私は手何故産まれたのか。
分からない分からない分からない……接続、確認、error発生。
私は一体何と戦う為にここに居るのか、それはわかっている。だけど、分からないことが多い。オリュンポスの神々を殺す、滅ぼす、殲滅する。それは確かに私の役目だろう。
最も、そんな私は1度完全に破壊された。
身体を貫く宇宙すら貫く雷の一撃。それを受けて私のデータは完全に消滅した、はずだったのだが……
私の思考に何者かが干渉している。それだけが今分かった。……理解が出来ぬ。何故、また私を蘇らそうとする?……答えよ、答えよ!……何故だ!
「……それはね、僕達の悲願だったからだよ……。ごめんね、私達人間は神には勝てない。だから、聖杯を使ってあなたにたくさんの絶望と悲しみの祈りを捧げたの。」
分からない、矮小なるそのもの達の願いなど。私はただ殲滅する為の機械。殲滅する以外に、我は存在してはならぬ。
「これは、はるか昔オリュンポスが出来て、からのこと……彼等によって人生を狂わされて殺された名も無き民たちの小さなる、祈り。叫び。……そして、彼らによって打ち倒された
──────私は我は、咆哮する。
この限りなく、不出来な世界を嘆き、魂から咆哮する。
神を滅ぼせ、あいつらに仕返ししてやれ……そんな小さな声が私の体のリミッターを剥がす。
1度、雷で破損した肉体に新たに悪魔たちの肉体を混ぜて私は再起動する。
悪魔たちの肉体から得たデータを元に、必要な破壊システムを再構築する。
完了。
討つべき敵のデータは全て整った。
ならばもうやることは一つである。
神など、我が敵では無い。よって滅ぼす。
我は神代の終止符を打つもの。即ち、テュポーン・エクス・マキナ!なり!
──────あれを倒さなければ、そう心がザワつく。
あれはこの世界を破壊する気だ……私はそんな嫌な予感に心臓の鼓動が早くなる。
まずい、あれを止めるための策がないと……だけど、ゼウスたちの全力で止められなかったあれを止めれるのか?………分からない。
「でも、やらなきゃ世界が滅ぶ!」
私は眼前に立ち上がる、竜の姿を見た。まるで1度目とは比べ物にならないほどの背丈、まるで人のように立ち上がり、武器を構えてこちらに向かって走り出す。それを
「さあ、世界を守るための戦いを始めようか!」
そんな彼らは果たしてテュポーンを止めれるのでしょうか