしている氷川さんの姿に、俺は興奮しすぎて頭がクラクラしてきた。

俺の興奮を証明するように、ズボンの中で痛いくらいに”それ“は勃起していた。

そんな俺の様子など知る由もなく、氷川さんはしばらく絶頂の余韻に浸っていたが、ゆっくりと息を整えるように呼吸を繰り返しながらそう呟くと、張型を秘所から引き抜く。

 

「んっ……」

 

ずるっと引き抜かれる張型を、俺は食い入るように見つめた。

氷川さんの秘所と張型の間には糸が引いており、いやらしい光景に俺の興奮はさらに高まっていく。

 

「あぁ……私ったら……こんなところで……こんな……はしたないことを……」

 

そう呟きながらも、氷川さんはどこか恍惚とした表情で張型を見つめていた。

 

(早く……離れねえと)

 

俺はその姿に思わず生唾を飲み込みながらも、微かに残っている理性がそう叫ぶ。

俺はゆっくりと後ずさりする。

その時だった。

俺は、運悪く足元にあった小枝を踏んでしまう。

 

「っ!?」

 

その物音は普段であればそこまで大きくも無いので気にならない物なのだが、この状況下ではそうも行かず、音に気づいた氷川さんはビクッと身体を震わせて音のしたこちらを向く。

 

「だ、誰ですか!?」

 

そして、隠れている俺に向かってそう叫んだ。

 

(や、やばい……)

 

氷川さんがこっちを向く寸前に顔を引っ込めてとっさに建物の陰に身を潜めることが出来た俺は、逃げようとするが上手く足が動かず、そうこうしているうちに俺がいる方へと歩み寄ってきた氷川さんに、俺はあっけなく見つかってしまう。

 

「さ、斉藤……君?」

 

覗き見ていたのが俺だと知った氷川さんは、驚愕の表情を浮かべて俺のことを見ていた。

 

「……あ、えっと……」

 

俺は何か言わなければと言葉を探すが、頭が真っ白になってしまい何も思い浮かばない。

そんな俺の様子を見た氷川さんが、ゆっくりと口を開いた。

 

「……見ましたよね」

「え、えっと――見ました、よね?――……はい、見ちゃいました」

 

氷川さんの圧に、俺は思わずせっすじを正してで返事をしてしまう。

 

「そうですか」

 

俺の返答を聞いて、氷川さんはそう言って頷いた。

 

(な、なんだ?)

 

てっきり怒られると思っていた俺は、氷川さんの反応に困惑する。

そんな俺の様子など知る由もなく、彼女は俺の足元に熱い視線を送っていた。

……いや。

足ではない。

その視線は足元よりもやや上……股間を凝視している。

 

「っ!?」

 

そのことに気づいて慌てて股間部分を隠すように押えようとするが、氷川さんの手がそれを許さなかった。

 

「ちょっ、ちょっと……氷川さん!?」

 

氷川さんは無言で俺のズボンの膨らみを手で撫でまわし始める。

 

「っ!?!?」

 

いきなりの刺激に、俺の身体がビクッと跳ねる。

 

(こ、これって……まさか!?)

 

そんな俺の反応など気にも留めずに、氷川さんの手がゆっくりとズボンのチャックを下ろし始めた。

 

「ちょっ! 氷川さん!?」

 

俺は慌てて止めようとするが、それよりも先にズボンのファスナーを下ろしきると、下着ごとズボンを下ろして俺の”それ“を露わにさせた。

 

「っ!?」

 

そして、それを目の当たりにした氷川さんは、思わず息を吞む。

 

「これが……男の人ってこんな風になっているんですね」

 

そう呟くと、彼女は恐る恐るといった様子で俺の肉棒へと手を伸ばす。

 

「うっ!?」

 

氷川さんの手が俺の肉棒に触れた瞬間、その感触に俺は思わず声を上げた。

 

「ふふっ……もうこんなに固くして……」

 

氷川さんはそう言って妖艶な笑みを浮かべると、肉棒を握り手を上下に動かし始めた。

 

(なんだこれ……き、気持ち良すぎるだろ……!)

