※この作品はR-18です。

Fate.Lost answer   作:菜月 優

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夜明けの日々

秘匿領域には巨大な広陵地帯があり、ある種のセーフティゾーンへとなっている

 

勿論、その周りを巨大な山脈に囲われた孤立地帯。

そんなところに人が来ることはほとんどなく、また、サーヴァントでさえも立ち寄らないという不思議な空間となっている

 

私はその丘の上にたっていた。

 

別になにか考えがあった訳では無いが……何故かそこに行く必要があった気がした……というそんな感じの理由だ

 

時刻は日付が変更される直前。

 

──────誰もいない丘の上。

 

私はコーヒー豆を取りだし魔力で粉砕する。

コップに敷いたフィルターにそれを載せ、お湯を魔力で作り出し……注ぐ。

 

作り終えたコーヒーを片手に私は星を眺める

 

少し苦いコーヒーを口に含み、ミルク入れ忘れたなあ……なんでどうでもいいことを考えながら空を見上げる。

 

少し肌寒いけれど、満天の星空を見ているとそれもまた良いものだと感じる

……星はいつも私を見守ってくれているのだなあ……とか少しポエムを呟いて見る。

少し頬が暑くなったけど……多分コーヒーが熱かったせいだろう。

多分。

 

私は床にベットを敷いて横になる

 

「あぁ、幼い頃……母と星を見に行ったなあ……そう、とても綺麗な……満天の星空に思わずはしゃいじゃって……ふふ。……あのころは全ての物が光輝いていたっけ……。」

 

もう戻れない。そんな懐かしい記憶を思い出しながら私はまぶたを閉じる。

 

満天の星は常に光り輝いている。

 

──────星図とは一種の魔術であり、当然彼女は強くその影響を受ける。

 

まして、ここは最も星の影響を受ける場所。

 

彼女の身体にまた幾つもの星の力が流れ込む。

それはいつか来る終わりを乗り越えるための力になる。

 

かつて昔の時代、人々が願いを託した星座という名の神話の残り香。

たくさんの人が思い描いた物語は星に刻まれる。

やがて人々が消えたあとでも星は残り続ける

 

星の導きはいつの時代も人々の迷いを解決してくれる

 

さて、そろそろ目を覚ます頃だ。

 

即ち、夜明けの刻

 

私は瞼に光を、熱量を感じて目を開ける

 

いつの時代も夜が明けることは希望を意味しているわけで

 

「……んん、う、もう……朝か……あ。んんー!気持ちのいい朝焼け!……太陽もやっと見えてきたし……んー朝!サイコー!」

 

朝からテンション高いなと思った人、君も山にでも登って朝日を見てご覧なさいな、きっと彼女の気持ちがわかるから

 

夜の帳が朝日によってかき消されていく。

彼女の中には、朝と夜。その二つがあるが……実はかつて……アルビオンの力を分析した時、境界線の力を得ている……つまりそのどちらでもない状態。

 

彼女は朝と夜の境目の時、空想と現実の狭間の力がインプットされている

それは、1と0の境目。すなわち、終始境界

 

ま、今は関係の無い話さ。

 

とりあえず彼女は秘匿都市に無事に戻った。とだけ伝えておこう




日常回もいいよね〜
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