世界はピンクなユートピア 作:ラージミニオン
翌日、新たなモンスターを探しに出たボクの目の前に現れたのは、巨大な蛇のモンスターだった。
大蛇は、獲物を捕らえようと舌をチロつかせながら、ゆっくりとボクに近づいてくる。
「く……こんなところで、こんなモンスターが出るなんて……!」
そう焦った口調で吐き捨てながら、ボクが剣を構えると、大蛇は早速とばかりに尾や牙を使った攻撃を仕掛けてきたのだった。
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前回、苗床蜘蛛に犯されたときと打って変わって、ボクがこんな敵意を剥いた態度になったわけ。
それは、放蕩な生き方を恥じ、英雄としての使命感に目覚めた……なんて訳ではもちろん無く。
気持ちのいい交尾の余韻をうっとりと楽しみながらも一人、料亭で食事を取っていた時、漏れ聞こえたとある会話の影響によるものだ。
彼らの話は、裏闘技場に見世物として出場することとなったとある女戦士にまつわる会話。
曰く、懸命に戦った末に破れ、悔しそうに悪態をつきながら犯され、屈服していく様に、言いしれぬ興奮を覚えた、というもの。
女戦士を破り、犯した戦士も、それをニヤニヤと眺める観客も、その日は最高に楽しみ、盛り上がった、というのだ。
内容が内容なので、彼らの会話は非常に小さな声量だったが、ボクの常人離れした聴覚はそんな猥談を耳聡く拾い。
そして、なるほど、と手を打った。
確かに、仮に嗜虐的な魔物や凌辱者の立場に立ってみたなら。
いきなり服を脱ぎ出してノリノリで誘ってくる相手より、いい感じに抵抗して来る相手を組み伏せるほうが、征服感や支配欲が満たせる……
つまり、気持ちよくなれるということは、想像に難くない。
そしてそれは、犯される側としてのボクも同じだ。
本来ならばどんな魔物だって倒せる力を持つボクが、抵抗虚しく敗れ、犯され、産まされ、捕食される。
そんな立場に、たとえポーズででも立てたなら……それは、今まで感じたものとは別物の、素晴らしい快楽を楽しめる瞬間となるのではないか。
そう考えたボクは、猥談を繰り広げた彼らに心のなかでお礼を言うと、食堂を後にしたのだった。
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そうして今、ボクは"必死に戦い、苦戦している様"を装いながら、大蛇を相手に斬り結んでいる。
……本当のところは、倒すだけなら剣すら必要ない。
魔力による炎はもちろん、本気なら素手のパンチで十分事足りる。
これは剣を弾かれ、頼みの武器を失った絶望という背徳を味わうためだけの、安物の武器なのだから。
「はぁ……!はあ……ッ!!」
ボクは息を上げ、汗を流し、うめきながらもなお、諦めることなく立ち向かう。
「くぅ……!」
ボクがそうやって戦う姿は、きっと傍目には、とても痛々しく見えるだろう。
しかし、その実ボクは内心、ゾクゾクとした快感に打ち震えている。
精一杯の抵抗を装いながらもボクの胸中は、この後組み伏せられる期待でいっぱいだったし、股間はじゅんっと下着とタイツを湿らせ始めていた。
……あまり露骨に態度を出して、動きを鈍らせしまっても興ざめだ。
ここからは、出来るだけ自分自身も騙すぐらいのつもりで、演技に没頭していこう。
そして。
────キンッ。
「あ……」
ついに剣を弾き飛ばされ、無防備な姿を晒してしまった。
大蛇は、ボクの身体を拘束するように巻き付き、ギリギリと力を込めていく。
「く……この……!」
ボクはなんとか脱出しようともがくが、大蛇の力は強く、全く振り解けそうになかった。
大蛇は、ボクが身動き出来ないことを確認すると、シュルリと舌を出し入れする。
「う……!」
ボクの顔に、生暖かい粘液が降りかかる。
どうやら、舌先から分泌されている唾液を顔にかけられたらしい。
ねっとりとした液体が、頬から首筋へと流れ落ちていく。
「ぷっ、あっ……いやだ、気持ち、悪い……」
嫌悪感を露わにした言葉とは裏腹に、ボクの声は上ずり、瞳は潤み、吐息は熱を帯びていた。
大蛇は、そんなボクの反応を楽しむように、ゆっくりと、しかし確実に、ボクの肌に絡み付いてくる。
「やめて、離して、気持ちわるい……」
ボクは、大蛇の舌から逃れようと身をよじる。
しかし、大蛇の舌はまるで意思を持っているかのように、ボクの動きに合わせて追従してくる。
