取り敢えず濡れ場だけでも…
プロローグ⑤ ★
ーーー征服歴1502年 王都カルネアスーーー
貴族街の一角にある屋敷の寝室で、一組の夫婦が肌を重ねている。
「……たまに、お前の性癖が心配になるな」
「ピチャ…チュ…失礼ね。良いじゃない、貴方の身体はぜーんぶ妻である私の物よ?」
「そうか…?」
「そうよ」
若干困惑しているアレクに、エリカは自信満々に応える。
ベッドに裸で寝そべったアレクに、同じく裸のエリカが覆いかぶさっている。そしてエリカは、その白く滑らかな素肌を、アレクの鍛え上げられた、痛々しい傷痕だらけの肉体にこすりつけながら、赤く長い舌でペロペロと、アレクの胸元の傷痕を舐める。
「チュ…ペロっ…ぅん…」
左肩から脇腹まで、生々しく残る傷痕を、エリカは愛おしそうに舐め続ける。そして脇腹まで舐め終わると、今度は首筋に残る傷を舐め始めた。
「チュル…傷が沢山ありすぎて…舌が疲れるわ…チュ…」
「だったら舐めなければいいだろうに…」
基本的にエリカの我儘には文句を言わずに付き合うアレクも、流石に苦言を漏らす。
「いやよ、だってこの胸の傷も、首の傷も、それにお腹とか肩の傷も、ぜーんぶ貴方が私を護るために負った傷じゃない」
「…良く覚えてるな」
自身の負った疵の経緯など、顔面を斜めに走る疵と火傷以外は殆ど覚えていないアレクが、やや呆れた声で感心する。
「当たり前よ、2年前に貴方が起きるまでずーっと世話してたのよ。ちゃんと覚えてるわ」
「……そうか」
「そうよ!」
誇らしげに、アレクの耳元で囁くエリカに、アレクは呆れていいのか、それともエリカの記憶力を褒めればいいのか分からず、ただただ感嘆の声を上げるしか無い。
「フフ…チュ、あの戦いで貴方が負った傷…私を…私だけを想って負った傷…」
「おい…流石に目が怖いぞ?」
「良いじゃない。この傷は貴方が
やや据わった目で、今度はアレクの脇腹の傷痕を舐め始めたエリカに、もはやアレクは何も言わず、舐められていない側の腕でエリカの頭を撫でる。
「チュ…、それに、貴方も私に舐められるの、満更でもないんじゃない?」
「っ…お、おいエリカ!」
ゆっくりと、アレクの脇腹を舐めならが、エリカの頭がアレクの股間へと移動してゆき、エリカのひんやりとした手が、勃起し熱を帯びたアレクの逸物に触れる。
「貴方だって、私に疵を舐められてからずっと、ここを硬くしてたわよ?」
「…お前の身体が魅力的だっただけだ」
「えへへ~…そういう事にしといてあげるわ♡」
そう言うとエリカは、つい先程までアレクの疵痕を舐めていた舌で、今度は先走り液を垂らすアレクの逸物の先端を舐める。
「っ…エリカ、待て…っ!」
「あら、チュ…珍しく余裕が無いわよ、アレク」
突然標的を変えたエリカの行動に、アレクは対応しきれず、自身の分身をエリカに好き放題にされてしまう。
エリカの白い手がアレクの逸物の太い幹を握り、瑞々しく可憐な唇が、逸物の先端を咥え込む。そして口腔内に溜めていた唾液をふんだんにまぶしながら、逸物を口の奥まで飲み込んでゆく。
喉の奥までアレクの逸物を咥え込んだエリカは、恍惚とした表情で、舌でアレクの弱い部分を責めながらゆっくりと逸物を口から抜き出してゆく。
「ジュプ…はぁ、おっきい…はむ」
「っく…」
そして先端まで抜けたアレクの逸物の先端を舐めると、再び口を開いて逸物を飲み込んでゆく。
逸物をゆっくりと、根元まで飲み込んだエリカは、口腔内の粘膜でアレクの逸物を締め付けながら前後に頭を動かし始める。
「っ……ぐ」
「ジュル……チュプ、レロ……」
エリカが前後に頭を動かす度、その唾液と先走り液によって淫靡な音が鳴り響き始める。歯を食いしばり快感に耐えていたアレクはエリカの頭を掴み、その動きを止めるとエリカに命令する。
「そろそろ限界だ…、エリカ!」
「ん……チュプ」
アレクの命令を聞き入れたエリカは、逸物の根元まで口に含んだまま舌だけを動かして愛撫する。そして頭を引きながらゆっくりと口から逸物を抜いてゆく。
そして完全に抜ける手前で止め、先端だけを口で咥えながら舌で舐め回す。その強烈な刺激に我慢できずアレクはエリカの頭を掴み、逸物をエリカの喉奥へ突き込む。
「っぉ……!」
「ジュブ……プ……、ゴホゴホッ……!」
エリカの喉奥へ逸物が突き込まれる感覚に、エリカはえずき咳込む。そして涙で濡れた瞳でアレクに訴えるが、アレクはそんな余裕を与えずに自らの快楽のみを追い求める。
「くっ……!出るぞ!」
「っー!!!♡♡♡」
エリカの頭を掴んだまま、腰を突き出して逸物から大量の白濁した粘液を吐き出す。喉の奥へ直接吐き出された精液にエリカは声にならない悲鳴を上げながら、出された精液を飲み込んでいく。
