※この作品はR-18です。

カナンの騎士列伝 −無貌鬼と白銀の戦姫−   作:Recent

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既出のキャラの追加情報も含めた最新版です


設定資料集(王都編 登場人物)

王都編で登場したキャラのまとめ

 

 

年齢は征服歴1500年時点

 

アレクサンダー・ウォーカー 22才 大尉

2年ぶりのまともな休暇を楽しもうとしていたら刺客に襲撃されるわ、嫌いな上司に呼び出されるわ、トラウマを抉られた上で殴られるわと散々な目に遭遇し、真面目にお祓いに行くことを検討している幸運低い系主人公。

基本的に人殺しよりも書類仕事の方が得意。また、スペイサイド州にいた頃は部隊を生き残らせる為に物資の横領や命令書の偽造等を手広く行っていたため、不正を働く人間の手口は熟知している。そのため受勲式準備評議会にとっては得難い人材で、図らずしもカレウスは大当たりを引いた訳だが、代償として過重労働の強制の証拠をアレクに握られてしまい、評議会のメンバー全員分の保養施設の使用料と飲食代を自腹で払う羽目になった。

 

 

エリカ・リガール 20歳 中尉

ヒロイン

アレクから預かったペンダントを返却しようと思ったら挨拶も無しに王都へ帰還したと知り激昂した。直ぐに自分も王都へ向かおうとしたが、書類仕事が終わらず一週間ほど遅れを取ってしまう。

王都へ帰還した日にカレウスから手紙を貰い、アレクに会えると唆されてのこのこと参謀本部へ誘い出された。早めの時間に参謀本部に辿り着き、副官のフィデック准尉とはぐれて順当に迷子になっていた所、アレクが殴られている場面に遭遇し、殴った相手がカイト(嫌いな奴)だったので取り敢えずぶん殴った。その後の口上はその場のノリとアドリブである。

書類仕事は苦手で、受勲式準備評議会では目の前の書類の山に戦う前からギブアップ状態だった。それでもなんとか頑張ろうとしたが心は折れ、こんな理不尽を課した相手への恨みだけが募っていった…なので諸悪の根源を殴ったのは誰もが認める正義であり、恥じること何も無い。

 

 

アトラム・グランツ 28歳 大尉

先代グランツ伯爵当主の四男であり、現当主であるカレウス・グランツの異母弟。

元情報部所属のエリート将校だったが、大戦勃発前に、貴族派と通謀していた同僚に陥れられる形で閑職に追いやられた。大戦勃発後は、貴族派や帝国に内通していない信頼できる情報将校として、所属は閑職のまま情報部の内偵や綱紀粛正を行っている。2年前にアレクの陥れられた陰謀の詳細をカレウスに伝えたのもアトラムであり、一応アレクの恩人でもある。

現在は何かと周囲が騒がしいアレクの近辺で情報収集中で、割とアレクとの雑談を楽しんでいる。アレクは煙たがっているが、一応恩人でもあるため邪険にもできず、王都へ帰還してから一週間ほど、冷めきった会話を続けている。

 

レナ・ボウモア 18才

主人公の幼馴染。

宮廷貴族ボウモア子爵家の長女であり、アレクとは再従兄妹同士で、幼い頃はウォーカー家の屋敷に預けられていた。

濡羽色の美しい黒髪と翠色の瞳の美少女。

2年前、アレクが王都へ帰還した際に再会するが、その際に心無い言葉をアレクに投げかけてしまい、以降アレクはボウモア家に現れることなくスペイサイド州の最前線へと戻ってしまった。

手紙等で連絡を取ろうとするが罪悪感と、手紙が届く前にアレクが死ぬのではないかという恐怖で、一切連絡もとれなかった。

参謀本部でアレクと出会ったのは、彼女がアレクと会う機会を得るために、”学園“の3年生に募集される研修(卒業後に向けたインターンシップのようなもの)に参加したため。アレクに会うことは出来たが、結果的に2年前より悲惨な事になってしまい、エリカのフォローが無ければあのまま関係は断絶した可能性が高い。

アレクにとっては大切な幼馴染であり、妹のような存在。気にしていないと言ってはいるが、彼が公の場で顔の包帯を頑なに取らなくなったのは、2年前レナに拒絶されてからである。

