肉体の再起動が開始される。
彼女は《死なない》。──何故なら、彼女は全てを越えるもの。それゆえ、死ぬほどのダメージでさえ越えてしまう。超越。
全てを超越する為の力、それが進化という魔法の根源。
人には限界が存在する。神とヒトには絶対の差がある。
それこそ、2次元と3次元ぐらいの超えることなどできない壁がある。
しかし、彼女の
「「なんと、今の雷でさえ死なぬとはな。ふむ、面白い」」
「なんも、面白くないんですよ!……あぁ、まだピリピリしてる……でも、もう小細工は辞めます。真正面から貴方から雷霆を奪います!」
それは、周囲の者にとって理解できない一言であった
私は、武器を構える。武装、
これよりは私は壁を超え続ける。
彼女の肉体が青く光り輝く。まるで、星のように。
ゼウスは再び雷霆を振り下ろす。
轟雷が彼女を襲う。──────しかし彼女は回避などしない。真正面からそのエネルギーを受け止める。
彼女の肉体が瞬間的に蒸発する。──────しかし、それすら無視して彼女は歩き出す。肉体が次々と吹き飛ぶ。その度彼女は巻き戻す。「再生」「再生」「再生」「再生」「再生」「再生」……
──────彼女は消して止まらない。1歩、1歩ずつ近づく。
まるで牛歩。しかし確実に、絶対に、明確に、ゆっくりと近づく。
「再生」「再生」「再生」……………………流石に、ゼウスと言えども、焦りが見え始める。
ゼウスの肉体に武装が集まる。それは決戦仕様。
ここよりは、神々、いや機神の本気が始まる。
神罰。そう呼べる程の強力な轟雷を受け止める。
しかし、彼女は再生ではなく、「
そして、ゼウスの本気の一撃を、彼女は本当に肉体で受け止めた。
唖然とするオリュンポスの民。
しかし、ゼウスは再び、雷を雷霆に集める。
そして、収斂した雷を……天を割くほどのエネルギーを
一撃としてぶん投げる。
かつて、この地を襲った白き巨人を撃退した一撃を、彼女に使った。
──────オリュンポスが揺れる。……その後、その場所には超巨大なクレーター……いや、穴が生まれた。
……流石に、ゼウスの勝ちだと確信したオリュンポスの民は、歓声を上げる。
他の神々も、喜びと安堵の声を上げる。……ゼウスを除いて。
「「オリュンポスの神々、民たちよ……彼女は我の試練を超えた。現にみよ、我が手に
その一言で、その場にいた全てのものが、どよめく。
そう、彼女は耐えた。いえ、超えた。あの雷を、神罰に等しいそれを超えた。
つまり、彼女の勝ち……という事さ。
次は、オリュンポスに迫る危機に奔走するパートです!