ーーー征服歴149?年??月 スペイサイド州州都 旧市庁舎ーーー
かつてスペイサイド州の州知事が執務を行なっていた行政府は、州都陥落後は獣国軍総司令官、獣国七大将軍第二席ゾード・ガッフェルに接収され実質的に彼の別宅として扱われていた。
そんなゾードの寝室は、今では獣国貴族らしい大陸東方風かつ成金趣味な調度品に彩られていた。
そして寝室に設えられた豪奢なソファに座り、よく冷えたワインを傾けながら寝室の主たるゾードはニヤニヤと好色な視線で己の部屋を訪れた
「クックッ、意外と似合っているではないか
「っ……」
人を殺せそうなほど憎悪の籠もった視線でゾードを睨みながら、コレリアは揶揄された屈辱に己の艷やかな唇を噛む。
今の彼女が身に纏うのは獣国軍では非常に珍しい女将校としての凛々しく勇ましい鎧でも、貴族令嬢としてのドレスでもないれは大戦が始まる前に帝国によって占領されたオアシスの交易都市国家群において高級娼婦が己の身体を淫らに彩る扇情的な衣装だった。
「そら、立ったままで何をしている。お前がここに来た
「……いつか必ず後悔させてやる」
小声でボソリと呟いたコレリアの怨嗟を、聞こえていながら敢えて無視しゾードは催促する様にコツコツと踵で床を叩く。
そして憎悪と屈辱でその整った顔立ちを歪めながら、コレリアは豪奢な絨毯の敷かれた床に膝をつき頭を下げた。
「大将軍ゾード・ガッフェル様…本日はどうか、この卑しきゴーロン家の長女のご奉仕をお受け頂きたく」
「良いだろう、
絨毯に額を擦り付け、恥辱に震えながら台本通り屈辱的な台詞を音読するコレリアにゾードは満足げに頷く。
努めて表情を殺し、能面の様な無表情で立ち上がったコレリアはゆっくりとゾードの下へと歩み寄り、再び床に膝をついた。
「……失礼、します」
「うむ」
白魚の様なコレリアの手が、ゾードのズボンにかかる。ゾードが鷹揚に頷くと、コレリアは唇を噛み顔を反らしながら相手のズボンを降ろした。
「っ……」
「なんだ、貴様は軍の中で
怯えた様に己の逸物から目を逸らすコレリアをゾードが嘲笑う。
「ああそれとも、あの成り上がりの粗末なモノと俺のそれでは別物に見えたかな? それならば仕方がないか」
「違っ…くっ何を!?」
自身だけでなく恋人まで嘲弄されたコレリアがゾードを睨む為に顔を上げようとするが、ゾードの無骨な手がコレリアの頭を掴み無理やり下を向かせる。
「何をだと? 貴様の仕事は俺を満足させることだろう。さっさと舐めろ、売女」
「っ……わかって、いる」
どれだけ口ごたえしようと無駄だと悟ったコレリアは、せめてこの屈辱的な時間を早く終わらせる為に全ての感情を殺す事を決意した。
彼女は覚悟を決めて、敵国である連合王国兵よりもなお憎い相手の股間を、ゾードの逸物に視線を向け──絶句した。
(な……長、それに太い…!?)
