※この作品はR-18です。

Fate.Lost answer   作:菜月 優

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ただ破壊する為の光刃/ブレイクレーザーカリバー

私は剣を取り出し構える。……さっきまでは勝てる気でいたが、これは無謀だった……と思いたくなる。

 

…目に見えているデータが弱いからこそ勝てる気がしていただけで、これは想定外。

 

まぁ、どんなことにも言えるが、データのみを信じすぎるのがいい結果になるとは限らない。ということだ。

 

「しかし参った……まさか切り札を簡単に無効化されるとは……なんて……ね。」

 

「おやおや、まだあるのでは無いですか?その瞳には全く闘志が消えていないではないですか。」

 

……確かに、こいつの言う通り、私は切り札をもう1つ持っている。

──────何故使わないのか……と言われると、破壊力があり過ぎて制御が出来ないからである。

 

ヴォイドいわく、私の魔法は無へと帰す回帰と進化する

力。そのふたつは片方に比例して同じように強くなる。

魔力放出を行えば、空間そのものを焼き尽くし無へと返してしまう。

なら武器から出せばいいじゃない!と村正の前で試した結果、村正の家の半分が消し飛び、とても気まずい事になったわけなのだが

 

「使うしかないよね……。だって相手は剣士!なら!」

 

私は走り出す。鉄のバールのようなものに魔力強化を行い振りかぶる。

佐々木小次郎は避けることもせずに刀を構え振りかぶる。

私は……剣の周辺を魔力でカバーする──────それは見る人によってはあるサーヴァントの宝具のそれとみたかもしれない。

 

刀とバールが交差し火花が散る。しかし、それは一瞬で崩れる。

 

「?!馬鹿な、我が刀身が溶ける?、だと。どれだけの魔力出力!いや、しかし全く魔力量は感知できない、どうなっている!」

 

「誰が、こ、た、え、るか!ぜりゃああ!!」

刀身ごと溶かしきりそのまま振り下ろす。

 

……っ!致命傷には出来なかったか……。

 

紙一重で佐々木小次郎に回避される。されどそれも想定済み!

「擬似宝具・壊音の霹靂(ルールレス・サンダラー)!」

 

守る為のものすらないその肉体に指先から放たれた3発の魔弾が刺さる。

 

「……驚いた。ああ……。所詮召喚者と舐めてしまっていた私の過ち……だな。」

 

「……私の勝ちで良いかな?別に後ろのあれが欲しいだけだから殺す気とかは無いんだけど……。」

 

「……はは。ここまでか……などという言葉。吐くと思うたか!」

 

立ち上がる。そしてその霊基が変化し始める。それは本来は有り得ないセ(・)イ(・)バ(・)ー(・)と(・)し(・)て(・)の(・)姿(・)。

 

?「小次郎!いい加減に勝ちなさい!あんたならあいつくらい楽勝でしょ!」

 

「はは、召喚士どの、生きておられたのか……。よろしいならば……。見せよう。そなたが生(・)き(・)て(・)い(・)た(・)時(・)に(・)は(・)差(・)し(・)上(・)げ(・)れ(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)勝(・)利(・)の(・)美(・)酒(・)を(・)。」

 

「……誰と話しているのか私には見えない。でもひとつわかる。それがあなたのマスターだったのね。秘匿された箱。いや違うか、その中に封じられた魔力の持ち主が。」

 

「さよう、我が主の無念、暗殺者としては叶えられぬ。……卑怯とは言うまいな、これは有り得ない歴史の姿故。」

 

「……我が名は、サーヴァントセイバー。佐々木小次郎!巌流の奥義、その真髄。とくとご覧に入れようぞ」

 

それは一瞬。踏み込んだ一撃。

身体強化した程度の肉体では、耐えきれぬ一撃。

 

武器を一撃で斬り飛ばされ、吹き飛ぶ。

 

「ぐう……ごぼっ!ごほ……はぁ……。」

 

直前で英雄作成してなければ死んでいた。それでも、口の中に血の味がする

 

「……ペッ……やるわね、最優のクラス。それにふさわしい力。」

 

口の中に溜まった血を吐き捨て、立ち上がる。大丈夫、まだ行ける。

 

「さっさと、宝具出しなさいな。文字道理受け止めてやるわよ!」

 

「……ははは、そうやって私の魔力を使わせる作戦なのだろうが、そうはいかない。……とは言え真剣勝負を望むのであれば仕方あるまい。」

 

「宝具発動!無業・無双返し!」

 

それは創りものの宝具。宮本武蔵を脚色するためだけの創作物(フィクション)として、生み出された彼の。彼だからこその宝具。

それは歴史の改ざん。それは歴史に反抗する逆行の一太刀。

も(・)し(・)、(・)佐(・)々(・)木(・)小(・)次(・)郎(・)と(・)い(・)う(・)男(・)が(・)い(・)て(・)、そ(・)の(・)男(・)が(・)宮(・)本(・)武(・)蔵(・)を(・)打(・)ち(・)倒(・)し(・)て(・)い(・)た(・)ら(・)。という、有り得ない歴史の挿入。すなわち天下無双をうち倒せし一撃。

 

並大抵のサーヴァントでは回避など不可。防御など意味もなさぬ。

 

「その首、貰い受ける!」

 

……されど、運が悪かった。

こ(・)こ(・)に(・)は(・)、(・)並(・)大(・)抵(・)で(・)は(・)無(・)い(・)も(・)の(・)が(・)い(・)る(・)。

 

「そうだよね、普通首を狙うわよね。……なら、そこに魔術置いておけばいい。」

 

彼女が置いたのは認識阻害。

 

彼の目線の先にあるのはゴーレム。そして中には、さっき壊れた武器の一部が埋め込まれている。

 

私は武器を構える。その先端からほとばしる魔力を放射する。それは魔力放出を用いた擬似宝具。

 

「ただ破壊する為の光刃(ブレイクレーザーカリバー)!」

 

一撃。剣では防ぎきれぬエネルギーの奔流。

 

「な、……ははは。まさか、泥人形と入れ替わるとは……驚いた。されど……その光すらも切り落として見せよう!宝具発……あぁ残念。……時間切れとはな……。」

 

その奔流は剣士に直撃する。しかし、諦めてなどいなかった。

 

光の刃を受けながら。その力をくらい肉体が半分吹き飛びながら、こちらに走ってくる。

 

「?!なっ!嘘でしょ!」

 

「嘘でも結構!元より我など有り得ぬ存在!1度でいい。我が主に勝利を!」

 

それは虚を着いた振り下ろし。

 

されど、その刃は届く事など無かった。

 

本来有り得ぬ、クラスチェンジ。有り得ぬ宝具の使用。

そして半分吹き飛んだ肉体での無理な一撃。

 

何より、光の刃を受けた刀が耐え切れるわけがなかった。

 

かくして、決着は着いた。

 




ついに彼女の武器が完成!一体どんな武器になるのか
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