※この作品はR-18です。

破面にも穴はある!   作:柴猫侍

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エミルー・アパッチ

 

 3獣神(トレス・ベスティア)と呼ばれる破面達が存在する。

 彼女達は第3十刃ティア・ハリベルに仕える破面であり、互いに陰険な態度を取りつつも、有事の際は息の合ったコンビネーションを見せる実力者でもあった。

 基本的に3人一組で行動している彼女達ではあるが、だからと言って24時間つかず離れずという訳ではない。

 

「見つけたぞ、この野郎ォー!」

 

 ドタバタと鳴り響く足音。

 虚夜宮程の広大な通路となれば、反響する音の規模も相応に大きくなる。静かな暗闇の中、薄ぼんやりとした照明がポツリポツリと浮かぶ中、騒々しい追いかけっこは終わりを迎えるのであった。

 

「ようやく追い詰めたぞ……」

 

 息を切らしながら、男を壁際に追い詰める女破面。

 彼女こそ3獣神の1人。稀有なオッドアイの持ち主であるエミルー・アパッチ、その人であった。

 

「ハリベル様の周りをこそこそ嗅ぎ回りやがって。一体全体どういうつもりだ、アァ!?」

 

 チンピラ口調で詰り寄るアパッチは、仮面の名残である角部分を男に押し付ける。

 しばらく『誤解だ』『そんなつもりはない』と弁明しても、血の気の多い彼女を説得するには至らなかったようで、

 

「はっ! どうせハリベル様に色目使おうとでも思ってたんだろ。まっ、どうせてめえみたいな輩に靡くような御方でもねえが」

 

 勝手に誤解された挙句、勝手に貶された男はしょんぼりと肩を落とす───が、その際目に飛び込んで来た光景に硬直した。

 

「ん? 急にどうした、てめ、え……」

 

 男の視線を追っていたアパッチの動きがピタリと止まった。

 谷間。紛れもないアパッチの双丘が作り出したものに他ならない。決して主張は激しくないものの、露出の多い服に下着を着けているのも定かではない格好も相まって、見た目のインパクトはそれなりに大きい。

 だからなのか、限界まで詰め寄っていたアパッチの下腹部辺りに硬い感触が突きつけられていたのだ。

 

「……勃ってんのか?」

 

 滅相もないと否定する男だったが、即座に掴んできたアパッチの掌に収まった剛直を前に、最早言い逃れはできなくなっていた。

 

「こんな状況でいい度胸じゃねえか……! どうやら握り潰されてえみたいだな」

 

 アパッチが手に込める力を強めれば、男も堪らずビクリと体を震わせる。

 しかし、思っていた表情とはどうにも違う。苦痛に顔を歪めている訳でもない男の頬はほんのりと上気しており、何故かこちらを期待するかのような眼差しさえ向けている。

 

「……まさか、てめェ……」

 

 もう一度、掴んだ剛直をグニグニと握る。

 直後、男から情けない声が漏れ出た。

 

「ほー……」

 

 しばし握った逸物を握り倒すアパッチ。

 当初は憤怒一色だった彼女も、いつの間にやら現状に悦を見出したようなしたり顔へと変貌していた。

 

(こいつ……アタシの胸見て勃起しやがったのか?)

 

 アパッチも女だ。と、本人に言えば怒りを買うこと間違いなしだが、破面という種族の間に流れる殺伐とした空気を思えば、自身の性を省みる機会は余り恵まれない。

 だがしかし、ただでさえ数の少ない女破面。それに加えて容姿に恵まれた者達(同僚の従属官2名はアパッチ本人が死んでも認めないが)に囲まれれば、嫌でも自分がどの程度の()()であるのか意識してしまうというものだ。

 

 メスゴリラと揶揄されるものの、引き締まった筋肉に女性らしく出るところの出たミラ・ローズ。

 逆に起伏のない身体でこそあるが、嫋やかな立ち振る舞いで3人の中では際立って女性らしいスンスン。

 そして何よりも敬愛してやまない主君のハリベルは、彫像のような芸術の域に達していると言っても過言ではない肉体美を誇っている。比較そのものが烏滸がましい。

 

 ただ、アパッチも主君の隣に並び立つに相応しいよう、自分なりにお洒落には気を遣っていた。そこで前述した2人との比較になってくる訳だが、

 

───胸の大きさで言えばミラ・ローズに劣り、

───女性らしいで言えばスンスンに劣り、

───かと言って露出度でもミラ・ローズに劣り、

 

 どうしても他2人と比べた時に、劣っている部分が目についてしまう。

 

(あの2人に女として負けてる……!?)

