「お断りします。そもそも、怪しい勧誘について行っては行けませんとお母さんに言われているので。……では、失礼します。」
「「?!ま、待ちたまえ……この世界を助けたくは……救いたくはないのか?!」」
「いや、だって……怪しすぎませんか?……そもそも、あんたらかつてティターンについてた神でしょ?それがわざわざ私のとこに来るなんて本当に何を考えてるのか分からない……からね。って言うことで……おじゃましました。ではね〜。」
私は、逃げるように走り出す。けれど……
「「待て待て、一旦……そう、お茶でもどうかね……コーヒーでもいいぞ?……我らは今暇なのだ。退屈で死にそうなのだ……だから、話し相手になって欲しいのだ。わかるか?この孤独が……次元の狭間に囚われてもう何万何と立った……退屈で死にそうなのだ……神は死なないけどね。」」
「……じゃあ教えてくれる?なんでティターンの巨人たち、そしてあのテュポーンは動いてるの?」
「「分からぬ。そもそもあれには命令など下していない。もとよりあれは勝手に攻撃をするシステムだからな……」」
なるほど。尚更、こいつらを信用は出来なくなった。
「一応、確認のために聞くけれど……あなた方は何をしたいのですか?……もし仮に私があなた達を解放したのならば……」
「「決まっておろう。我らはただ、我らの名誉の為にオリュンポスを助けたい。我らとで自らの家族が傷つくところは見たくなどない。ましてや、死ぬ……などと有り得てはならぬ。それが我らの……声でしか干渉できない親としての唯一の親心なのだ」」
なるほどー。確かに、彼らは間違いなくオリュンポスの神々の親だ。……片方は本当に全ての親だけど。
……しかし確かにどうにもできないことなのはその通りなのだ。私たちではあのテュポーンに立ち向かったとて、全く歯が立たない。
それこそ、虚空を意味するカオス。時間の支配者……クロノスの力を借りれば確かに倒せる可能性が浮上するが……しかし、それはある意味問題の先送りにしかならないのだ……。
彼らはそもそも、第1次ティタノマキアにおいて、ティターン神族側として、ゼウス達と戦い追放された存在。
それを再びこの世界に呼び戻した場合、どんなトラブルが発生するか……想像しただけで胸焼けがする。
私はまさに天秤にかけるしか無くなっていた。
彼等の力を借りた後の問題と戦うか、自分たちで倒すか……
「……わかった、一旦あなた達が本当に悪い存在なのか、それだけ確かめさせて欲しい。」
果たして、神と対話はできるのか?