※この作品はR-18です。

ブルアカ短編集   作:くるぃとる

9 / 17
本当にゆっくり癒やされてほしい子ゲヘナ部門No1

追記 

いつものオマケ(約5000文字)をFANBOXなどで公開しました。
『自分の恋を救ってくれた先生と甘々えっちをしてしまい甘やかされてしまうヒナの甘い話 +種付け交尾』
URLは後書きにあります。


自分の恋を救ってくれた先生と甘々えっちをしてしまい甘やかされてしまうヒナの甘い話

 

 

 夕暮れに立ち寄ったシャーレで先生から男としての好意を告げられた時、真っ先に空崎ヒナが考えたのは秘めていた想いが成就する事への喜びではなく、今のバランスが崩れることへの危惧だった。

 連邦生徒会とゲヘナ。シャーレと風紀委員。先生と生徒。

 自分たちの意志に関係なくお互いの立場や環境で勘ぐられ、学園間のレベルで変化が起きてしまう。ゲヘナ内部だってきっとおかしな事になる。

 だから夕陽の射しこむシャーレの執務室で、恋をしてみたかった人に向き合ったヒナは

 

「ダメ。その気持ちは受け取れない」

 

と自動的に言い返していた。

 そのあと自分が何を喋ったのかを彼女はまるで覚えていない。できるだけ普段通りに振る舞いながら自分を抑圧するのに必死で、感情がぜんぶ擦り切れるくらい我慢して、すぐさまシャーレから自室まで引き上げてくるのがやっとだった。そうしてようやく自分が何処にいるかを自覚できたくらい、周りなんて目に入らずに。

 ヒナだって先生とそうなりたい。なりたかった。『困っている生徒を助ける』という点で共犯者だった二人にはいつのまにかシンパシーが生まれていたのだろう。好きだった。好きになりたかった。

 でもどうして先生と生徒の関係を越えてしまえるほど近づいてしまったのだろう。

 仕事のせいで深夜や早朝に疲れた顔をしたまま、それでも理由があれば誰もいない場所で二人きりになっていたから?

 シャーレ当番の時、手洗いの水で髪を洗う先生を見かねてヒナが手伝ってあげたりしたから?

 わからない。

 空崎ヒナはわからないままベッドにうつ伏せ、目をずっと閉じていた。こうしていれば何も見えない。何も感じない。目尻を伝うはずの涙がシーツに吸われていくのも。張り裂けそうな胸の痛みも。

 何も。

 

 

 

 

 

 こうして終わった、とヒナは決めつけて日常に戻る気でいた。この点において、彼女はまだ先生を甘く見ていたと言えるだろう。

 『男性として見ることができない』とでも言えば彼だって諦めた。だがあまりに正直すぎる気持ちを……普段のヒナであれば使っていたであろうその場しのぎの方便さえ持ち出さない、誰かのための『気持ちを受け取れない』という言葉では、先生を引き下がらせる事んどできなかった。もうヒナのことを生徒として扱わないと、悩みに悩んで決めた後だったのだから。

 別れた日の夜、一回の不在着信と一言のモモトークから先生は始めた。

 いつものように。そして、いつもより特別に。

 他人には悟らせず、ヒナにだけわかるような対話を日々の折々に試みてくる手段の豊富さには娘も舌を巻き、いくら素っ気なく返しても折れたりしない彼を、珍しいことに本気で腹立たしいと思いさえした。

 先生とヒナが特別な関係になったらどうなるかなんて、大人である彼の方が分かっているはずなのに諦めない。これをしつこいと判じれば愛想も尽きるのだろうが、彼女には無理な相談だ。先生を好きなことに変わりはなく、これまで真摯なところをずっと見てきたのだから。不快になんて思えなかった。

 変わらない日常で短い音律のような、ひそやかな求愛が続けられていく。

 一小節が記されて、記されて、記されて。

 だからまた、陽が落ちそうな時刻にシャーレの執務室で二人は向き合ってしまった。一人の生徒としては特別扱いせず、空崎ヒナとしてはもうすべての楽譜を伝えてしまった先生の前に、娘はやって来た。

 ちょっとだけ立ち寄っただけのシャーレでどれだけの想いや考えを彼女が口にしたのかは、この先ずっと二人だけの秘密だろう。

 

「じゃあ、戻るね。先生」

 

とすぐ立ち去っていったヒナの目尻はわずかに赤く、どこか落ち着かなさげにほんのりと羽根を揺らし、残った仕事を片付けるためゲヘナへと戻っていった。

 はじめての恋人の名を、口の中でずっと転がしながら。

 

 

 

 

 

 彼らにとって誤算だったのは、想像以上の早さで性欲の歯止めが利かなくなっていったということだ。

 もちろん最初からそうだったわけではない。それぞれの業務をこなし、表面上は変わらぬ関係を素知らぬ顔で続けて、疲れ切った深夜や休日に親密な言葉をかけあう。甘えるのが下手なヒナの性格もあって、恋人以前とさして変わらないやり取りが続けられ、でもそれだけで二人は満足していくはずだった。

 はずだったのだが、例えば深夜の風紀委員長室で先生は延々とヒナを撫で続けてあげている。

 

「え? ん? どうしたの? 何って……だって、ずっと頭を撫でて……がんばっているから? いや、いつも通りだったけど。そ、そう……うん。わかった。ありがとう」

 

 照れて拒むような事が少なくなってきたヒナをしっかり甘やかすためだったが、いつまでも続く長々とした触れあいは、やがてスキンシップの範疇からゆっくりと逸脱していった。

 ヒナの髪へ沈んだ先生の指はいつしか耳朶をまさぐるようになり、そこを繊細になぞっていれば少女の手が伸びてきて、おずおずと絡みつく。余人がほとんど触れたことのない耳を大胆に触れあって、その気持ちよさに没頭していくのだ。

 すべてがこうした具合でトントン拍子に……というよりは真っ逆さまに、彼らは恋の関係を深めていってしまった。

 幸か不幸か二人の生活は自立してしまっていたし、忙しさから過ごせる時間が少なすぎたから、一緒の時は色々と相手にしてあげたくて、本当はしたくて、身体と身体を寄せることが止められなかった。疲労と寝不足で精神が高揚している時が多かったのも状況に拍車をかけただろう。先生と生徒だった時さえ相手を嗅いだり、あらぬ事を口走ったりと本能強めの言動をしてきた二人なのだから。

 先生とヒナ恋人らしいことを次々と経験していってしまい、すでに相手の体温と吐息の香りを知ってしまっていた。

 唇の薄い皮膚感覚をコスりあわせるキスの楽しさと、舌の味。

 布越しの性器を触る背徳感とまさぐり方、それに伴う恋人のわななき。

 それでも最後の一線を越えないのは今の逢瀬だと与えられ時間が少なすぎて、はじめてを手早く済ませることになるのが解りきっているからだ。そんなもので相手も自分も満足できるはずがない。

 夜の中で邪魔な服を着たまま抱き締めあい、キスの隙間から舌を差し出し、もつれさせて、頭の中で反響する水音を狂いあうように奏でる先生とヒナは、理性と本能がせめぎ合う苦しみすら恋の燃料として焚べながら、いまや結ばれる機会を心の奥底で待ち続けるようになってしまっていた。

