※この作品はR-18です。

好きでもないアイドルに告白をしたらどうなるのか?   作:なおちー

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英国東洋艦隊潰滅 その6

プロデューサーは美波との一件からアーニャ以外の人が

信用できなくなってしまった。

 

とある日の昼下がり。今日は天気が良いのか

きっちりと閉められたカーテン越しに日光が漏れる。

プロデューサーは囚人生活を余儀なくされてるので

窓の外の景色さえ見ることを許されてない。

 

また携帯やパソコンを勝手に操作することを許されてない。

 

しかし相場(市場の値動き)が気になるので充電中の

アーニャに膝枕されながらもアーニャのスマホで調べてもらった。

 

「アーニャ、昨日の22時半からWTI先物価格が

 どう推移したのか教えてくれ」

 

「はい。22時半にWTI原油価格は73.51ドルに下落、

 NY株式市場の終値で75.40ドルまで上昇。

 アジア時間の現在は、74ドルから75ドルの間を推移してます」

 

「北海ブレントやドバイ・スポット価格も同じような値動きか?」

 

「はい」

 

「天然ガス先物はどうだ?」

 

「下落を続けてます。年初の高値から今日も下げ続けてます」

 

「そうか。次は鉄鉱石だ。銅先物はどうなってる?」

 

「銅はこの画面のどこに書いてありますか?」

 

「COPPERって書いてるとこだ」

 

「ここは天然ガス先物と逆に上がり続けてます。

 今日も高値を更新しました」

 

「なるほど。中国の経済再開への期待から

 半導体の材料となる胴が買われてる一方で

 欧州でのインフレ鈍化の見通しから天然ガスが下がってるのか。

 中国の王基外相がウ戦争継続に対して露側に懸念を示す。

 そろそろ戦争終了も近いのかもしれないな」

 

 

ふたりが仲良さげに相場の話をしてるのを夕美が陰ながら見守っていた。

 

夕美は二人の様子を覗き見するのが好きなのでアーニャの寝室の扉を

少しだけ開け、廊下に立ったまま中の話を聞いているのだ。

もちろんアーニャとPも気づいていたがスルーしていた。

 

 

「ありがとうなアーニャ。

 相場の動きを教えてくれるだけですげー助かってる」

 

「私はただ数字を読み上げてるだけですが、

 そんなに助かるのですか?」

 

「ふふっ。俺はもう自分のスマホが使えなくなってしまったから

 アーニャに読んでもらうのがうれしいのかもな」

 

アーニャは他にもプロデューサーに頼まれたニュース記事を

スマホで開いて呼んでくれたり、プリンターで印刷もしてくれた。

 

プロデューサーが最も我慢ならないのは外の世界との

つながりを完全に否定され経済活動ができなくなることだ。

 

アーニャには、ただ家にいるよりアイドル引退後のブログサイト

でも運営するなど何かお金を稼ぐ方法を探したらどうかと勧めたことがある。

 

アイドル引退後のブログなら三城プロに害のあることでなければ

かなり自由な内容が書けるが、そもそもアーニャに日本語が書けないことを

思い出して断念する。アーニャはそれよりもプロデューサーのお仕事の

手伝いがしたいと言ってくれたのでPは甘えることにした。

 

「私もプロデューサーのお手伝いができて、とてもうれしいです」

 

「アーニャ……」

 

「これからもずっと、ずっとプロデューサーと一緒にいたいです」

 

「俺もだよアーニャ。なんかキスしたくなってきたな」

 

「ふふ。今はお昼だからダメでーす」

 

「そうだったな。あはは」

 

「ふふふ」

 

ダダダッ。と夕美が走り去る音がした。続いてばたんと扉を閉める音。

アーニャが心配して様子を見ると靴がない。どうやら外出したようだ。

 

「夕美、荒れてました」

 

「いつものことだろ。ヒステリーを抑えるために出て行ったのか」

 

「今日は二人っきりです」

 

「えっそうなのか? 美波さんはいないんだ?」

 

「美波は女子寮に戻ってます。たまに寮に戻って 

 部屋の掃除と私物の整理をすると言ってました」

 

「そういえばたまに戻ってるみたいだよな」

 

「プロデューサー、いいですよ」

 

「?」

 

「キスです」

 

「ああ」

 

すでにフル充電状態のプロデューサーがアーニャをベッドに押し倒した。

手のひらをしっかりと重ね合わせながら唇同士が振れ合う。

 

「アーニャ、好きだ」

 

アーニャの上着を脱がせてしまい、ブラ越しに胸を握る。

美波に負けないくらいの大きなおっぱいだ。さすがロシア系。

15歳とは思えないほどにスタイルが良い。

腰にくびれがあってお尻も大きい。

 

