追記:少し表現や描写を修正して読みやすくしました。
プロローグ③ ★
ーーー征服歴1502年 王都カルネアスーーー
貴族街の一角に建てられた屋敷の一室で、エリカはアレクの膝の上に頭を乗せていた。
「あぁ~癒やされるー…」
「……普通逆じゃないか?」
アレクに頭を撫でられながら、エリカは普段なら絶対しないような崩れた表情で喘ぐ。
「えぇ~いいじゃない。お茶会で神経をすり減らした可愛い奥さんを膝枕できるなんて、幸せじゃない?」
「お前が…可愛い……?」
「何で疑問形なのよ!?」
本気で理解できないという顔をするアレクに、エリカは抗議の意志を込めて脇腹を抓る。
「いって…っ…悪い悪い」
「むぅ〜心がこもってない〜」
「お前、今日は一段とワガママだな…」
いつにもまして傍若無人な妻の様子に、余程の事がない限り動じないアレクも流石に困惑する。
「だぁってぇ…お茶会で笑顔で嫌味合戦するの疲れるのよぉ〜…今日はお姉様が居なかったから私だけで立ち向かわないといけなかったしぃ〜…あの陰険女嫌いぃ〜…」
「…何となく事情は理解した。大変だった…な?」
理解を示しつつも“相手の女もそう思ってそうだな…”と思いはしたが、口に出すと流石に身の危険がありそうなので心の中に仕舞い込んでおいた。
「アレク〜手が止まってる〜」
「はいはい」
エリカの催促に素直に従い、アレクはエリカの頭を撫でる。
サラサラとした銀髪を丁寧に撫でられ、エリカは気持ちよさそうに目を細める。
普段の強気で凛々しい様子と真逆の、幼さを感じさせるエリカの姿に、彼女の顔も体も隅々まで見慣れているはずのアレクの眼が引き寄せられる。
「ぇへへ〜」
「いつもこれ位大人しければな…」
「ん〜…? 何か言ったぁ〜?」
「…いや?」
エリカの姿に見惚れていた事を誤魔化すように、アレクは妻の銀髪を優しく梳く。
膝の上にエリカの温もりを感じながら、アレクは無意識に呟いた。
「綺麗だ…」
「…え?」
「あ…っ」
アレクの言葉が聞こえたエリカが細めていた目を開き、アレクは咄嗟に目を逸らす。
普段なら絶対に見られない、アレクの動揺した様子に、エリカはニンマリと笑いアレクの傷だらけの頬に手を伸ばす。
「あら〜? 顔そらしちゃって、
「あー、髪だ、髪が綺麗だって言ったんだ!」
「へ〜ふぅ〜ん、そぉなんだぁ。アレクったら私の自慢の髪を綺麗って思ってくれてたのねぇ」
「あぁ…そうだな」
アレクの言い訳を受け入れた上で、エリカは更に追撃をかける。アレクの頬に手を添えて、無理矢理自分の顔を正面から見えるように固定する。
「それで? 真っ直ぐに見た私の顔はどうかしら?」
「……綺麗だ、誰よりも」
「ふぇ…え、エヘヘ〜」
観念したアレクは、我儘な妻の期待通りの、そして期待以上の言葉を重ねた。それを聞いたエリカは、先程までの余裕のある顔を笑み崩し、蕩けた笑みを愛する夫に晒す。
そんな
「っん…ちゅ…ふぅ、ちゅぅん」
エリカは抵抗すること無くアレクの舌を受け入れ、歓待するように己の舌を絡める。アレクはエリカの甘い唾液を堪能しながら体勢を入れ替え、エリカをソファに押し倒す。
お互い、纏っていた薄手の寝間着を乱れさせながら、ソファの上で体を重ね、パートナーの唇を貪り続ける。
「ちゅ…はぁはぁ…、ねぇアレク…凄く、当たってるわよ?」
「お前と口づけしていたら自然にこうなった…嫌か?」