 そして、望みはやがて叶うものだ。

 先日のゲヘナで行われたパーティー以後、場所にあわせてヒナは風紀委員の制服とドレスを着分けるようになっており、その日はきらびやかな後者を纏って催しに出席していた。関係者として先生も顔を出し、談笑の合間に秘密の恋人とこっそり目を合わせる。

 

「先生。少し、時間をもらってもいい?」

 

 宴席も終わった頃、遠慮がちなヒナの声が先生にかけられた。こういうところは親密になっても変わらず、男もまた変わらない態度でその申し出に頷くと会場を後にする。

 まもなくシャーレのカフェで二人きりになっていた先生はヒナのピアノを聞いていた。

 少し前から続けられている娘のささやかな過ごし方はゲヘナの隅だけではなく、この場所に設置された鍵盤でも行われるようになっていた。演奏したい生徒のリクエストが多かったのか、少しでも彼女に足を運んでもらいたい先生のわがままなのか。後者だったとしてもヒナは嬉しくて、誰もいない時間帯に一人で、もしくはこうやって二人で、楽器を奏でることにしている。

 打鍵が終わり、自然に恋人たちは笑いあっていて……娘の携帯端末からバイブ音が響いた。

 

「……?」

”……どうしたの?”

 

 液晶画面を見たヒナの表情がなんとも言えないものだったので、思わず先生が心配する。

 

「戻ったらやるつもりだった業務が」

”うん”

「全部、なくなったみたい」

”…………。ぜん、ぶ?”

「ええ」

 

 互いの困惑した表情がぶつかる。

 

”ゲヘナは無事なの?”

「案件ごと吹き飛んだとか、そういうわけじゃない……多分。パーティーでも少し話題になってたけど、色々とあったみたいで……あ、書類も片付いたんだ」

”なんで!?”

「なんでだろう……。まあ、こういう時もないわけじゃないから。明日まで時間が丸々空くなんて、正直に言って私も不安になるけ……ど……」

 

 ヒナの声が小さくなっていく。長い夜の暇を得る。それがどういう意味を持つのか薄々気づきはじめた少女は恋人を見上げてしまい、沈黙が伝染した先生もまた口を閉ざした。

 キレイだった。綺羅ついていくヒナの瞳は。

 ひたむきだった。力強い先生の瞳は。

 

”ヒナ”

「……っ」

 

 むき出しになっている娘の肩を男の手が包み、その体熱でヒナの身体がふるつく。そのまま抱き寄せてきた先生へ向けて、なにか言いたげな少女の可愛らしい唇がほんのわずかに開かれた。恋人つなぎにした片手からオペラグローブごしでも体温が行き来して、うめくような小声を先生は出してしまう。

 

”おいで”

「…………うん」

 

 顔を紅潮させたヒナは腰を抱かれて、そのまま歩きはじめた。同じ歩幅で歩いてもらえるだけで幸せいっぱいになってしまい、このままシャーレの廊下がいつまでも途切れなければいいと願いながら。

 たどり着いたシャーレの一室にはしっかりした寝具が置かれており、併設された浴室も考えると男性用の宿泊室だと彼女にはすぐ予想がついた。先生がちょくちょく利用している形跡が見受けられるのも不思議ではなく、しかし女性用の用具まで多少揃えられているのを見て頭の回転が速い少女はついついその理由を考えてしまい、狼狽する。

 この場所を使う予定のある女性なんて、自分しかいない。おそらくは想定通り、男に連れ込まれて。

 

(準備されてた、のね)

 

 先生らしい手回しのよさが誇らしく、それ以上面映ゆいヒナの思考が茹だった間にさっさと事態は進んでいった。

 

”ヘアクリップとゴムがあるよ”

「クリップを取ってもらえる?」

 

 浴室の中、シャワーを終えたヒナが多量の髪をまとめている横で湯船へ先生が浸かっている。

 

(なんで一緒にお風呂を……?)

 

 何度そう思っただろう。

 いつの間にかこうなってしまっていて、本当に嫌なら言えばいいのだがもちろんヒナはイヤだなんて事はなくて、それよりもさっき、先生の股間で膨らんでいた生の男性器をちらりと見てしまい、その物凄い形状が頭から引き離せなくなってしまっていて……。

 

(なんで、一緒に、お風呂を……!)

 

 必要最低限な会話の他にはじっと俯いて体を洗っていたヒナがグルグルと混乱したまま髪をアップし終え、何も考えずに浴槽をまたいだ。

 

”……”

「あ」

 

 濡れて色気の増した先生と見つめあってしまい、恥ずかしそうに目を逸らしたヒナは手で身体を隠しながら、相手と真向かいになるようにお湯の隅っこへ浸かっていく。女としてまるで自信のない全裸を見られる羞恥心はどうしようもなく、できるだけ身体を縮こまらせ、水中に揺らめいて見える相手の脚に身体が触れないようにして、生殖器も視界に入ってこないギリギリの位置へ娘は視線を逃していた。

 男の熱っぽい瞳がひたと据えられているのを、できればヒナは自覚したくなかった。これまで女として求められてきた時間を否定はしないが、それをいくら承知していても意識の底で彼女には自信がない。小さいままで女らしい丸みの少ない身体。不安と期待でごちゃ混ぜになっているヒナの心を染めているのは『私なんかが』という卑屈な色だ。

 

”こっちに来て”

「あ……っ」

 

 もじもじしている娘の身体を、無造作に先生がつかむ。

 脇の下を持ち上げられたヒナの表情が可愛らしく驚いているうちに、男は彼女を抱き寄せて腕の中へすっぽり収めてしまう。流動する湯と同じくらい温かくて肉欲をそそる肉体のかたちや感触を確かめながら、手のひらが乙女の柔肉をまさぐった。

 ゆらゆらと光を返す水面下での卑猥な戯れ。ちゃぷりと波音を鳴らしてむき出しの肌をすり寄せると、ヒナの首元から背中を先生が撫でつけ、小ぶりな生尻をたわませつつ、くびれを作るように下から揉み上げてやる。そのキメ細やかさに触れるだけで理性を削る、魔性の質感だ。

 

「ふ……ぁ……。んぅ……」

 

 服の上からではない、ダイレクトな肌の吸着で戸惑うように鼻を鳴らすヒナは男の胸板へ手指を添えて、もうそれだけで惚けてしまっていた。くっついた胸と胸の鼓動が乱れあう一体感に酔い、何より大きな存在感を押し当ててくる彼の下腹部が気になってしょうがない。

 

(まだ大きくなってる。これ……こんなになって、私のお腹を欲しがってる……っ)

 

 少女の膚ざわりのせいで甘勃ちだったモノが湯舟の中でさらに熱く、硬く反り返っていくその意味を、ぐいぐいと直接押しつけられながら本能的にヒナは悟った。ズボンごしに撫でた事のある生殖器と同じだとは到底思えない熱塊へ、独特の弾力へ、彼女は細っこい指を泳ぎつかせて……さする。ズボン越しにやるように。先生が教えた通りに。

 

”ぁ……っ”

「先、生……」

 

 小さな手指での愛撫を猛々しい肉幹で受け止めつつ、ヒナの上気した頬と上目づかいが男の視界を占めた。恋人たちに灯された恋熱が吐息に混じって漏れ出し、顔にに吹きつけて、近づいていく意識もないまま唇がぴたりと触れあい、咥えあうように吸い舐める。

