ヘクトールの亡骸を後にし私は少し先に進むことにした
今回、秘匿領域に来たのは訳がある。
それはゴーレムの素材を集めるためであった
まず、ひとつ話しておくことがあるのだがあの秘匿都市の変形した空母艦は人には操れぬ代物である
それゆえ、その操作は全てセミラミスに任せてある
彼女もまた、なにか思うことがあったのだろう……すぐに了承してくれた
その為、私は基本1人で戦う羽目になるわけで……まず他対1だと消耗が激しい……それに数の暴力は捌ききれなかった時に負けを意味する為、安全策を用意して戦うことを私は考えた
その結果、行き着いたのがめちゃくちゃ強いゴーレムを召喚してサーヴァントのように操作して戦うという方法であった
勿論、創るゴーレムはサーヴァントを超えた性能にするつもりなのだが、そこで何で外骨格を作るか……というのが悩みであり、ここ数日秘匿領域に潜っていた理由なのだが……。
とりあえずいまさっき倒したヘクトールの核と聖剣デュランダルを基礎に組み込んで……あとは土で作るか?……いや、ダメだな。土がヘクトールの核の出力に耐えられない。
……それなら、鉱石?いや鉱石だと動きが硬すぎる……。
ぶつぶつと独り言をつぶやくこと実に1時間
結局、素材になりそうなゴーレムを探すという最初の目的に戻ってしまったわけである
「さて、……ゴーレムちゃん出ておいで〜ほら、美味しそうな土だよ〜……こんなんで出てくるわけないか……それなら……。」
私は手の中に爆破の魔術を作り出し辺り一面にぶん投げまくる。
無差別爆撃とでも言うべき行為。それは当然ゴーレムの防御システムに引っかかる。
周辺の遺跡からワラワラとゴーレムが出てくる。
その数実に1000体以上。
まるで山が動いているかのよう。土塊や岩石、鉱石や魔術鉄の様々な形のゴーレム達が……いっせいに私目掛けて走り出してくる。
──────想定以上!けど問題などない。
私は魔術式を周辺に多数展開する
並列魔術式起動。さて、あとは全てを殲滅するだけ。
「……さあ!ゴーレムハントの始まりだああ!!!!」
辺り一面を魔術の閃光と爆発。吹き飛ぶゴーレムの肉体が辺りに飛び散り……さながら畑を耕す人のような状態になっていた
──────2時間後。
「……まだ出てくるか!……ええい、周囲の魔術式の残骸よ我が手に集え、再展開してやる!
もはや、魔術を展開するのすらめんどくさくなり拳で殴り始めること……1時間。
全てのゴーレムは土塊へと帰って行った。
後に残ったのは土の中に埋まっている宵星のみ。
……とりあえずこの場にあった全ての土、鉱石、魔術鉄、魔術鉱石、神獣の皮などを回収して回る。
以後二度とゴーレムハントなんかしてやるか!と彼女は思ったそうな
破壊しないように素材が傷つきすぎないようにゴーレムを倒すのはかなりの難易度なんでしょうね