※この作品はR-18です。

今夜も彼氏を鳴かせたい!~そして俺は彼女に抱かれる~   作:桃ノ木ネネコ

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更にベタな展開が続く・・・


第12話:すべてを奪いたい女とすべてを奪っている彼女(前編)

今日も大学の構内ですみれとユキヤの二人が談笑してる。

しかしそんな二人に注がれる視線があった。

「あの茶木(さき)ユキヤがたった一人の女に篭絡したって噂は本当だったようね」

そう言ったのは2年生の女子大生だ。

 

彼女はユキヤの恋人であるはずの、白石すみれの方を見つめた。

「しかし相手の彼女、見るからにネジのゆるそうな子ね」

そう言ってクスッと笑う。

 

「明日奈ちゃん、いくら前にアタックして振られたからって・・・」

一緒にいた友人がたしなめるように言う。

「振られたんじゃないわよ!私が振ったの!」

明日奈と呼ばれた女性はムキになって言い返す。

 

「それじゃあ明日奈ちゃんはまだ狙ってるの?」

そう聞かれて明日奈は顔を真っ赤にして叫ぶ。

「狙うとかじゃないわよ!弱ってる今ならチャンスってことよ!」

「弱ってるって・・・浮気をしなくなったことをそう表現する人初めて見る・・・」

「だって彼氏持ちの女なんて相手にしないんだもの」

「でもさ、もう半年になるんでしょ?まだ未練あるわけ?」

「未練なんかないわよ。ただちょっと気になってるだけ!」

「それを世間一般では未練があるっていうんだよ」

明日奈は顔を赤くしながら講義室へと入って行った。

 

そんな視線が向けられていた二人の会話はというと・・・

 

「しっかしホントに君はポーカー弱いよね」

「うるさいなぁ、ゲームなんだからいいじゃん」

「すぐに顔に出るからねぇユキヤは」

「むぅ~」

すみれは隣に座っているユキヤの頭を撫でながらニヤニヤと笑う。

「ふふふ、そしてまた言うこと聞いてもらうことに」

「・・・今度は何をやらせる気だよ・・・」「それは後でのお楽しみ♪」

「・・・あんまり変なことさせるなよ」

「裸に首輪だけで1日過ごすとか」

「おい!?」

「冗談よぉ」

「君が言うと洒落にならないんだけど」

「あはは、君はキャンブルやっちゃダメな人だね」「くそぉ、絶対勝てると思ったのに・・・」

「ほら、負け犬くんは私の膝枕で反省してなさい」

「ぐぬぬ・・・」

 

すみれは自分の太ももをポンポンと叩く。

ユキヤは悔しそうにしながらも、そこに頭を乗せた。

「よしよし、いい子いい子」

すみれは優しくユキヤの髪を撫でている。

「うぅ、子ども扱いすんなってば・・・」

 

***

 

今ユキヤはすべてを奪われていた。

服や手足の自由だけではない。

視覚も聴覚も、話すことさえできない状態でいる。

 

だがそれでも、意識はハッキリとしていた。

(ああ、これは夢だ)そう思いたかった。

彼は今、すみれの部屋にいる。

 

要は手足を拘束され、目にはアイマスク、耳には耳栓、

口には猿ぐつわをされて、絶賛放置中の身であった・・・。

 

「・・・・・・・」

彼がいる場所はベッドの上だが、真っ暗で音のない世界に閉じ込められている。

自分の身体がどうなっているのか、全く把握ができない。

 

「・・・」

暗闇の中、ただじっとしていると時間感覚が麻痺してくる。

どれくらい時間が経ったのだろう。

彼の心の中に不安が広がってくる。

 

「・・・」

すると、不意にドアの開く振動が身体に伝わった。

(え・・・誰か来た?)

突然の来訪者にドキッとするが、その姿を見る事も声を聞くことも出来なかった。

 

ただ人の歩く振動だけが伝わってくる。そしてその人物は、

ベッドの上に横たわる彼に近づいてきた。

その気配に緊張するユキヤだったが、次の瞬間、

 

ぺたぺた・・・身体に触ってくる。その手はユキヤの身体の輪郭を確かめるように動く。

そして脇腹の辺りに指先を当てて揉み始めた。

(すみれ・・・だよな?)

そう思いたいがなぜかその手の感じに違和感を感じる。

 

そしてしばらくその手が動き続ける。

やがてその感触は上へと移動していく。

「っ!」

思わず身を固くしてしまうが、その手は彼の胸へとたどり着いた。

その手は、その小さな突起の周りをゆっくりとなぞり始める。

「・・・っ!」

ここでいつもと違うと確信する。彼に唯一残された触感はいつもより鋭さを増していた。

(え・・・どういうこと?!・・・まさか!)

