休憩を終えたあなたとネージュはマーカス号の探索を再開する。戦艦の中に何故かロッククライミングの様に壁をよじ登らなければならない場があり、先行したネージュのスカートの中をうっかり見上げてしまった事でほぼ紐の様な下着から覗くアナルを目撃して悶々したりしたが、あなたは無事突破する事に成功した。
「ふふ……♡」
また元気になりそうな息子を宥めるために深呼吸するあなたの背後で、してやったりというように目を細めるネージュ。いうまでもなくわざとあなたに見せつけていたのだ。
……さて、ここで少しメタな話をするのだが、こうして「あなた」の物語を”そちら側”から眺めている方々は疑問に思っているだろう。そもそもネージュとはこういう人物だっただろうかと。喉が渇いたからと精液を強請るような淫猥な女だったのかと。
その答えはただ一つ。彼女もまたシンディと同じくロッド・ロールの催眠の犠牲者にして、おそらく作中最大の被害者だという事だ。
言うまでもなく、ネージュはとびきりの美貌と抜群のスタイルを誇っている。そんな美女がロッドの様な男と出会ってしまったらどうなるか。
「ロッドへの挨拶はチンポキス」……それが初対面の場でロッドがネージュにかけた催眠だった。彼女のファーストキスが捧げられたのは未来の旦那様ではなく、下衆な男の汚い肉棒だったのだ。
それからというもの、ロッドは様々な催眠をネージュにかけ、その体を調教・開発しながら思う存分味わった。
特にロッドが気に入っていたのはフェラチオで、不意にムラついた時は彼女を探し遠慮なくその口を使用した。催眠により強制的に口淫技術の取得と向上をさせられた結果、ネージュの口はそこらの娼婦など比較にすらならない極上の快楽を得られる搾精穴と化し、もしも童貞がネージュのフェラを味わおうものなら、そのいやらしく亀頭を舐めまわす舌先や早くザーメンを飲ませろと言わんばかりの強烈な吸いつきに三十秒すらもたないだろう。
ネージュとて、ハウゼン家の姫としていずれ嫁ぐ夫の為に閨の勉強はしていた。彼女の知る性行為とは男女が互いに愛し合い、共に快感を味わうものであった。そんなネージュに、ロッドはフェラどころか手コキや腋コキ、パイズリ等といった、男である自分がただ快楽を得るための一方的な奉仕を教え込んでいったのだ。
ここで意外なのが、ネージュの口や胸は遠慮なく犯していたロッドが、何故か膣にもアナルにもペニスの挿入だけはしなかった事だ(その代わり指を入れたり、素股や尻コキ、アナルへの亀頭押し当ては何度も行っていた)。
その理由はゲームのエピローグで語られるのだが、その真意を知ったほぼすべてのプレイヤーはロッドを「ヘタレ」と呼ぶようになった。
……話を戻そう。そのようにしてネージュを好き勝手したロッドは、催眠ではなく、本心から自分に屈服させようと、ある日、今までかけて来た催眠や行って来た性行為を全てネージュに思い出させたのだ。
全てを思い出し狂乱するネージュの体を動けなくし、ロッドは彼女の体を激しく弄んだ。
押し付けた唇からネージュの口内に舌を侵入させれば、自らの意志に関係なくネージュは己の舌を絡ませる。乱暴に揉みしだかれる胸や、握り潰すかのようににつままれる乳首は痛みではなく圧倒的な快感をもたらし、無理矢理腕を上げられて晒された腋を舐められれば腰が砕けそうになる。
濡れそぼった雌穴に侵入した太い指が、膣内に溜まった雌の雫を遠慮なく掻きだし、ついでとばかりに尻穴まで指を挿入されたのに、その異物感さえネージュには快感となっていた。
記憶はなくとも、度重なる調教と開発により体に刻み込まれた快感がネージュの心を、精神を、魂を犯していく。すでに彼女の体は取り返しのつかないところまで堕ちてしまっていた。