 

 それがアパッチにはどうしても許せなかった。

 とは言え、一朝一夕で体型をどうこうできるはずでもなければ、立ち振る舞いを直せるはずもない。

 そうして気が立っていたところで男を見つけ、八つ当たり気味に追いかけ回し───今に至っていた訳だが、

 

「てめェ、見る目あるな」

 

 アパッチは吊り上がった口角を隠さなかった。

 

「気が変わったぜ。てめェ、アタシで興奮してるんだろ?」

 

 グニグニと。

 布地越しに弄る逸物を握る手つきが、撫でるような動きへ変わっていく。

 

「だったらこのままイかせてやるよ。精々喘いでな」

 

 慎ましやかながら柔らかさを感じさせる胸を押し上げながら、アパッチは男の逸物を布越しに愛撫し始めた。

 開始して間もなく、布地がほんのりと湿ってくる。乱暴な手つきではあったものの、だからこそ布地越しがちょうどいい刺激となった逸物が先走った証拠だった。

 

「ほら、イけ! イっちまえ! 情けねえ喘ぎ声出しながらぶちまけろ!」

 

 ゴシゴシコシコシ……。

 

 しばし逸物を愛撫し続けたアパッチであったが───中々絶頂には至らなかった。

 

「なんだてめェ、遅漏か?」

 

 不思議に思ったアパッチが問いかけてきたが、男は首を横に振って否定する。

 

「あん? 『手でイキたくない』……って、じゃあどうしてゃあああッ!!?」

 

 怪訝そうにしていたところにまろび出てきたブツに、思わず情けない悲鳴声を上げるアパッチ。反射的にぶっ叩いてしまえば、急所に一撃食らった男は呻き声を上げて動けなくなってしまう。

 

「お、おい……大丈夫かよ?」

 

 余りにも凄絶な痛がり様に、逆に叩いた方が心配する構図が出来上がっていた。

 

「わ、悪かったって。でも、そもそもいきなりチンコ出してきたてめェが悪ィだろうが!」

 

 正論を前に何も言い返せなくなった男は、さめざめと涙を流しその場を去ろうとする。

 しかし、

 

「……おい、待てよ」

 

 ズカズカと男に詰め寄ったアパッチが、今一度男の逸物を握る。

 今度は力任せではない。ゆっくりと、掌で優しく擦るように刺激を与えていく。

 するとどうだろう。強烈な殴打で沈黙していたはずの逸物はみるみる硬さを取り戻し、アパッチの親指と中指が輪っかを作れるか否かというサイズまで膨れ上がったではないか。

 

(こいつ、本当にアタシで興奮してやがんのか……)

 

───じゅわり。

 

 下腹部にこそばゆい感覚が湧き上がる。未だかつて覚えたことのない未知の感覚だが、不思議と不快感はない。むしろ興奮さえ覚えるようだった。

 ふと男に目を遣れば、再び期待に瞳を揺らす情けない雄の姿が見えた。

 掌に伝播する体温と脈動も合わせ、アパッチの中で未知の感覚は加速度的に膨れ上がっていく。

 

 熱い。

 逸物を握る手もだが、どうしようもなく体が熱くなってきた。

 平時ではうすら寒い虚夜宮の通路が、今だけは真夏と錯覚する程に蒸し暑かった。いや、室温自体は変わっていない。ただただアパッチ自身の肉体が、彼女の高揚とした気分に比例するかのように発熱していたのだ。

 じんわりと滲む汗で衣服が肌に張り付く。ブラジャーなんてものは身に着けていない。汗を吸い取った白い上衣は、ともすれば肌が透けて見えてしまうのではと期待を見せる程、アパッチの輪郭を浮かび上がらせてしまっていた。

 

 それは当然、固くなってしまった乳首も───。

 

「……殴っちまった詫びだ。一発ヌいてやるよ」

 

 どうしてほしい? と。

 期待と興奮にオッドアイを潤ませながら、アパッチが問いかけた。

 

「───あ? 咥えてほしいだ? ……分かったよ」

 

 言われるがままアパッチは男の逸物を咥えた。

 口淫はこれが初めての経験だった。だが、どこぞで仕入れたかも分からない知識が記憶の片隅に存在していたので、これを頼りに咥えた逸物に精一杯奉仕をする。

 

「んっ……ふぅ……」

 

───ピチャ……ピチャ……。

 