 

「ちゅ、ちゅ……る♡ あむ♡ れ、ろ♡ んぅっ♡ ちゅ♡ちゅ♡ ちゅ……っ♡ ぅ、ぁ♡ ちゅむ♡ ふぅ♡ふぅ♡」

 

 キスで何もかも溶けていく。ヒナの心に渦巻いていた不安と期待。カフェから先生を縛っていた理性。

 

”ヒナ。おちんちん、気持ちいいよ”

「んむ!? ちょ、ちょっと……! そんな言い方……え? それは、さ、触ってるけど……! もっと別の、名称、とか……んちゅ……っ♡ っちゅ♡んむ♡」

 

 耳まで真っ赤になった少女の背中で先生の腕が交差され、より強い抱擁で密着感を深めていく。ヒナの恋肌へ雄ちんぽをなすり、ぷちゅ♡ぷちゅ♡ と口周りの凹部を互いで噛みあうような深い唇の交歓に先生の脳がオスに切り替わっていく。

 ヒナ尻をオスの片手が掴み、もう片方の指でピンク色の乳頭をなぞり上げれば ぷるっ♡ と胸が反応する。

 

 くにゅくにゅっ♡

 

「んぅ♡はぷ♡ 先生♡そこ……んゅ♡ ちゅ♡ちゅ♡ちゅ……う♡」

 

 シコりはじめていく乳突起を親指の腹で優しくこね回しつつ、残りの指で執拗にあばらを擦ってやると呼吸が乱れ、その身体を悶えさせては接吻の端からよだれが漏れる。ビクつく雄肉を握ったまま快楽に濡れるヒナの顔が先生から仰け反って離れ、幾筋かの粘糸の端が唇どうしの間に架けられた。

 

「ふ……♡ふぅ……っ♡ふーっ♡ふーっ♡ ……こんなに硬く、なって……っ♡ 私なんかで、いつもより……っ♡♡」

”そうだね。ヒナのせいだよ”

「んっ♡ひ、ぁ……っ♡」

 

 しっとりと吸い付いてくるヒナの太ももを撫で上げ、揉み込んで、そのまま尻から内股へと男の指が逸れていく。

 

”前から可愛かったのに。好きになって、どんどん興奮するようになったよ。ヒナは?”

「わからな……い♡ そういう目で男の人のこと、見たことなかったから……っ♡ぁ♡」

 

 鼠径部をなぞられたヒナがオンナの顔で息を弾ませたものだから、そのフェロモン吐息をこぼさず吸いたくなって、ねろりとオスが唇を舐めあげた。

 

「んぅっ♡ちゅ♡ ちゅる♡れろ♡ ぷは♡せんせ……ちゅぱ♡ くちゅ♡ にゅく♡れる♡ れろ♡れろ♡れろ♡ んんぅ♡ あむ♡ぷちゅぅ♡ れる♡れる♡れるっ♡」

(舌と舌のキス……これ、先生だけになる……♡ この人、だけ……っ♡)

 

 差し込まれた舌が別の生き物みたいに動き回り、ヒナの歯茎を、内頬をとろとろに舐めつくしていく。それを追っていった小さなメスベロがれりゅっ♡ と寄りすがっていくなり、ディープキスにお熱のオス舌が巻き取ってにゅるにゅるっ♡ とねぶり、絡みついて、たっぷりと口内粘膜を練り込むように前後させていった。

 おねだり半分の口づけをメスから精いっぱいご奉仕されながら、先生は足先を動かしてヒナの両肢に絡めて開き、そのまま彼女の股間を左右へ広げる。

 ささやかで淫靡なその隙間に添えられていた指が滑り、ぬめやかな感触とぬくもりの一番奥にある、ヒナの柔起伏へ接面した。

 

「んふっ!?♡ ふぅ♡ふぅ……んっ♡」

 

 反応し、ひときわ大きな鼻息をかけてくる恋人の仕草だけで先生の腹底が燃えてしまい、充血した男女の乳首が当たって擦れるのを愉しむ余裕すら奪い去られてしまっている。情熱的なベロキスをぐちゅらせている口の中はヒナの唾液の匂いでいっぱいになっており、屹立へ添えられているだけのちっちゃな指ではもう不満で、気に食わなくて、摩擦を大きくしようとオスは無意識に腰をヘコつかせた。

 自身の性感が暴走しそうになるのを感じながら、オスは両手で娘尻をがっちり握り、中指だけを伸ばして秘裂の丸みをくぱぁ♡ と開いて腰を落とす。

 ヤるのだ。ヒナと。

 

「んゆ♡ぷ、は……っ♡ 待って……っ♡」

”……”

 

 キスから抜け出したヒナの切なげな、しかし自制を利かせた顔つきがギリギリの先生を止めた。

 

「お願い。先生。お風呂、上がろう」

”ヒナ……”

 

 ぐ、と尻球への圧を増していく男の握力にも、みなぎっている杭じみた硬肉にも怖じけず、温かい十指で先生の頬を少女が包む。

 

「このままだと二人とも止められなくなって、のぼせるから。今でも心臓がすごいの、お互いにわかってるよね。ガマンして。先生」

”……”

 

 返答の代わりに少しだけ腰を押し出して肉反りを擦り付けると、ヒナの眉が困ったようにしなる。潤んだ瞳やテカついた唇を見れば彼女だってガマンしているのは承知の上で、それでもオスは心底イラついた。いかにもヒナらしい合理的な判断を愛でる気持ちも混じりあった、実に嗜虐的な気分になっていく。

 ずっと我慢してきたメス穴をここへ来てお預けされるという本能的な怒りのままに、無理やり犯すようにしてもいいとさえ考えかけた先生は無言になり、ただ添えられただけのヒナの指を……もしこのまま彼に犯されても、それはそれで受け入れるのであろう恋人の指を拠りどころにして理性を制御し、回復させる。

 

”……そうだね”

(先生、怒ってる。そんな顔、私に向けてくれるんだ。……え。なんでドキドキしてるの、私)

 

 しばらく経ってからようやく絞り出された男の声に安心し、同時に倒錯的なときめきをヒナは味わっていた。怒りを滲ませた愛しい人の視線はちょっぴり娘を傷つけ、それ以上に昏い悦びが心をくすぐる。そんな、恋惚けたまま素肌を重ねて相手のことを全肯定してしまっている心情に後押しされたものか、彼の身体にそっとヒナの翼が触れた。甘えるように。

 

”出ようか”

「あ、うん」

 

 幾分か穏やかになった男の声にほっとしながら促され、湯の中で立ち上がろうとしたヒナの顎へ指がかけられる。

 

「え? な……んちゅ♡ ぷぁっ!? せんせ……ちゅ♡ んむ♡んむぅ……っ♡ えろ♡れろ♡れろ♡ れる……ぅ♡」

 

 舌で口内をめちゃくちゃに貪ってやっているヒナの後頭部をつかみ、股間の付け根を支えて持ち上げながらざばりと湯を散らして立ち上がった先生がバスタオルを置いた場所まで彼女を連れ去る。わざと敏感なところをつまんだり、キスを断続的に続けて性感を燻らせたまま脱衣所にたどりつくと、身体を拭きながら愛撫を続けた。