「いいえ、むしろ嬉しいわ」
エリカはアレクの背中に手を回し、豊かな胸を押し付けるようにアレクを抱きしめる。
「好きよアレク、大好き」
「そうか」
「そうよ」
鼻と鼻がくっつきそうなほど顔を近づけ、エリカはほころぶように笑い、アレクもまた傷だらけの顔でぎこちなく笑う。
そしてアレクはそっと触れるようにエリカの唇にキスをすると、エリカを抱き上げ、寝室へ移動しエリカをベッドへ横たえる。
「エリカ…」
「うん、いいわよ…来て、アレク」
もどかしそうに服を脱ぎ捨てたアレクは、同じく寝間着も下着も脱ぎ捨て、生まれたままの姿になったエリカに覆いかぶさる。エリカはそんな夫の姿を潤んだ目で見ながら、己の既に濡れそぼった秘唇を指で広げる。
アレクは唾を飲み込むと、己の剛直を愛液をこぼすその入口へあてがい、一気に根本まで挿入する。
「ああぁっ! 入って…っ、きたぁぁぁ!!」
「っく……」
エリカの膣内は熱くうねっており、アレクはすぐにでも果てそうになるが歯を食いしばり耐えると、抽挿を開始する。
パンッという肉を打つ音と共に、結合部から飛沫が上がる。
「あん、ああっ、激しぃ、気持ちいいっ、イイッ!」
「俺もだ、エリカ……愛してる」
「うん…私もよアレク…愛してる、誰よりも!」
エリカの告白を聞き、アレクの動きが更に激しくなる。
エリカはアレクにしがみつくように腕を伸ばし、アレクはエリカの腰を掴むと、一層深く突き入れる。
アレクの剛直の先端がエリカの子宮口を小突き、その度にエリカの口から艷やかな喘ぎ声が漏れる。
「んあぁ、そこぉ、きもちい、奥ぅ突かれるのすきぃ……っ」
「ここが良いのか?」
「ひゃうっ、そこいいっ、もっとついてぇ!」
「ああ……!」
アレクが一際強く腰を打ち付けると、エリカの身体が跳ね上がる。
「イクっ、もうダメ、いくぅ、いっぐぅぅぅ!!!」
絶頂を迎えたエリカの膣内が激しく収縮し、アレクのモノを締め付けてくる。アレクの形に最適化されたエリカの膣肉が、アレクのモノを扱く様に吸い付いてくる。
「くぅ……出るぞエリカ」
「きて、中に出して……貴方の子種をちょうだい!」
「っ……!」
限界に達したアレクが大量の精を解き放つ。
エリカは己の腟内を満たす熱い奔流を感じながら、幸せそうに微笑む。
「はぁ……あぁ、出てるぅ……アレクの、いっぱい……」
「はぁ……はぁ……」
長い射精を終えたアレクは、そのままエリカに倒れ込み、二人は繋がったまま抱きしめ合う。
暫くの間、アレクとエリカはお互いの鼓動を感じ合いながら余韻に浸っていたが、エリカの体温と、汗だくになった彼女から立ち上る濃密な雌臭に、アレクの剛直が硬さを取り戻す。
「ん……アレク、また大きくなってるわよ?」
「……お前のせいだろ」
「ふふっ、じゃあもう一回する?」
「……ああ」
アレクの答えに満足げに笑ったエリカは、アレクの耳元で囁く。
「今度は後ろからシて?」
「……わかった」
エリカの要望に応えるべく、アレクは一度エリカの中から己のモノを引き抜くと、エリカの尻を掴み持ち上げて四つん這いの姿勢を取らせる。
そして、背後からエリカの中に再度挿入する。
「んぅ……はぁん……やっぱりこの体位も結構好きかも……」
「そうか」
「そう…よ……それに、アレクの顔が見えないけど、アレクが私のお尻を掴んで、夢中で腰振ってるのを見ると……何だかゾクゾクしちゃう」
