私は身体を再生する。確かに魔法とは便利な力だ。
「「ほう、今の力は……世界の理に干渉したのか……流石にヒトとしての限界を超えすぎていないか?」」
お生憎様、こちとら何度も超えてきたっつーの。
そんな私に対して、周囲からどよめきが生まれる。「人のくせにこんな力を?とか言ってる」
ふむ、あまり言いたくは無いがうぜえ。
びっくりするほどうぜえ。……なら、こっちからサクッと……とは行かないけど……
「「む?」」
当然、神様の肉体には傷一つないが、私はところ構わず撃ち続ける
──────当然その行為に対して、ゼウスは反撃をとる。
即ち、雷霆を放り投げる。
瞬間、私は肉体が瞬時に蒸発仕掛けるほどの熱量に襲われる
「っ……づあ!!……か、は……」
今の電荷で全身のありとあらゆる魔術回路が焼き切れる。防御のための自動身体強化が
「
肉体が再び再生される。だが、心に残った恐怖は消えることは無い。それゆえ、彼女はまだ戦うべきか……と悩み続ける事になる。
ゼウスの肉体には傷一つつかない。それなら、奪う方にシフトしたい。けど、まだゼウスは1歩たりとも動いていない。それが不味い。
ポセイドンのことを思い出す。あの巨体で一瞬で距離を詰めてきたあの神のことを考えると、それより強いゼウスはもっと早いはずだ……と。
「……と、考えてたら死ぬんだよなあ!防御結界!」
再び雷の矢が飛んでくる。1発1発が宝具を遥かに上回る程の火力。
そんなものを防ぎ切れる訳もなく、余波で宵星は吹き飛ばされる。
それでも、まだゼウスは戦うというポーズをほとんど取っていない。
言い換えると、舐めプである
「……へん、その舐めプが命取りって教えてやるさ!」
私は一つ勘違いしていた。そもそも、神は舐めプなどしていなかったことを。
神はいつだって真剣に、絶対者として振る舞う。その事がよくわかっていなかった。
ましてや、神の王たるゼウスが舐めた動きなどしているわけがなかったということ……つまり、その、舐めていたのはこちら側だった……ということさ
私は、地に伏していた。さっき突然地面が光ったかと思ったら身体にめちゃくちゃな電撃が走って身体が麻痺して動けなくなってしまった。
結局、彼女は甘かった。地面に電荷を貯めてそれを相手に付与し、途中で解放することで相手の油断を誘い敵を倒す。それがゼウスの技のひとつ、
次はどうやってゼウスを攻略するのか?という話です