 

「だめ、だめ……っ♡いまは止めて……っ♡ ドライヤー使ってるし、危ないか……らっ♡ あむ♡ ちゅ♡ちゅ……っ♡」

 

 ぴったり閉じた割れ目に指先だけを擦り付けて、ぷっくりしてきたクリを爪弾いてくる先生を注意するも、キスのひとつでヒナは大人しくなって受け入れてしまう。生乾きのままでオスはセクハラの手を止めず、おかげでヒナの身体もしっかりとは乾かせない。

 

”ヒナのそういう顔、好きだよ”

「~~……っ♡♡ む、胸もだめ。だめ……っ。もう……だめだって言ってるのに……っ♡」

 

 くちくちっ♡

 

 内股気味に立ったまま、まるで見当違いの方向へドライヤーの熱風を吹き出しながらヒナは快感に身震いしている。ゴツゴツした指で陰部の蜜が音を立てられ、自分の名前と混ぜられて耳へ吹き込まれる愛責めがメスの腰を火照らせた。

 やがて男の指がドライヤーを優しく奪ってスイッチを切ってしまうと、とろけるようなベロキスが再開される。もうだいぶコツを掴んでしまったのか、小さなお口を一生懸命に開いてトロ粘膜をねりねりっ♡ となすり付け、レロレロ奉仕をヒナはがんばって返してくれる。そのお返しにオスはふくよかな乳輪ごと乳首をつまみあげ、何度も撫で転がしては軽く引っ掻いて、くにくにっ♡ とねじってあげるのだ。

 

「んふ!?♡んうっ!♡うぅ♡ふ……っ♡ んちゅ♡ ちゅぷっ♡ちゅ♡ちゅる……んっ♡ せんせい♡これ、とける……っ♡ れろ♡ 舌、とける……っ♡ あ……♡ ちゅぷ♡ちゅぷ♡ ちゅ♡ちゅぅぅ~~……っ♡♡」

 

 きゅきゅ♡ と少し乱暴に桃色の乳芽を絞られるたびにヒナの鼻から甘ったるい悲鳴が漏れ出し、止まらなくなり、先生に身体を抱き上げられた事を半ば気づけないほどキスへ没頭していった。

 だからお姫様だっこで軽々とベッドへ運ばれる間も浅い呼吸のままでときめきに溺れていて、そのままシーツの真ん中へ座った先生の上、向かい合うような姿勢にさせられた時にはもう、始まろうとする直前だった。

 ここにきてお湯ではない、粘性のある体液を股間にまぶしているのを自覚したヒナは顔から火が出るようで……けれでも目は逸らさない。

 男の物欲しそうな目も。尻を持ち上げてくるたくましい腕も。下腹部に先走りを塗りつけてくる生殖器も。先生が、私なんかを求めてくれている。

 

「…………っ♡♡」

 

 対面座位の姿勢で相手の首に腕を回したヒナの腰が少し浮き、そのまま求めあうように陰唇と亀頭が触れ合っていった。

 

 ぬちゅ……♡

 

 露出した交尾用の器官たちを密着させる、ネチャついたいやらしい音だけで男と女の我慢汁がにじみ出て、混じりあう。ぴっちり閉じている媚裂へ亀頭が分け入り、粘膜どうしを塗りたくりながら、徐々に感触が変わっていく。

 

”ヒナ。ヒナ……っ”

「先生……っ」

 

 見つめ合いながら腰の動きへ集中する至福の時間に、初々しい恋人たちは名前を呼ぶ余裕しか残されていないようだ。媚肉へと進んできた肉傘の先がすぽっ♡ と狭い膣口でいったん止められるも、すぐさま押し通ろうとするオスが容赦なく圧を掛けていく。

 

「先、生……っ♡」

 

 とろとろの膣蜜液による潤滑もあって、その拮抗はすぐに崩れてしまった。

 つぷっ♡ とちんぽの一番太いところが穴口に受け入れられ、抜けてしまうと、そのまま二人は円滑にツガイとなる肉感を味わっていくのだった。

 

 にゅぷ、ぷぅぅ……っ♡

 ぬぷううぅぅううぅぅ~~~……っ♡♡

 

”う、あ……ぁ……っ!”

「ぁ、ぁ……~~~~~っっ♡♡」

 

 キツキツの膣へおちんぽが潜っていく。もしくは、おちんぽで膣をほじられる。歓喜で腰を痺れさせた恋人たちは甘さを帯びた声を抑えきれず、必死に抱き合って、下半身を満たす緻密な肉の混ぜあいっこに耐えていく。

 ヒナの体格もあってかアツアツの恋膣は狭すぎると感じられるほどなのに、奥へと導くよう健気に蠕動して先生の挿入を助けてくれていた。そんな肉穴をゆっくりと突き刺す道中で肉棒の包皮はむちゅぅぅ……♡ と剥かれていき、普段は守られている一番敏感な部分をヒナまんこのナカでさらけ出す。そこを、細かい膣ヒダがホカホカ、ねっとりと蜜付きの厚みでしゃぶってくるのだ。

 すでに腰の最奥を疼かせはじめた先生だったが、途中にあった処女膜の引っ掛かりではさすがに腰を止め、汗の浮かんだ少女の背中を撫でて様子をうかがった。

 

「……ちゅ♡ ちゅ♡ちゅ♡」

 

 唇の表面だけを突っつくキスに、ヒナは気持ちを乗せる。

 いいよ。

 

”……っ”

「あ、ぅ……!」

 

 ぷちっ♡ と純潔を破った勢いのままにオスは挿入を続け、一番深いところへ向けてスムーズに雄肉を突き当てる。行き止まりに到着してなおも進もうと娘の腰ごとぬめらかな若膣を一緒に揺らし、先走りをトプつかせてからようやくオスは止まった。

 嬉しくなりすぎた自分を戒めつつ、先生はできるだけ動かないようにヒナを抱きしめ、その頭を撫でてやる。挿入しているだけでもメス肉がほどよく柔らかになっていき、おちんぽの食べ方を覚えつつある。極上の膣穴で種を漏らしたくなる感覚を抑え込もうと理性を総動員しながら、彼はヒナのもちもち肌と密着する。

 

「ふ♡んぅ♡ふ……ぅぅ♡」

”やりすぎたね。ごめん”

「ふ……♡ふぅ……♡ふ……ぅ♡ ……大丈夫。そんなに、というかぜんぜん、苦しくないから。そんな顔しないで。圧迫感がちょっとあるけど、これならすぐに慣れ……ぁ……っ♡」

 

 ヒナの視線が泳ぎ、太ももがわずかに強ばる。膣肉に小さく緊張が走ったのを感じた先生が気遣わしげに顔を覗いた。

 

”無理してない?”