「も、もう止めで! もうオッパイもオマンコも止めでぇ! イグッ! ま゛だイグッ! イグイグイグイグッ……オ゛……オ゛……オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛!!!」
それからどれほどの時間が経ったのか定かではない。ロッドの手により何度もイキ狂わされたネージュはありとあらゆる体液を漏らしながらその心までも堕としてしまったのだった。
こうして、ネージュ・ハウゼンは生まれ変わった。最早催眠などかけなくても、彼女は自ら望んでロッドの命令に何でも従う奴隷となったのだ。ロッドが脱げと命じれば躊躇いなく全裸となり、舐めろと命じれば主人が満足するまで何時間でもチンポを舐めまわす。そんな淫猥な雌奴隷に。
すっかり堕ちきったネージュに満足するロッドだったが、一つの懸念があった。ネージュをモノにしたはいいが、姫である彼女を奴隷にしたなどと周囲に知られたら面倒な事になりそうだ。特に妖精族にバレたら下手をすれば命を狙われる。
そこでロッドはネージュに命じた。普段は今まで通りの「ネージュ・ハウゼン」として振る舞い。自分が命令した時や事情を知られても問題ない……例えばロッドが堕とした他の女の前では雌奴隷としての本性を曝け出せと。
この命令に催眠は必要ない。今のネージュはロッドが絶対なのだから。こうして、「姫」と「雌奴隷」……二つの顔を持つネージュが生まれた。麗しき妖精姫が一度スイッチを切り替えれば、淫らで従順な雌奴隷が目を覚ます。水分補給と称して精液を欲したのは勃起した”あなた”のチンポを見てご主人様の欲求に応えなくてはと「雌奴隷」に切り替わったからだ。
ちなみにこのスイッチの切り替えはたまに上手くいかない時があり、その際は「姫」でありながら性的な挑発の言動をしてしまう事がある。覇龍の塔前でのいきなりの股間撫でや先ほどの壁でのアナル見せつけはこれが原因である。
どうだろう。これで”そちら側”の疑問は解決しただろうか。ではそろそろ”あなた”の物語に戻ろう。
「ここは……動力部かしら」
あなた達は巨大な機械が何台も立ち並ぶフロアにやって来た。眼前に細く伸びる通路はまたしても瓦礫にふさがれていた。
「もう、またですの。しかたありませんわね。先ほど同じく私のフェイスレイヤーのレーザーで粉みじんに……」
いきごんでいるネージュには悪いが、あなたはあの瓦礫を消し飛ばすわけにはいかない。ネージュに武器を下ろさせたあなたは瓦礫に向かって軽く拳を振るう。今のあなたの力ならこれくらいで十分だろう。
「ぷはあぁ~~~! 出られた~~~~!」
可愛らしい声と共に、あなたが破壊した瓦礫の中から一人の少女が姿を現した。魔女の様なとんがり帽子にアーミージャケット。そして太ももがばっちり見える赤い衣装をまとったその娘は体に着いた砂や小石を払いながら首を振る。
「このままカサカサになるまで出られないかと思っちゃったぁ。……あれ、キミ達は……って、あぁ! その恰好、キミ、さっき暴れてたロボットの仲間だなぁ!」
憤慨した様子であなたを指差す少女。
「そこを動いちゃだめだよ! このキュオン・フーリオンがやっつけてあげちゃうんだから!」
叫びながらどこからか箒を取り出す少女。さて、ゲーム内であればここで初のボス戦となるキュオンだが、この様な細い道で戦うのは得策ではないと判断したあなたは、すっかりやる気を出しているキュオンに申し訳ないと思いつつササっと彼女の背後に回り込んだ。
「ふえっ、消えっ……」
当身。
「ふにゃあ……!?」
首筋への一撃で崩れ落ちるキュオン。おめでとう。あなたは彼女を傷つける事なく無力化する事に成功した。
「……ふぅん。随分可愛らしい下着を履いてらっしゃること」
仰向けに倒れたキュオンのスカート部をめくりあげるネージュ。あなたの視界にピンクの縞々パンツが映りこんだ。
