回想:愛してる 作:一人称苦手ぞ。
何で儂は、姿見の前に敷かれた座布団の座らされてるんじゃ?
おい被身子、いつまですうつ姿で居るんじゃ。もう勉強会は終わったんじゃから、そろそろ着替えたらどうなんじゃ?
こら、後ろから抱き締めるな。然り気無く太ももを撫でるなっ。何をする気じゃ貴様ぁっ。
「保健体育の勉強もしましょうか♡」
「は?」
訳の分からん事を、笑顔で宣うのは止さぬか。鏡の前で保健体育の勉強? いや、それは机の前ですることじゃと思うが?
「これから、たぁっぷり教えてあげるのです」
保健体育を……? 何で?? と言うか、保健体育の試験なんぞ無いが? 普通科はどうか知らんが、少なくとも
じゃから、保健体育の勉強をする必要は何処にも無い。こやつ、さっきから何を……。っっ。
「んっ、こら……! 被身子っ」
耳を舐めるな耳をっ。まだ夕食も風呂もまだなのに、何をするつもりじゃ貴様!
「ん、ちゅ。円花ちゃんの弱いとこ、教えてあげるのです♡ だからぁ、鏡から目を逸らしちゃ駄目ですよ?」
「ふあっ……!? 待て、何を、……んんっ」
顎に手を添えられて、前を向かされる。目に映るのは、姿見の前で後ろから被身子にせくはらされている儂じゃ。
被身子は見せ付けるかのように大きく舌を出して、ゆっくりと舌先を耳に近付けていく。咄嗟に避けようとしても、被身子の手が邪魔で動けん。い、いかん。どうにかして逃げなければ。でなければ好き勝手にされてしまう。
駄目とは言わんが、せめて風呂上がりにしてくれっ。
「っ、ん……! ぁ……っ」
……っ、……っ。駄目、駄目じゃ。耳を舐めるのは止めてくれ。そんな風に、ゆっくり舐めるのは止せ。ぞくぞくして、変な声が出る。したいのは分かったから、少し待たぬか。何で急にこんな真似……っ。こら、被身子……っ!
「あっ、んん……! やっ、ひみ……っ」
うぅ……っ。止せ。止めてくれ。何でこんな急に……っ。しつこく耳を舐められたら、気持ち良くなってしまう。直ぐその気にさせられて、そうなったら滅茶苦茶にされてしまう。別に嫌ではないが、嫌では……ない、けど……っ。
「ん、ふふ。お耳舐められると、すーぐ感じちゃいますよねぇ。ほら、ちゃんと見て……♡」
「っっ」
じゃからっ、何でそんな真似をさせるんじゃっ。お主に好き勝手されている自分など、儂は見たくないんじゃ! いい加減にしろよ貴様っ。今日こそお灸を据えてやる! 泣いて謝ったって許してやらん!
いつまでもいつまでも、儂が好き勝手されると思うなよっ!?
かちゃり。と音がした。
……、かちゃり? おい被身子、何をした。今、儂に何をした? その手錠はどこから取り出した。おい、両手を後ろに回すな。手錠を掛けるんじゃないっ!!
「駄目ですよぉ、逃げ出そうとしちゃ。時間はたぁっぷり有るんですから、たぁっぷり教えてあげるのです……♡」
「ん、ぁ……っ! ゃ、ひみ……っ」
「んー、ちゅっ。カァイイねぇ、カァイイ……♡」
ぞくぞくしてしまう。もう体はすっかりその気にさせられてしまって。このまま滅茶苦茶にされると思ったら、胸が高鳴る。我ながら卑しいと思うが、どうしようもないんじゃ。こやつに触れられると、直ぐ昂ってしまって……っ。
「ふあ……、んんっ、……ぁ、んっ……!」
気持ちが良い。耳、気持ち良くて。しつこく舐められると、どうしても声が出てしまう。こんな風に喘いでしまうと被身子が益々調子に乗ると分かっていても、止められない。
「ん、ちゅっ。ほら、ちゃんと鏡見ないと駄目なのです。円花ちゃん、耳だけでこんなに感じちゃうんですよ?」
「……っ、っっ」
被身子の馬鹿。阿呆っ。たわけっ! 何で見せようとするんじゃっ!? 恥ずかしいだけじゃから儂は見ない! 見ないったら見――。
「んぁっ!? あっ、んん……っ! ふあぁっ!」
逆らおうとすると、舌の動きが増した。舐め残すつもりはないと言わんばかりに、被身子は儂の耳を細かく舐め上げていく。上も下も、表も裏も。まるで味わうかのように、唾液を塗り付けるように。しかも、もう片方の耳は指でしつこく弄ってくる。逃げようにも顎に添えられた手が邪魔で、逃げられない。
もう、もう止めて欲しい。こんな風にされたら、こんな風にされ続けたら……っ。
「ゃ、ひみ……っ! んんっ、ぁ、あぁ……っ!」
「んぅー、ん。ちゅぅ。良いですよ? 耳だけでイっちゃっても……♡」
「っ、や、じゃあ……っ! ゃ、待って……!」
「待ちません♡ ほら、耳だけでイってください♡」
耳が、好き勝手に弄ばれる。逃げようにも、逃げられない。体はどんどん昂って、快楽に染まって、もはや儂の意思ではどうしようもないところまで来てしまっている。ふと、鏡の中の儂が見えた。気持ち良さそうにしていて、それが嬉しそうにしていて……。
……あぁ、抱かれている時の儂はこんな顔をしているのか。赤くなって、瞳を潤ませて、浅い息を繰り返して。これじゃ被身子が調子に乗るのも仕方ないのぅ。なんて、頭の片隅でどこか他人事に思う。
「んっ、ぁ……っ! だ、め……っ、ひみこ……っ!」
昂らされた体が、どうしようもない。どこまでも熱くなって、溶かされて。こんな、こんな……っ!
