肉体を半分にされてもまだ、息の根があることに私は驚いた。
……「まだやるの……?もう、私の勝ちで良くない?……」
ガシャガシャと半壊した肉体を引き摺りながらやってくるアルビオンに対し私はティータイムの提案をした。
とても驚いていたが、ま、そりゃそうよね。
「……なるほどね。かれこれ、1億年はここを守っていると……。すごいね……。私は飽きてしまいそうだなあ……。」
とか言いながら、私は彼?彼女?の機体情報を真理の魔眼の1つしたの魔眼。識者の魔眼で観察していた。
なるほど、まさにジェット飛行機。ブースターと言い口から吐ける熱線とか……どう見ても歴史が逆なんだよなぁ……。……てか、竜って全部こうなのか?
いかん……そろそろドライアイになる。
「それじゃあ、お茶も飲んだし先に進んでいいかな?てか当然だけど私、試練クリアしたんだよね?行っていいよね?」
「……不本意だけどね。行くことを許可しよう。なんせ、今までここにたどり着いたヤツは1人もいなかった……。その上私をここまでボロボロにしたとあってはね。致し方ないからね」
「……ま、その先に行けるかは知らないよ。境界の機竜アルビオンとしては……行っていいとは思うけど。」
とりあえず、礼をして私は光の方へかけてゆく。
──────そこは花の楽園。
まさに、この世の楽土。いやあの世かもしれない。
「……こんなに花があるとか、殺生禁止されてる人来れないだろ……。第一、これ魔力の花だよね……」
そんなことを言いながら進んでゆくと、巨大なもんを発見した。
とりあえず触ってみたところ、ふつーに開いたので、肩透かしだなーなんて思いながら私は中に踏み入る。
「待て待て……いや嘘でしょ?え?どうしてかなー。うん」
入って1歩目。いきなり話しかけられた。いやまあ、言いたいことは分かる。
……これ立派な不法侵入ですよね。
てか、アポ無しで入ってよかったのかな〜なんてことを思っていると、男が話しかけてきた。
「あ〜。ゴホン。えっと花の楽園アヴァロンへようこそ。……なんでこの子千里眼を弾いてるんだ?全く読めないぞ……?」
うーん、なんか胡散臭いなあ。この白っぽい魔術師は……。マーリンとか表示されてるけど……ん〜。
「失礼ですが、貴方がマーリンなのですか?」
「おっと!、よくわかったね!やっぱり私はオーラが違うのかな?ふふその通りさ。私は花の魔術師マーリン。その本人さ!」
なるほど、余計胡散臭さが増してる。ひとつの挙動に真実味がかけている。そんな気味悪い感じがする。
──────武装展開。武装変化・銃
私は砲身を突きつける。怪しいものには容赦なく。
「……まて。早まるな。……どうかい?お茶でも。マーリン茶だよー……あ〜これはヤバい。全く聴いてないな……。……なら仕方ない!……王の話をしよう!」
それは、魔術師マーリンがアヴァロンにいるときにのみ使える限定宝具。
対象の戦意などを抑える、アヴァロンの守護者の指定宝具。
「
……戦意が刈り取られる。何人たりとも回避など出来ぬ。
「悪いけど、少し大人しくしてくれないかな?」
──────ぐっすりと彼女は眠りにつく。
……三分ほど。
……三分ほどと言ったのは、彼女の自動防御システムが作動したからである。
これより見ゆるは、根源の力。ヴォイドが普段セーブしているその力。その一端をマーリンは味わうこととなる。
「「精神汚染を確認。防衛プログラム、起動。これより……殲滅プロトコル作動。対象区間、アヴァロン全域。武装解放」」
それは、汎人類史や異なる歴史の中での唯一の楽園の危機。後に、アヴァロンに繋がる道がほとんど無いことにされた理由の一つ。
さて、楽園の危機です。マーリン以外にも、楽園は助けを呼びますが……。果たして何とかなるのでしょうか?