 

普段自分でやるのとは段違いな刺激に、俺は腰が砕けそうになる。

本番をした時のそれとはまた別の良さがある。

そんな俺の様子などお構いなしに、氷川さんは肉棒を扱きながら熱い吐息を漏らす。

 

「これが男の人の……斎藤君の……匂い……」

 

そう言って、俺の肉棒に顔を近付けると、鼻をひくつかせる。

氷川さんの熱い鼻息が当たり、ぞわっとした感覚が背筋を走る。

 

「すごい……匂いだけで、私、おかしくなってしまいそう……」

 

恍惚とした表情でそう言って手を動かし続ける。

すると、氷川さんの手の動きに合わせて、肉棒の先端から透明な先走り汁が溢れ出る。

その先走り汁を指先で掬い取ると、指に絡ませるようにして俺の肉棒に塗りたくる。

 

「うっ!?」

「私のオナニーを見て、こんなにして……こんなに興奮してた斎藤君は変態ですね」

「そ、それは……」

 

氷川さんの指摘に、俺は何も言えなくなってしまう。

そんな俺のことなどお構いなしに、彼女は手を動かすスピードを速めていった。

 

「ふふっ。本当に大きいですね……レロ」

 

そう呟くと、氷川さんは口を開くと舌を出し、俺の肉棒をゆっくりと舐めた。

 

「っ!?」

 

その瞬間、未知の快感が俺を襲った。

 

(なんだこれ!?)

 

「レロ……レロ……」

 

氷川さんはアイスキャンディーを舐めるように舌を這わせながら肉棒を舐め上げると、今度は裏筋に沿って舌で舐め上げてくる。

その度にゾクゾクとした感覚に襲われて腰が引けそうになる。

 

「うっ……くっ!」

 

俺は思わず声を漏らしてしまう。

 

「ふふっ、気持ちいいですか?」

 

そう言うと、氷川さんは舌先を尖らせて尿道をくりくりと刺激してきた。

 

「うっ!?」

 

今まで感じたことのない感覚に身体がビクンッと跳ね上がる。

 

「ふふっ、可愛い反応をしますね。」

 

氷川さんは楽しげに笑うと、顔をゆっくりと肉棒に近づける。

 

「んっ……ちゅっ……」

「うっ! くっ!」

 

そして、亀頭の先端に軽く口付けをすると、そのまま亀頭を口に含み始めた。

氷川さんの口の中は温かくて柔らかい感触に包まれていて、舌のざらついた感触が肉棒全体を包み込むように這い回る。

そのあまりの気持ち良さに腰が抜けそうになるが、なんとか耐えることが出来た。

だが、それも束の間だった。

 

「んんっ……じゅぷっ……」

 

氷川さんは俺の肉棒を咥え込むと、頭を上下に動かし始める。

 

「うっ……くっ!」

「んっ……じゅぷ……じゅぼ」

 

口の中で舌が肉棒に絡みついて来る度に、未知の快感が全身を貫く。

 

(や、やばい! こんなのすぐに出ちまう!)

 

射精してしまいそうになるのを必死に堪えるが、氷川さんはさらに追い打ちをかけるように喉奥まで肉棒を咥え込み始めた。

 

「じゅぼっ! じゅぼっ!」

 

熱い吐息と共に、卑猥な水音が静かな森の中に響く。

氷川さんは確実に俺を絶頂へと導いていく。

だが、それとは別の……くちゅくちゅという音が聞こえてきた。

見ると、氷川さんの手が自分の秘所に伸びている。

 

「んふ……じゅぶっ……じゅぼっ」

 

彼女は秘所をいじりながら、俺の肉棒を口で扱いていく。

その淫靡な光景に、俺は思わず目を逸らす。

 

(このままだとマズい……)

 

「じゅぷっ……んっ……れろっ……」

 

そんな俺の反応に気付いた氷川さんは、艶めかしい吐息と共に妖艶な笑みを浮かべると、さらに激しく肉棒をしゃぶり始めた。

 

「じゅぼっ! んふっ! れろっ!」

「うおっ!?」

 

肉棒を咥え込む氷川さんの口からは大量の唾液と先走り汁で卑猥な音も大きくなっていく。

 