未だ勃っていない素の状態でありながら、その雄渾はコレリアがまともに見たことのある唯一の男根と比較して一回り以上長く、そして太かった。
「クク、どうした? まさか怯えているのか?」
「違う……ぅう」
憎い相手の挑発にまともな抗議も出来ないまま、額に冷や汗を浮かべたコレリアは意を決して、黒々と愛液焼けしたゾードの逸物の先端に口づけした。
「ちゅ…ん、んぶ…っう」
コレリアの細い指が、肉塊の根本をぎこちなく握りしめる。唾液を絡めた舌先で亀頭の先端を撫でると、わずかに塩気と苦味が喉を刺した。
「く……んっ……ちゅ……」
吐き気をこらえながら亀頭全体を包むように吸い上げる。不慣れな口淫が刺激になり、肉塊はさらに脈打ち、醜く膨張した。コレリアの瞳に恐怖の影がよぎる。
「ふん……思ったより下手くそだな。あの成り上がりには口ではしてやらんのか?」
嘲笑うゾードの声を遮るように、コレリアは懸命に唇を這わせる。奥まで咥えることもできず、浅いところを何度も往復させる。彼女の胸元からは、瑞々しく豊かな乳房が半ばこぼれ落ちそうになっていた。
「おいおい、もっと深く入れられないのか?それともあの成り上がり男ではそこまでしか届かなかったのか?」
挑発を受けたコレリアは、歯を食いしばって首を深く沈めた。亀頭が喉の奥を突き、嗚咽が漏れる。それでも必死に吸い上げると、粘ついた分泌物が唾液と混ざり合い、薄く紅を塗り艶のある唇からこぼれ落ちた。
だが、必死な彼女の奉仕に反してゾードの逸物は半ば程度までしか硬くなっていない。
「下手くそめ。もういい、次はその無駄に育った胸を使え」
身勝手なゾードの屈辱的な命令に唯々諾々と従い、コレリアは胸当てを外してその双乳を露わにした。張り詰めた乳房は既に露わになっている彼女の肌と同様に処女雪の様に白く、それでいて羞恥と彼女自身すらまだ自覚していない快感によって薄っすらとピンク色に染まっていた。
谷間を唾液で湿らせ、コレリアは未だ半立ち程度にも関わらず彼女が心から愛している男のそれよりも太く長い雄渾を挟み込む。女性としては十分過ぎるほど豊かな彼女の双丘に根元から挟まれてすら、エラの張った凶悪な亀頭が顔を出す状況に内心慄きながら、コレリアは双乳を上下に滑らせ亀頭を再び唇で覆い、二重の摩擦でゾードの快感を煽る。
「ほう……これはなかなか」
ぬちゃぬちゃと濡れた音が室内に響く。コレリアは羞恥と屈辱で耳まで朱に染まりながらも、動きを止めることは許されない。乳房に埋まった剛直がさらに硬く屹立していく感触に、知らず知らずのうちに思わず喉が鳴る。
「こちらも拙いが、まあ合格にしてやろう。さて、そろそろ尻を見せろ」
突き飛ばされるような勢いで床へ倒れ込んだコレリアは、悔しさに唇を噛みながらまるで犬の様に四つん這いになり、繊細な刺繍の施された腰布と、同じ装飾の薄い下履きのみで守られた己の尻を最も憎い男へと向けた。
「何をしている。そのままでは挿れられんだろう。さっさと脱げ」
「くっ……ぅう」
羞恥と悔しさ、何よりも愛する男にすらこの様な体勢で交わった事が無いが故の怯えからまともに言葉を発することも出来ないまま、コレリアは未知の感覚に操られる様に、己の腰布を外し、そして下履きを留めていた腰の紐を解く。
「ほぅ、噂では大分使い込んでいるとの話だったが、思ったよりも使い込んでいないようだな」
まるで物の様に、好色な目をしたゾードはコレリアの女の花園を品評する。
捧げる様にゾードの前に差し出されたコレリアのムッチリと脂ののった尻は剥き身の卵の様に白く、ここまでの恥辱と仄かな快感により薄っすらと汗が浮き怪しく輝いている。
そして何よりも、ひくひくと恥ずかしそうに収縮する不浄の孔の下で、乙女の様に清楚に閉じた縦筋が彼女の髪色と同じ黒く艷やかな陰毛に彩られながら薄っすらと蜜を垂らしている。
ゾードの無骨な手が乱暴にコレリアの尻肉を掴み、吸い付く様な柔らかな感触を楽しみながら彼女の最も恥ずかしい部分へと顔を近づける。
「クク、気のつよい顔をしておいて下の毛の手入れは下手なようだな」
「っ、これは…戦場だから…あぁん!?」
ザラザラとしたゾードの舌がコレリアの狭い膣口を割り開き、閉じていた縦筋に溜まっていた彼女の蜜を啜る。