 

 

カイト・ジャッカード 26才 少佐

7大貴族の一角、ジャッカード公爵家の次男。

金髪碧眼の美男子にして、細身に見えるが鍛え上げられた屈強な肉体の偉丈夫。

火薬の製造や、石油を精製したメーデイアの火(所謂パナーム弾)の開発、その他様々な発明品を生み出した天才。”学園“入学前から、それらの発明品の製造販売で巨万の富を得ていた。

征服歴1456年から始まった大戦では、自らの開発した銃と大砲を装備した新編成の大隊を率いて西方戦線へ参戦し、征服歴1500年のトランバラム領攻略戦でトランバレム公爵家の嫡男討伐、ファガリア軍の奇襲によって孤立した第三王女救出など華々しい活躍から”西の英雄“の名を不動のものとした。

連合王国において現在最も“カナンの騎士”に近いと噂され、新興貴族派閥を中心に彼を推薦しようとする動きが活発化している。

不思議とピンチの女性に遭遇する確率が高く、持ち前の正義感と恵まれた能力で問題を解決してきたため、三人の奥さん以外に多数の愛人がいるらしい。血の雨が降らないのは本人に悪意がないのと第一夫人の調整力のおかげ。

なので黒髪の美少女を襲おうとする悪漢を容赦なく叩きのめすのは正義であり、いきなり銀髪ヒロインに殴られるのは理不尽では?

 

 

ルリシア・テルネシア 26歳 中尉

”西の英雄“カイト・ジャッカードの副官であり、彼の第一夫人。亜麻色の髪と栗色の瞳の美女。カイトとは5歳の頃からの許嫁で幼馴染。

第二子出産のため、征服歴1500年の西方攻略戦前まで休職していたが、現在は復帰しカイトを公私共にサポートしている。

実家のテルネシア子爵家はジャッカード家の分家筋で、カイトはテンネシア家の一人娘であるルリシアに婿入し子爵家を継ぐ予定だったが、学生時代から様々な発明と商業的な成功を収めたカイトを単なる分家の婿にするのは勿体ないと判断したカイトの父と先代テルネシア子爵の思惑により、ルリシアとの結婚後もカイトはジャッカード姓を名乗っている。また、彼女と同時に二人も妻を娶った。普通なら血の雨が降ってもおかしくはないが、夫婦仲も嫁同士の仲も円満で、ルリシアの第二子も他の嫁が面倒を見ている。

エリカとは彼女の姉を通して面識があり、押し隠してはいるが、エリカの類稀な容姿と圧倒的な才覚に劣等感と嫉妬を抱いている。

 

 

カレウス・グランツ 36歳 准将

アレクの命の恩人であり、同時に絶死の戦場へ送り込んだ張本人。それでいて労いの一つも言わないからいつまで経っても人望が育たないのだが、本人は気付いていない。

先代リガール辺境伯が連合王国の第一王子アリウスの侍従武官に選ばれた際、彼の副官としてアリウスに仕え、様々な事を教え”先生“として慕われた。そのためアリウスは数少ないカレウスの味方でもある。

征服歴1500年に行われた西方攻略戦まで、息子の死で精神に不調をきたした先代師団長の代わりに師団長業務をこなしていた。西方攻略戦に近衛第2師団が参戦するにあたり、師団長として連合王国第一王子アリウスを迎えたが、優秀ではあるが将官としては経験不足過ぎたため、実務の大半はカレウスがこなしていた。西方攻略戦では、第一王子を危険にさらさないという名目(実際は王党派に近いアリウスが武功を挙げることを阻止したい革新派の思惑)から最前線は任されなかったが、カレウスはアリウスの名前を使ってトランバレム公爵陣営の切り崩しを行い、最終局面では撤退するファガリア王国軍の退路を遮断し、労せずして戦果を挙げ、”白銀の梟“の子孫として名声を高めた。

攻略戦終了前から受勲式典における暗闘に参戦し、受勲式準備評議会を立ち上げ、評議会会長にも不本意ながら就任した。近衛第2師団の戦後処理をアリウスと彼の副官のダニエルに押しつけ、自身も部下と共にブラックな労働環境で終わりの見えない書類仕事を行い続けた。