 普段の騒々しい彼女のイメージからかけ離れた、なんともたどたどしく控えめな舌舐めであった。

 ただし、咥えた亀頭に舌をチロチロと這わせ、合間に挟まれる鼻息が濡れた愚息を撫でていく感触は、勝気なままのアパッチとのギャップと合わせて得難い興奮を得られるようだった。

 

「ちゅ……」

 

 舌舐めだけではなく、亀頭に口づけを始めるアパッチ。

 いつ暴発するかも分からない男根におっかなびっくりといった様子の彼女であったが、キスを皮切りに興が乗り始めたようだ。

 

「んっ! んっ!」

 

 口を窄めて亀頭にしゃぶりついたかと思えば、密着した唇を激しく前後に動かす。

 単純にそれだけ。しかし、単純だからこそ得られる快感も強烈だ。

 

「んっ!♡ ぢゅず!♡ じゅる!♡」

 

 次第にアパッチの口の周りから唾液が迸る。

 コツを掴んで来た彼女が、口淫が滑らかになるようにと口の中に溜めていたもの。それが逸物に押し出されて溢れては、糸を引きながら床へポタポタと滴り落ちていた。

 

「じゅるる!♡ ん゛ッ!?♡ ごぶっ!?♡」

 

 だが、次第に勢いが増していくにつれアパッチの咳き込む回数が増えていく。

 理由は明快だった。唾液の影響で滑りが良くなった逸物が、勢いよくしゃぶるアパッチの喉奥をガンガンと突いていたからだ。

 喉奥を叩く異物の感触に、自然とアパッチの目尻には涙を浮かんでいた。

 しかし、自分から言い出した手前途中で止める選択肢がない彼女は、息苦しさを我慢してでも口淫を続けた。

 

 そんな必死の奉仕の甲斐もあって、男の絶頂はすぐそこまで迫っていた。

 あとちょっと。ほんの少し。

 けれども、涙目を浮かべながらこちらを睨みつけて逸物をしゃぶり続けるアパッチの痴態に、心の中の悪魔が囁いてきた。

 

 気づいた時には、男はすでにアパッチの一本角を握っていた。

 頭部に雄々しく生えている角は仮面の名残。本物の角のように直接地肌や骨から生えている訳ではないが、確実に今の状況の主導権を握るに相応しい逸品であったことには違う内。

 

「ん゛ッ───んお゛ぉ!!?♡♡♡」

 

 男が角を思いっきり引っ張る。

 次の瞬間、アパッチの喉を巨大な逸物が貫いた。突如として窒息に陥ったアパッチは目を見開き、なんとか喉に突き刺さった肉棒を吐き出そうと力を込める。が、むしろ喉は怒張した逸物を締め付けるばかりで一ミリも外へ押し出すことは叶わなかった。

 

「ん゛ーッ!? ん゛ッ……んぐゥ!?♡♡」

 

 しかも、男の淫行はそれだけに留まらなかった。

 アパッチの角をまるでハンドルのように掴んだまま、強引に彼女の頭部を前後に動かす。女性主導(フェラチオ)から男性主導(イラマチオ)へ。

 かくしてアパッチは主導権を奪われ、オッドアイをひん剥きながら喉を性玩具扱いされる羽目になった。

 

(く、苦し……っ!! こいつ、好き勝手しやがって……!?)

 

 最悪、嚙み切ることも辞さない。

 そう考えていたアパッチであったが……、

 

(あれ……? アタシ、なんだか頭がボーっとして……)

 

 満足に呼吸もできぬ中、朦朧としつつ喉奥を締め付けていたアパッチは下半身に違和感を覚えていた。

 

(なんか股がヌルヌルしてるような……は?)

 

 一瞬我に返ったアパッチが、人目も憚らず股間に手を潜り込ませた。

 すると、ぬちゃりとした液体が指に絡まる感覚が───。

 

(嘘だろ……!? アタシ、こんなので濡れて……!?)

 

 愛液。

 性的興奮を催した女が、膣から分泌する体液の一種。膣に挿入された男性器の動きを潤滑にして射精を促すというのが大まかな認識で当たっているだろう。

 

(でも、こんな無理やりで興奮するなんざありえねェ!! ありえねェ……はずなのにィ……!♡)

 

 否定したい心とは裏腹に、股座からはぐちゅぐちゅと卑猥な水音が奏でられる。

 既に下着は体を為しておらず、垂れ流される愛液は内腿を伝って床へと向かっていた。愛液が滴るのが先か男が射精するのが先かは、最早時間の問題でしかなかった。

 

