※この作品はR-18です。

Fate.Lost answer   作:菜月 優

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竜骸霊機アルビオン

3度目の挑戦。1、2回目では入ってすぐに吐き気を催して戻ってきてしまったが、3回目ではそれもなく、まぁある程度は順調に進むことが出来た。

 

どうやらここは、この世ならざる世界。空想と現実、無と有の境目なのだとか。

ここにいると、自分がどちらの存在なのかはっきりしなくなる。

それ故に人には攻略不可のダンジョン。

魔(・)術(・)師(・)達(・)の(・)本(・)拠(・)地(・)の(・)地(・)下(・)に(・)あ(・)り(・)な(・)が(・)ら(・)誰(・)も(・)攻(・)略(・)不(・)可(・)な(・)ダ(・)ン(・)ジ(・)ョ(・)ン(・)。

人として越えれぬ一線。即ち、境界竜骸。

 

 

まあ、私は慣れれば行けるんだけどね。

……慣れるってなんだ?とは思うけど、まぁ説明できないからね。仕方ない。うん

 

しかし、ここは本当に気色の悪いものばかり彷徨いているなぁ。なんて考えながら私はズカズカと進んでいく。

 

何十キロメートルもあるとか、言ってたけどほんとかね……。第一、浮遊城の地下にそんな空間ねぇだろが……。

 

──────現在、深度8キロ地点。

もう既に、サーヴァントですら、存在の証明が怪しくなる地点を通過。

 

「歩こー歩こー私は、元気〜、歩くのー大っ嫌いに決まってんだろが!吹っ飛ばすぞこのやろ〜!」

そりゃもう2日近く歩いてる気がするもん。

そんなことを考えながら進むこと、3日

 

うん、帰りたい。そろそろ美味しいご飯が食べたい。カフェに行って温泉入ってベッドで寝たい。

 

……もう、数え切れないほどの魔獣を斬り殺して、穿ち潰して討ち滅ぼして……。

 

血まみれ、魔獣の体液だらけ。

 

 

不意に、目の前の方から強い魔力反応が検知される。

 

そこはとても広い、空間だった。全長、4キロ以上。

まるで、広すぎて洞窟と言われなければきずけないほどの。それの奥には光の見える場所があった。

 

「なるほど、ここまでこれるとは、想定以上。」

 

不意に、上から声がする。それはまさに、……?いや、なんて言えば良いのだろう、人の見た目をした竜?いや竜が人になる直前?なんだろうか、奇妙な生命体。としか言えないそれはとてもエコーのかかった声で話しかけてくる。

男にも女にも見えるそれは自らのことを、竜(・)骸(・)霊(・)機(・)ア(・)ル(・)ビ(・)オ(・)ン(・)。と名乗った。

 

私は、今自分の前にある、最(・)後(・)の(・)神(・)秘(・)の(・)欠(・)片(・)を(・)見(・)る(・)。確かに、境界。そしてそれが最後の門番であることを、私は感じ取った。

 

……だからといってなにかなる訳では無いが、取り敢えず一言いいたかったので言わせて欲しい。

 

……「絶妙にエチチな見た目で、出てくんな!せめて服きてからにしてくれませんかね!」

 

美少年にも美少女にも見える子が、真っ裸に近い格好で現れたら誰だってそう言いたくなるだろうが。

 

……え?それは想定外の答え?……いっぺん現世の情報インストールしてから出直してこいっつーの。




ここに出てくるアルビオンは、妖精騎士の方をより男の子っぽさをました感じのイメージです。
ちなみに全く別の存在なので、なんとなく似ている。感じです
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