※この作品はR-18です。

天才少年シンジ君 R18編   作:高橋ヒナタ

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このパートは本編28話「最強が遺したもの」と
本編29話「輝く翼」の間を描いたパートです。



28.5話

 

 

 

第14の使徒ゼルエル殲滅から数日──

 

「此処へ帰ってくるのも久しぶりだなぁ」

 

碇シンジは腕に固く引っ付いたレイと共に

1週間ほど空けていた葛城家へと戻ってきていた。

 

ミサトからレイのメンタルケアを言い渡された彼は

これから何をするかを全く考えていなかったため

ある不安要素を解決する事も兼ねて、2人の自宅でもある

このマンションへと戻って来たのだ。

 

「レイにも少し手伝って貰うけど…いいかな?」

 

「任せて!」

 

目の前にある「葛城」と書かれたドアを開ける前に

レイへひとつある協力を求める。

それにレイが頷いたのを確認し、開閉ボタンを押す──

 

プシューっ…

 

 

「うわぁ…まぁそうだよね」

 

初めてこの家に上がった時ほど酷い訳では無かったが

ゴミ、ゴミ、ビールの空き缶、そして脱ぎ散らかした服

1週間ズボラな主人に任せたこの部屋は汚部屋へ逆戻り

ガッツリと掃除しなければならなかったのだ。

 

「手伝うわ、シンジ」

 

「ありがとう…本当に助かるよ」

 

シンジは今、ゼルエルから受けたダメージにより

左手を上手く動かす事が出来ない状態。

故にレイの手伝いがある程度必要だったという訳だ。

 

「…よし!やるぞ!」

 

 

 

約一時間後──。

 

「あ゙〜っ、やっと終わった…」

 

粗方ゴミや衣服が片付き、シンジは自分のベッドに

両の手足を投げ出すようにして仰向けに寝転がった。

 

「お疲れ様」

 

「…お昼ご飯は…少し待ってて」

 

レイもだいぶ疲れてはいる様だが、シンジとの共同作業に

疲れより嬉しさの方が勝っているようである。

 

 

(本が読みたい…私にも読めそうな本は──)

 

シンジが休憩していることで暇になったレイは

部屋にズラリと並べられた科学技術資料を見渡し

自分でも読めそうな物が無いか探していく。

 

葛城家へ越してきてからレイの趣味のひとつとなっていた

読書だが、自室に置いてある本は軒並み読み終わっており

最近はシンジの部屋にある難しい内容の本にも

手を付け始めていたのだ。

 

(量子力学、エネルギー科学。…形而上生物学?)

 

手を付けたとは言っても読めそうなモノは少ないため

本の見出しを上から下まで1つずつチェックして行く。

 

(運動エネルギー理論3巻。…0.01mm?)

 

ふと目に留まったのは謎のタイトルが付いた本。

棚の隅っこに差し込まれていたもので

レイにはその本の背表紙に見覚えがあったのだ。

 

「本…じゃない?」

 

棚から取り出してみれば、それは本では無く箱だった。

 

(これは確か──)

 

『これをシンちゃんに使えば一緒にお風呂に入っても

平気になるのよ~♪』

 

以前ミサトに貰った箱だ。ミサト曰くこれを使えば

何の心配も無くシンジと入浴が出来る、との事だったが

使い方が分からなかった上シンジに回収され

「然るべき時が来たら教える」と言われたままの

謎のアイテムだった。

 

「シンジ。質問、良い?」

 

「…うん…。いいよ」

 

天井の電灯をボーッと眺めていたシンジに

改めてこの謎のアイテムの使い方を尋ねる事にした。

 

「これの使い方を教えて」

 

「……………」

 

シンジの顔から血の気が引いた。

 

 

 

 

 

(過去の僕!何で処分しなかったんだ!)

