幼き赤龍帝は百獣に拾われ海賊に 作:グルム
俺が
キングによる百獣海賊団としての役割や仕事のこと
クイーンによる武器などの構造について
最後に義父さんとの組み手
その三つが俺の日課となりヤマトもそれに参加しているが、キングとクイーンの時は眠りこけることが多く注意されているが直る気配が無い。
まぁ、そんなことは置いておいて義父さんとの組み手は死に物狂いになって挑んでいる。
何でかというと、速く強くなって欲しいという思いから来るんだろうけど手加減が無い。
クイーンがドン引きするくらいには・・・。
「はぁ、はぁ・・・」
「立て、イッセー!!その程度じゃ無駄死にだ!!」
地面に倒れ込む俺に対して義父さんの大声が響く。
しかし、ここで立たなければ義父さんの言う通りになってしまう。
そんなのは嫌だ、だったら如何する?
戦う、立って戦うんだ!!
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
立ち上がりながら砲声を上げる俺、その瞬間左腕が赤く光り輝きだした。
「えぇえええええええええええええええええええええええっ!?」
「・・・!!」
「なに、あれ・・・?」
「ウオロロロロロロロロロロロロッ、遂にか!!」
組み手に参加して動けなくなったヤマトはもちろん、見学に来ていたキングとクイーンも驚くの表情を見せる。
しかし、義父さんだけが楽しそうに笑っていた。
光が収まると、俺の左腕は赤い鱗のような籠手が身に付いていた。
「なにこれ?」
俺の第一声は疑問に満ちたそれだ。
「おい、イッセー続きを始めるぞ。腕のことはあとでクイーンに調べさせれば良い」
「解った」
さらっと面倒事をクイーンに押し付けて俺と義父さんは組み手の続きを始めるのだった。
Boost!! Explosion!!
突然、籠手から機械音が二回響いた。
すると、俺の身体に変化が起こる。
「力が漲る・・・?」
あの謎の機械音の後に俺の身に起こったことは疲労困憊だった身体に力が漲ってきたことだ。
「行くよ、義父さん」
「ウオロロロッ、来い!!」
その言葉の後、俺は義父さん目掛けて駆け出した。
すると、組み手を始める前よりも動きが格段とよくなっていた。
つまり、あの機械音は俺自身を強化するための物だったのか!!
「ウオロロロッ、動きは良くなっただけじゃ意味ねぇぞ!!」
そう、これは組み手だから俺も攻撃しないと!!
そして、攻撃に転じた俺は義父さんの隙を突いて懐に入ったはずが頭突きを喰らって気を失うのだった。
「珍しいな、アンタが組み手の後酒盛りをしてねぇなんてな・・・カイドウさん」
「キング・・・」
カイドウは組み手が終わると組み手の光景を思い出しながらそれを肴に酒盛りをしていたが、今回は酒盛りせず空を見やるカイドウにキングが問いかける。
「最後のイッセー坊ちゃんが気になるんで?」
「あぁ、あの力は面白ぇ。ボロボロのあいつをあそこまで動かせる力だからな」
キングの言葉に肯定するように答えるカイドウは笑みを浮かべる。
「増強か回復系の能力だと思うが・・・、カイドウさんはどう思う?」
「ありゃあ、そんな簡単なもんじゃねぇな。まだ底知れねぇモンを感じやがる」
「あんたがそう言うならそうなんだろうが・・・、ヤマト嬢はともかくイッセー坊ちゃんの教育方針を考え直さねぇとな。あの力を遊ばせておくには勿体ねぇ」
頭を押さえながらそう言うキングにカイドウがこう言ってくる。
「あぁ、その事だがイッセーを遠征に行かせようと思っている」
「・・・イッセー坊ちゃんはまだ戦い方を覚え始めたはかりだ、そんな奴が遠征に行けば死ぬことは確実。アンタの考えも水の泡になっちまう」
カイドウの考えに否定気味なキング。
「あぁ、だが賭けてみる価値はあるだろう」
「それは否定しねぇが・・・」
カイドウの言葉に組み手時に見たイッセーの姿に同意気味に答えるキング。
「決まりだ、イッセーを遠征に行かせる。監督役はクイーンだ」
「正直、あの能無しじゃあ不安だがアンタが決めたことには従う。それと、
「ジャックか・・・、良いだろう。あいつも見所があるからな。ヤマト以外の同い年の奴とも組ませるのは良いだろうしな」
こうして、イッセー初の遠征に参加することとなった。
目を覚ました俺が隣を見ると、ヤマトが俺の服をがっしりと掴みながら眠っていた。
「動けない・・・」
気絶する前、俺の腕が変化した。
これが義父さんが俺のこと養子にすると決めた力なのかな?
寝ながらそんなことを考えていると、クイーンが一人の大柄の子供と一緒にやってきた。
「おいイッセー起きてるか!!」
「クイーン、煩い」
大声を出しながら入ってくるクイーンに対して少し不機嫌になる俺。
「おいおいそんなつれねぇこと言うなよ~、お前に紹介したい奴が居てよぉ連れてきたんだぜ」
「紹介したい奴ってそいつ?」
「そう、こいつはジャックだ」
俺がもう一人のことを指摘するとクイーンはジャックと呼んだ子供を俺の前に出させる。
「お初にお目に掛かります、イッセー坊ちゃん。俺の名前はジャック、キングの兄御・クイーンの兄御の元で修行中の身です」
「俺は兵藤一誠、義父さんの義息子だ。よろしくな、ジャック」
「はい」
こうして、俺はジャックとの出会いを果たすのだった。
「よーし、これで自己紹介が終わったなって・・・イッセーお前なんて起き上がってこねぇんだよ?」
「ヤマトがしがみついて動けねぇんだよ」
「ま!愛されてるじゃねぇか!!」
「後で覚えてろ、クイーン・・・」
起き上がらない理由を知るとクイーンはあからさまにニヤニヤした顔をしてそう言って来る。
動けるようになったら一発殴ろう、そう心に決めたのだった。
「まぁ、からかうのはこれくらいにしておいてお前の腕の籠手についてだが・・・」
「!!」
ジャックの紹介だけかと思えば俺の籠手について調べてくれていたクイーン。
「何も解らねぇ、サンプルを取ろうとしても粉すら出ねぇしな」
「じゃあ、この腕は未だ未知ってことか・・・」
「まぁ、そうなるな」
クイーンの言葉に進展無しと解ると俺も肩を落とし自分の腕を見るとそこには赤い籠手があった。
すると、クイーンが思い出したように言ってくる。
「あっ、そうだ。イッセーお前今度の遠征行くことになったからな。ジャックも来るぞ、監督役は俺でな」
「その連絡は先にするべき事じゃ無いの?」
「うるせぇな、ほっとけ!!」
俺の言葉に逆ギレするクイーン。
そんなクイーンに呆れる俺は初めての遠征に心躍らせるのだった。
一誠に悪魔の実は?
-
必要:超人系
-
必要:動物系
-
必要:動物系古代種
-
必要:動物系幻獣種
-
必要:自然系
-
必要無し