昔、陳宮と呼ばれた英霊が召喚された聖杯戦争があったという。
そこで、彼は近くの英霊を弾丸にして敵マスター達を壊滅させたという記録があった
私は、その情報を見た時にピンと来た。
もしかしたら根源接続者の私ならば、ある程度の魔力があるものを同じように弾丸として射出出来るのではないか?と
……しかし、これ普通の人間に魔術延髄ぶち込めば弾丸に出来るのかな?…………論理的にやばい気がする。これはやめよう。うん
──────現在、私はその方法を応用している。即ち、倒した敵を弾丸にして同族たちに発射するという方法として。
そして先程倒した巨人の構成材質を解析完了したため、もうあいつらに苦戦させられることは……多分ない。
事実、既にあの巨人達を5匹程倒していることが答えであった。
──────さて、ここまでは前座。
巨人の返り血を浴びて金色というか銀色の液体にまみれた私の前に1人の男が現れる
「……ほぉう。何と、何と!人の身でありながらあの巨人を討ち取るとは……いやいや侮れませんなあ!ははは!」
「……誰だおっさん。……なんで貴方宙に浮いているのですか?」
そう、宙に浮いていた。男はまるで
「……失敬、私の名は…………奇術師フーディーニ。ええ、私は世界のルールから逃げることが出来た、世界最高の脱出王。でございます」
フーディーニ。そう名乗った男は、まるでそこに居るような……かと言って触れようものならまるで水のように消えてしまいそうな……なんとも気持ちの悪い魔力をしていた
そして、その後ろからまた1人男が現れる。
眼鏡をかけ、まさに教授とでも言わんばかりのインテリな姿。
「……フーディーニ、敵にわざわざ名乗るな。馬鹿なのか貴様、……全く、俺ならすぐにこいつを殺していたというのに。……ま、いいだろう。地獄は退屈だったからな……さて……お喋りはあまり好きでは無い。故にサクッと始末するとしよう…」
「その前に、あんたも名乗れよ!……私は宵星神奈!巻き込まれたただの人間!」
「…………はぁ。貴様も馬鹿と。……しかし、まぁ名前ぐらいはいいか、ヒントをやろう。
「……あんたの名は、ファウスト。か……。」
そして、その上から翼の生えた悪魔が1人。
「そなたら、早くしたまえ。《《ロキ》どのがお呼びだぞ。」
「あぁ、そうか始まるのか。
北欧神話とギリシャ神話。キリスト教における悪魔などの入り交じった、神話聖杯戦争の始まり始まり