それにこの肌の白さ。彼女の裸を見てしまったら

どんな男でもイチコロになるのではないか。

ラブライカはこんなにも魅力的な女の子のユニットだったのに

どうして解散してしまったのかと今さらながらに思う。

 

プロデューサーは裸になってからアーニャを抱きしめた。

 

「あ、アーニャ……」

 

「プロデューサーのここ、すごく硬くなってます」

 

アーニャの細い指がしっかりとプロデューサーのアソコをつかみ、

小刻みに上下に動かす。プロデューサーは一気に力が抜けていく。

アーニャはお口を大きく開けてプロデューサーのものをくわえる。

 

「ちゅぱちゅぱ」

 

アーニャが伏し目がちになると長いまつげが際立つ。

プロデューサーは気持ちよくなってアーニャの口のさらに

奥まで突っ込んでしまうと、アーニャは苦しくて涙目になる。

 

「ごめんな」

 

「……大丈夫です」

 

アーニャは少し咳込んだが、嫌そうな風ではない。

今度は舌を出してぺろぺろと彼の先端を舐め始めた。

その間もペニスを手でしごいている。

 

「プロデューサー、気持ちいですか?」

 

「ああ、アーニャの舌の動きは最高だよ」

 

アーニャの上目遣いに彼はすっかり魅了されてしまう。

次第にプロデューサーの体がびくびくと反応し始め、

そこから発射するまでは一瞬だった。

 

びっくりするくらいに飛び散ってしまったのでアーニャの

銀色の髪の毛まで白い液体で汚れてしまう。

プロデューサーは罪悪感を感じ、

すぐにティッシュで彼女を綺麗に拭いてあげようと思った。

 

「あっ、すみません」

 

「あっ、ごめんなさい」

 

不思議なことにティッシュ箱を取ろうとしてる別の人物がそこにいた。

手が触れてしまったので思わず謝ってしまう。

そこにいたのは同居人の新田美波であった。

 

「ティッシュ、使わないんですか?」

 

「その前に色々と聞きたことがあるんでね。

 美波さんはいつからそこにいたのかな?」

 

「そうですね~~。たぶんアーニャちゃんが

 プロデューサーさんのペニスを触り始めた時からです」

 

(この人が卑猥な言葉を使うと破壊力がすごいな)

 

もう突っ込むのも疲れてきたが、

新田美波さんはなぜかラクロスの衣装を着ていた。

スカートの丈が短すぎてパンツがほとんど丸見えだ。

 

 

「プロデューサーさ~~ん。

 とっても楽しそうなお時間をお過ごしでしたね?」

 

「いやこれはさ……」

 

「アーニャちゃんに金融資産運用のお手伝いをさせるのまでは

 百歩譲って許してあげてもいいんですけどね。

 未成年の子に白昼堂々とフェラさせちゃうのはどうなんでしょう」

 

「……」

 

「冷静に考えてプロデューサーさんのやってる事って犯罪?

 未成年者に対する性的暴行になるかもしれませんね。

 あっ。言っておきますけどアーニャちゃんの気持ちは関係ないですよ。

 日本の司法は発生した事実しか見てくれませんから」

 

プロデューサーは思った。

 

(うぜえ)

 

新田美波は本来夕美の暴走を止める目的でこのマンションに

来てらったわけだが、最近の美波は夕美2号となりつつある。

 

彼とアーニャの関係は相思相愛であり、

確かに妻の夕美に対する裏切りに違いないが、

病気の治療をしてる関係でこうなるのは致し方ない。

 

それを最初の頃は美波は理解してくれていたはずだ。

プロデューサーは文句が言いたくても言えないのでストレスが溜まる。

 

アーニャは洗面所で口をゆすいでから戻って来た。

 

「美波。プロデューサーをいじめないでください」

 

「いじめてるつもりはないけど」

 

「私達がどうしてようと美波には関係ありません」

 

「え~~。そんなひどいこと言っちゃうの?

 ショックだな~~。私達は家族なんじゃなかったの?」

 

「だったら美波も彼に抱いてもらえばいいのです」

 

「それもそうだね」

 

美波は一瞬だけ真顔になった後、すぐに笑顔に戻る。

俺ガイルのヒロイン雪ノ下雪乃のお姉さんを連想させる腹黒さだった。

 

「アーニャちゃんもこう言ってますし。

 プロデューサーさん。私ともしましょ?」

 

「……」

 

「嫌そうな顔しないでください」

 

「嫌っていうか、今出したばかりだから少し休ませてほしいんだ」

 

「そんなこと言って~~。本当は私とやりたいんじゃないですか?」

 

「……」

 

「プロデューサーさん、お腹のすいたワオキツネザルみたいな顔しちゃってますよ」

 

「ワオキツネザル? なんだいそれは」

 

「知らないんですか?