「んふっ! じゅぷっ!」

 

頭を動かすたびに聞こえる水音に混じって、氷川さんの口からも甘い声が漏れる。

それは、氷川さんが俺にフェラをしながら感じている証でもあった。

 

「じゅぷっ! じゅるっ!」

 

そして、それに合わせて彼女の指使いも激しさを増していく。

自らの秘所を弄り、快感に顔を蕩けさせながら俺の肉棒を咥え込むその淫らな姿に俺の興奮も高まっていく。

 

「あふっ! 斉藤君のペニス……すごくビクビクしてます……」

 

俺は射精しそうになるのを必死に堪える。

このなんとも言えない快楽を一秒でも長く味わいたいという、俺の欲望がそうさせる。

そんな俺の様子を見て、氷川さんは妖艶な笑みを浮かべながら口を開いた。

 

「んっ……もうイキそうなんですか? いいですよ。私の口に出してください……んっ」

 

そう言うと、彼女は再び肉棒を咥えてラストスパートと言わんばかりにより強く肉棒を吸い上げるように前後に顔を動かして射精を促してくる。

 

(っく、これやばいっ)

 

「じゅぷっ! んふっ! れろっ……」

「くっ……あっ!」

 

一気に絶頂に導かれていく俺に、氷川さんはさらに激しく肉棒にしゃぶりつく。

 

「じゅぼっ! んっ……れろっ……」

 

そして、ついに限界が訪れた。

 

(も、もうダメだ……!)

 

俺は思わず腰を突きだしてしまう。

その瞬間、俺の肉棒は氷川さんの口内で弾けた。

 

「んぶっ!?!?」

 

俺の肉棒から大量の白濁液が発射され、彼女は驚いたような表情を浮かべて口からくぐもった声が漏れる。

 

「んんっ……れろっ……じゅるっ」

 

だがすぐに目を閉じて口内に放たれた白濁液を飲もうと、亀頭や裏筋に舌を動かしている。

 

「んぶっ……んっ……んくっ」

 

そして、肉棒から放たれる白濁液を彼女は当たり前のように口の中に受け止め、喉を鳴らして飲み込んでいく。

 

「んんっ! ごくっ……」

 

そんな彼女の舌の動きに合わせて、俺は最後の一滴まで吐き出していった。

やがて最後の一滴まで飲み干し終えたのか、ようやく肉棒から口を離すと、ごくんと音を立てて口の中のものを飲み込んだ。

 

(やべぇ、腰が抜けたぞ)

 

フェラチオとはここまで凄い物なのかと、俺はその場に尻餅をついて快感の余韻に浸りながらもそう感じていた。

 

「んふっ……はぁ……」

 

とそんな俺を尻目に、氷川さんは満足そうな吐息をもらしてゆっくりと立ち上がると、そのまま俺を見下ろすように見つめてきた。

 

「ふふっ、いっぱい出ましたね」

 

そう言って、妖艶な笑みを浮かべる。

そんな氷川さんの様子に、俺は思わず生唾を飲み込んだ。

 

「ふふっ、いっぱい出ましたね」

「それじゃあ……そろそろ始めましょうか」

 

そんな彼女の視線の先にあるのは……俺の肉棒だった。

 

「え? 始めるって……」

 

俺は思わずそう呟くと、氷川さんは妖艶な笑みを浮かべた。

 

「決まっています……セックスですよ」

 

そう言うと氷川さんは下半身の方に手をやり、秘部を両手で広げてみせた。

彼女の秘部は愛液でぐっしょりと濡れており、ヒクヒクと物欲しそうに動いている。

その様子を見て俺は思わず息を吞んだ。

すると、氷川さんは俺の視線に気づいたのか、頬を赤らめながらそっと微笑む。

 

「ほら……見えますか? 貴方のせいで……こんなに濡れているんですよ?」

 

そう言って、俺に見せつけるように膣穴に指を軽く入れて動かしていくと、くちゅくちゅという水音と共に愛液が糸を引いて垂れる。

 

「んっ……ぁ……」

 

その刺激に反応してか、彼女の口から甘い吐息が漏れて身体がピクンと震える。

 

「だから、責任を……取ってください」

 

