※この作品はR-18です。

Fate.Lost answer   作:菜月 優

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月女神の選別

ポセイドンを後にし、進むこと5分、目の前に見えてきたのは巨大な湖

 

そしてその中心に浮いている人が1人

 

「……あれが……アルテミス?……私の知ってるオリオンについてくる人とは少し違う?」

 

なんて、呑気に考えている暇がなかったことを私はのちのち思い知る。

 

というか、すぐに思い知ることになる。月女神はかなり好戦的かつ、容赦が無い……ということを

 

私が湖に足を踏み入れた瞬間、全方位から光の弓矢が放たれる

 

「……うわ!!!……やべ、ちょ!……宝石の盾よ、って一撃で粉砕されてく……くっそ、なんだそりゃ……!ええい、境界回……ひえっ!速すぎる!……」

 

ま、地獄絵図です。はい、そもそも……神は待ってなどくれませんからね。

 

気づくと私は光が刺している場所まで誘導されていた。

 

そして、そこに気づいた瞬間、空から真っ赤なレーザー光線が放射される

月光大砲(ルナ・カノン)とでも言うべきその一撃は、文字通り彼女を消し飛ばした

 

 

──────……ゔ……い痛……ん、ここ……は?

 

「む、目が覚めましたか。侵入者よ、まさかあれを食らって生きているとは……やはり人とは違うようですね……滅ぼしましょう。」

 

「あの……ここは……貴女は?……」

 

「質問が多いですね、侵入者。貴女は侵入者なのです。不正に来ただけの侵入者なのです慮外者。……兄様ならもっと上手く捌けたというのに……私には狂わせることしかできませんから……」

 

「あの……質問に答えて……」

 

「神に指図しないでください侵入者、慮外者、うつけ者、イカレ野郎。貴女を殺すことなどこのアルテミスには容易いのです。それでも殺さないのには訳があります。」

 

「訳……ですか?……」

 

「ええ、貴女はポセイドンを半殺しにしました。全くどうやってかは知りませんが……あの機神の中でも2番目に強いという存在を、です。当然、最高神は貴女にとても興味があります。……そこ、照れるところではありません。」

 

「話を戻しましょう。貴女は私の攻撃を受けても倒れなかった。そして、今狂気の空間(ルナティック・ルーム)に幽閉されてもなお、精神を保っている。そんな貴女に……ひとつ、神々から試練を与えるということが決まりました。……ちなみに拒否権はないですよ」

 

「……神々の試練?……なんか複雑だと嫌なのですけど……」

 

「……神にタメ口とは……もう一度殺した方がいいと私は思うのですが、まぁ、いいでしょう。……さて、試練の説明ですが、それはたった1つです。1つ、それさえクリアすれば貴女は晴れて自由の身です。……なんなら客人としてオリュンポスに招きましょう。」

 

「……その試練とは?……一体何なのですか?」

 

私のその質問に、アルテミスはニヤリと笑って言った。

 

「ええ、簡単です。ゼ(・)ウ(・)ス(・)か(・)ら(・)雷(・)霆(・)を(・)奪(・)う(・)こ(・)と(・)です。」




無理ゲースタート。
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