普段とは趣向を変えてヒロインであるエリカの視点でお送りします
ーーー征服歴1501年3月 王都カルネアス ミスト侯爵家別邸改めウォーカー伯爵邸ーーー
お風呂に入って身体の隅々まで綺麗にした。
下着は全部新品、ネグリジェは
あとはミランダおばさまに無理言って調達してもらったアルビオン皇国産の蒸留酒もよし。
「〜♪〜〜♪」
「お嬢様、夜中に鼻歌を歌うのははしたないですよ」
「うぅ、ごめんばあや」
機嫌良く鼻唄を歌ってたら、リガール家から付いてきた私の乳母に怒られてしまった…。
「お嬢様、貴女はもうすぐ奥様と呼ばれる立場となるのです。子供じみた事をなさっているとご自分だけでなく旦那様となられるアレク様や他の皆様に」
「あ~う~ごめんってぇ…」
「ほら、お風呂上がりなのですから冷えないようにちゃんと上着を着て下さいまし。明日から出征なのですから風邪を引いたら大変ですよ」
「わかってるわよぉ…」
ちゃんとガウン羽織ってたのに上から更に着込まされた…まあまだ寒いし仕方ないけど。
「お酒はお持ちします」
「え、私がはこ…あ、はいありがとう」
お酒とグラスはばあやが持ってくれた。使用人としてそこは譲れないみたい。
そうして勝手知ってたる我が家、という訳では無いけど昔からよく来ていたミスト家の別邸なので迷子になることなくアレクの部屋へ。
「アレクー、入るわよー」
「お嬢様、ノックしていませんよ?」
「大丈夫よアレクなら足音で誰来るか分かるし」
何でも足音で味方の兵士か暗殺者か察知してたらしい。娯楽小説のニンジャかしら?
というか返事無いわね?
「…寝てるわね」
「寝てますね」
私室のソファに姿勢よく座ったアレクは、
「アレク、そのままだと風邪引くわよ」
「ん…」
私が重ね着していた上着をかけると、アレクは小さく頷く。
「ばあや、明かりの処理お願い。私はアレクを寝室に運ぶから」
「従僕を呼んだ方が良いのでは?」
「そうすると起きちゃうわよ。大分疲れてるからそのまま寝かせてあげて」
「は、はあ…」
明日にはスペイサイド州へ出征だけど、アレクはギリギリまで仕事してたものね。屋敷に帰るまでは疲れた様子見せなかったから油断してたけど、緊張感が切れたみたい。
「よいしょ…おやすみ、ばあや」
「…おやすみなさいませ、エリカお嬢様、アレク様」
ほぼ意識が無いアレクに肩を貸して隣の寝室へ運ぶ。身長高いし筋肉質だからかなり重いけど、これでも鍛えているから私なら余裕よ。
「よっと…仮面外すわよ」
「ん…」
アレクをベットに寝かせると、寝るとき邪魔な仮面は外す。外した仮面はすぐ手の届くところにある仮面掛けへ。
「もともと
「ん…」
律儀に返事してくれるけど、声出すのも面倒臭がってるわね
毛布をかけると、規則正しい寝息が聞こえ始める。
「こんな綺麗な奥さんがいるのに何もせずに寝るなんて失礼しちゃうわ…なんてね」
自分で言った言葉に失笑してしまう。自分でも思ってもいないことを言ってしまったな、と。
「疲れてるわよね…」
もはや元の顔など分からないほどボロボロになったアレクの顔を覗き込み、刀傷と火傷が重なる頬に優しく手を当てる。
私は、私の背の君の本当の顔を知らない。私が知るのは誰もが、憎み合う敵も、共に戦う仲間も、そして家族すら怯える悍ましい傷だらけの貌だけ。
「でも、私は貴方が好きなの。貴方の顔も、貴方の生き様も、全部…全部好きなの」
そう、私は知っている。
この顔が、そして傷だらけの身体が、
復讐の為に鍛え抜いて、何もかも失っても、それでも家族を護るために戦い抜いた。そんな男だから、例え世界の全ての人が怖れても、私はずっと隣にいたい。
「愛してる。愛してるわ、アレク」
穏やかに寝息を立てている今のアレクに、きっと今の私の告白など聞こえていない。でも、それでいい。
だって、いつも張り詰めて厳しい表情で仕事をして、椅子に座って仮眠をとってる時も眉間のシワが取れてないのに、今だけは穏やかな顔で眠っているから。
それだけ私といる事が、そして多分この屋敷が安心できる場所なのだと信じてくれているのが嬉しい。
「ずっと頑張ってるもの…今までも……それにきっと、これからも」
アレクの額にキスをして、ベットに潜り込む。
もっとアレクの体温を感じたくて、規則正しく動く逞しい胸に顔を埋める。
「ん…っ」
アレクの温かさに、それにアレクの匂いに包まれて、お腹の下に熱が灯る。
「あぅ、ダメ…っ」