「ジュリュ……ゴブ……プ……」
「っ…エリカ!」
逸物から出される白濁液を、喉を鳴らして飲み下していくエリカにアレクは更に腰を押し付ける。強烈な粘液の臭いと苦みがエリカの口の中を占領し、飲み込むのも一苦労である。
だがそれでもエリカは全て飲み干し、尿道に残った精液すら吸い出す勢いで逸物を吸い上げる。そして尿道内の精液を吸い出したエリカは、ようやく逸物から口を離した。
「ケホ……ハァ…っ」
「すまないエリカ、大丈夫か?」
「大丈夫よ、ぇへへ…ちょっと、貴方にこうして無理矢理されるの…癖になりそう」
「お前な…」
頬を染めるエリカに、少しだけ申し訳無さを感じつつ、アレクは優しくエリカの頭を撫でる。その感覚に愛おしそうに目を細めたエリカは、唇から垂れた精液をペロリと舐め取ると、身体を起こして、アレクに背を向ける形で四つん這いになる。
「ねぇアレク、今度は貴方が…気持ち良く、して」
「ああ」
フリフリと、挑発するように白くむっちりと脂ののった尻を振るエリカに、一度射精したにも関わらず全く萎えていない逸物を更に勃起させたアレクが、エリカの細くくびれた腰を掴む。
「もうドロドロだな」
「だって、こんなに貴方のアソコの臭いと精液を味わったんだもの」
「…やっぱりお前の性癖が心配…だ!」
「ひうぅぅぅん♡」
既にドロドロに蕩けたエリカの蜜壺に、アレクは容赦なく己の逸物を挿入し、狭い膣内を掻き分けながら、先端で子宮口を小突く。
「くっ…」
「あぅ…凄い、これ、おっきくて熱くて…はぅぅん♡」
エリカは挿入されただけで軽く絶頂し、強烈な締付けとドロリとした愛液のシャワーで夫の逸物を歓迎する。
美しい銀色の髪を振り乱し、宝石のような金色の瞳を快楽で濁らせた姿は、普段の凛々しく男勝りな彼女から真逆の、雄に屈服した雌のソレだった。
「あ、だめぇ……アレクのアソコが私の中をかき回してるぅ♡」
「っ……」
「また…またすぐイっちゃうぅぅのぉんんん♡♡♡」
腰を仰け反らせ小刻みに痙攣するエリカだが、手形がつきそうな程強く尻肉を掴まれ、逸物を引き抜けないように固定されたエリカは、その強烈な絶頂の快楽から逃げ出す事が出来ない。
「っ……凄いぞ、エリカ」
「ああぁ♡これ凄いぃぃいぃん♡♡♡」
アレクは容赦なく腰を打ち付け、逸物を子宮口まで突き入れる度に軽く絶頂し痙攣する膣壁がアレクを楽しませる。そしてそんなエリカを更に責め立てるために、アレクは、一突きごとに重たげに揺れているエリカの豊満な乳房に標的を定める。
「エリカ…っ!」
「っアン、まってアレクぅ…奥グリグリしながらおっぱい揉むのやめてぇ♡♡」
アレクは己の逸物を根本までエリカの蜜壺に埋め込むと、後ろから抱きしめるようにしてエリカの片手では余る豊乳を揉みしだく。
グリグリと、子宮口をすり潰すような腰使いと、荒々しく揉みしだかれる胸からの刺激で、エリカは口から涎を垂らし、結合部からはドロリとした愛液を滴らせ、何度も絶頂する。
「アレク……アレクぅ♡♡♡」
「エリカっ……」
「アレクぅ…キス…してっ!」
「ああ!」
背後から逸物を蜜壺に挿入されたまま、エリカは後ろを振り返り、アレクに口付けをねだる。
アレクは、そんな妻の可愛らしい仕草に逸物をより滾らせながら、エリカの瑞々しい唇と自身の唇を重ねる。
「チュ……レロ……ジュプ……」
「ちゅ……チュル」
2人の唾液が混ざり合い、互いの舌の上で絡み合ってゆく。そして2人は絶頂の予感を感じ取り、互いに腰を激しく打ち付け合う。
「んン~~♡♡♡」
「くっ……出るぞ!!」
「射精して! 私のナカに、沢山っ〜♡♡♡」
逸物を爆発的に膨れ上がらせ、エリカの子宮に大量の精液を流し込むアレク。それと同時にエリカは絶頂し、あまりの快楽に耐え切れず意識を飛ばしかける。
「はぁー……はぁー……」
「エリカ、大丈夫か?」
「フフ…とっても、気持ちよかった…わ」
「そうか」
「そうよ♡」
逸物を引きぬいたアレクがエリカを仰向けに寝かせ、汗で額に張り付いた髪を払ってやると、エリカは嬉しそうに目を細める。
「ねぇアレク……まさか一回だけ、なんてこと無いわよね?」
「全く……お前は本当に」
「貴方にだけだよ♡」
そんなエリカに苦笑したアレクは、エリカの白い脚に手を回し持ち上げると、そのまま己の出した精液と愛液をコポコポと溢す蜜壺へ、再び己の逸物を勢い良く突き込む。
「っぁん♡」
「今夜も、お前が満足するまで射精してやるからな!!」
「はうぅぅぅんん♡♡」
それから明け方になるまで2人は交わり続け、その後泥のように眠りにつくのであった。