第9席の女の子は、ルナ=レナーと言うらしい。どうやら天文科の天才なのだとか。
「おや、第8席、10席、11席は?」
「あー、なんか調査の装置が不調だから直しに行くって走ってきましたよ。」
「なるほどでは仕方ない、ここにいる君主たちよ、自己紹介をしてくれた前。まずは私、第1席、シュバイツ・クロウラー。元、創造科だ。今は、時計塔なんてあって無いに等しいからね……。はい、次!」
「はいはい☆いやあ、私の愛しい子が来てくれたんだ☆ここは盛大に祝おうじゃあないか☆……失礼、ルミナス・ルロイ第2席さ!こう見えてアトラス院の一員だったんだぞ☆」
「……あ?……ちっ俺かよ。……ギィ=ロー。第3席。……訳あって鉱石科の君主やらされてるんで……そこんとこ、よろしく……。」
「言峰美琴と、申します。貴女に主の御加護と、……あとは主へのお賽銭なんか貰ってもいいのですよ?……第4席やらしていただいてますの、こう見えて私聖堂協会の封印指定執行者だったりするんですよ?」
「第5席。オルビア。……特に話すことはありませんが、天文台カリオン所属です。……貴女は静かにできる人でしょうか?」
「第6席、ネフェラリー・ルーセットと申します。ふむ、見たところかなりお若い様子ですがその佇まい……かなりの修羅場をくぐってきた猛者と見受け致しました。ぜひ拳を交えてみたいものですなあ。」
「おっさん、少し黙れ。喋るな、吐き気がする。……ラナン・カナンだ。全く、さっさと研究に戻りたいのだがな……。代7席を担当している。彷徨海のひとりだ。よろしく」
「あとの3人は、また後で来るだろうから……とりあえず、みんなでパーティーと行こう!」
──────3時間後。
まさか、あんなにどんちゃん騒ぎになるとは……。お酒の力は恐ろしい。
1人水を飲みながら空を見上げる。ちなみにここは、天文台と言うらしい。
星が煌めいている。それを見ながら私はイメージする。
星の瞬き、幾つもの人々の織り成す祈り。
手の中に光が灯る。その光はまるで今にも消えそうな程、不規則に点滅している。
されど、その光は確かなものとしてそこにあった。
「星は願いが収斂されることでより異なる輝きを放つ……か。確かにね……お母さん。」
その光を私は地面におもむろに落とす。
なんのことは無い、ただぼーっとしてふと気になっただけなのだ。
……結論から言うと、その周辺が消し飛びかける程の魔力爆発を起こした。
そりゃそうさ。星の光なんて一欠片でも恐ろしい熱量を秘めてるのだから。
次の日の朝、私は寝床の外から聞こえる風きり音で目が覚めた。
外に出てみると、美琴さんが、鍛錬をしているところであった。
「おはようございます。美琴さん。……朝っぱらからよく身体が動きますね……。」
「ん、あぁ、貴女はですか。主の言葉はまだ聞いておりませんよ。」
「その武術はなんでしょうか?すごい速度で拳を打ち出してますけど」
その日、私はメインウェポンを獲得した。
格闘少女ってなんかいいよね