 ワオキツネザルは大阪の動物園にもいる愛らしい動物ですよ」

 

美波は人差し指で天を指しながら得意げに説明を始めた。

 

ワオキツネザル

 

マダガスカル南部に分布するマダガスカルの固有種です。

落葉樹林・河辺林・乾燥林・低木林等に生息しています。

尾に輪の模様があるので輪尾(ワオ)と呼ばれており、

ワオキツネザルの前足の手首と脇の下にはにおいを出す特殊な分泌腺があります。

 

 

プロデューサーは美波のどうでもいい説明を最後まで聞く前に部屋を出てしまった。

 

 

「ちょ!! プロデューサーさん、急に走り出したら危ないですよ!!」

 

 

美波が最後に見たのは玄関を出ようとする彼の背中だった。

なんとフル充電になったのをいいことに彼が脱走してしまったのだ。

 

これは大問題である。

 

夕美と美波はそれぞれ仕事や大学で忙しい身だが、

交代で彼のことを監視する決まりになっていた。

 

しかし美波はすっかり油断して自分が当番の

彼に手錠をするを止めてしまったばかりか、

今日にいたってはアーニャに彼のお世話を任せて

女子寮に足を運んでしまった。

 

このまま彼を逃がしてしまったら夕美に説教されるだけでは済まないだろう。

 

(プロデューサーさんを逃がしてしまったら、きっと私は本気で亡き者にされる)

 

しかしそれは杞憂だった。

 

プロデューサーはマンションを出たまでは良いのだが、

病気のせいで運動不足が深刻化しており持久力がなさすぎた。

たった10メートル駆けただけで膝がガクガクになり肺がつぶれそうに苦しい。

 

そもそも難病に指定されている

脊髄炎の人に脱走など物理的に不可能だと読んでいた美波の読み通り。

 

「ふふふ」

 

と笑う。美波は立ってるのがやっとの状態のプロデューサーの肩を叩く。

 

「はぁはぁ……美波さん……頼む……今日のことをは夕美には……」

 

「もちろん内緒にしてあげます」

 

「本当ですか」

 

「ただし条件がありますけど」

 

「……」

 

「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。すごく簡単なことですから」

 

 

美波は真顔で言った。

 

 

――そろそろ私と結婚しましょうか。

 

 

プロデューサーは気を失ったふりをして倒れたのだが、美波に抱き起こされた。

またプロデューサーは倒れるのだが、またしても美波に起こされた。

そのやり取りを三回繰り返した後、ついにプロデューサーは観念した。

 

「じゃあそのことを夕美に教えてあげないとな」

 

「……教えてあげる意味ありますかね?

 私としてはこのまま二人だけで住む場所を探そうと思ってるんですけど」

 

「待ってくれ。誰か来たぞ」

 

 

漆黒のゴシックロリータのドレス。

アンティーク調の日傘を刺し、こちらに歩いてくる巻き髪の少女。

 

「闇に……飲まれよ」

 

神崎蘭子だった。美波と抱き合ってる(ように見えた)男を見て驚く。

しかもその男は蘭子が以前に知っている人物だった。

蘭子は心を乱したので標準語で話しかける。

 

「美波さん……。そこで何をしてるのですか?」

 

「そうね。話すと長くなるんだけど、今私はこの人と婚約してたの」

 

「こ、婚約!? 婚約ってあの、結婚の約束を?」

 

「そうそう。婚約は蘭子ちゃんの思ってる通りの意味よ。

 この人が私の夫になる人なの。よろしくね」

 

(余計なこと言うんじゃねえよ)

 

プロデューサーは胃痛で冷や汗をかきながらも蘭子の容姿を

詳細に観察してしまう。これは昔の仕事柄だ。

 

(肌が白いな)

 

プロデューサーは肌が白い女の子が好みだった。

蘭子は14歳だが十分に色気がありまた美しかった。

 

 

「美波さん。結婚するんですか。私、全然知りませんでした」

 

蘭子はどこか落ち込んだ様子だ。

まだ中学生なのにもしかして自分も結婚に憧れていたのだろうか。

 

「蘭子ちゃんは可愛いんだからきっと良い相手が見つかるわよ」

 

「そうじゃないです。私がショックだったのは、

 美波さんが人の旦那さんを奪ってしまうような泥棒猫さんだったことです」

 

「うん? 今何か言ったかな?」

 

「だって!! その男の人って、同じシンデレラプロジェクトの

 夕美さんと結婚してたんじゃないんですか!!」 

 

それは正論だが、プロデューサーが口に出したくても言えないことだった。

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