 

シンジはこの時、本当に酷く混乱していた。

そして、過去の自分の愚かさを恨んだ。

何故あんな所に置きっぱなしにしたのか──

何故さっさと処分しなかったのか──と。

 

「出来れば…教えて欲しい」

 

「う…」

 

こうなってしまったレイを諦めさせることは

非常に難しく、そして非常に心苦しい。

が、ソレの使い方を説明するのはとても恥ずかしく

頭の中で説明を組み立てているだけでも顔から蒸気が

噴き出してきそうな程である。

 

故にシンジは、少しぼかした表現で説明する事にした。

 

「えっ…と…、愛を確かめ合う時に使う物…かな?」

 

その表現は確かに的を射ていた。恋人同士が気兼ねなく

愛を確かめ合う時にもソレは使用するのだから。

 

 

「私もシンジと愛し合いたい」

 

この状況を脱する手段としては最悪の1手だった。

 

「一緒にコレを使いたい。…駄目?」

 

「駄目、では無い…んだけど…その…」

 

元々興味を持った事に対しては全力で理解しようとし

それを吸収していくレイだが、今回はその内容が

最愛の人物とより深く関わるためのモノだと来ている。

これをレイが諦めるハズなど無かった。

しかも今のレイは、1週間近く溜め込んだ寂しさの反動で

シンジを求めてやまない状態になっている。

 

「…分かった………キチンと説明するよ」

 

「ありがとう!」

 

シンジは過去の自分の失態のツケを支払う覚悟を決め

その小さな箱の使い方を説明し始めた。

 

 

 

 

 

「──と、まぁ…そう使う物なんだよ」

 

顔をトマトの様に真っ赤にしながら、シンジはようやく

その箱の使い方についての説明を終えた。

 

その中身は何をする時に、何のために使う物なのか──

これを使う行為にはどういった意味があるのか──

使わずにその行為を行った場合どうなってしまうのか──

根掘り葉掘り聞き出され、喋らされたのだった。

 

「これで説明は十分かい?」

 

「うん!」

 

レイはその説明に満足した様で、納得の表情で頷いた。

 

「あのっ?何で服を脱ぐの!?」

 

──身に付けている衣類を脱ぎながら。

 

 

「愛を確かめたい。私はシンジが好きだから」

 

レイは何の躊躇いもなく衣類をポイポイ脱ぎ捨てていき

一糸まとわぬ姿でシンジに迫った。

その行為が愛を確かめ合う行為なら、今の自分達は

まさにソレをすべき関係ではないのか?と。

 

「シンジは私の事は嫌い?」

 

レイは潤んだ目をシンジへと向けた。

これほどまでにその行為を拒むということは

自分の事はそれほど好かれてはいないのか、と

レイは言いようも無い不安に襲われる。

 

 

 

「………僕も好きだ。好きで好きで仕方ないんだ!」

 

「っ!?」

 

シンジは着ていた白衣を放り投げるとレイへ愛を叫んだ。

 

自分はレイの事がどうしようも無いほど愛おしくて

でもその欲求に身を任せれば堕落してしまいそうで。

そうなってしまわないように理性で抑え込んでいた、と。

 

「──でもそれがレイを傷付けてしまったのなら…」

 

「…!シンジっ!!!」

 

シャツも脱ぎ、レイをしっかりと抱きしめる。

愛する女の為に自分は覚悟を決める、と──

 

「んっ…大好きだよ、レイ」

 

濃厚なキスでレイの唇を奪ってそう告げた。

 

 

 

 

 

(何…これ…っ?凄く幸せ……)

 

シンジに唇を奪われた瞬間、痺れるような幸福感が

レイの下腹部から脳天へと駆け抜けていった。

 

「今日は暫く付き合ってもらうからね」

 

シンジは部屋のカーテンを閉めると、その目付きが

今まで見たことも無い熱のこもった眼差しへと変わる。

 

(凄く…格好良い…)

 

ディープキスの余韻に浸っていたレイはそんな視線を

向けられて、ようやく引き始めた下腹部の疼きが

再び高まってくるのを感じた。

 

 

「凄くクるなぁ…その表情っ」

 

「んむっ…んうっ…」

 

顎に手を添えられ、視線をシンジへ固定されたかと思うと

そのままベッドへと押し倒され、濃厚なディープキスが

再びレイの唇を襲う。

 

(何も…考えられないっ…!)