「え。あ、ううん。先生が心配するようなことじゃないんだけど。その、え、と……」

 

 ぐるぐる瞳を回して言葉を探してみせ、それから恥ずかしそうに男の耳元へ娘は口を寄せる。

 

「私、こういう事は全然わからないけど。あ、あなたのモノになったんだ、とか、色々……今さら考えちゃって」

 

 遅いよね、とはにかむヒナの声が甘すぎて、それだけで先生の腰が勝手に脈打つ。そこへさらに万感を込め、思いつくままの言葉を恋メスが吹き込んできた。

 

「嬉しい。好き。私なんかを諦めないでくれて、ありがとう」

”……”

 

 ヒナも蕩けているのだろう。ぽそり、といちばん大事な声を漏らしてしまった。

 

「……愛して」

”…………”

 

 子種袋が張っていく。

 乱暴に犯したい。繋がったままでいたい。相反する気持ちが臨界点に達して胸を焦がし尽されたオスが、とうとう緩やかに動きはじめた。

 

 ぬるぅぅ~~……っっ♡

 ずちゅっ♡

 ずっちゅ♡ずっちゅ……んっ♡

 

「っあ!♡ ぁ♡ぁ♡ぁ……♡ 先生っ♡ん♡ぁ♡ 先生のっ♡お腹のナカを、こすって……っ♡ こんな♡こんなに♡ こんな、すご……ぃ♡ あ♡あ♡あ♡」

 

 対面座位である以上長々としたピストンで性器をシゴきあえてはいないはずなのに、それでも濃厚にすぎる性感がオスの肉棒をネットリ包み、ねぶっていく。瑞々しい恋蜜に濡れたメス肉おしぼりのせいでゾクゾクした快感の痺れが男の背骨を駆け上がり、頭の中で白い火花となって飛び散った。

 

”ヒナ……ヒナ……っ”

 

 余裕のない声で名前を呼ばれた『はじめて』にヒナの背中が小刻みに揺れる。今日はあまりにも『はじめての先生』を知りすぎてしまっているのに、そこへ信じられないくらいにおちんぽを硬ぁくさせてぐちゅぐちゅっ♡ と肉穴を味わっている、空崎ヒナなんかを心の底から欲しがってくれる恋人のひたむきさを突きつけられるなんて。

 彼女だってもっと好きになるしかないではないか。

 

「先生っ♡ もっと♡もっと強くしていいよ……っ♡ ね?♡ 強く、シて……っ♡ あ♡んぁ♡ぁぅ♡ もっと、お腹……っ♡♡お腹、押して……ぇ♡♡」

 

 未知の悦びにメスの脳が灼けていき、かぱっ♡ と口を半開きにすると舌っ足らずになった甘声がおもらしされていく。

 

「キス……したいっ♡ キスしてくれる……?♡ 先生っ♡」

”ヒ、ナ……っ!”

「んっ♡ふ……♡ んぅ♡う……♡♡ ちゅ、ぷ♡ちゅぅぅ……っ♡ ぷちゅぅ♡ちゅ♡ちゅ♡ ぢゅっ♡ んむ♡ちゅる♡ちゅるるっ♡ ぷあ♡ んん……ぅ♡ っちゅ♡ちゅ♡ちゅ♡ ぢゅ♡れろ……ぉ♡♡」

 

 崩れた理性の奥からとうとう甘えん坊なヒナが出てきてしまい、普段では考えられないその様が先生を直撃する。メスの味と香りを味わっている時にそんな事をされればよけいに獣欲が煮立てられ、キスハメ交尾が一方的になっていく。

 肉棒の奥で圧力が高まっていき、ぷりぷりの膣壁で挟みこまれた肉竿をシコられ、まとわりつかれる快楽にオスの前立腺を引き絞られはじめた。

 もう射精したい。

 腰つきを乱しはじめた先生の頭の中はそれだけでいっぱいだった。風呂で睦み合っていた時から……いや、ずっと前にヒナを女として触わった時から我慢してきた繁殖欲が下腹部の奥でぞわぞわとせり上がってくる。

 

”ヒナ……っ! 出す、よ……っ!”

「出……な、に……?♡……ぁ♡♡ うん……っ♡♡ ぁぷ♡ あむ♡むちゅ♡ぢゅる♡ちゅ……っ♡ いつでもいいから……っ♡ちゅる♡ちゅる……っ♡」

 

 恋悦楽に惚けながら射精を本能で喜んでくれたヒナのために、舌をたくさん先生は吸ってあげた。自分が気持ちよく射精したいだけのエゴもたっぷりつめた濃厚なベロキスでメス舌をすすり、唇で挟みながらしごく間も腰を止めず、部屋中にベッドの軋む音と卑猥な肉音が響いていく。

 

 ぱぢゅっ♡ばちゅっ♡

 ずち♡ずちずちぃっっ♡♡

 

 ほどよく耕されてきた元処女の蜜肉が不意にきゅっ♡ と絞られてビクつき、同時に射精感のどうしようもない熱塊が尿道を昇りはじめてしまったオスはそれをこらえようとはしなかった。

 トロり蕩けた恋蜜壺へ最後の一ピストンを先生は突き上げ、子宮口をほじほじっ♡ と叩いて限界を迎えていく。

 

”ヒナ……好き……っ! ヒナ……ぁ!!”

「~~~~っっ♡♡♡ そんなこと言われたら……っ♡♡ あなたに……っ♡♡言われたら……っ♡♡ ぁ♡ぁ♡ぁ♡ 来る♡来る……っ♡♡ はむ♡ ちゅ♡ちゅ♡ちゅぅぅ……っっ♡♡♡ ん♡ん♡ん゛……ぅぅううぅぅううぅぅ…………っっっ♡♡♡♡」

 

 びゅくっ♡♡

 びゅ、びゅくっ♡♡

 びゅぅぅううぅぅ~~~~っっ♡♡♡♡

 びゅるびゅるぅぅ~~……♡♡

 ぶびゅぅっ♡♡びゅっ……くんっ♡♡

 びゅ~~♡♡

 びゅるるる……っっ♡♡

 

 幾度も夜を越えてきたオスの生殖液がついに、思うさまに恋メスへと注ぎ込まれていく。交尾願望むき出しの腰つきを押しつけながら種を吹き上げ、初々しい粘膜コキによるお射精サポートと甘キス、汗ばんだホカホカ媚肌をいっしょに味わう悦びで、先生の下半身がシーツの上で小さく跳ね続ける。

 

「はぁ、ぷ♡んちゅ♡ ちゅ……♡ちゅ……っ♡ れろ♡れる♡ ぁ♡ぁぷ♡ ふゃぁ……っ♡♡」

 

 がっちりと子宮口に食い込んだ亀頭から熱い精液を直注ぎされて、ヒナも妖しく腰をくねらせている。ただのお腹だった場所が大好きな人の恋液を飲むところへと変えられていって、ギトギトの重ったい子種汁を植え付けられる感覚に、初めての甘イキを刻まれているメスは唇を震わせて可愛らしく震えた。

 小さなお尻から首元まであます所なく赤みを帯びたヒナのふっくりした肌を抱きしめながら、オスは昇り続ける子種を出して、出して……。末恐ろしい搾り抜き方をしてくるヒナまんこへ逆らわず、尿道から駄目出しの一滴が溢れるまでオスはじっくりイき続けた。

 そうしているうちに絶頂感が引いていき、顔に当たるヒナのくすぐったい鼻息に意識が向いた先生がキスを解いてやる。

 

「あぷ……っ♡」

 

 唇と舌に何本もの唾液の橋が渡されて、それが少女の満足げな吐息に揺れた。わずかな光によって暗がりできらめく淫らなぬめりへ目を引かれ、恋香フェロモンたっぷりのため息を肺まで吸い込んでオスとしての欲望をくすぐられたまま、それでも先生はやさしくヒナの頭をくしゃりと撫でてあげた。

 

”ありがとう。ヒナ”

「……あ♡♡ うん……♡」

 

 たくさんの意味がある『ありがとう』を先生らしいなと実感して、それが嬉しくてヒナが微笑む。

 その拍子に、口の中で溜まっていた唾液がたらり……とこぼれた。

 

「あ……っ」

 

 とっさに手で口元を隠したヒナだったが、バッチリとその瞬間を見られたのは彼の表情を見ればすぐにわかった。恥ずかしくなって目を逸らし、耳を紅く染めつつ、そういえば自分の長い髪が鬱陶しげに顔から垂らされて覆っていることにも思い至る。夢中になっていたさっきまでは考えてもしていなかったが、ヘアピンもつけずに体を揺らし続ければこうなるのは必然というものだ。

 

(ただでさえ可愛くないのに、こんな、みっともない ……!)

