初めに反応したのは、ランスロット卿。その得体の知れない状況でも主君を守るため、迅速に行動した。
──────対価は、主君の驚きの顔。失ったものは己が左半身。
「……え……どう、して……?……なんで……なんで!?」
「ああ、申し訳ございません。……王の眼前で倒れるなど、騎士として……、有るまじき行為。……お許し頂けますか……我が王よ……。」
ランスロットを襲ったのは先程撃ち込んだ光の槍。即ち、ロンゴミニアド……。
「アルトリア、武器を構えなさい!。なにかやばいものが現れています!……ロンゴミニアドの直撃を持ってしても倒せないとは……理解が追いつきませんよ全く。」
『そりゃそうさ。君達では役不足にも程がある。そもそも、わざとくらったというのに、何を喜んでいたのですか?愚者どもは……全く……。』
融けた装甲の下から服を着た女性が現れる。見た目は、宵星ではあるが、髪色は白。瞳はクリスタルのような、プリズムのような何色とも言えない色をした……女性。
そして何よりも、肉体のあちらこちらから青い光、魔術回路の模様が光っている。
彼女は今、根源に接続している。「回帰」「進化」そしてそのふたつを繋ぐ「
──────最初に動いたのはガウェイン。
「……我が仲間を傷つけたこと、その身をもって償いたまえ!パーシヴァル、馬を借りますよ!…………おおおおおおおおおおおお!宝具、発動!詠唱など不要!既に太陽は我が手にあり!くらえ、
それは太陽。地表に生まれし太陽そのもの。全力以上の一撃。
例え、ひとつの国が相手であっても焼き尽くすほどの強大な炎の一撃。
完璧なる宝具であった。
──────相手が、宵星でなければ。の話だが。
『
光が、炎が、太陽が飲み込まれていく。あっという間に、まるで元より無かったかのように、真っ黒いその球体の中に吸い込まれていく
『太陽の騎士。太陽はね、偶に姿が消えるんだよ。こういうふうにね。』
しかし、既にその声はガウェインには届かなかった。
自分の力の全てを一手で封じられたこと、そのそのショックはかなりのものであった。それでも、心が砕けぬのはさすが、円卓の騎士とだけ評して置こうと思う
「……ふ、ははははは、……その程度で私を封じたつもりですか!私は円卓の騎士ガウェイン!音に聞くガウェイン!例え、太陽の加護が無かろうと、私は決して挫けなどは……」
『うーん、うるさいから消えてもらうよ。
天より降り落とされた星がごとき光の剣。それはガウェインがいた位置を文字通り消し飛ばした。
『さて、他に私に踏み潰されたいのは、誰……おや?』
「ポロロン……ガウェイン卿の作った僅かなる隙を決して無駄には致しませんよ……それが円卓の騎士なのですから!」
星って綺麗だよね〜。