 

シンジの舌が口の中で這い回る度にレイの全身に

ゾクゾクとした快感が迸り、まともな思考力を

あっという間に奪い取っていく。

 

「んっ…もっと」

 

「そんなに気持ちいいんだ?」

 

舌を絡めている間に襲ってくる凄まじい多幸感に

レイは夢中になる。

 

(これは…ダメになりそう…)

 

このままずっとキスをしていたい、離れたくないと

そんな感情が思考を染め上げていく事に気が付き

シンジが理性のブレーキを掛けていた理由を知った。

 

知ってしまった。愛故の厳しさであった事を。

この逃れようの無い多幸感に流されないようにしながら

自分を深く愛すると誓った彼の覚悟を。

 

 

「シンジ…下腹部が…変、なの」

 

大好きな彼のとても頼もしい一面を見たレイは

下腹部がキューッと締め付けられるような

とても切ない感覚に襲われ始めていた。

 

「…嬉しいなぁ。…少し、ここ触るよ?」

 

「………うん」

 

早くも求めてくれた事にシンジは笑顔を浮かべつつ

いつの間にか湿り気を帯び始めていた割れ目へ

ゆっくりと手を添えると、指で上下にこすっていく。

 

「んうっ…あっ…」

 

ぬめりのある液体をまとったシンジの指が

上下に動かされる度に、触られている箇所へ

ピリピリと鋭い気持ち良さが流される。

 

(もっと切なくなるっ…これは何?!)

 

レイはその快感と切なさに無意識に腰が浮く位には

シンジに夢中になっていた。

 

 

「そろそろ…コレ使おうか」

 

トロンとした目と色っぽい吐息で自分を求めるレイに

シンジは事の発端となったモノを使う事にした。

 

「………」

 

パッケージを開けて中の袋を取り出したシンジは

着ていた残りの衣服を全て脱ぎ捨て、ゴム製のサックを

自身の"モノ"へとセットしていく。

 

(あれが…私の中に?)

 

ここまでの行為が前哨戦に過ぎないというのは

少し前にして貰った説明でレイは理解していたが

実際に"本番"を前にすると、緊張や興奮と若干の恐怖心が

入り交じり複雑な心境になってしまう。

 

 

「大丈夫。僕に身を委ねて」

 

「…うん」

 

そんな不安感を見抜いたシンジはレイの背中に手を添えて

抱き寄せ、軽くキスをした。

 

指を絡め合うようにして手を繋ぎ、もう一度キス。

触れ合っている肌と繋いだ手から伝わる温もりに

緊張が少しずつ解きほぐされていく。

 

 

「行くよ?」

 

「…来て」

 

しっかりとそそり立つソレを割れ目へと添え

シンジはゆっくりと体重を掛ける。

 

「ううっ…少し、痛い」

 

異物が体を押し広げながら侵入してくる違和感と

下腹部に走った破瓜の痛みに、蕩けていたレイの表情も

さすがに少しばかり歪んでしまう。

 

「止める?」

 

「…いいっ」

 

心配したシンジは掛けていた体重を緩めるが

レイは首を横に振り、一息に貫いて欲しいと求めた。

 

「じゃあ、行くよ」

 

ズプズプッ…

 

「あぅっ…!」

 

 

(痛い…でもこれが…シンジのカタチ…)

 

最奥までシンジを受け入れ、レイは幸せを噛み締める。

愛する人と最も深い所まで繋がれたことに──

たった一度の"初めて"を彼へ渡せたことに──。

 

「大丈夫?」

 

「うん。幸せ」

 

全身でピッタリと密着したまま、レイはシンジの体温と

温もりと、体内に入っているモノのカタチを堪能する。

 

シンジもまた、抱きしめたレイの健気さと愛おしさと

"自分"を包み込む温かさと気持ち良さを感じ取る。

 

