好きでもないアイドルに告白をしたらどうなるのか? 作:なおちー
夕美はクンニだけではイクことはできなかったので
プロデューサーを解放してあげた。愛液で濡れ濡れになった
彼の唇をテイッシュで優しく吹いてあげる。
美波はにやっと笑いながらまた彼のペニスに手を伸ばすが、
その手をプロデューサーが優しく受け止めた。
「美波さん。俺はもう二回も出したからこれ以上はきつい。
その代わりに君達を手で気持ちよくさせてあげたいんだが、
それじゃダメかい?」
「もちろんダメです。けどそれよりダメなのは私の名前の呼び方です。
夫婦になったのに美波さんって呼び方に距離を感じちゃいます」
「美波……ごめんよ。
俺って気が動転してるときは変なことを言ってしまうからさ」
「いえいえ。別にいいんですよ。別にね。私、全然気にしてませんから」
(めちゃくちゃ気にしてるじゃねえかよ)
プロデューサーはため息を吐きたいのをこらえながら
美波を優しく抱きしめる。耳元で「愛してるよ」とささやくと
美波の顔が耳元まで真っ赤に染まる。
(うれしい……!!)と美波は思ったが口にはしない。
本当は飛び上がりたいくらいだが。もちろん理性では
プロデューサーが世辞を言ったのは理解してるが、
女には大好きな人に行ってもらいたい言葉がある。
「んも~~。美波ちゃんとばっかりイチャイチャしてぇ。
私のことはどう思ってるのよ?」
「夕美。君のことも愛してるよ。俺は夕美が大好きだ」
「ふっ、ふーん。そうなんだ?」
「抱きしめてあげるからこっちにおいで?」
「はい……」
夕美は彼の胸の中に顔を埋めながら涙を流した。
なぜだか無性に涙が出てしまうのだ。
ちひろから例の薬の副作用の件(アーニャを求める本能)は
聞いて納得はしていたが、彼が二度とここに戻ってこない可能性だって
あったのだ。その彼が今こうして夕美を愛してると言い、抱きしめてくれる。
夕美は、ただ夫にそばにいて欲しかった。それだけだった。
「あんっ。ちょっと、今良いシーンだったのに急に胸揉むかな普通」
「ごめんよ。夕美の可愛いを見てたら興奮してきたんだ」
「いいよ……」
「ん?」
「今夜は好きなだけ触っていいよ」
その一言でプロデューサーにさらに火が付いた。
夕美のブラを外させ、露出した乳首に吸い付く。
「んんっ……あんっ……」
夕美は背筋を伸ばしながら小刻みに震えていた。
抵抗しないようにプロデューサーに両腕を握られて
気を付けの姿勢をしている。
「そんな子供みたいに私の胸に吸い付いちゃって
プロデューサーったら、前よりエッチになったんじゃない?」
「夕美が可愛いからついエッチなことがしてしまいたくなるんだ」
プロデューサーは膝立ちになり、夕美の恥毛がちょうど目の前に
ある位置で彼女の秘所の中に指を突っ込んだ。
「あうっ!!」
「一気に奥まで入ったな。さあ、動かしていくぞ」
「あっ。あっ、あっ、だめ、力が入らなっちゃう」
「もう少しだけ耐えてくれ。俺の肩をつかんで」
夕美は前の目めりに倒れそうになりながらもプロデューサーの
愛撫に耐え続けた。やがてどぴゅっと愛液が噴き出してプロデューサーの
顔にまで飛んできた。プロデューサーの腕まで夕美のエッチな液体で
濡れてしまったのだった。
「気持ちよかったよ、プロデューサー」
「夕美。まだ終わってないぞ」
「え? まだやるの?」
プロデューサーは床に座り込んでいる夕美の股を開かせ、
行ったばかりのソコにまた指を突っ込んだ。
Gスポットのあたりを探り入れ、その辺をぐりぐりと
なでるように刺激を与えていく。
「あーっ、あっ……いいっ……すごく気持ちいかもっ……」
「夕美は何度でもイけちゃう子だったよな」
~~~そんな感じで夕美ちゃんを何度もイカせながらも
美波ちゃんの超絶テクで気絶するまで抜いてもらったプロデューサー~~~
(エロシーンを書くのがめんどくさくなった。あとでまた書く)
こうして夕美と美波の愛に挟まれて幸せでしたと
この物語が終わるわけではない。
タイトルにも書いてあるように、プロデューサーはアーニャとやりたいのだ。
確かに若い妻ふたりとの夜の生活(昼の場合もある)は極上の快楽ではあるが、
どんな刺激でも飽きは来るもので。プロデューサーがやりたいのはアーニャだけだった。
「闇に……まぎれよ」
ある日、神崎蘭子が遊びにやって来た。
別に誰かが呼んだわけではないが、大人の恋愛が気になる年頃の彼女は
このマンションに何げなく足を運んだのだ。夕美は客人の相手にしないわけには
いかないので茶菓子を用意する。蘭子はプロデューサーがふたりの女性と
婚姻を結んだと聞き心を乱し、紅茶を噴出してしまう。
「ば……バカな。そのようなただれた関係が日本に存在するわけがない。
重婚……それは決して触れてはならぬ禁忌とされる行為のはず」
「でもね蘭子ちゃん、よく考えてみて。これは決して不自然な事じゃないのよ」
と美波が笑顔で語る。
「私と夕美ちゃんは、もう死ぬほど彼のことを愛してしまっているのよ。
この状態で一人の男の人を奪い合うなんてそのほうがおかしいと思わない?」
「一人の男を……奪い合う関係……」
「そう。そんな関係だと修羅場を生み出すでしょ? 流血沙汰になるでしょ?
