※この作品はR-18です。

Fate.Lost answer   作:菜月 優

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太陽は沈む

初めに反応したのは、ランスロット卿。その得体の知れない状況でも主君を守るため、迅速に行動した。

 

──────対価は、主君の驚きの顔。失ったものは己が左半身。

 

「……え……どう、して……?……なんで……なんで!?」

 

「ああ、申し訳ございません。……王の眼前で倒れるなど、騎士として……、有るまじき行為。……お許し頂けますか……我が王よ……。」

 

ランスロットを襲ったのは先程撃ち込んだ光の槍。即ち、ロンゴミニアド……。

 

「アルトリア、武器を構えなさい!。なにかやばいものが現れています!……ロンゴミニアドの直撃を持ってしても倒せないとは……理解が追いつきませんよ全く。」

 

『そりゃそうさ。君達では役不足にも程がある。そもそも、わざとくらったというのに、何を喜んでいたのですか?愚者どもは……全く……。』

 

融けた装甲の下から服を着た女性が現れる。見た目は、宵星ではあるが、髪色は白。瞳はクリスタルのような、プリズムのような何色とも言えない色をした……女性。

 

そして何よりも、肉体のあちらこちらから青い光、魔術回路の模様が光っている。

 

彼女は今、根源に接続している。「回帰」「進化」そしてそのふたつを繋ぐ「宇(・)宙(・)」の力そのものとなった。端的に言って、並の、サーヴァントごときでは倒せないほどの存在。

 

──────最初に動いたのはガウェイン。

 

「……我が仲間を傷つけたこと、その身をもって償いたまえ!パーシヴァル、馬を借りますよ!…………おおおおおおおおおおおお!宝具、発動!詠唱など不要!既に太陽は我が手にあり!くらえ、転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)!」

 

それは太陽。地表に生まれし太陽そのもの。全力以上の一撃。

例え、ひとつの国が相手であっても焼き尽くすほどの強大な炎の一撃。

完璧なる宝具であった。

 

 

 

──────相手が、宵星でなければ。の話だが。

 

『日蝕球(エクリプス・スフィア)』

 

光が、炎が、太陽が飲み込まれていく。あっという間に、まるで元より無かったかのように、真っ黒いその球体の中に吸い込まれていく

 

『太陽の騎士。太陽はね、偶に姿が消えるんだよ。こういうふうにね。』

 

しかし、既にその声はガウェインには届かなかった。

自分の力の全てを一手で封じられたこと、そのそのショックはかなりのものであった。それでも、心が砕けぬのはさすが、円卓の騎士とだけ評して置こうと思う

 

「……ふ、ははははは、……その程度で私を封じたつもりですか!私は円卓の騎士ガウェイン!音に聞くガウェイン!例え、太陽の加護が無かろうと、私は決して挫けなどは……」

 

『うーん、うるさいから消えてもらうよ。星屑の光剣(スターダスト・カリバー)。』

 

天より降り落とされた星がごとき光の剣。それはガウェインがいた位置を文字通り消し飛ばした。

 

『さて、他に私に踏み潰されたいのは、誰……おや?』

 

「ポロロン……ガウェイン卿の作った僅かなる隙を決して無駄には致しませんよ……それが円卓の騎士なのですから!」

 

 




星って綺麗だよね〜。
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