ポセイドンを後にし、進むこと5分、目の前に見えてきたのは巨大な湖
そしてその中心に浮いている人が1人
「……あれが……アルテミス?……私の知ってるオリオンについてくる人とは少し違う?」
なんて、呑気に考えている暇がなかったことを私はのちのち思い知る。
というか、すぐに思い知ることになる。月女神はかなり好戦的かつ、容赦が無い……ということを
私が湖に足を踏み入れた瞬間、全方位から光の弓矢が放たれる
「……うわ!!!……やべ、ちょ!……宝石の盾よ、って一撃で粉砕されてく……くっそ、なんだそりゃ……!ええい、境界回……ひえっ!速すぎる!……」
ま、地獄絵図です。はい、そもそも……神は待ってなどくれませんからね。
気づくと私は光が刺している場所まで誘導されていた。
そして、そこに気づいた瞬間、空から真っ赤なレーザー光線が放射される
──────……ゔ……い痛……ん、ここ……は?
「む、目が覚めましたか。侵入者よ、まさかあれを食らって生きているとは……やはり人とは違うようですね……滅ぼしましょう。」
「あの……ここは……貴女は?……」
「質問が多いですね、侵入者。貴女は侵入者なのです。不正に来ただけの侵入者なのです慮外者。……兄様ならもっと上手く捌けたというのに……私には狂わせることしかできませんから……」
「あの……質問に答えて……」
「神に指図しないでください侵入者、慮外者、うつけ者、イカレ野郎。貴女を殺すことなどこのアルテミスには容易いのです。それでも殺さないのには訳があります。」
「訳……ですか?……」
「ええ、貴女はポセイドンを半殺しにしました。全くどうやってかは知りませんが……あの機神の中でも2番目に強いという存在を、です。当然、最高神は貴女にとても興味があります。……そこ、照れるところではありません。」
「話を戻しましょう。貴女は私の攻撃を受けても倒れなかった。そして、今
「……神々の試練?……なんか複雑だと嫌なのですけど……」
「……神にタメ口とは……もう一度殺した方がいいと私は思うのですが、まぁ、いいでしょう。……さて、試練の説明ですが、それはたった1つです。1つ、それさえクリアすれば貴女は晴れて自由の身です。……なんなら客人としてオリュンポスに招きましょう。」
「……その試練とは?……一体何なのですか?」
私のその質問に、アルテミスはニヤリと笑って言った。
「ええ、簡単です。
無理ゲースタート。