仕事の合間に終戦工作についても色々画策したが、想定以上に反発が強く、彼を含めた王党派の主流派に出来たのは、獣国本国への逆侵攻作戦の発案者を論破して心を折って病院送りにし、可能な限り損害の少ないスペイサイド州奪還作戦を立案することだけだった。

 

 

アリウス・ヴィーテ 27歳 特任少将

連合王国第一王子 

金髪にグレーの瞳の貴公子。気さくで人当たりが良く、身分に関わらず対面した人々に好意を抱かれる天性のカリスマを持つ。文武両道の才人。

学園入学前にカレウスの薫陶を受け、割と腹黒い策謀を笑顔で実行出来るが、師や親友であり副官のダニエルよりは人の心が残っている。

大戦開始前は少佐として参謀本部兵站部敷設課に所属していた。大戦勃発後、戦意高揚目的に帝国との最前線であるブリュンヒルド要塞防衛軍の幕僚に着任した。征服歴1500年の西方攻略戦において、適任者不在だった近衛第2師団の師団長として特任少将に補任され、師であるカレウスと共にトランバレム公爵軍やファガリア王国軍と渡り合った。カレウスが西方方面軍の横槍を無視して好き勝手出来たのはアリウスの権威のお陰。ついでに周囲のヘイトをカレウスに押し付けて自分は調停者として支持を受けられるよう立ち回る強かさも見せた。

主人公アレクの兄イースレイとは学生時代からの友人。学園入学前はその能力の高さと身分の高さのせいで、外面は良いが内心で他人を見下していたアリウスだが、入学試験でイースレイに完敗し、その上で“王子だから”という理由で首席を譲られるという屈辱的な扱いを受けた事で心を入れ替え、イースレイと友誼を結ぶ事となった。

 

 

ダニエル・リガール 27歳 少佐

リガール辺境伯家の次男でエリカの異母兄

癖のある黒髪と碧色の瞳の美男子。同世代では一番モテるが、女性関係で何度か騒動を引き起こしたため未だに独身。聡明さではリガール家の四兄妹で一番上だが武芸は苦手。

第一王子と同い年だったことから、アリウスの遊び相手として幼少期から王宮に出入りしていた。アリウスと共にカレウスの薫陶を受け、アリウスの懐刀として学生時代から暗躍していた。人の心は既に無い。

軍内でも基本的にアリウスの副官として付き従う。

アリウスと同様、アレクの兄イースレイと親交があり、人格者でありながら謀略で自分と対等に渡り合えるイースレイを素直に尊敬していた。

 

 

イースレイ・ウォーカー 故人 享年23歳 男爵

主人公アレクの兄

黒髪黒目で優しげな顔立ちの好青年。容姿は“貌”を失う前のアレクと瓜二つで、際立った美形では無いが愛想の良さのお陰か学生時代はかなりモテた。

学園の入学試験で首席を取ったが、学園から2位の成績だったアリウスに首席を譲渡するように頼まれた際は条件付き(王立大学図書館の使用許可や奨学金等)で快諾した。それがアリウスにバレた事で入学式直後にアリウスとダニエルに絡まれ、紆余曲折の末に友誼を結び、以降学園の成績では常に2位以内を譲らなかった。

学園卒業後、弟のアレクが学園を卒業するまでは軍で仕事をする予定だったが、アレクが学園に入学式した年に父親の先代ウォーカー男爵が急逝したため、予備役に編入した後、男爵位を継いで領地へ戻った。アリウスやダニエルには引き留められたが、出世に興味が無かったためあっさりと領地に引っ込んだ(アリウスに近い事で色々やっかまれていたのも理由の一つ)。

大戦勃発直後、領民の避難もままならないまま獣国の侵攻を受けたが、即座に領地の防衛体制を整備し一週間以上耐え抜いた。アレクに援軍を呼びに行かせたのは、アレクだけでも生き延びさせるためで、アレクが戻ってきたのは想定外の出来事だった。

座学だけでなく武芸も超一流で、一学年下ではあるが当時から才気煥発たったカイトと剣術の模擬戦で引き分け、最期は領地へ侵攻した獣国軍とソレム伯爵の軍勢へ特攻し、指揮官のソレム伯爵の嫡男の首を斬り飛ばした。

 

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