嫌な予感がしたユキヤは、必死に身をよじらせ抵抗する。しかし、

腕を縛られ足も固定されている状態なので思うように動けない。

 

「・・・」

その様子に気づいたか、相手は一度手を離し、

今度はユキヤの股間へと手を伸ばす・・・。

叫びたくとも口をふさがれているので、ヒューヒューという呼吸音にしかならない。

そして相手の指先がそこに触れる。ビクンッと腰が跳ね上がるが、

拘束された体では逃げることができない。そのまま愛撫が始まる。

 

「・・・っ!」

相手がどんな表情をしているかもわからない恐怖が彼を包む。

「・・・!!!」

ユキヤはひたすら耐えることしかできなかった。

「・・・」

それからどれぐらい経過しただろうか。彼の股間は張り詰め始めてていた。

 

「・・・はい、おしまい。どうだった?」

突如アイマスクと耳栓が外され、視界が明るくなると同時に音も戻る。

そこにいたのはすみれだった。

「・・・・!?」

「ふふふ、びっくりした?」そう言って微笑むすみれの手には

手術用のゴム手袋がされている。

触られる感触の違和感の正体はこれだった・・・。

「もしかして私じゃなかったらどうしよかと思った?」

ユキヤは激しく首を縦に振る。

 

「うーん、それはそれで楽しかったかもしれないけどね。

でもまぁ今日は私がしてあげるから安心して」

そう言ってユキヤの猿ぐつわを外す。

「はぁ・・・はぁ・・・」

ユキヤは大きく息をする。

 

「どう?気持ちよかったでしょ?」

「な・・・なんでこんなことを・・・!」

「ポーカーで負けたのを『身体で返す』なんて馬鹿な事言うから、

一度にいろんな感覚を奪ってみました~」

すみれはニコニコしながら答える。

 

「だからって・・・これはひどいだろ!」おそらくもう少し長く続けられていたら、

確実に気が狂っていた・・・とユキヤは思った。「あはは、ごめんごめ~ん」

「・・・」

「そんな怒らないで。ほら、次はもっと優しくするから」

「・・・」

ユキヤの沈黙を了承と受け取ったのか、 すみれは再び彼の身体に指を這わせる。

「・・・っ!」

「ふふ、やっぱりこっちの方が敏感になってるみたいね」

そう言いながら、彼はユキヤの身体をまさぐり続ける。

「・・・」

「ねぇ、どうして欲しそうな顔をしているのかな?」

すみれはユキヤに覆いかぶさり、意地悪っぽく聞いてくる。

「そ・・・そんなこと・・・ない・・・っ!」

ユキヤは必死に否定するが、すみれは彼の股間に手を伸ばし、

ゆっくりと上下に動かし始めた。

 

「・・・っ!」

「あら、また大きくなった」

すみれはその手を休めない。

「やめてくれ・・・もう」「え?やめていいの?」すみれがワザとっぽい口調で聞く。

「くっ・・・!」

「正直に言わないと、終わらせちゃうけど?」

「・・・っ!」

すみれは少しだけ手の動きを速める。

「わかった!わかったから!」

「うん、何が分かったの?」

「・・・」

 

「ちゃんと言ってくれないと分からないなぁ」

すみれはわざとらしく首を傾げる。「お・・・お願いします。イカせてください」

「ふふ、よくできました」

そう言って彼女は再び手を動かす。

「あっ・・・ああ・・・!」

「まだイっちゃだめよ。我慢してね」

「無理だって・・・!」

「じゃあおしまいにしようか?」

 

「・・・」

「どうするの?」「・・・けて・・・」「え?」

「・・・続けてください」うつむきながら答える。

「はい、良く言えました」

そう言って、彼女の手が再び動き始める。

 

「う・・・うぅ・・・」

「ふふ、可愛い」

ユキヤの呼吸が荒くなる。

「・・・っ!」

「そろそろ限界かな?」

「おねがい・・・だから・・・もう・・・!」

「どうして欲しい?」

ユキヤは一瞬躊躇したが、

「いかせて・・・下さい・・・」

「お、こういう時は素直でいいねぇ」

そう言って、すみれは一気にスピードを上げる。「あ・・・あぁ・・・!」

 

