※この作品はR-18です。

Fate.Lost answer   作:菜月 優

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海を越えるもの

……肉体は再生される。身体の穴が塞がれる。

 

否、これは肉体を魔術で補っているだけなのだ。それでも一時的には戦える

 

「……まだ、バットエンドは早いから……ね。……さて、私はまだ生きているけど……いい加減許して貰えないかな……ちょっとまだ死の恐怖が染み付いてるんだよ……」

 

「はは、お前本当に人間か?……いいぞ!もっと楽しませろ!と言いたいが、そうも行かないんだなぁ……それが」

 

「?何かあるのか?……」

 

「ああ、ま部外者には教えられないがな。……つーわけで時間が無いのでそろそろ跡形もなく消し飛ばすとするか」

 

「それは無理ですよ。なぜなら私はあなたに勝つのですから!」

 

そう言ってポセイドンに対して、不敵な笑みを浮かべる宵星。

 

「……ほお、何が策がある……と?」

 

「ええ、とても単純な策ですけどね……ま、貴方程度なら余裕で勝てますからね!」

 

嘘である。そんな余裕は全くといっていいほどない。

しかも、足の震えが未だに収まらないあたり、恐怖心もかなり残っている。

 

それでも、確かに策は仕掛けた。あとは、それとなーくその策に誘導するだけ……なのだけど……果たして効くのか?……一松の不安がよぎる……

 

意味も無く抱く不安は、勝手に培養されていく。まるで、カビのように……粘菌のように、べっとりと染み付いて…………そんな不安を振り払うように私は、星の魔術を起動する

 

「星屑の雨(スターダスト・レイン)!続けて多重詠唱……重力弾(グラビティ・バレット)!……まだまだ行くよ!天は巡り、星は煌めく、それは唯の天球にあらず。遍く天球よ、抱きし星を落とせ!……」

 

そんな私の全力の魔術は、一突きで消し飛ぶ

 

「ん?今何かしたか?……ああ悪い、そう怒るな。いやぁなんというか、この後の戦いのいい肩慣らし程度にはなってくれたかな……ってことですまんな、時間切れだ

……せめて苦しませずに……って何!?」

 

私は影に潜み、一瞬でポセイドンの懐に入る。

 

「……貴方は機神と言ったな、ならばこれはかなり嫌だろう!……EMP!さらに、妨害電波(ジャミング・チャフ)!そして、パルスレーザー!」

 

それは、機械に対してかなりのダメージを与えるものをまとめてぶち込むという、単純な一撃

 

されど、機神である彼らにはかなりの致命傷へと変わる

 

ポセイドンの動きが一瞬止まる。そのタイミングを逃す私ではない!

 

いまだ!、逆説的証明開始(パラドックス・シリンダー)ON!……神などいない!それが私たちの世界の今(・)の(・)ルールだ。

 

「くらいな!神は死んだのだ(ニーチェ)!」

 

真っ黒い極太レーザーが手から発射される

 

「行っけぇぇえええ!!!!」

 

その力はポセイドンの肉体を半壊させる。

 

そう、半(・)壊(・)し(・)か(・)出(・)来(・)な(・)か(・)っ(・)た(・)のだ。──────そりゃそうなのだ。

機械は神ではない。ならば今の一撃で否定したのは神の部分のみ。

 

「…………通りな。俺を……油断していたとはいえここまで追い詰めたんだ。おそらく次(・)の(・)門(・)番(・)も(・)超えれたならば……ま、ゼウスの野郎もお前を認めてくれるだろうよ……っーわけで、すまんな、俺は門番としてひとつの可能性を見せられた。……後のことは頼むぜ、ア(・)ル(・)テ(・)ミ(・)ス(・)。」

 

「……え?」

 

 




次はアルテミス戦……さて、ポセイドンからの情報は伝えられてますので……どうやって勝つのでしょうか?
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