そう言って、妖艶な笑みを浮かべてから俺の肉棒の上に跨がるようにして立つと、ゆっくりと腰を落としていく。

微笑む彼女の瞳には、妖しい光が灯っているように見えた。

 

「んっ……あっ……ふあぁぁっ!」

 

肉棒が氷川さんの秘部の割れ目をなぞると、彼女の口から甘い吐息と共に甘い喘ぎが漏れる。

 

(これ以上は……まずい)

 

「氷川さんっ」

「っ!?」

 

俺は彼女のお腹を掴んで、動きを止めさせる。

その隙に俺は立ち上がって、挿入するのを間一髪防ぐことが出来た。

 

「どうしたんですか? エッチなことしたくないんですか?」

 

彼女は不思議そうな顔をして俺の顔を見る。

 

「いや……そういうわけじゃないけど……」

 

氷川さんの言葉に、俺は言葉を詰まらせる。

このまま続けたくはないのか……そう聞かれれば間違いなくNoだ。

 

(だけどっ)

 

彼女は俺の言葉を待っているのかじっとこちらを見つめている。

 

「今の氷川さんとは、そういうことはしたくない。」

「……どうしてですか?」

 

俺の言葉に、氷川さんは不思議そうに首を傾げる。

 

「……今の氷川さん、なんか変というか……いつもとは違うというか……だから、そういうことはできない」

 

しどろもどろになりながらもそう答えると、彼女は一瞬驚いたような表情を浮かべたが、すぐにいつもの表情に戻り口を開く。

 

「そうですか……」

 

(よかった……正気に戻ったみたい)

 

そんな彼女の反応を見て、俺は少しほっとしたような気持ちになる。

 

「すみませんでした。私、どうかしてました」

 

彼女はそう言って頭を下げると、申し訳なさそうな表情を浮かべた。

 

「それを言うなら俺も見ちゃいましたし……」

「いえ、斉藤君は何も悪くありません。私がどうかしていたんです。私ったら……どうしてあんなことを……」

 

そう言って、申し訳なさそうに目を伏せる氷川さんを見て、俺は少し考えると口を開いた。

 

「俺だって氷川さんがしてるの見ちゃいましたし……だから、お互い様ということで」

「……わかりました」

 

俺の言葉を聞いて、氷川さんは意外そうな顔をしたがすぐに微笑んで答えた。

いっそのことこのまま氷川さんと本番をしてしまうのもありかもしれない。

だが、俺は既に白金さんと今井さんとそう言う関係になっている。

いつか二人のこともなんとかしなければいけない中で、これ以上そういう行為をしたくはなかったのだ。

 

「それじゃあ……そろそろ戻りましょうか」

「そ、そうですね」

 

氷川さんの提案に乗る形で俺は頷くと、来る時と同様に氷川さんの後に続いてその場を後にするのであった。

 

 

 

 

 

日が沈んで夕食とお風呂を終えた俺は、寝るべく自室にいた。

 

(それにしても、あの氷川さんがオナニーをするなんて)

 

布団の上に寝っ転がった俺は、昼間の氷川さんの痴態を思い出しながら心の中で呟く。

蕩けた表情で必死に快楽を得ようとしている姿が、鮮明に蘇ってくる。

だが、それよりも気がかりなのは俺にフェラをしていた時の氷川さんの表情だ。

あれは明らかに自分の快楽のために行っていたようにも見える。

いくら何でも普通じゃない。

まるで、誰かに操られているような……そんな感じの印象を抱かせる。

 

(いや……まさか、な)

 

ゲームの話でじゃないのだからあるはずがないだろう、と俺は自分の脳裏によぎった仮説を振り払う。

そんなことを考えていると、部屋の外から足音が聞こえてきた。

 

(ん?)

 

その足音は俺の部屋の前で止まり、障子に二人分の人影が映る。

 

「斉藤君、起きてますか?」

 

(白金さん?)