 

 口を隠したのとは別の手で前髪を分けて整えるが、もちろんそれも先生に見られている。見られていながら、不格好のままでいる訳にもいかない。

 なんて気の利かない女だろう。

 こんな様子では先生をがっかりさせた事だろうと信じたヒナは、それでもマイナスを元に戻そうとまだ興奮で巧く動かない頭を必死に回転させて、それからようやく彼の無言に注意を向けた。いつもなら何かしら言葉をかけてくれるであろう場面での、男の沈黙。

 

”…………”

「……?」

 

 色気の増したオスの表情に、思わずヒナの動きが止まる。

 

 ぴくんっ♡

 むくむく……っ♡

 

「な、え……? せんせ、ぃ……?♡」

 

 膣に潜んだ熱源が再び怒張して圧してくるのを感じながらヒナは困惑し、同時にメスとして求められている実感を煽られ、恋を再燃させられていく。

 

”ヒナ”

(なんて声してるの、先生……っ♡)

 

 雄の香る低音でヒナは心を弾まされ、動けなくされると、髪をいじる手が恋人繋ぎで絡め取られた。もう片方の先生の手がヒナのおでこから手櫛を通し、前髪を後ろへふんわり流して後頭部へ回される。口を隠したままの娘はこうしてオスに顔をさらし、瞳を合わせるほかなくなってしまった。

 

”かわいいよ”

「そんな、こと……っ♡」

 

 ない、とまでヒナに言わせず、口元を隠している手のひらを先生の唇が柔らかく食む。そのまま頭を引いて腕をどかすと、まだテラついている口の周囲をキスで拭っていった。

 

「ぁ♡ えっと、その……っ♡ ……ぁ♡……♡……っっ♡♡」

 

 キス未満で愛撫してくる先生を邪魔したくなくて喋るのをヒナが躊躇するあいだ、絡めた手と手から伝わる彼の力強さに娘の胸がとくんとくんっ♡ と高鳴る。

 そして。

 

「唇、ちょっとくすぐった……ぁ♡ 先生……っ♡ ちゅ♡ ……あ。 ご、ごめんなさい。私、勝手に……んむっ!?♡ ん……♡んぅ♡ ちゅ♡ちゅむ♡ ふゃ♡はぷ♡は……むちゅ♡ ぺろ♡ れりゅ……ぅ♡♡ ちゅるちゅるっっ♡♡」

 

 なし崩しにお互いの口を吸って。吸って。

 

 ず……っちゅん♡

 

「ん♡んぁ♡んゃ……っ♡」

 

 ずちゅ♡ずちゅっっ♡

 

 じっくりとしたストロークでオスの腰が上下していった。

 肉杭の根元まできっつい蜜孔を落とし、膣ヒダを外側までほじくり出すような動きで引き上げる。とん♡とんっ♡ と子宮口を軽く叩き、ピストンの合間にねぢねぢっ♡ と亀頭での回転も加えて、まだ拡がってくれそうな肉底をオスは気ままにほぐし、トロトロ愛液をかき出していった。肉幹でヒナの恋膣を粘膜ごと巻き込むようにこね回せばキツい狭穴がねっ……とりと絡みつき、その重厚な性交快楽が睾丸に響き、フル稼働していくのがわかるようだ。

 肉棒を搾るように細かい粒の立った蜜壁がぬるぬると螺旋じみて蠢き、入り口をはじめ途中の数カ所で指のようにきゅきゅっ♡ と締めつけてくれる極上ヒナまんこのせいで早々にオスの腰では火が点いてしまい、みちみちと勃起が強まる。

 

「んちゅ♡ちゅ♡ ぁぅ♡ぁ……っ♡ あなたのっ♡あなたのが、ナカで膨らんでっ♡気持ちよくなってくれて……っ♡♡ そんなに、あなたにされたら♡また私っ♡また……っ♡♡ ひゃふ……っ♡ふ、ちゅ♡んんぅ♡ ちゅ♡ぷちゅ♡ れろ♡れろれろ……っっ♡♡」

 

 口端にあぶくを浮かべたヒナの唇を吸いながらオスの腰つきが少しずつ強まり、その変化に反応したメスが舌を差し出す。にゅるにゅるっ♡ とオス舌にすがりつくような未熟なお口奉仕ではあったが、だからこそ男の支配欲を煽るには十分で、お返しとばかりにヒナが最も感じる角度を探りながらピストンを突き動かした。

 お腹を擦る感覚の強まるGスポットやいちばん奥の窄まりをコンコンっ♡ゴシゴシっ♡と とカリ首で抉り、イジってあげるとわかりやすくヒナは反応してくれて……やがて彼女も少しずつ腰を振るようになり、粘膜の摩擦を大きするためにぱちんぱちんっ♡ と小ぶりなメス尻が淫らな音を伴ってたわんでいく。

 

「んぷっ♡れちゅ♡ ちゅる♡ちゅるちゅるっ♡ ちゅぅぅううぅぅ……っっっ♡♡♡」

”ヒナ……?”

「は……っ♡は……っ♡」

 

 ひたすら心地よい蜜穴をオスが探っていくと、不意に背中を仰け反らせたメスが恋人つなぎになっている指を強く握り、ぷるぷるっ♡ と短く、可愛く痙攣した。

 甘イキだ。

 浅アクメのせいでヒナの口内にたっぷりと分泌されてくる唾液を舌ですくってやりながら、愛おしさでいっぱいになってしまった先生は娘が心置きなく感じられるようセックスを止めてやり、何度も優しく恋人の頭を撫でて甘やかす。

 そうして少し落ち着かせていると無意識に唇をプルつかせ、半開きにしたヒナが見つめてくる。

 

「はぁっ♡はぁっ♡は、ぁ……っ♡」

 

 続けてのキスをおねだりされているのは先生にもわかったが、目を潤ませての健気な仕草にムラムラとオスの本能が炙られてしまい、相手を汚したいような嗜虐的な気分が高まっていく。

 『気持ちいい膣コキを我慢してやっているのに』というあまりにも身勝手なイラつきを隠した指先で、ふたたび乱れた娘の前髪を先生が払う。

 

”ヒナの……”

「……?」

”ヒナの、『あなた』って呼び方。まるでお嫁さんに言われてるみたいで、好きだよ”

「……っ!? な、あ……あなた、何を言って……っ♡♡ あっ。い、いまのは、ちが、う……っ♡」

 