(ダ、メだ……♡ 頭ボーっとして何も考えらんねェ……♡ 今は、こいつのチンコしゃぶることしか───)

 

 グポグポと抵抗なく逸物を受け入れていたアパッチであったが、途端に男のハンドル捌きが乱暴になる。

 

「んぐぅ!!?♡♡ ん゛ッ!!!♡♡ んぁっ!!!♡♡」

 

 気づけば、アパッチは男の腰に腕を回していた。

 逃がさないと。まるで行動で証明するかのように抱き着いた瞬間、男に限界が訪れた。

 

「ん゛ゥ゛~~~~~ッッッ!?!?!?♡♡♡」

 

 肉棒が限界まで喉の奥へと差し込まれる。

 窒息で目の前が真っ白になった瞬間、ドクドクと脈打つ感覚が、さらに喉の気道と血管を圧迫してきた。

 

(こ、こいつ……アタシの喉に直接……♡♡)

 

 飲むとか、もうそういう次元ではない。

 流し込まれるといった表現が正しいだろう。嚥下するまでもなく、食道へ、そして胃袋へ億を超える子種が注ぎ込まれていく。

 吐精し終えるまで、たっぷり1分。

 ようやく縮んだ男根を口から引き抜けば、呼吸を忘れていたアパッチの時が動き始める。

 

「ゔっ───!!? げほぉ!!! お゛ぇッ!!? がはっ、はぁッ!!?」

 

 それからしばらくアパッチは激しく咳き込む。

男が心配して顔を覗き込めば、彼女は顔を真っ赤にし、足りない分の酸素を必死に補給しているようだった。

5分ほど経って、咳はようやく収まった。

ただし、一方で不穏な空気が流れていた。

男が『流石にやり過ぎたか』と反省するのも、この空気を察して逃げ出すにも、時すでに遅し。

 

目の前には眼光をギラギラと輝かせ、こちらを視線だけで射殺せそうなくらい睨みつけてくる一匹の猛獣が身構えていた。

 

 予感するのは、紛れもない死。

 しかし、最期に良い思い出ができた───半ば諦観の下、人生に満足していた男であったが、

 

「おい」

 

 ドンッ、とアパッチに押し倒され正気に戻った。

 

「てめェ……よくもやってくれたな」

 

 口の端から垂れる精液混じりの唾液を拭い、アパッチが男に跨った。

 これでは逃げようにも立ち上がれない。死は確定的となった。

だが、死を目前にしても尚……いいや、目前にしたからこそ本能が子孫繁栄を訴えかけているのか。男の逸物はビンビンに勃起していた。

 

 そんな逸物を一瞥したアパッチはと言えば───。

 

「……次はてめェの番だ」

 

 しゅるり、と袴のようなズボンを下ろした。

 続けざまに飛び込んでくる下着も、すでに愛液でびちょびちょであった。それを躊躇いもなく脱ぎ捨てたアパッチは、未だ赤みが引かない頬をピクピクと引き攣らせたまま、ゆっくりとその場に腰を下ろし始める。

 

「まさか自分だけ気持ち良くなって終わりとかじゃねえだろうな?」

 

 ゆっくりと。

 狙いを定めながら腰を下ろすアパッチの秘裂は、やがて反り返るように勃起する逸物に触れ合った。

 ヌチャア、と粘ついた水音が2人の鼓膜を揺らした。

 愛液が亀頭を濡らす音だ。滴り落ちる淫靡な体液は、甘酸っぱい据えた匂いを撒き散らしながら、互いの脳を麻薬のように痺れさせていく。

 

「てめェがこんなにさせたんだ。責任とれよ……?」

 

 また逸物を手に取るアパッチ。

 今度は扱く為ではない。この剛直が突き上げる先を違えぬよう、しっかりと照準を定めさせる為だ。

 

「───挿入()れるぞ」

 

 ずぷんっ♡ と。

 

「んぁあ!!♡♡」

 

 一気に腰を落としたアパッチの下半身を、男の剛直が突き上げた。

 その瞬間、荒っぽい彼女の口から出たとは思えない甘い喘ぎ声が迸る。自分でも信じられないと言わんばかりに咄嗟に口を手で押さえたアパッチであったが、腰を振る男によってすぐさま無駄な努力と化す。

 

「あっ!?♡♡ いっ!!♡♡ イィ!!♡♡ 気持ち……良ィ!!♡♡ んだ、こりゃ……っ!?♡♡」

 

 股間から一気に脳天まで突き上げるような快感に、アパッチは恍惚とした表情を浮かべる。

 それどころか今度は自分から腰を振り乱す。弁明の余地もない迎え腰は、男が突き上げるタイミングと合い、その度にアパッチの最奥に鮮烈な快楽をもたらす。

 

「ふぅ゛ーッ!!♡♡ オラっ!!♡♡ もっと気合い入れて腰振りやがれっ!!♡♡ 途中でへたったりしたらぶっ殺してやるからなッ!!♡♡」

 

───パァンッ!! パァンッ!! パァンッ!!