「ひゃ……!?」
大蛇は、巻き付かれ身動きが取れないボクのスカートの中に入り込むと、太ももに顔を這わせた。
「やめ……そこはダメ……!」
そのまま大蛇は、ボクの言葉など意にも介さず、黒タイツ越しに秘所を舐める。
「ん……ふぅ……」
ボクは、大蛇に愛撫されて感じてしまう。
さらに、ボクのお尻には大蛇の尻尾が宛がわれ、グリグリと押し当てられている。
「ん……だめ……そこ、敏感だから……」
メスの弱点を知り尽くしたかのような責めに、思わず声をあげそうになる。
ボクは、必死になって唇を噛みしめ、耐えようとする。
しかし、大蛇の執拗な攻撃の前に、ボクの口からは甘い吐息が漏れ出してしまう。
「はぁ……はぁ……♡」
大蛇はそんなボクの様子を愉しむように、執拗に攻め続ける。
ボクはその度にビクンと反応し、喘ぎ声を漏らす。
「く……こんな、ところで……こんなモンスターに、負けるわけにいかないのにぃ……♡」
ボクは、そう言って抗おうとする。
しかし、その声音は甘く蕩けており、まったく説得力がない。
むしろ、もっとして欲しいと言わんばかりに、腰が勝手に動いていた。
「あ……あ……ああ……ッ!!」
やがて、ねちっこい責めに屈したボクは、絶頂を迎えた。
「はひゅーー……はひゅーー……♡♡」
巻き付かれたままクタッ、と余韻に震え、脱力したボク。
これが例えば人間の、恋人との甘い一時なら、この後はゆったりとピロートークにでも入るのだろうか。
しかし、当然獲物であるボクと、絶対者であるこの大蛇との間に、そんな気づかいなど介在する余地は無い。
ボクの絶頂を見て取った大蛇は、タイツと下着の一部だけを破り、ボクのつるん、とした性器を外気に触れさせる。
そのまま巻き付く身体をずらすと、蛇特有の二股に分かれた性器を、ボクの股に押し当ててきたのだった。
「あ……あ……あ……ッ!!!」
ボクは、これから行われる行為を理解して、身を震わせる。
「やだ、やだ……!それだけは許してぇ……!!」
そんな懇願が、もちろん聞き入れられるはずもない。
大蛇はそのまま、ボクの膣内に挿入してきた。
「あぐぅ……!太、い……ッ!!」
ボクは、あまりの質量に悲鳴を上げる。
しかし、大蛇はお構いなしにピストン運動を始める。
「あぁ……やだぁ……奥までぇ……」
ボクは、大蛇に貫かれ、子宮の奥にまで侵入を許してしまった。
(やばい……これ、押し上げられるの、すごすぎるぅ……♡♡)
ボクは、大蛇のモノでお腹の中をかき回されて、今まで感じたことのないような快楽を味わっていた。
大蛇の太く長いペニスは、ボクの最深部まで到達すると、ぐりゅっ、とねじるように回転し、ボクを苛んだ。
その瞬間、あまりの衝撃と快楽に視界が激しく明滅する。
「んほぉおおおっ!?」
ボクは、身体を仰け反らせ、獣のような絶叫をあげる。
大蛇は、そんなボクの反応を楽しむように、何度も、なんども、ボクを蹂躙する。
「あへっ、あひっ、ひああっ!」
ボクは、もはや抵抗することも出来ず、ただひたすらに大蛇のされるがままにされていた。
そしてついに、その時が来た。
大蛇は、ボクの膣内で射精を始めたのだ。
「やだ……中はダメェ……!」
ボクは、なんとか逃れようともがくが、拘束された状態ではどうしようもなかった。
大蛇の精液がドクンドクンと脈打ち、ボクの胎内に注ぎ込まれていく。
「いやぁ……中出しされてるぅ……」
ボクは、絶望に打ち拉がれながらも、大蛇の精を受け止めるしかなかった。
大蛇は、ボクの膣内からずるり、と長大な肉棒を引き抜く。
「う……うう……」
ボクは、喪失感から、切なげな声を上げてしまう。
大蛇の巨根によって拡張されてしまったボクの秘所からは、収まりきらなかった白濁した粘液がドロリと流れ落ちていた。
「う……あ……」
ボクは、地面に横たわり、放心状態になっていた。
大蛇の締め付けから開放されたものの、ボクは……被捕食者は、締め付けられたことによる消耗と、交尾の余韻により脱力し、逃げ出すことが出来ない。
大蛇は、もうおもちゃで遊ぶ時間は十分だ、と言わんばかりに。
横たわったボクの目の前で、巨大な口を開いた。
「い、いや……」
ボクは、弱々しく首を振る。
しかし、大蛇は無慈悲にも、ボクを足先から飲み込んでいく。
「ひ……ひぃ……!」
ブーツを履いたままの足を、大蛇が包み込むようにして、ゆっくりと舐めしゃぶってくる。
「やめてよ……汚いでしょ……!」