呼吸が荒くなり、思わず太腿を擦り合わせてしまう。
「ハァ…アレク、もう寝てる…のに」
最近忙しかったし、兵舎で
「ぅん……」
無意識に、もっと強くアレクの匂いを嗅ごうと顔を埋めてしまう。逞しい胸元から、余計な贅肉が無いお腹に…そして
「ふぅ…ぅん……はしたない、わよね……」
惹き寄せられる様に、気がつけば鼻先にアレクの匂いが一番強い場所があった。
「寝てる……わね」
アレクの寝息は規則正しいままだ。うん、正直ちょっと悔しい。
「いい…わよね」
普段は近づくだけで目を覚ますくせに、こういう時は起きてくれない。疲れてるのは分かるし、休ませてあげたいのもそう。
だからこれは、私の我が儘なんだけど──
「よいっしょ…と」
暗闇の中で、アレクの履いた綿のズボンを下ろす。
「はぁ…はぁ…っん」
暗くてほとんど何も見えないのに、匂いだけで口の中に涎が溢れる。下腹部に灯った熱が強くなってゆく。
「ちゅっ…ん、しょっぱい」
もう我慢が効かなかった。
手探りで、まだ柔らかいアレクの分身を探り当ててその先端を舐める。
決して美味しくないし、そもそも舐めるものじゃないと思う。でも、狂おしいほど愛おしい。
「ジュルル、チュプ…っ」
エラの張った先端を口に含み、溜まりに溜まった涎をまぶす。無意識なのだろうけどピクりと動くのが可愛くて、思わず太腿を擦り合わせてしまう。
「はぷ…ジュプ…ぅんん、大っきい」
刺激のお陰で血が集まったアレクの分身が硬く、太くなってゆく。口を大きく開けないと含めなくて、口一杯にほうばっても余るくらい長い。
初めての時は恥ずかしかったし、興奮してたから気にならなかったけど、こんなに大きいのが私の
「あっつい…」
気がつけば汗だくになって、髪が頬に張り付いてちょっと邪魔かも。昔みたいに髪を伸ばしてたら…アレクもそっちの方が好きなのかしら。
頬に張り付いた髪を払って、汗でベタつくネグリジェも、新品のブラジャーも脱ぎ捨てる。
目の前には、私の初めてを奪ってくれた逞しく愛おしい雄の象徴が屹立している。
「私の胸結構大きいのに…全部は挟めないわね…っ」
男だけじゃなくて女性の視線も自然に集める私の自慢の胸で、愛しい人の分身を挟む。火傷しそうなほど熱くて、挟んでるだけで幸せな刺激がピリピリと私の下腹部の奥を焼く。
でも先端までは全部挟めないのはちょっと悔しい、かも。
「ジュルっ、ジュプ」
汗で滑るおっぱいを手で押さえて、谷間から顔を出すちょっとグロテスクなアレクの分身の先端を改めてほうばる。先端から透明な液が溢れて、私の涎と混ざるのが、頭がクラクラするほど愛おしい。
「ジュルルっ、はっぅうん」
おっぱいの先がアレクのお腹と擦れて、はしたない声が出ちゃう。お腹の奥から熱い汁が溢れて、気合を入れて選んだパンティがグショグショに濡れてるのが見なくても分かる。
「はぁ…はぉ…アレ…っクぅぅ」
段々と切ない気持ちが強くなってゆく。胸で挟んでいるこの熱い分身を、私の欠けた部分に満たして欲しい。そんな原始的な欲望が私の脳を、理性を焼き切ってゆく。
「ぁ…はぁ…っっ…きゃ!?」
自分の胸の谷間に埋まる様に、強くアレクの分身を吸うと、ビクンとアレクの腰が震え思わず声が出てしまった。
口を話すと、アレクの分身の先端から熱くて芳しくて、ネバネバする精液が噴水みたいに溢れ出して、私の顔を汚す。
「ぁん、あぁ…勿体ない…っん」
精液は私の顔だけじゃなくて、髪にもかかってしまう。そして垂れた精液が私の胸にまで溢れて、汗と混ざってベットのシーツに染みを作る。
「苦い…でも、もっと…っ」
本当は全部、私の奥に出して欲しかった。だから勿体なくて、思わず頬から垂れ落ちたそれを口に含むと、苦味と青臭さに、より一層下腹部の熱が高まる。
「ここまでしても起きないし……いい、わよね」
アレクの寝息は規則正しいまま。でも、1回出したのに分身の方はまだまだ元気で───
「ん…ビショビショ……」
肌に張り付いてちょっと気持ち悪かったパンティも脱ぎ捨てる。割れ目から糸を引くくらい、もう私の奥から愛液が溢れて、綺麗に手入れした銀色の陰毛が陰唇に張り付いてる。
「疲れてるのにゴメンね、アレク。でも、もう我慢出来ないの…ああぁぁぁぁん♡♡」
我慢するつもりだったのに、アレクの分身を受け入れただけで声が出ちゃう。まるで真っ赤に熱された鉄棒を差し込まれた様な熱さと硬さ、そしてこの身の奥を満たされる多幸感が、声を抑えようとした理性を押し流してしまうから!!