 羞じらうのを分かっていて告げた先生のイジワルに、予想通りの反応をヒナは返して……想像以上にきゅ♡ と蜜肉を締めてしまった。それに興奮した肉勃起のビクつきも含めて恋人たちは互いの気持ちを言葉以上に確かめつつ、じわじわと腰を振りあっていく。

 

 ぬ……ち♡ぬ……ちゅ♡

 

「お、お、およめ……配偶者だなんて……っ♡ 私なんかじゃ……っ♡」

”何回でも教えてあげるね。ヒナは大好きだし、ヒナは最高だよ……っ。心も、顔も、身体も……おまんこも……っ”

「ぁ♡ゃ……っ♡ だめっ♡だめ……っ♡ 変な言葉を使って……っ♡困らせないで……っ♡♡」

 

 ぬちっ♡ぬっちぬっち♡

 ぬぢゅっ♡ぬぢゅっっ♡♡

 

”困らなくていいよ。私がもっとシてあげるから、気持ちいいだけになってね。お嫁さんおまんこをホカホカの、ぬとぬとのままにしてて……っ!”

「あっ♡ゃ♡はぁ♡ぁっ♡ だめ♡教えないで……っ♡えっちな言い方、教えないでっっ♡♡ 先生のことばだから……っ♡きっと♡きっと……覚えちゃうから……ぁ♡♡ あ♡あ♡あ♡ 大きく、なったぁ……っ♡ 私がえっちになったら、嬉しい……?♡ ひぅっ♡ そう、なんだ……っ♡♡ ん♡ん♡んぅ♡ すごい♡そんな奥まで、お腹……っ♡♡ 気持ちいい……っ♡♡ ん♡ん♡ん♡ うぁぁああぁぁ……っっ♡♡」

”あなたって呼んで、ヒナ。おちんちん、もっと大っきくするから……!”

「……~~~っっっ♡♡♡ あな、た……ぁ♡♡あなたっ♡♡ あなたが、好きっ♡好き、好き……好き……っっ♡♡」

”ヒナ……っっ!!”

 

 ぱんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡

 とちゅっ♡とっちゅとっちゅっっ♡♡

 

「キス、しふぇ♡ぇろ……ぉ♡ んちゅ♡ぢゅ♡ れろ♡えろ♡れろ♡ ぁぅ♡ちゅるちゅる♡ちゅぽっ♡ れる♡れる♡れる……っっ♡♡ ん、ふ……♡んふぅぅ~~……っっ♡♡」

 

 荒々しい腰つかいと言葉で正直にされたヒナのキスおねだりを最後まで言わせず、さっさと口を塞いだオスの舌ベロがねっとりとメスを可愛がって惚けさせてしまった。

 ぴっちりとハリのあるヒナ尻を両手で掴んで持ち上げ、ベッドのスプリングで反動をつけながら、先程までよりさらに長くなった縦ピストンをテンポよく、恋メス膣へこちゅこちゅっ♡ と刻んでいくたびに先生の腰へ熱い悦楽が溜められていく。

 ぷっくり膨れた亀頭で執拗に子宮口をこすり続けるのも交えつつ、ヒナまんこの好みと具合をしっかりとリサーチしたオスが生殖欲求たっぷりに肉杭を上下させ、蕩けた子宮まで強烈な衝撃を届けてやる。

 

「んく♡んむ♡んむちゅ♡ ……ぷぁ♡あ♡あ♡ あ゛ぁぁ~~~……っっ♡♡」

 

 肉欲に溺れる娘が息継ぎするようにキスをほどいてしまうと、高らかな恋啼きが部屋に響いた。普段のヒナとは違うその甘ったるい高音に膣えぐりをしている雄棒がビキビキと反り返り、太幹に血管を浮き立たせてさらに強く肉穴を歪ませ、堪能していく。

 ベタ惚れ恋仲の既成事実セックスでメスの音域を出せるようになった恋ヒナの嬌声をもっと聞きたくて、彼女の体重すらも利用した激しい膣穴責めをひたすら、ぎしぎしとベットを鳴らして先生は続行する。そのせいで蹂躙された子宮口からこぼしてしまった精液が膣路で撹拌され、かき出され、こってりとした生殖液のミックスとなって接合部で白く泡立つ。

 性臭と性音が垂れ流される空間で、むっちゅり♡ と恋まんこを突きつぶす甘美な悦楽。オスちんぽをすべて包みこむ濃い抽送感がオスの股間をひたすら疼かせ、せつなく痺れさせていった。

 

”あ、あ……!”

「ぁっ♡ぁ♡あつ……っ!♡ 熱い……っ♡あなたのが♡ナカに、少し出てる……っ♡♡ ねえ、ガマンしないでいいから……っ♡あなたの好きな時に、出して……ね♡♡ あっ♡ ……ちゅ♡ んちゅ♡れる♡れる♡」

 

 瞳にハートマークを浮かべながら、なおも男を優先しようとするヒナの舌をしゃぶって黙らせると、先生はもっともっとメスを味わおうと腰を叩きつける。白いもの混じりの我慢汁を少し漏らした照れもあったが、ほどよく柔らかくなってカリ首と肉胴にしがみついてくる恋膣の初々しい抱擁感が、どうやら肉棒の形を覚えてしまったようなのだ。

 先生専用の、中古まんことして。

 

 ぱんっ♡ぱんぱんぱんっっ♡♡

 

「あ゛♡ぁ♡あ♡あ゛ぁぁ~~……っっ♡♡♡」

 

 たまらなくなったオスが抱きすくめる。一心不乱になりはじめた獣のように乱雑で単調な、制御の効いていない本能ピストンを速めながら、乳首どうしをすり合わせて少しでも快楽を貪ろうと肌を吸い付かせた。

 くっつけあった横顔で髪に隠れたメスの耳を口でかき分け、探り出すと、熱っぽく名前を呼んでやる。

 

”ヒナ……っ! ヒナ……っ!”

「好き……っ♡♡好き……ぃ♡♡ずっと、好き……♡♡」

 

 恋人の低い声をたっぷりと耳へ流されるヒナはたまったものではない。背筋を流れ落ちていく甘美な痺れが潰される子宮あたりでドロついた官能の熱になり、勝手に足先が丸まってシーツを掻くのが止められない。

 そして、形を覚えこまされたばかりの亀頭にぱくっ♡ とヒナの子宮口が食らいついた。

 

”…………!”

「っっ~~~~♡♡♡」

 

 こらえきれない急な刺激を恋人たちの両方が授かり、同時に小さくのけぞって性器を震わせ、戻れない極致へ向かっていく。

 

”ヒナ……もう……っ!”

「うん……っ♡いいよ……っ♡♡」

 

 愛らしいヒナのさえずりに応えるため、滾りきった精巣が収縮をはじめてありったけの恋種を前立腺へ送りこみ、その駆動のままに尿道の奥がぶくりと押し広げられた。

 おずおずと降りてきたメスのいちばん大事な場所をごじごじ♡ねぢねぢ♡ と乱雑に肉傘で叩き上げながら、ただただキツく、甘くコいてくる恋膣お搾りのせいで射精欲の塊が肉棒の底から昇りはじめる。

 亀頭のくびれをディープキスで摘まんできた子宮口をねじり返して、ヒナを啼かせて……腰の一番深い所で疼いていた生殖欲が、とうとう気持ちよく弾けてちんぽの中を通り抜けていく。

 

”ぅぁ……ぁ……!! ヒナ……っ!! 出る……っっっ!!!”

