※この作品はR-18です。

野比のび太 ~地獄の卒業旅行~   作:雛月 加代

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プロローグ

ある日、のび太たちが居間で寛いでいると

 

「のび太、これをやろう。」

 

のび助はどてらの袖から何かを取り出すと、のび太に向かって差し出した。

 

「えっ・・・・・」

 

差し出されたチケットを手に取ってみる。

 

「八方尾根スキー場、二泊三日の旅・・・・・えっ?パパこれって・・・・・」

 

「なあにお前の進級ならびに、シェーレくんの卒業兼進学祝いにと思ってな。ママとパパからの

ささやかなプレゼントってわけだ。」

 

「でもさ、僕達7人だけで旅行っていうのはさすがに不安だよ。」

 

すると玉子が居間に入ってくる。

 

「うふふ、それなら大丈夫よ。ドラちゃんがついててくれるから。」

 

「えっ?ドラえもんも?」

 

「当たり前だろ。お前は大切な家族を誘わないで行くつもりか?ほら、チケットをよく見てみろ。ちゃんと10名様って書いてあるだろう。」

 

のび助が言うとおり、チケットには10名とハッキリ書かれていた。

 

「まあ、お前も来年はいろいろと忙しくなるだろうから、今のうちにゆっくりと羽を伸ばしてこい。」

 

「ええ、そうね。私達の分まで、みんなで楽しんできなさい。」

 

「・・・・・・・・・。」

 

「アカメちゃんたちも・・・・・特に問題はないかな?」

 

のび助の提案にアカメたちは頷く。

 

「のび太・・・・・それにアカメちゃんたちも、思いきり楽しんできなさい。」

 

「『「『「『ありがとうございます。』」』」』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、

 

「おい。聞いたか、スネ夫?」

 

「うん、ジャイアン。大変な事になったね。」

 

野比家に仕掛けられている盗聴器で、話を聞いていたジャイアンたちは声を上げる。

 

「そうよね。もしのび太さんのタカが外れて・・・・・アカメさんたちを縛り、監禁、鞭打ち、そんなことになったら・・・・」

 

顔を真っ赤にし、動揺する静香。

 

「いや、いくらなんでもそこまでは想像しないけど・・・・」

 

「・・・・というか静香ちゃんって、結構アレなそうぞうするんだね。」

 

そう言いながら哀れみの表情を向けてくるジャイアンとスネ夫。

 

「//// ち、違うわよっ!別にあたしだって、いつもそんな想像してるわけじゃないからねっ!/////」

 

「『ふーん。』」

 

「なによ、その疑いの目はっ!信じてないの!?」

 

「わかったわかった、信じるよ。だから落ち着いて。」

 

「うぅ〜〜〜。」

 

「それよりも、どうする?僕たちはこのまま黙って放っておくつもりはないのだけれど。」

 

「あ、あたしだってそうよ!」

 

「じゃあ、ここはひとつ、僕たちもーー」

 

そう言って続けるスネ夫の提案に、静香は迷うことなく同意するのであった。

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