てめぇはバカなのか!?
私は会議の終わりに他の君主に文句を言われた。
知らんがな。なーんて言えないわな。……仕方ないな……
「いやいや、悪かったねぇ。なんせあいつらの態度がどうもムカついてね……」
──────嘘である。彼女が一番怒っている点は、オリュンポス十二神を名乗っているところが問題だった。
そりゃそうなのだが、あまりにも役不足のくせに、あんなに態度がでかいと、シンプルぶっ飛ばしたくなるというか……特にあいつらは悪くは無いのだが、どうも見劣りするというか……
まぁ、そんなことあいつらは知らないから、不公平といえばそう。
……にしてもだ。黒ひげ、か。
私が確か始まりの街カナンに行った時に少し話題として聞いた気がするが、……私のデータベースには、黒ひげはそこまで強いサーヴァントではないと記されているのだが……果たして……
私は少し考えてみる。
まず、黒ひげを名乗る別のサーヴァント説……そもそも、わざわざ黒ひげなんて名乗るのだから、海賊系統のサーヴァント説……黒ひげの別角度の姿……例えば……
……そもそもの黒ひげは残忍で残虐、非道。仲間さえも犠牲にし、恐れられた海賊。
ただ、
……そもそもカルデア式か。……
っと、そうではなく。
……いや、面倒だ。
……黒ひげの仲間を尋問すれば居場所がわかったりするかな?
──────わからん。
いや、びっくりした。黒ひげ軍を名乗るサーヴァントをフルボッコにして、尋問しようとしたのだが、なんということか、目の前で自害した。
……正直に言おう。意味不明だ。
そもそもわざわざ、自害するか?
……私はデータとなって消え始めるサーヴァントの肉体に手を当てて、唱える。
「回帰せよ」
その途端、巻戻り始める。
驚いた顔で固まるサーヴァントを再び粉々に砕く。
そうして砕け散ったあと再び再生させる。
これの繰り返しを既に100回はした。
その結果、サーヴァントの心をおることに私は成功した。
かなり大変だった。
うん。
さすがにサーヴァントと言えど、死の恐怖を何度も味わうのはさすがに答えるということか。
……さて、その結果居場所がしっかりとわかったので、改めてとどめを刺す。
……しかし参ったな……まさか…………あの学校の校舎を縄張りにしているとは……ね。