私は武器を創り出す。
それは、断頭剣……エクスキューショナーソードと呼ばれたもの。
まず、あの肉体に突きは効かなかった。
……とするならば、打つか切る。
しかし、ふりが遅い武器……即ちハンマー系の武器は間に合わないかもしれない。
ならば一撃で首を撥ねる。魔術の効きが悪いのはおそらく、加護のようなもののせいだろう。──────誰の?……そもそも、ティターン神族は封印されていたはずでは?
そんなことを考えながら私は先程の場所へ急ぐ。
と、目の前に青銅の犬が現れる。
それはまさに、機械仕掛けのロボットとも言える見た目のそれは、その牙を剥き出し襲いかかる
「!?……まじか、急がないと行けないのに!……えりゃあ!……硬った!」
断頭剣はものすごい音で弾かれる。
青銅の……それも、古の神々の技術で作られたそれは、おそらくサーヴァント2機ほどの強さであった
一瞬で噛みつかれ、私は苦痛に呻く
「あ……っぐ……痛いん!じゃ!ぜりゃあ!」
私は噛み付かれた腕ごと壁に叩きつけ体を捻る。
「……回転斬り!……」
振りかぶった剣は、一撃で犬の顔を破壊する。
バチバチと音を立てて青銅の犬は停止する。
「硬いだけなら……首筋を叩き割れば何とかなるけど……まぁ銅だしね……脆くて助かった……」
……さて、ひとつ試してみたいことがある。
私はこの動かなくなった犬を圧縮する
ポセイドンの権能を使い、まるで弾丸のようなものサイズまで圧縮濃縮する。……そのうえで、それを何十発にも複製する
私は鍵をショットガン……映像で見た、ウィンチェスターライフルへと変化させ、そこに今の弾丸を装填する。
さて、準備は整った。
私は背中に魔術の羽を創り出し空を駆ける
気味の悪い、ねっとりとした風に少しだけ不快感を感じたが、それは気にしている場合では無い。
「……!見えた!……さっきと同じ手は……もう二度と喰らわない!」
私は加速する。文字通り音速でその巨人の首を狙い、まるで鷹の狩猟のように、急降下しながら一撃で首へと刃を振り下ろす
バキィン!
という、子気味のいい……弾かれた音がする。
しかし、バランスを崩した巨人は前のめりに倒れる
私はその倒れる巨人の下に滑り込む。
そして、目目掛けてウィンチェスターライフルを、青銅の弾丸をぶち込む
その一撃はその巨人を瀕死にするには十分なダメージであった
私はさらに倒れた巨人の心臓部に目掛けて拳を打ち出す。
強力な振動を纏ったその拳は巨人の心臓を粉砕する
しかし、それでもなお巨人は立ち上がる。
私はその様子を尻目に先程の弾丸を頭に次々と撃ち込む。
4発、9発……20発……。やがて25発目で巨人は絶命する。
──────かくして、初めてのティターン神族戦は終わりを迎えた。
しかし、真の恐怖はここからであった
次は、今回の首謀者が登場!