だから私達はよく話し合った末に彼を共有することにした」
「なるほど。話は分からなくもないです。でもそれは……」
――プロデューサーさんの意志を無視してませんか。
蘭子はそう言いたかったが、美波に怒られるのが怖くてやめた。
蘭子の視線が件の彼に向く。
「ぐがー」
プロデューサーは椅子に座ったまま寝ていた。
今は昼の2時過ぎだがよく寝ていた。
アーニャが彼を怖がるので最低限の充電しかしておらず
基礎体力が不足してる上に、夜は二人の妻の相手をするために
精力を極限まで搾り取られているのだ。
そのため彼は一日を通じて脱走するための体力がないので
実質的な監禁状態となっていた。
「すぴー……んっ……すぴー」
たまにプロデューサーが首を小刻みに上下させる。
浅黒い肌に長い前髪。30代半ばとは思えぬほど若作り。
堀の深い顔立ちが美しいので蘭子は少し見とれてしまう。
自分の父親以外で男の人の無防備な寝顔を見たのは初めてだった。
「……今日は雨ですか」
アーニャが何か言ってる。
アーニャもまた6人掛けのダイニングテーブルに座っているのだが、
窓の外を何気なく見ながら言ったのがその一言だった。
今日は晴れなのだが、アーニャには雨に見えていたようだ。
その目はうつろで薬漬けにされているのが明白だったために蘭子はこう思う。
(こげなと間違えとー。人として間違えとーことば
しよーとば夕美しゃんと美波しゃんな気づいとらんとかしら)
そう。こんなことは人道に反している。
充電役のアーニャがどれだけ憎かろうと、彼女から心まで
奪っていい理由にはならない。美波は親友だったはずのアーニャが
こんな姿になってしまってもニコニコしてるし、
夕美に至ってはアーニャが視界に入ってすらいない。
蘭子は、もう帰ろうと思った。
自分の望んでいた大人の恋愛とはかけ離れた光景を見せられてしまった、
こんなのは大人の関係じゃない。ただ夕美と美波が自分の欲を
満たしたいための茶番。もはや子供以下だ。
もう関わるべきではない。ここに来るのは今日で最後にするべきだ。
だが、そう思えば思うほどに蘭子の中に正義の心が沸き上がる。
「さっきから静かだけど、どうしたの蘭子ちゃん。お腹でも痛いの?」
(やっぱり言うてしまおう)
蘭子は心配してくれた美波をキッと見据える。
その目つきを見て美波も身構える。
「たいがいにしんしゃい!!
プロデューサーしゃんの気持ちば踏みにじってまで
彼ば家畜んごと扱うて恥ずかしかて思わんと?
こげんことして彼が幸しぇになるーと?」
「何を言い出すか思やあ、人の家庭の事情に口を出すなぁ失礼じゃないの。
あんたにゃあ関係ないじゃろ」
「プロデューサーしゃんがかわいそう」
「彼は幸せよ」
「うそたいね!! 監禁しゃれとって幸しぇに思う人なんておらんばい!!」
「人聞きの悪いことをゆわんでよね。
監禁じゃのうて夫婦としての共同生活じゃけぇ」
「共同生活じゃなくて一方的な監禁やなか。
愛しとー人ば監禁するなんてそりゃ愛ん形としては違うて思う」
「じゃけぇ監禁じゃ……はぁ。話が平行線になりそうね。
蘭子ちゃんは結局何が言いたいんじゃろうか?