そう言いながらエリカは妖艶に笑う。
そんなエリカの姿に、アレクの理性が焼き切れる。
「ん……? アレク、ちょっと待って……きゃ!? いきなりはげしく……ふあぁぁん!!」
「お前が悪い」
獣のような荒々しさで、アレクがエリカに襲い掛かる。
先程出したばかりの精液と、新たに溢れ出す愛液が混ざり合った水音が響く。
「あああっ! はやいぃ! だめぇ、そんなにはやくしたらすぐイっちゃうぅ!」
「イケば良いだろ?」
「ああぁ! だめぇ! 今そんなにつよくしたらはじけちゃう! イキすぎておかしくなっちゃうのぉ!!」
激しい抽挿にエリカの豊満な乳房が揺れ動き、後ろから彼女を貫くアレクの目を愉しませる。エリカは涙を流しながら、快楽に染まり切った顔でアレクを受け入れる。
「イクっ! イグゥ!! アレクのでイカされちゃうぅぅ!!!」
「っく……」
二度目の絶頂を迎え、膣壁を痙攣させるエリカの強烈な締め付けに、アレクは歯を食いしばり耐える。
そして、エリカが落ち着くのも待たず、再び抽挿を再開する。
「ひゃうっ、いまダメェ! 敏感になってるからぁ! ひぁぁ! イクっ! またいぐぅぅ!!」
「俺はまだ満足していないぞ、エリカ」
アレクの言葉通り、既に一度射精しているにも関わらず、彼の剛直は全く衰えておらず、むしろより硬く、熱くなっているように感じる。
「ああっ! しゅごっ! アレクのおちん○んすごいぃぃ!」
「エリカ……エリカ……!」
「ああっ! きてぇ、アレクのせーえきぜんぶわたしのなかにぶちまけてぇぇぇ!!!」
「っ!」
二度目の射精と共に、アレクはエリカの最奥まで剛直を突き入れ、そこで全ての欲望を解き放った。
「ああっ、出てるぅ……あついぃ……!」
エリカは愛する夫の子種が己の腟内に、そして彼との愛の結晶を育む子袋へ注がれる感覚に、幸福感を覚えながら、意識を手放した。
──────
「……んぅ」
「起きたか?」
「えぇ……おはようアレク」
翌朝、アレクの腕の中で目覚めたエリカは、まだ寝ぼけた様子で夫に挨拶をする。
「体は大丈夫か?」
「うん……平気よ。昨日は激しかったけど、貴方が精液を沢山注いでくれて、幸せだったもの」
「なら良かった」
「ふふっ、心配してくれてありがとね」
「別に……」
ぶっきらぼうな態度を取るアレクだが、その表情は柔らかい。
「ねぇアレク、キスして?」
「ああ」
二人は軽く唇を重ね合うと、すぐに離す。
「もっとぉ〜」
「わかった」
今度は深く口づけを交わす。舌を絡め合い、唾液を交換しあう。
「んっ……ちゅ……ぷはぁ……はぁはぁ……」
数分後、ようやく口を離すと、二人の間を銀色の橋が繋ぐ。
「ふぅ……朝から元気になるようなことしないで欲しいんだけど……」
エリカの下腹部は、アレクとの濃厚な接吻により完全に火がついており、子宮がきゅんきゅんとうずく。
「仕方ないだろ、お前が可愛すぎるのが悪い」
「貴方、私が自分で可愛いって言ったら首かしげてなかった?」
「…覚えてないな」
「むぅぅ」
そう言いながらも嬉しそうなエリカ。
「アレク……今日休みなんでしょう?」
「ああ」
「じゃあ……このままもう一回シよ?」
「……いいのか?」
アレクの問いに、エリカは微笑みながら答える。
「だって私達夫婦じゃない」
「そうだな」
そう言ってアレクは再びエリカに覆いかぶさった。
本編はストックが溜まったら再開します。