※この作品はR-18です。

Fate.Lost answer   作:菜月 優

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超越者

肉体の再起動が開始される。

彼女は《死なない》。──何故なら、彼女は全てを越えるもの。それゆえ、死ぬほどのダメージでさえ越えてしまう。超越。

全てを超越する為の力、それが進化という魔法の根源。

 

人には限界が存在する。神とヒトには絶対の差がある。

それこそ、2次元と3次元ぐらいの超えることなどできない壁がある。

しかし、彼女の能力(ちから)は、その壁を超える。

 

「「なんと、今の雷でさえ死なぬとはな。ふむ、面白い」」

 

「なんも、面白くないんですよ!……あぁ、まだピリピリしてる……でも、もう小細工は辞めます。真正面から貴方から雷霆を奪います!」

それは、周囲の者にとって理解できない一言であった

 

私は、武器を構える。武装、極限(リミテッド)起動。

これよりは私は壁を超え続ける。

彼女の肉体が青く光り輝く。まるで、星のように。

 

ゼウスは再び雷霆を振り下ろす。

轟雷が彼女を襲う。──────しかし彼女は回避などしない。真正面からそのエネルギーを受け止める。

 

彼女の肉体が瞬間的に蒸発する。──────しかし、それすら無視して彼女は歩き出す。肉体が次々と吹き飛ぶ。その度彼女は巻き戻す。「再生」「再生」「再生」「再生」「再生」「再生」……

 

──────彼女は消して止まらない。1歩、1歩ずつ近づく。

まるで牛歩。しかし確実に、絶対に、明確に、ゆっくりと近づく。

 

「再生」「再生」「再生」……………………流石に、ゼウスと言えども、焦りが見え始める。

 

ゼウスの肉体に武装が集まる。それは決戦仕様。

ここよりは、神々、いや機神の本気が始まる。

 

神罰。そう呼べる程の強力な轟雷を受け止める。

しかし、彼女は再生ではなく、「進化(エボルブ)。」そう唱える。次の瞬間、肉体が、先程までの雷に耐えれる肉体へと進化する

 

そして、ゼウスの本気の一撃を、彼女は本当に肉体で受け止めた。

唖然とするオリュンポスの民。

しかし、ゼウスは再び、雷を雷霆に集める。

そして、収斂した雷を……天を割くほどのエネルギーを

一撃としてぶん投げる。

かつて、この地を襲った白き巨人を撃退した一撃を、彼女に使った。

 

──────オリュンポスが揺れる。……その後、その場所には超巨大なクレーター……いや、穴が生まれた。

 

……流石に、ゼウスの勝ちだと確信したオリュンポスの民は、歓声を上げる。

 

他の神々も、喜びと安堵の声を上げる。……ゼウスを除いて。

 

「「オリュンポスの神々、民たちよ……彼女は我の試練を超えた。現にみよ、我が手に雷(・)霆(・)が(・)戻(・)っ(・)て(・)こ(・)な(・)い(・)。その意味が分かるか?」」

その一言で、その場にいた全てのものが、どよめく。

 

そう、彼女は耐えた。いえ、超えた。あの雷を、神罰に等しいそれを超えた。

つまり、彼女の勝ち……という事さ。




次は、オリュンポスに迫る危機に奔走するパートです!
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