※この作品はR-18です。

Fate.Lost answer   作:菜月 優

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初戦闘

──────朝。そこには、

 

「ひゃっほーい!いよいよだよ!あーもー楽しみー!これもう待ちきれないなあ〜」

 

遠足当日、ハイテンションになってる小学生がいた。

 

訂正。ワクワクが不安に勝った楽しそうな女の子がいた。──────いや、何歳児のつもりなのだろうか。

 

「そこ、変な訂正入れるんじゃあないわよ!」

 

ヴォイド「……少なくとも、1週間前の君しか知らない人がいたら困惑するだろうね。いや、ほんとに」

 

私はムゥと唸る。まあ、確かに、少しテンションがおかしかった気もしなくもないが……そこは……うん。仕方ないよね!楽しみなんだもの!

 

ヴォイド「さて服は着たかな?カバンは持ったかい?キャンプ道具は持ったか?礼装準備したか?」

 

……「おかんかあんたは。」

 

ヴォイド「見方によってはまぁそうとも取れる。」

 

「???……よくわかんないけど……まぁヨシ!」

 

「で、ここの門を開ければいいのよね、ってうわあ……急に動き出した?!足場が……え?何これ……」

 

ヴォイド「魔力式転送移動床(エスカレーター)だな。知らなくて当然だ。」

 

「ふ、ふーんあんた意外と……ってかかなり物知りよね……。あ、そういえば貴方普段はどこにいるつもりなの?」

 

ヴォイド「基本霊体化していようかと思ったが、少々不安でね…。これを渡しておくのでこれを着けたまえ。」

 

「……ヘッドホンよね。これ……かっこいい!いいセンスよ貴方!」

 

ヴォイド「光栄だよ。マイマスター」

 

「……いや急に耳元で喋るんじゃないわよ!びっくりするじゃない!」

 

ヴォイド「なんでもいいがそろそろだぞ」

 

光の扉を超え……見えてきたのは……

 

「……ここが、エルドラド・エデン……すごく、綺麗な森……」

 

ヴォイド「少し歩こうか。」

 

私はとてつもない力を感じ、ただ圧倒される。

こんなにもたくさんの命が……全(・)て(・)聖(・)杯(・)に(・)よ(・)っ(・)て(・)作(・)り(・)直(・)さ(・)れ(・)た(・)な(・)ん(・)て(・)……?あれ、なんで今そんなこと思ったんだろ?

 

ヴォイド「ちなみに周囲を警戒する魔術は覚えているな?早速だが使ってみよう」

 

「えーっと……気配&魔力探知っと……」

自分の周囲に広がる気配、魔力を探知する。

 

「……かなりゴーレムが近くにいるわね……せっかくだし倒してやるわ!」

 

ヴォイド「ほう。やる気になれば強いな君は。」

 

「余計なお世話よ!……見えた!」

それは土でできたゴーレム。見た感じ動きは……トロそうね。

「それなら、身体強化!からの……拳を握り思いっきり!ぜりゃあ!!」

 

バゴン!という鈍い音と共にゴーレムが砕け散る。

 

「いよーし!まずは初戦闘!勝利!……ってあれ?なんか増えてない?」

 

ヴォイド「どうやら、核となる部分を壊さないと増えるタイプのようだが、どうするかね?」

 

……「なら、周囲の石塊を手に持ち、強化!そして……その1番魔力反応の高いとこ目掛けて、そりゃあ!!!!」

 

時速120キロほどの速度で投げられた石塊は、ゴーレムの核を綺麗に粉砕した。

 

「おー!綺麗に砕け散るじゃない。キレー!これが……魔力核?」

 

ヴォイド「そうだな。ちなみにこの付近の土地はとてもいい土をしている。ゴーレムマスター辺りがいれば、とても喜びそうだ。」

 

「ゴーレムって作れるの?」

 

ヴォイド「召喚術だからね、素材さえあれば出来る、コスパのいい魔術だよ。」

 

「コスパ!なんかわかんないけどとてもいい響きですね!」

 

ヴォイド「……女子とはこうなのか?」

 

そんなのんびりした会話。有り体に言えば、初戦闘が終わりほっとして気を抜いたその瞬間。

 

そんなタイミング。誰(・)だ(・)っ(・)て(・)狙(・)い(・)時(・)だ(・)と(・)わ(・)か(・)る(・)は(・)ず(・)だ(・)。例に漏れず、今回もそうだった。

 

 

???「油断したあなたが、悪いんです。死になさい」

 

突如木陰から飛んでくる弾丸。それは文字通り宵星の右頬をかすった

 

「っっ!!痛っえっ……何?!」

 

ヴォイド「説明はあとだ!今すぐ身体強化しろ!死にたくないならばな!」

 

「っ!身体強化!……気配探知!……あれ?誰もいない?」

 

理屈は分からない。ただ、見えない敵からの襲撃。そしてそれこそが、彼女の旅の始まりとなった。

 

 

 

 

 




やっと始まる聖杯探索!いやー誰なんでしょうね……この銃弾の主は
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