「ほら、出してもいいよ」

「あ・・・出る・・・!」

ユキヤが果てると、すみれは手を止めた。

「はい、終わり。どうだった?」

「う・・・う・・はぁ、はぁ・・・」ユキヤは息を整えるのが精一杯だった。

「うーん、ちょっと刺激が強かったかな?」

そう言って笑うすみれ。

 

「でもまぁこれで満足したでしょ?今度は私の番だからね」

そう言ってユキヤの上に乗ってくるすみれ。

「ま、待てって!」

慌てて起き上がろうとするユキヤだったが、

「だーめ」

その前にすみれに組み伏せられる。

「ちょっ・・・」

そしてそのまま、ユキヤのモノを口に含む。

「うっ・・・」

「ん・・・」

口の中で舌を絡めるすみれ。

「あ・・・」

「ひもひいい?」(気持ち良い?)

「う・・・あ・・・」

「ん・・・」

ユキヤの返事を待たず、すみれはそのまま続ける。「あ・・・くっ・・・!」

ユキヤは再び絶頂に達しそうになるが、すみれはそれを許さない。

 

「ダメだよ。勝手に出しちゃ」

すみれは口を離す。

「え・・・」

「私はまだだからね」

そう言って、上に乗るすみれ。

「お、おい!」「いいよね?」「ちょっと待ってくれよ!」

「待たない」

そう言って、ユキヤのモノを自分の中に挿入するすみれ。「うっ・・・」

さしたる抵抗もなくそれは彼女の中に入っていった。「あ・・・」すみれが小さく喘ぐ。

 

「うっ・・・」ユキヤは少しうめいた。

「ふふ、全部入っちゃった」

そう言ってすみれはゆっくりと腰を動かし始める。

「あっ・・・ああ・・・ああぁん」「うっ・・・」

すみれの動きに合わせてユキヤの口から声が漏れる。

「あっ・・・あんっ・・・ああ・・・」

すみれの表情は少しずつ蕩けていく。

 

「あぁ・・ねえ・・・気持ち・・いい?」「うっ・・・くっ・・・」

ユキヤは必死にこらえている。

「いいよ・・・我慢・・しなくても・・」

そう言ってさらに激しく動くすみれ。息遣いも次第に荒くなっていく。

 

「うっ・・・あぁ・・・」「ふふ、そろそろ限界かな?いいよ、イっても」

そう言って、すみれはさらに動きを強める。「うあっ!やば・・・!」

「はぁ・・・はぁ・・ほら、早く出しちゃえ・・・はぁ・・・!」

「ああ・・・出る・・・うぅ・・・!」ユキヤはまたもや果てる。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

「はぁ・・はぁ・・・よく、できました」そう言って微笑むすみれ。

そうして覆いかぶさるように抱き付いた。

 

***

「頼むわ、どーしても頭数が足りなくて!」

その日、そんな調子でユキヤは友人から飲み会に誘われていた。

「いや、俺今日バイトあるんだけど」

「そこを何とかお願いします!この通り!」

そう言って頭を下げる友人の後ろで、他の友人たちも手を合わせて拝んでいる。

 

「……わかったよ、行くよ」

ユキヤはため息をつく。

「本当か!?ありがとう!」

「ただし、俺はすぐ帰るぞ?」

「わかってるって!」

そう言って彼らはガッツポーズをした。

 

その様子を見てひとりほくそ笑む女性がいた。

柳明日奈である。彼女も飲み会に参加する予定のようだ。

 

「本気にさせてやろうじゃない・・・」

明日奈はそうつぶやくと、早速思案を巡らせる。

「明日奈ちゃん、それ悪人のセリフ・・・」後ろから友人のツッコミが入った。

「いいじゃん別に。悪役上等よ!」

そう言って彼女はにやりとした。

 

そして翌日。

すみれとユキヤはいつものように大学に来ていた。

「で、やっぱお前は来ないわけだよな?」

「だってまだ私お酒飲めないし」

「まあ、そりゃそうだが……」

「それに、私は今日家庭教師だしね」

「はいはい、わかりました」

ユキヤは肩をすくめる。

 

「じゃ、いってきます」

「いってらっしゃ~い」

そう言うと、すみれは手をふった。

 

「・・・何あれ?!女房気取りしちゃっていやらしい!」

その様子を見て苦虫をかみつぶしたような顔をする人物がいた。明日奈だ。

「明日奈ちゃん、標的が変わってる・・・」

「うるさい!いいんだよ!あいつがどんな顔するか見たいだけなんだから!」

「・・・」

そう言って一人ほくそ笑む明日奈。

「だからそれ悪役ムーブだってば・・・」

 

つづく

 

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