 

 肉と肉をぶつけ合う瑞々しい音は、通路の奥まで響き渡っていく。

 すっかり快楽の虜となったアパッチは、最早人目を憚ることをせず、ただ腰を振れという本能に従い続ける。

 

「あ゛ぁ~ッ♡♡ この体位、マンコの奥んとこズンズン突っつき回して最高ッ♡♡ こんなん発情したサルみたいになっちまう♡♡」

 

 騎乗位のまま腰を振るアパッチを同僚の2人が見たらどう思うか。

 彼女が口にした通り『発情したサル』と揶揄するだろうか? 

もしかするともっと酷い罵倒を考え付くかもしれないが、結局発情した獣に揶揄されるのは想像に難くない。現にアパッチはケダモノだった。雄を強引に犯し、快楽に溺れている。ハリベルが目にすれば幻滅するかもしれないという考えすら、今のアパッチには思いつかないだろう。

 

 そうしている内に、アパッチは膣の中を蹂躙する肉棒の脈動が早くなっていく感覚に気づく。

 

「ん? なんだよ、てめェ……もう絶頂()きそうなのか?♡♡ そうならそうと言えよ♡♡ 別に取って食ったりしねェから、そのまま膣内(ナカ)射精()しちまえよッ♡♡ ほらほらッ!!♡♡」

 

 攻め立てるようにアパッチは腰を振る速度を上げる。

 バチュン!! バチュン!! と、餅つきのように尻肉が打ち付けられる度に、小ぶりであるはずの彼女の双丘が暴れ回る。それだけの勢いで肉棒を膣肉で擦り上げられれば、限界が来るのはすぐだった。

 

───ドピュ、ドピュルルル!!!

 

「お゛っ、お゛ぉおぉぉお……!!?♡♡♡」

 

 膣内でビクビク痙攣する肉棒を中心に、じんわりと灼熱が広がっていく。

 

「んっ……熱ッ……♡♡」

 

 初めての膣内射精に恍惚とした表情を浮かべるアパッチ。

 しばし余韻を堪能した彼女は、愛液と精液塗れになった秘裂から肉棒を引き抜き、息を切らす男に視線を投げた。

 男もまた恍惚とした表情で絶頂の余韻に浸っているようだ。何とも幸せそうな表情に、アパッチも当初の怒りすら忘れ、苦笑を浮かべてしまう。

 

(なんつーか、勢いで凄ェとこまでヤっちまったな……)

 

 軽くお腹を力んでみれば、ゴプッ……♡ と音を立てて、膣から白濁とした精液が逆流してくる。もしも危険日の人間であったら妊娠は確実。

 

(いや、破面も妊娠すんのか? 知らねーけど)

 

 したらしたで面倒なことになるに違いない。

 だが、だからといってこの快楽の享受を止めることなど、交尾の快感を覚えてしまったアパッチには最早考えられなかった。

 すると、少し時間を置いて元気を取り戻したのか、再び勃起した肉棒がベチンッとアパッチの秘裂を引っぱたいてきた。

 

「あ゛ッ!!♡♡」

 

 その際、少しばかりクリトリスを押し潰されて喘ぎ声を漏らしたが、今更恥ずかしがるような段階ではないことを彼女は理解していた。

 

「てめェもヤる気満々ってか?♡♡ 上等だ、先にどっちが降参するか勝負とイこうぜ♡♡」

 

 とは言うものの、とどのつまり続きをシたいだけである。

 ググッ……と腰を前へスライドさせたアパッチは、倒した肉棒の先端を膣口で捉え、そのまま腰を引くことで膣内に迎え入れる。

 

「ふーッ!!♡♡ まだガチガチだな……ッ♡♡ そう来なくっちゃな♡♡ アタシを満足させるまでへばんじゃねえ───ぞッ!!!♡♡」

 

───ッパァン!!!

 

 彼女を突き上げる肉音が、一際甲高く響いた。

 それからも肉と肉がぶつかり合う音と甘い喘ぎ声は、しばらく続くのであった。発情した雌の獣が鎮まるまでには、相当の時間を要したという。

 

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