「で、どうしますのロッド。この恩知らず娘。いつもみたいにブチ犯して差し上げますの?」
ゾッとするほど冷たい目でキュオンを見下ろすネージュ。ご主人様への侮辱や不遜を働く者には容赦しない。そう物語る視線だった。
確かにロッドならすぐにでも襲い掛かるだろう。返り討ちした相手は遠慮なく犯すのだ。実際「ムゲエロ」では気絶したキュオンを容赦なくレイプしていた。しかし、あなたはとてもそんな事をする気にはなれない。ひとまず起こして話を聞いてみようとネージュに提案する。
「ええ。そうしましょうか」
すると、一瞬で元の目に戻るネージュ。彼女にとってあなたの意見は全てに優先されるのだ。
「う、うーーーーん……。えっと、キュオンどうしたんだっけ……」
「お目覚めね。早速だけど、あなた。その見た目とそのジャケット……フォルミッドヘイムのオルケストル・アーミーね」
「え、どうしてそれを……」
「だって、私達妖精族と散々遣り合った方々と同じ格好ですもの」
「えっ!? よ、妖精族って……キミ、妖精族なの!?」
「ええ。私はネージュ・ハウゼン。かつてエルフェテイル北部を治めていたハウゼン家の姫よ」
「それって、キュオン達が戦ってた。……帰って来た。本当に帰って来たんだね……!」
なにやらキュオンの様子がおかしい。瞳を潤ませながらも満面の笑みをネージュに向けている。聞けば妖精族とフォルミッドヘイムの戦争の後、突如として妖精族は行方不明になってしまったらしく。ずっと心配していたのだとか。
「エンドレス・フロンティアが……世界が融合して妖精族のみんなが帰って来た。よかった……よかったよぉ!」
「ど、どうして敵対していたあなたが喜んでいますの? それに世界が融合って……」
「んーっと、そこら辺はややこしいから、ひとまずはこの戦車の背中にある「マーカス・タウン」で話そっか」
「マーカス・タウン? という事は、外から見たのはやはり街でしたのね」
「美味しいスイーツのお店もあるから楽しみにしててよ」
「ス、スイーツ……!」
「じゃ、キュオンの後について来……っと、その前に」
キュオンが右手で持った箒で数回床を叩く。すると、彼女の左手に白い液体の入ったコップが現れた。
「ずっと閉じ込められてたからノド渇いちゃった。牛乳飲もうっと」
そう言って美味しそうに牛乳を飲むキュオン。そんな彼女を見つめるネージュにキュオンは嫌そうな顔を向ける。
「ダメダメ。そんなに見てもこの牛乳はあげないよ」
「別に欲しいわけじゃありませんわ。……それに、ミルクなら先ほどたっぷりご馳走になりましたから」
「え? ひょっとしてキミも牛乳好きなの?」
「ええ。喉にへばりつく程濃厚で、口から溢れ出してしまいそうなほどの量を一度に味わえる……。飲むだけで天にも昇る気持ちになれる最高のミルクですわ」
「ゴクリ……。お、美味しそう……。ねえねえ、キュオンもその牛乳飲みたいな。どこに売ってるの?」
「残念ながら売り物ではないの。……だけど、キュオンさんが本当に飲みたいと思うのならきっとすぐにご用意できると思いますわ」
「ホント!? じゃあじゃあ、次に手に入れる時があったら絶対キュオンに飲ませてね! 約束だよ」
「うふふ……だそうですわよ、ロッド♡」
目をキラキラさせながらあなたを見つめるキュオンの背後で、指で作った輪っかを口の前で前後させながら舌を動かすネージュ。無論、彼女の言うミルクとキュオンが言う牛乳が別物であると理解するあなたそっと視線を逸らすのだった。
おかしいな。そもそもこの小説はネージュとイチャラブしながらエロい事するのが目的だったはずなのに……。
少しでも性癖に刺さったら感想ください。そしてあなたの性癖を存分にぶちまけてください。