もしかしてプロデューサーさんをこっから
外の世界に連れ出そうやら考えとる?」
「うちゃあんたらが犯罪者だってことば言いたかったと!!」
「犯罪者言われてしもうたよ。あはは。あははははっ!!
ねえ夕美ちゃんはこの子の言いよる事どう思う?」
「うん……てゆーかさ、いきなり方言丸出しの会話されても困るんですけど。
蘭子ちゃんが何言ってるのか分からない部分がけっこうあったよ。そうね……。
蘭子ちゃんにここでの生活のことを外にばらされたら困るし、
ちょっとだけ脅しをかけてあげようかな」
夕美が蘭子の腕をつかんできたので蘭子は急いでその手を振りほどいた。
(夕美しゃんの目つきがヤバイ。正気やなか)
蘭子は急いで帰ろうとしたが、壁にぶつかった。
それは壁ではなく笑顔の美波だった。
しかもその感触は豊満な胸だったので壁とは程遠い。
「蘭子ちゃ~~ん。まさか今日見たことを事務所の皆にばらしたりしないよわよね?」
(またこん目。美波しゃんがおかしゅうなってしもうた時ん目。
もう二度と見とうなかったばってん。悪魔ん目や)
蘭子は後ずさるが、今度は後ろにいる夕美にぶつかる。
振り返ると夕美もまた笑顔であり、その瞳は全く笑ってない。
蘭子は美人の大学生のお姉さん二人によって前後に挟まれることになった。
男性なら泣いて喜びたいくらいのシチュだが、あいにく蘭子はこれから
拷問されてもおかしくない状態なのだ。冷や汗が背中に流れる。
「わ、私は今日見たことを誰にも話しません。
人様の家庭の事情を興味本位で覗いてしまってすみませんでした」
「そんな安っぽい口約束を信じられたら苦労しないんだよ」
夕美が低い声で言ったので蘭子は頭が真っ白になった。
「ねえ美波ちゃん。やっぱりこの子も新薬の実験台にしちゃおうよ」
「ん~~。新薬の実験台が増えるのは助かるんだけど、蘭子ちゃんは
やめておきましょうよ。この子は素直だから口で言えば分かってくれると思うのよね。
ねっ蘭子ちゃん。蘭子ちゃんは聞き分けの良い子だよね?」
蘭子は何度も首を縦に振るが、夕美が舌打ちをする。
「口で言えば分かるって、美波ちゃんは甘いんじゃないのかな。
さっきの蘭子ちゃんの反抗的な態度を見たでしょ。
博多弁だったから何言ってるのかよく分からなかったけど」
「博多弁だったの? 蘭子ちゃんって熊本出身だと聞いたけど」
「す、すみません。実は博多弁をしゃべってしまいました。
緊張していたので博多弁と熊本弁を間違えてしまいした」
どうやったら方言を間違えるのか。
「それより早くこの子を拷問しちゃおうよ。
まずは抵抗できないように手錠する?」
「それはダメよ。夕美ちゃん。中学生の女の子はデリケートなんだから
もっと優しくお仕置きしてあげないと」
「アーニャも中学生だったけど」
「アーニャちゃんの態度には私も前から結構ムカついてたから、
あの子の場合は特別よ!!」
蘭子の震えが激しくなる。逃げ出さないように夕美と美波に
左右の腕を押さえつけられていた。
「おい、おまえら、何してるんだ。そんな物騒なことはやめなさい」
「あっ。プロデューサーさん。目が覚めたんですか!!」
美波がプロデューサーのそばによる。
そのすきをみて蘭子が逃げ出そうとしたが、夕美の掴んでる力が強い。
とても振り払って逃げれる状況じゃない。
「逃げたら殺すよ」夕美のそう耳打ちされて蘭子は戦意を失う。
美波は彼の頬っぺたにキスをしながら
「あなた~~。物騒な事なんて考えてませんよ。ただ蘭子ちゃんが
ちょーっと生意気なことを言っちゃったのでお説教が必要かなって
思っただけです」
「説教する必要なんてないよ。神崎さんを寮に返してあげてくれ。
神崎さんは明日も仕事が入ってるんじゃないのか」
蘭子は小声で
「いえ、明日はオフなので」
と言うが嘘だった。仮にここから逃げたとしても、あとで仕事現場などで
夕美に制裁されるのは確実。大好きだった美波も敵に回してしまった。
「神崎さん!! ちょっと俺の話を聞いてくれないか!!」
プロデューサーには言いたいことがあるようだ。