「ふあ……っ、ん、ひぅ……っ! ぁ、あっ、ぁああ……!?」
駄目、駄目じゃ。耳、もうやめてくれ。このままされたら、され続けたら、儂……もう、もう……っ!
「ぁっ、ひぁっ、ぁ、あ……っ、んっ、んんんんっっ!」
―――っっ、っっっ!!
っ、ぅうう……っ。気を、やってしまった。こんな簡単に、呆気なく逝かされてしまった。それが恥ずかしくて堪らない。なのに、嬉しさと物足りなさもあって。
一度達してしまうと、もう駄目じゃ。もっと欲しくなってしまう。もっと気持ち良くさせられて、もっと……滅茶苦茶に、されたくなって……っ。
乱れた息をどうにか整えようと、浅く荒い呼吸を繰り返す。心臓が喧しい。逝った後の脱力感に身を任せ、被身子に体を預けてしまう。すると、鏡の中の被身子が微笑んだ。
……いかん。まっこと、いかん……。この後、儂は間違いなく滅茶苦茶にされる。一回だけじゃ、絶対に済まない。こやつの気が済むまで、儂が疲れきって動けなくなるまで、きっと。きっと……っ。
ぅ、うう……っ。何で今、儂……この後を期待して……っ! それだけで、体が悦んで……っ!
「ん、ふふっ。イっちゃいましたね……♡ そんな物欲しそうな顔して、もっと虐められたいんですかぁ?♡」
「……うるさぃ、たわけ。ばか、あほう、へんたい……っ」
「そんな蕩けた顔で怒っても、煽ってるようにしか見えないですよぉ♡」
っっ、調子に乗るなぁ……っ。この、こんな手錠など、呪力を込めれば一発じゃ……! 今に脱出してやるからな!? そしたら拳骨じゃたわけ! 歯を食い縛れっ!!
「ん……っ!」
「だからぁ、逃げようとしちゃだーめっ♡ ほら、たぁくさん気持ち良くしてあげるから、大人しくするのです……♡」
んっ、こら……っ、こらっ。胸を撫でるな。しつこく手のひらを擦りながら、
「ふふっ。お胸も敏感なのです。特にぃ、乳首が♡」
「ふあっ!?」
鏡の中。儂は被身子に、強く胸を擦られた。そしたら、ぶら越しに乳首が潰されて……。それは、刺激が強くて。つい体を震わせて、みっともない声を漏らしてしまう。被身子は、頬を紅潮させながら意地悪く笑っていて……。
っ。そんな顔で、見詰めるな。また、期待して……しまうから……。
「んっ、んん……。ぁ、ひみ……こ……っ」
胸を、撫で回される。弱点を教え込むかのように、乳首がしつこく擦られる。手付きは少し乱暴なのに、それなのにこの体は……簡単に悦んでしまって。もっとして欲しいなんて、つい考えてしまって……。
ぅ、うう……。被身子の阿呆。変態。馬鹿、たわけっ。儂の体をこんなにしおって。好き勝手に変えおって……!
「あ、……っは。ん、んんん……っ!」
駄目、じゃ。駄目、だめ……っ。胸、気持ちいい……っ。ぞくぞくして、ぞわぞわして。なのに、もっともっと……して欲しくて……。
気持ち、……良い……。これも、耐えられない。一度でも気をやってしまったら、もう駄目じゃ。欲しくなってしまって、もっとして欲しくなってしまって。でもそれが恥ずかしくて。恥ずかしいのに……、何でか……それが……っ!