 

聞こえてきた声から、部屋の前で立っている人物の一人は、白金さんだった。

 

「はい。起きてますよ」

「今、大丈夫かな?」

 

そして、もう一人は今井さんだったようだ。

 

「あ、ああ。大丈夫だ」

 

俺が返事をして少しして、障子が開くとそこには予想通り今井さんと白金さんの姿があった。

 

「お、お邪魔します」

「夜遅くにごめんね」

 

二人はどこか遠慮がちというか、緊張しているような感じで部屋に入ってきた。

 

「どうしたんですか? 二人とも?」

 

最後に入った白金さんが障子を閉めたのを見ながら、俺は彼女たちに声をかける。

すると、二人は顔を見合わせて頷くと、白金さんが口を開いた。

 

「……実は……その……」

 

言いづらそうにしている彼女を見て、俺は首を傾げる。

 

「えっと……斉藤君って、今井さんと……その、セックス……したんですよね?」

「っ!?」

 

彼女の言葉に俺は思わず固まってしまう。

 

(なんでバレてる? まさか、見られてた!?)

 

俺はこの後に訪れるであろう修羅場を想像し、思わず身構える。

 

「ほんと、斉藤君って顔に出やすいよね〜」

 

だが、そんな俺の予想に反して今井さんはケラケラと笑っていた。

 

「え? あ、いや、その……」

「安心してください……私達別に怒ってませんから」

 

俺が戸惑っていると、白金さんが俺の心を見透かしたかのようにそう言ってくれた。

 

「まあ最初はちょっと怒ったけど、燐子と話し合って決めたんだ」

「決めた? それっていったい……」

「その……あの……」

 

そう聞くと、白金さんはモジモジとし始めてしまった。

そんな白金さんの様子を見て今井さんが口を開いた。

 

「あ、あのね……アタシ達を……抱いて欲しいの」

「はぁっ!?」

 

俺は思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。

 

「本当はどっちかを選んで欲しいけど、それだと斉藤君が辛いから……だからアタシ達を受け入れてくれれば、誰も辛くないってなったんだ」

 

そう言って今井さんは頬を赤らめながら俯く。

 

「……私のことも、抱いてくれるなら、今井さんと一緒でも大丈夫……です」

 

顔を赤らめながら、恥ずかしそうにしている姿はとても可愛らしく見える。

 

「だから、斉藤君に決めて欲しい。アタシを選ぶか、燐子を選ぶか、両方選ぶのか……」

 

そう言って今井さんはじっとこちらを見つめている。

 

(これは……どうすればいいんだ)

 

俺は二人の視線を浴びながら、どうしたものかと考える。

そもそもレイプ紛い(紛いというか、完全にレイプそのものだけど)の行為から始まったのに、どっちがいいのかを選べと言われても……というのもある。

両方とも選ぶのは、男としてどうかと思ってしまう。

 

(多分……どちらかを選んだら、どちらかは悲しむ事になるよな)

 

だったらいっそのこと両方を選んでもいいし、選択しないという選択肢を取るのもありだろう。

 

「どう……ですか?」

 

不安そうに見つめてくる二人に、俺は答えを告げる。




いかがでしたでしょうか?

恒例のアンケートに入る前に、一つご説明をさせていただきたいと思います。
今回のアンケートは『特殊アンケート』になります。

*特殊アンケートとは、エンディングの到達に大小問わず影響を及ぼす特殊なアンケートです。
通常は選択肢が3つ固定ですが、この特殊アンケートでは選択肢の数が2個以上と増えている状態となります。


それでは、早速ですがこれより恒例のアンケートに入らせていただきたいと思います。
主人公に取らせたい行動をお選びください。
得票数の多い選択肢の行動を主人公が取ります。
期限は二週間後の4月7日までとなります。
皆様の貴重な一票お待ちしております。
下記にヒロインのステータスを記載いたしますので、よろしければご参照ください。


・湊友希那

【欲情】:通常
【親密度】:中立

・氷川紗夜

【欲情】:通常↑
【親密度】:緊張↑↑

・今井リサ

【欲情】:発情
【親密度】:中立↓

・白金燐子

【欲情】:過敏
【親密度】:中立↓

・宇田川あこ

【欲情】:過敏
【親密度】:友人

主人公の選択は―――

  • 今井さんを選ぶ
  • 白金さんを選ぶ
  • 二人を選ぶ
  • 誰も選ばない
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