雷霆。それはゼウスの持つ雷の通称
正確には、巨人によって作られた最高峰の武器のひとつにしてゼウスという神の力そのもの
私は、YESしか言えないような状態であったため、仕方なしに承諾したが……正直、無理ゲー。
いやいや、最高神からその武器を奪うとか……難易度がルナティックなんてもんじゃないぞ…………作戦……効かないだろうな……。
「何をブツブツ言っているのですか侵入者。あまりにうるさいと、ハエみたいに潰してしまいたくなりますね。
ま、しませんが。だって私の手が汚れるのは嫌ですし」
……この人本当にアルテミスなのか?なーんて疑問はすぐに解かれる。
出口をぬけた時、そこに居たのはおよそ1000人以上の女性の狩人。……正確に言うなら、一人一人が並のサーヴァント以上の魔力と戦闘能力を有しているレベルの。であるが
「「「お帰りなさいませ、アルテミス様。今日もまた素晴らしい狩りをさせて頂き、ありがとうございます。」」」
「……ま、いいでしょう。とりあえず、離宮に戻っていなさい、すぐに戦闘準備と配置をするように、戦はもうすぐなのですから」
戦?……私は改めて街の様子を見る、まるで宙に浮かぶ街。そのように取れる超技術の街。それがおそらく、オリュンポスなのだろうとはすぐにわかったのだが……確かに街の至る所に武装した兵士や機械人形や巨神兵などが配置されている
──────と、目の前に突然、雷が落ちる。そして、そこには……
筋骨隆々な肉体に少し年老いた見た目。されど、魔力はまさに桁が違った。
まるでその姿は何者であっても歯向かうことを許さぬという厳正なる絶対者。
即ち、最高神ゼウス。クロノスを打ち倒し、ウラノスの役割を引き継いだギリシャ神話における絶対神。
「「ふむ、お前が侵入者か。……あのポセイドンを打ち倒したというまさに、神殺しに相応しいものは」」
その言葉の圧だけで、身体が潰されそうになる。思わず膝を地面に着きそうになるが、気合いでなんとか立て直す。
「「ほう、私の言葉で倒れないとは……ふーむ……普段であればもっと沢山の試練を課して英雄にしているところなのだが……あいにく今、忙しいのでな。」」
「あ、あの……不躾で申し訳ないのですが……戦があるのでしょうか?」
「「その通り。予言があったのだ。曰く、今日このオリュンポスに全ての厄災が押し寄せると。されど、希望は異なる世界からのものがもたらすであろう……と。」」
「異なる世界からのもの……つまり私の事?でしょうか?」
「「分からぬ。故にお前を試す。私からこの、雷霆を奪ってみよ。其れこそが確かめるすべである。」」
「奪うだけでいいのですか?なら……」
私は瞬間移動をする、一瞬でゼウスの脇の部分に滑り込み、雷霆に触れ……
──────肉体が消し飛ぶ。
「ゔ……ぐ……ぐぐ……か……は……」
その雷は全ての雷の集積装置。つまり、今の私が触れて良いものではなかった。
身体が黒焦げになりながら私は今の行動を反省する。
「
肉体が、4秒前に戻る。
魔法とは有り得ないことを有り得るようにするもの。
つまり、魔法使いVS最高神のマッチアップの始まりさ
ゼウスって女関係がやばいんだけど、機神の今もそこどうなんだろうか?