「んっ、ふあっ、ぁ!」
「また気持ち良さそうにしちゃって……♡ でもぉ、本番はこれからですよ?」
「―――っっ」
指先が、ぶらの中へと侵入してくる。ゆっくりと儂の胸を這い回って、特に敏感な部分を前に動きを止めた。体はすっかり期待してしまって、これからされる事をつい想像して、背筋が震える。駄目じゃ、待ってくれ。せめて少し、息を整えさせてくれ。後で幾らでも好き勝手にして良いから、せめて覚悟ぐらい―――。
「ひぁ……っ! あっ、んん……っ。ひみ……こっ! やっ、ぁあ……っ!」
何も、させて貰えない。被身子の指が、乳頭を優しく引っ掻いた。その刺激が強くて、気持ち良くて。つい目蓋を強く閉じてしまう。体が硬直して、なのに皮膚の下は甘く蕩けさせられて。
「あっ、んん……っ! ふあっ、ぁあ……っ!」
優しく、しつこく。時に強く、弱く。
……気持ち良い。こんな、辱しめられているのに。なのに、羞恥心と同じぐらいの喜びが確かにあって。それを自覚すると、また背筋が……体が震える。この先に有るものを、期待してしまって……!
「円花ちゃんは、乳首も弱々なのです♡ こうされると、堪らないんですよね♡」
「っっ、んん……っ! そんなわけ……ふあぁっ!?」
「嘘吐きには、お仕置きなのです。このまま虐めちゃいますね……♡ ふーーーっ♡♡」
「ひあっ!? や……っ、みみぃ……っ!」
「あー、んっ。ちゅ、ちゅ……っ♡」
乳首、だけでも気持ち良いのに。なのに被身子は、再び耳を舐め回し始める。今度は、耳の穴付近をしつこく舌先で擦られる。舌が動く度に音が鳴って、それも堪らない程に儂を蕩けさせようとする。
漏れ出る声はまるで我慢出来ない。それが余計に被身子を調子付かせると分かっていても、止めることが出来ない。このまま責め続けられたら、どうなってしまうのか。分かり切った事を考えて、また……。
「んっ、ちゅぅ。……はぁ、あむ……♡」
「んっ、んんん……っ! ぁっ、ひみ……こぉ……っ!」
……っっ。また、また気をやりそうになってしまう。気持ち良いことしか考えられなくなって、このまま滅茶苦茶にして欲しくて。ねだるように、被身子を呼んでしまう。じゃって、気持ち良いんじゃもん。
絶頂が、もう目前。このままされたら、儂は気をやってしまう。でも、とっくに体は……心も、それを望んでしまって……。そろそろやって来る大きな快楽の波を、されるがままに待つ。……その時、じゃった。
「……ふふっ。だーーめ♡ 円花ちゃんが気持ち良いって認めないと……イかせてあげないのです♡」
「っ、っっ……!?」
被身子が、意地の悪いことを囁きながら指の動きを止めた。もう少し、あと少し。そんな瞬間に、期待していたものは来なかった。それが不満で、物足りなくて。じゃからつい、鏡越しに被身子を睨んでしまう。鏡に写るこやつは、それはもう楽しそうに……、そして悪どい笑みを浮かべておる。
ぅ、うぅう……っ。何でじゃ? あと少しじゃったのに、何で……っ?
「ほら、乳首カリカリされると気持ち良いって……言って?」
「……っ……!」
「言わないとぉ、大変ですよ?♡ 素直にならない円花ちゃんを、徹底的に虐めて……でも絶対イかせないから……♡」
「……っ、っっ……!」
「何回も寸止めして、どんなに懇願してもイかせてあげないのです。円花ちゃん、えっちな事に弱々で欲しがりだから……きっと泣いちゃうかも……♡」
……っ。阿呆。誰が、誰が泣くか……! そんな、寸止めされた程度で……!
「んぁあっ!? あっ、んん……! やっ、ぁあ……っ!?」
急に、再開された。さっきよりも、少し乱雑に。でも、それも気持ちが良くて。逝かして貰えなかったことがさっきは不満で、じゃからこうされても、直ぐ体は昂ってしまう。しつこく乳首を擦られて、耳に
―――逝、……っ。
「だーーめ♡ 素直にならないと、イかせてあげない♡」
っ、……っっ! ぅ、うぅう……っっ! やじゃ、やじゃあ……っ。こんな風に焦らされるのは、嫌じゃ……っ!
「ほら、乳首弄られるの気持ち良いですって言って? 我慢出来ないから、イかせてくださいって……♡ これは、勉強なんですから♡♡」
……っ、だ、誰がそんなこと……!
「ほら、言ったら……イかせてあげます♡ ずっと滅茶苦茶にしてあげるのです♡」
「っ、んん……!」
ぞくりと、背筋が震える。言いたくもないことを言えば、気持ち良くして貰える。そう考えたら、考えたら……っ。じゃけど、じゃけど、それは……流石に……!