 

 ……ビュッ♡

 

「あ♡あ゛♡あっ♡ これ♡なくなるっっ♡♡ 腰もっ♡♡あなたも……っ♡♡ やだ……っっ♡♡ 好きっ♡♡好き♡♡好き♡♡ ぎゅっとして♡♡ずっとっっ♡♡ずっと……っっ♡♡♡ あなた♡♡あな、た……ぁ゛♡♡♡ ぁ♡ぁ゛♡ぁあぁ……っっ♡♡ ああ゛ぁぁああぁぁああぁぁ~~~~~…………っっっ♡♡♡♡♡♡♡」

 

 びゅるっっ♡♡びゅぐっっ♡♡

 どぴゅどぴゅ~~~~っっっっ♡♡♡♡

 びゅるびゅる~~~っっっ♡♡♡

 びゅくっ♡♡どびゅ……っっ♡♡

 びゅくびゅ……っっっ♡♡♡

 びゅっ……くんっっ♡♡

 ぶびゅぅ……っっ♡♡

 

「あ゛♡あ゛♡あ゛ぁぁ……っっっ♡♡♡ ひう゛♡♡うう゛ぅぅ~~……っっ♡♡♡ う゛ぁ……んむっ♡♡♡ ちゅ♡ちゅ♡ ちゅる、ちゅぅぅ……っっ♡♡」

 

 びゅくんっっ♡♡

 びゅ~~……っ♡

 びゅ~……♡びゅ……っ♡

 

 全身を硬直させて、射精がいつまでも続いていく。

 ヒナおまんこを新鮮な子種で満たしつくしていく多幸感で視界を真っ白に染め上げながら、先生はメスの唇を奪って熱い吐息を飲ませあい、舌をしゃぶりあい、終わらない放精で肉棒を跳ね回らせる。

 

 とぷん……♡とぷん……っ♡

 

 初めての本気交尾アクメにヒナは陶酔していた。深すぎる性悦に恋メスの腰と太ももがびくんっびくんっ♡ と痙攣して余韻を反響させ、同時にオスの庇護欲をそそって射精にスパイスを加えていく。

 お互いの生殖器官を扱きあい、鈴口からオスの遺伝子を赤ちゃんの部屋へ直接注がれる膣内射精の感覚はまさしく脳が灼けると言い得るモノだ。

 

「ふぅぅ……っ♡ん……♡ ふゅ……っ♡んちゅ♡ ふぅ~~……っ♡ ふぅ~~……っ♡♡」

 

 熱い鼻息をたくさん吐いているヒナの恋トロおまんこは締まりながらも波打ち、肉竿の中に残った精液の一滴までも吸い出そうとしてくれる。

 

(しゃせい、さいごまで、して……っ♡)

 

 そんな声が伝わりそうなほどのヒナらしい、徹底したご奉仕搾精に、オスはありったけを注いでいく。

 やがて金玉の中身をすべて移すような射精が終わっても、ねちねちと亀頭と子宮口の事後キスを恋人たちは止められずにいた。陶酔した意識のまま身体を脱力させ、放心してお互いの体温に揺蕩うばかりだ。

 

「……ん」

 

 先に現実へと戻ってきたヒナが小さく唸ると名残惜しげに顔を離す。そうして、いくらか理性を戻した先生と小さな声でやり取りを始めるのだ。

 大好きな人の腰に乗ったまま。さすがに萎びていく体内の肉棒を意識しながら。頭を撫でられ、頬を撫でられ。甘やかされて。

 彼女が気負いなく享受できる小さな幸せという意味では、この日でいちばん好きな時間ですらあっただろう。

 

「……」

”……”

 

 ほそぼそと続いた会話がふと途切れ、すると計ったようにヒナが先生の手を握る。

 

「そろそろ寝よう。明日があるよ、先生」

 

 急速に『いつものヒナ』へ戻って微笑む娘の顔を見つめた先生は、胸の奥で熱を燻らせた。

 いつかは終わる。それを知っているのが空崎ヒナという女の子だ。

 終わる事なく舞いこみ続ける仕事も、先生との時間も、いつかはフィナーレの幕が降りるのを理解しているのだ。そんな美点を持つ少女がいつもの仮面を取り出して、おそらくは彼の明日を考えて今日から指を離そうとしてくれた。

 まだヒナ自身が物足りてないのに。

 

”ヒナ。してほしい事があるなら言ってね”

「? いや、気持ちは嬉しいけど、明日……」

”まだ大丈夫だよ”

 

 先生らしからぬゴリ押しだったが、有体に言って彼はバカになっていた。ヒナが何をしても可愛く思ってしまう気持ちが大きすぎて、どれだけカワイイを伝えても遠慮してしまう恋人へ、ずっと言葉と態度で教えてあげたい。ずっと甘やかし続けたくなっていた。

 

「してほしい、こと……」

 

 無意識だろう。す、とヒナの顎が持ち上がりかけ、本当にわずかだけ口先が伸びかける。

 

「……別に、なにも」

 

 顔を反らしてうつむくヒナの唇はきゅっと締められていた。まるで、勝手に動くのを戒めるように。

 彼にとってはそれで十分だった。

 

”わかった”

「……っ!? せんせ、ぃ、ん、ちゅ……っ♡」

 

 唇と唇が触れ、そのまま恋人たちは静止した。

 わからない。

 空崎ヒナはわからないまま彼と手をつなぎ、目をずっと閉じていた。こうしていれば何も見えない。でもすべてを感じる。大好きなひとの体温とえっちな部分の蠢動を。ときめきっぱなしの胸の高鳴りを。

 すべてを。

 

「……れろ♡」

 

 自分から舌を差し出す恥ずかしさと期待に酔いながら、ヒナは先生に甘える。

 まだ今日は、終わっていないのだから。

 

 

 

 

 

 翌日、ゲヘナへ姿を現した空崎ヒナは明らかに一睡もしておらず、そのくせ異様な力強さに充ちていて風紀委員会を心配と混乱のどん底へと落とした。

 今までの心労と疲労が重なって委員長をハイにしているのだと気遣う周囲を引き連れたまま彼女は発生した問題を文字通り薙ぎ倒し、困っている者へは普段以上に優しく接し、アコの淹れた疲労に効くという特製コーヒーを無言で飲み干してしまうと、その日を完璧に終わらせてみせた。

 称賛と畏怖の視線に見送られて自室へと戻ってきたヒナはすぐに休めるよう準備を整え、顔面からベッドへと飛び込む。

 そうしてようやく……朝にシャーレを出た瞬間以来、自分が何処にいるかを自覚できた。

 延々と思い出していた昨夜の先生を……信じられないくらい優しかった彼のぬくもりと言葉をまた反芻しながら、恋する娘は眠りへと落ちていくのだった。




読了ありがとうございました。
この話のオマケをFANBOXなどで公開中ですので、よろしければ御覧ください。サンプルもあります。


FANBOX… https://c-rithul-hu.fanbox.cc/posts/7639036

Fantia… https://fantia.jp/posts/2623630
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。