ボクは、必死になって身を捩るが、大蛇の舌から逃れることは出来ない。
大蛇の唾液が染み込み、黒タイツが変色していく。
「くぅ……気持ち悪い……やめろってばぁ……♡」
ボクは、嫌悪を口にしながらも、その感触にすら感じてしまっていた。
徐々に呑み込まれ始めた下半身は、大蛇のヌルヌルした口内粘膜に包まれ、まるで愛撫されるように揉みほぐされる。
「ふあぁ♡」
ボクはその刺激に耐えきれず、甘い声をあげてしまった。
「くそ……こんな、ことでぇ♡」
ボクは、大蛇の前で悔しそうに身を震わせる。
だが、大蛇はそんなことは意に介さず、ゆっくり、ゆっくりと味を楽しむように、少しずつボクの肢体を呑んでいく。
「あ……やぁ、だめ……食べないで……食べないでぇ……♡」
ボクは、恐怖と快感が入り混じった複雑な感情に支配されながら、為す術もなく大蛇の餌食となる運命を受け入れようとしていた。
(ああ、食べられちゃう……。ボクの身体全部、こいつの胃袋の中に入っちゃうんだろうな……)
そう考えると、恐怖と興奮がないまぜになった、不思議な感覚に襲われる。
ボクは、捕食されるというこの状況に、倒錯的な悦びを感じ始めていた。
(ああ……ボク、このまま消化されちゃうんだ……)
ボクは、大蛇に身体の全てを支配されることに、言いようのない幸福を感じていた。
大蛇は、ボクの全身を完全にのみこむと、そのまま咀動を始める。
「あぐ……あぐぅ……」
ボクは、大蛇に喰われながら、その動きに合わせてビクビクと痙攣する。
大蛇が動くたびに、ボクの肉体は、ぐちゅぐちゅと音を立てて噛み潰されていく。
(痛い……苦しい……でも……)
痛みと苦しみの中で、ボクは快楽を見出しつつあった。
大蛇の体内は暖かくて心地よくて、ボクを優しく包むような安心感があった。
(ああん……もっとぉ……)
ボクは、大蛇の体内に身を委ねて、快楽を貪る。
大蛇に犯されて、ボクの心は完全に屈服してしまっている。
(ああ……ボク、幸せだな……)
快楽に浸っていると、大蛇の動きに変化が現れた。
ボクを消化するために、体液を分泌し始めたのだ。
「ひゃうっ!?」
突然のことに驚きながらも、ボクは大蛇の出す粘液をたっぷり浴びせかけられる。
その粘液は、ボクの身体を溶かすほど熱くて、とてもいい匂いがした。
「あ……あ……あ……!」
ボクは、その粘液のあまりの甘美さに、思わず喘ぎ声を上げてしまう。
その粘液は、ボクの皮膚に浸透すると、強烈な媚薬となってボクの性欲を刺激した。
「あぁ……ダメェ……!」
ボクは、その媚毒と、全身を揉みほぐし、蹂躙する肉壁の感触に、絶頂を迎えてしまう。
「あっ!イクッ!!イッくうぅぅうう!!!」
ボクは、大蛇の肉壁にギュウっと締め付けられながら、盛大に潮を吹き出し、果てた。
果てたと同時、さらに消化液の分泌が活発化する。
「あ……あぁ……」
いよいよ、ボクはこの大蛇に全てを奪われ、吸収されてしまうのだ。
ボクは、恐怖と期待に震えながらも、大蛇にすべてを任せる。
大蛇の粘液が、ボクの肌から染み込んでくる。
ボクの細胞一つ一つに、大蛇の粘液が染み渡っていく。
とぷん、とぷん、と。
揺れ動く自分の体と、消化液と、大蛇の肉壁との境目が、どんどん曖昧になっていく。
……そして。
ぎゅぅ、と。最後に大きく肉壁が収縮すると。
ボクの身体は、そこからもう……消えていた。
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「は、ふぅぅぅ~~~~♡♡♡」
自宅へと転移したボクは、まず一番最初に服を脱いだ。
そして、ベッドに飛び込むようにして寝転ぶと、さっきまでの出来事を思い出しながら、自慰を始めた。
「はぅぅ……♡♡♡」
ボクは、思い出しながらオナニーをする。
「すごい、犯されてから丸呑み、すごかったぁ……♡」
あの大蛇に身体を消化されながら、全身愛撫された感覚を思い出す。
全身を舐め回される感覚に悶えながら、消化液を浸された感覚を反芻する。
「あっふぅぅう……♡♡♡」
あの時の大蛇の体内は暖かくて心地よくて、ボクの全てを包み込んでくれるような安心感があった。
「……丸呑み、いいなぁ……ハマっちゃいそう」
全身の、細胞の一片に至るまで蹂躙されるような、究極と言って良いマゾヒズム。
そんな、新たな楽しみを知ったボクは、明日はどんな楽しみに出会えるだろう、と期待に胸を膨らませ、床についたのだった。