「いやっ!あ、やめ、舐めないでぇぇ!」
「濡れているな、淫乱な女だ、これなら解す必要は無さそうだな」
口元をコレリアの恥ずかしい液で濡らしながら、ゾードはニヤニヤといやらしい笑みを浮かべ己の自慢の逸物を構える。
「あぁぁあっっうぅ!?」
一気に貫かれると同時に、骨盤が軋むほどの衝撃が走る。狭隘な肉筒を引き裂くように突き込まれた巨根が子宮を押し潰す。
「ひぁああっ!!」
甲高い絶叫が部屋に響く。愛する男に処女を捧げた時以上の痛みが全身を駆け巡り、涙があふれる。だが容赦なく抜き差しが始まり、柔肉が激しく擦られ、内臓が揺さぶられる。
恋人との交わりでは届かなかった肉筒の最奥を突かれ、恋人の貧弱な肉棒では擦られる事の無かった最も弱い部分を何度も掻きむしられる。
「嫌ぁぁ、嫌なのに、痛いのにぃ何でぇぇ!!?」
息つく暇もない猛攻に意識が朦朧となりかけた瞬間――快感が波のように襲ってきた。
「あっ……あん……!こんな……はずじゃ……」
自分の意思とは裏腹に膣壁が蠢き出し、侵入者を締め付ける。押し潰される様に何度も叩かれた子宮が痛みとは異なる甘い疼きと共に熱を持ち、粘度の高い愛液が溢れ恋人のそれよりも遥かに逞しい逸物に歓待のシャワーを浴びせる。
痛みの底から滲み出る甘美な痺れに戸惑う間もなく抽送が加速する。パンパンという打擲音と共に結合部から泡立った体液が弾け飛び、濃い陰毛が豊かな肉土手に張り付きその卑猥な姿をくっきりと浮かび上がらせる。
「いい声で啼くではないかこの売女め」
耳の裏を舐められ、一突き毎に重たげに揺れる双乳を揉みしだかれながら、耳元で囁かれる蔑称さえ心地よく感じる自分に戦慄きながらも身体は正直だった。絶え間ない快楽信号により思考回路がショート寸前になる中、本能だけが残っていた。
(ごめんなさい…ごめんなさい、リオル……)
憎い相手の肉棒でサカった雌犬の如く鳴かされるという認めたくない現実から逃れるため、彼女の身体は更なる快楽を求めてしまう。
「そろそろ射精すぞ……存分に味わえ!」
ゾードの宣言と同時に亀頭が膨れ上がる。熱い奔流が注ぎ込まれる予感に恐怖と期待が入り混じる中、強い雄に従う雌の本能に従いコレリアもまた絶頂を迎えた。
「やだあぁっっ、イク!イっちゃうううぅ!!」
強烈な収縮とともに大量の精液が放たれる。孕ませようと暴れ狂う間男の肉棒から放たれた精子の群れを迎え入れる子宮口は完全に敗北を認めており、脈動する度に新たな生命の源を取り込もうと躍起になって吸い付く。
「おおおぉ……!いい締め付けだ……すべて飲め!」
最後の一滴まで搾り取ろうとする貪欲な媚肉に対抗するように力強いピストンが続けられる。
「お願い……もう離して……やめて……もうやめて……」
「嫌がるそぶりをしても本心では感じているのであろう? 全くとんだ淫乱女だな」
「ちがっ……私…私は……」
その頬を伝う涙が悔しさなのか、悲しみなのか、それとも暴力的な快楽によるものなのか、彼女自身にも理解できないまま、コレリアはうわ言の様にひたすらゾードの言葉を否定する。
たが、肉棒を引き抜かれた彼女の恥孔はぽっかりとゾードの逸物の形に開き、解れた膣肉の間からは大量に注ぎ込まれた精液と共に愛液を垂れ流していた。
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「うああああああ!!!」
悪夢を振り払うように叫びながら、リオルは天幕に設えられた簡易ベッドから飛び起きる。
「どうしたリオル、敵襲か!?」
「っ……、ボルスト、か」
「おいどうしたんだよ、この寒い夜中に汗だくだぞ!」
「いや、大丈夫。大丈夫…だ」
叫び声を聞いた護衛隊長のボルストが問いかけるが、リオルは青ざめた顔のまま彼を天幕の外へと追い出す。
そして水差しから直接水をのみ、既に曖昧にしか思い出せない悪夢を思い出す。
「まさか…いや、違う。あれは……違う」
首をふり、リオルは悪夢を忘れようとベットに倒れ込んだ。
ふと昔書いた作品を読み直していた時に思いついた短編です
本編時空に繋がるかどうかはリオル君とコレリアの努力次第です