「あぁ熱い、熱いのぉぉ♡♡」
一気に奥まで私のナカを満たした肉棒に、その熱さに声が抑えられない。私の中の雌が、本能で求める雄の象徴の荒々しさに屈服するのが分かる。
奥から洪水みたいに愛液が溢れて、私の初めてを奪った逞しい肉の杭を膣襞の一枚一枚が歓待するように収縮する。
「あぁん♡♡ 硬いのぉ♡♡ おく、奥コツンってなるのぉぉ♡♡」
脚に力が入らなくて、手をアレクのお腹について身体を支える。そうすると自然とアレクの肉棒が私の奥をコツコツと小突いて、はしたない声が我慢出来ない!
「あぁ奥、もっと、もっとおぉぉ!!」
自然に腰が動く。少し肉棒が抜けるだけで切なくなって、奥まで肉棒が戻るだけで背筋に雷が走る様な多幸感が駆け抜ける!
「はぁぁ♡♡ ああぁあぁぁ♡♡♡」
声が我慢出来ない。
腰が動く度に支えのない胸も震えて、凝っりきった乳首に流れる汗だけでお腹の奥が痺れる!!
「あぁイく、イッちゃうのぉぉぉ♡♡♡」
子宮口にアレクの熱い分身の先がキスをして、頭から爪先まで甘い電流が駆け巡る。膣肉がキュウゥと締まってアレクの肉棒の形が痛みを感じるほど全身で感じてしまう。
腰が仰け反って、自分でもびっくりするくらい声が出て、アレクと繋がってる場所からお漏らししたみたいにたくさん愛液が溢れて、ベットのシーツがビショビショになっちゃう!!
「あぁ好き!! 大好きなの、アレク!! アレクぅぅ!!!」
お腹のナカでアレクの肉棒が一回り大きくなるのが分かる。
「欲しいの…っ、熱いのが、貴方との赤ちゃん欲しいのぉぉ♡♡♡」
涙が溢れる程の多幸感と共に膣肉が締まって、同時にアレクの肉棒から赤ちゃんの素が迸る。
子宮が降りてきて、口を開けた膣口がアレクの子供を孕むために貪欲に赤ちゃんの素を飲み干してゆく。
「あぁ熱い…熱いのぉぉ♡♡」
身体の奥が、アレクの熱い精液で焼かれていく錯覚に目の奥がチカチカする。永く永く、永遠であって欲しいと願うほど永い絶頂の果てに、私のナカに大切な人の愛の証が満たされてゆく。
「はぁ…はぁ♡♡」
私のナカで、アレクの肉棒が力を失って柔らかくなってゆく。
「ん…♡♡」
私のナカからアレクの分身が抜ける。
ぽっかりと空いた孔から愛の証が漏れないよう気をつけながら、私はそっと跨っていたアレクの上から降りる。
「はぁ…はぁ……おやすみ、アレク」
鉛のような疲労感で、私の瞼も落ちてゆく。
……恥ずかしいから色々片付けたいけど、もう目も開けて居られない、から───
翌朝、ちゃんと身体を拭いて服も着せてくれたアレクの顔を恥ずかしくて見れなかった…ゴメンナサイ。
今話にて本作は合計200話に到達しました。
ここまで作品を書き続けることが出来たのは偏に読者の皆様のお陰です。
ブックマークをして下さった方、評価を付けて下さった方、感想を書いて下さった方、そして誤字脱字を丁寧に直して下さった方、この作品を読んで頂いた全ての読者の皆様に、改めて万感の感謝を。
本編はいよいよ佳境に入ります。
願わくば、もう少しだけアレクとエリカの物語を応援して頂けたら幸いです。