((凄く…幸せ))

 

「んむっ…んちゅっ…レイっ」

 

「シンジっ…んうっ…んあっ」

 

深く密着したまま交わすディープキスは2人の思考を

ドロドロに溶かし、激しく欲情させていく。

エヴァも、使徒も、今生きる世界の全てをも忘れ

ただ2人だけの幸せな世界へとのめり込んでいく。

 

 

「…動いていい?」

 

「うん。気持ちよくなって」

 

キスを十分に堪能したシンジはゆっくりと抽送を始める。

シンジのソレをレイのカラダは難なく受け入れ

腰が前後させられる度に淫靡な水音が部屋へと響く。

 

「はっ…はっ…凄い気持ちイイよ」

 

「そう?んっ…良かった」

 

快感を知らなかったレイのカラダも、シンジと交わり

徐々にその刺激が快感である事を認識していく。

 

「気持ちよく…なって、きたっ」

 

下半身全体にじんわりと気持ち良さが広がり始め

抽送の度にゾクゾクとした快感も伴ってくる。

 

「この辺だね?」

 

「あっ…ダメ…待ってっ」

 

特に感じる箇所をシンジに見抜かれ、そこを重点的に

刺激しながらの抽送へと変わっていく。

 

(わたしが…シンジの色に染まっていくっ)

 

ピッタリ触れ合っている肌で、指を絡めあった手で

耳元で聞こえる興奮した吐息で、深く繋がった体内で

全身でシンジを感じ、レイの脳内は幸福感と快感に

染め上げられていく。

 

 

「レイっ…僕もそろそろ…っ!」

 

「私っ…も…っ!」

 

高まる性感に2人の理性のタガが外されていき

より情熱的に、より淫らにお互いを求め合う。

 

「ダメだ…ぐっ…出るッ!!!」

 

「んっ…ん゙~~~ッ!!!」

 

2人のカラダの中で溜まりに溜まった快感が遂に弾けた。

頭が真っ白になる様な絶頂感と幸福感が2人のカラダを

支配し、それ以外を全て忘れさせていく。

 

愛し合い、求め合い、高めあった末に訪れた

脳が溶けてしまいそうな至福の瞬間。

シンジもレイもその心地良さに溺れていく。

 

「………気持ち…いいっ」

 

レイのカラダが何度も痙攣を繰り返し、蜜壷を締め上げ

愛する男のモノに最後まで快感を与え続ける。

 

「うあ゙っ…まだ出る…」

 

シンジのソレが蜜壷に締め付けられて何度も脈打ち

愛する女の中へ己の愛の証を吐き出していく。

 

 

 

 

 

「………気持ちよかった?」

 

「うん…とっても幸せ」

 

一糸まとわぬ姿の2人はベッドに体を預けたまま

快感と幸せの余韻に浸る。

 

傍らに置かれたテーブルには中身が飲み干されたコップと

2人が求めあった証が3枚ほど置かれていた。

 

 

「レイ…好きだよ」

「…私も。シンジ」

 

2人は顔だけを相手の側へと傾け、互いに愛を囁く。

使徒との戦いが続くこの世界でも、隣に寝転ぶ相手となら

いつまでも生きていられると2人は確信した。

 

「「…おやすみ」」

 

──就寝前の言葉を交わしたシンジとレイは

疲労感と睡魔に身を委ね微睡みの中へと落ちていった。

 

 

 





これが作者のR18作品処女作となります。
いかがでしたでしょうか?

シンジもレイも少々大人過ぎる気がしますが…

シンジ君の男の娘要素はまたそのうち
ネタ…というかプレイが思い付いたら書きます。

自分とは違う性の描写については
まだまだ至らぬ点があるかと思いますが
そこは目を瞑って頂けると幸いです。

文章、セリフのエロさは足りていましたか?

  • 足りない(もっとエロく!直接的に!)
  • 普通(丁度いい塩梅だ)
  • 多い(露骨すぎ。もっと間接的に)
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