ところでなぜ、1人で彼女が動くことが出来ているのかについてだが……君主の1人としての特権である
さて、今彼女がどこに居るのかについてであるが……異世界へと繋がる転送門の前。としておこう
話は2日前の事、秘匿領域にあった山脈の裏側に巨大な穴が空いているのを観測したことから始まる
その穴はまるで海の底へと続いているようなそんな形相をしていたわけで……とりあえず探索用の使い魔を送ったのだがその全てが行方不明となってしまっていた
様々な技術者たちがその穴が何処に繋がっているのか、また何なのか探すために手を尽くしたが結局のところ何も分からなかった
その為、君主のひとりであり、サーヴァントすら倒せる強さを持ち、妖精の試練を超えた彼女に白羽の矢がたった。というわけである
ちなみに宵星が見た感想は、これは多分やばい。の一言のみ。
それだけヤバいのだ、ということだけは秘匿都市の人々に伝わったわけです
そんなこんなで今から彼女は潜る。
死ぬほど嫌なんすけどね。
……つーか、こんな見るからにやばいものを調査って……アホなのか?……まぁ私も中身が気にならない、と言ったら嘘になるし……
とりあえず中身の調査と危険なら即刻帰還することを条件に、私は潜ることになった
──────私は穴の中心に向かって飛び込む
ざぶん。という波の音とともに彼女は
そう、
まるで紐なしバンジー。底無しの海に落ちていく。
「聞いてた話と違う!……まさかのこれ水がない!いや正確にはあるんだけど……なんですか!これは?!」
ヒュウーという音とともに彼女は落ちる。
背中に冷たいものが走る
そんな自由落下は突如終わりを迎える
つまり水底に着いた。ということだ
……水底なのかな?……と周辺を確認していると突然話しかけられる
「おお、こんな水底に人が来るとは……珍しいじゃないか。ふむ、かなり勇気のある人と見受けた。んーしかし惜しいな!君は俺のタイプでは無い!」
男は褐色の肌をした大男。
右腕には
「海、見たいだろう?……はは……当たり前なのさ。
なんせ俺はポセイドン。すなわち母なる海の神にして門番……そう、星間都市山脈オリュンポスへと繋がるこの門の門番のひとり。」
……まさかの神様。まずい、まだ武器が出来てない……。
一応神殺しの武器は作っていたのだけど……まだ未完成なままだし……。
ってか何あれ、なんで身体が機械なんだ?
「何故か俺が機械なのか謎って顔をしているな。まぁ無理もないな。ま、昔色々あってな。オリュンポス十二神は正しくはオリュンポス十二機神と言うのさ。俺たちは元々星を渡る舟だった」
「星を渡る舟?つまり宇宙船?……その割に舟ってより人型ですけど……?」
「ああ、でかいと場所を取ってな……邪魔だったんで人型に全ての権能を機能をシステムを全て凝縮した。それが今の俺たち、収斂機神体。」
「それで……私をどうするの?何も無いなら帰って寝たいんですけど。」
「はははは。神様にさえその口調、面白いな!……本当に……な」
その瞬間、空気が凍る。深海に落ちたような圧力。身体が軋む、そんな感覚が宵星を襲う。
その顔、声から私は理解する。ああ、逃げられない。侵入者としてここにいる時点で私は彼らの敵なのだと
ここからしばらくオリュンポス攻略編が始まります。
FGO本編とはまた異なる形になりますのでネタバレは基本ございません故、安心してください