「……っ、うぅ……ひみこの、あほぅ……っ。へんたい……っ!」
「んふふ。強がっちゃって、カァイイ……♡ でも、素直にならないならイかせてあげない♡」
「っ、……うぅ……!」
「言って、円花ちゃん♡ ほら、ほぉら……♡」
もう一度、ぶらの中を……胸を直接弄ばれる。二度も動きを止められたことで、更に体は敏感になっていて。直ぐにまた、逝きそうになってしまう。求めていたものが直ぐ目の前に来て、今度こそ気持ち良くして貰うと思ってしまう。じゃけども、……また……寸前で止められて……っ。
「……っ、……っっ! ……、くび……、……き……もち……っ」
「聞こえないです。もっと、大きな声で」
「……っ、ちくび……き、もち……ぃぃ……からぁ……っ!」
「もっと、大きな声で」
「っっ、乳首、気持ち良いから……っ、逝……かせて……! 」
「駄目。ちゃんと言って? さっき、私が言った通りに♡」
「―――っっ。乳首弄られると気持ち良い、……ですっ。が、我慢出来ないから、逝かせ……てくださぃ……っ!」
っ、っっ! っっ! 何で、こんなことを言わされなければならないんじゃっ! こんな、ねだるような言葉を……!
「ん、ふふっ♡ そんなえっちなおねだりされちゃったら、もっと虐めたくなっちゃうのです♡」
「ぅ、うぅ……っ」
「じゃあ、滅茶苦茶にイかせてあげるのです。でもぉ、その前に……♡」
「んんっ」
急に、押し倒された。抵抗するまもなく、仰向けに。そしたら腰を持ち上げられて、下に膝を差し込まれる。抵抗しようにも、両腕は手錠のせいでろくに動かせない。簡単に足を開かされて、すかあと……まで捲られた。被身子の目が、儂の股を見ている。もう、とっくに濡れてしまっているそこを、見詰めて……っ。
「すっごい濡れてるのです♡ これ、取っちゃいますねぇ……♡」
「っっ」
下着を、簡単に剥ぎ取られた。変な姿勢を取らされている今、やはり抵抗なんて出来なくて。なのにそれが、どうにも悦ばしくて……っ。
「あはっ♡ 恥ずかしくて感じちゃいました? こんなに溢れさせちゃって……♡ 円花ちゃんのぉ、えっち……♡♡」
「ぃ、うな……っ。へんたぃ……っ!」
「へんたいは、円花ちゃんですよぉ♡ こんな、大事なとこを差し出すみたいなポーズしちゃって……♡」
「そうさせたのは、お主じゃ、んぁああっ!?」
ぐちゅり。と、大きな音がした。乱雑に、乱暴に、儂の中に被身子の指が挿れられたからじゃ。指先は真っ直ぐ、儂の奥まで届いて。その瞬間、頭が真っ白になった。
「あっ、ぁあああっっ♡」
体が震えて、跳ねる。急に挿れられたせいか、あっという間に気をやってしまった。視界の中で……何か、光が……弾けたような気がする。二度も寸止めされた後じゃからか、一度の絶頂が尾を引いている。気がする。気持ち良さが長く続いて、収まらない。なのに―――。
「ふあっ!? あっ、ぁあ……っ!? んっ、んんんんっっ♡」
また指が、動き始めた。奥へ、手前へ。奥へ、手前へ。ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立て続けながら、被身子の指は儂を滅茶苦茶に犯し続ける。駄目じゃ、逝く、逝……くっ! こんな、こんな激しくされたら、一瞬だって……!
「んっ、んんんっ♡ ぁあっ、あぁああっ♡ 待っ、ひみこっ♡ まってぇ……っ♡」
「待ちませんよぉ♡ 円花ちゃんのいっちばん弱いとこ、このまま滅茶苦茶にしちゃうのです♡」
「―――っっ♡♡」
「もぅ、そんな悦んじゃって……♡ たぁくさん、大きな声で喘いでくださいねぇ♡ じゃないと、また途中で止めちゃいますから♡」
「ふあっ♡ んぁあああっ♡♡ んんっ、また……っ! ひみっ、ぁっ、ああぁああっっ♡♡」
―――こうして。儂はしばらくの間、被身子の指の動きに合わせてみっともなく喘ぎ続けた。それこそ、喉が枯れるまで……じゃ。
すっごい久しぶりに更新しました。五ヶ月ぶりって……。もうそんなに時間が経って……。えぇ……??
次回はオナニーさせられる円花とか、トガちゃんにご奉仕するメイド円花(オモチャ装着)とか、そんな感じのを書きたいですね。指フェラとか良いかもしれないですね。いつ書けるかは知りませんけど! 次に書くネタは決まってるんで!!
本編毎日更新してると、こちらにまるで時間が割けないので気長にお待ちしてくだされば幸いです。