「僕、野比のび太は今でもあの時の事を忘れることができません。今でもハッキリ覚えています。あの忌まわしい惨劇を・・・・・・・・・・・・・・
みんなで盛り上がった楽しいスキー旅行・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・そう楽しかった・・・・・・・・・・
・・・・・・あの時までは・・・・・・・・・・・
そう全てはあの一言から始まった・・・・・・・・。
「おいおい宴会に酒なしはないだろ!」
そう言いながら不満をたらすレオーネ。
「ダメ!お酒は高いんだから!」
そう言いながらのび太はレオーネに注意する。
「嫌だ、ジュースやコーラじゃ盛り上がらない!!お酒が飲みたい!!」
今度は駄々をこね出すレオーネ。するとのび太は
「そうだな〜、お酒を飲まなくてもいい気持ちになれる物がある。」
のび太はポケットに手を入れる。
「ホンワカキャップ!!!」
ドラえもんからこっそり借りてきた秘密道具だ。全員の視線がのび太に集中する。
「クロメ、コーラでもジュースでも好きなもの持って来て!」
「えっ?あっ、うん。」
そう言うと、クロメは鞄から新しくジュースやコーラを取り出す。のび太はコーラの蓋を開けると、代わりにホンワカキャップを被せる。そしてそのままコーラをコップに注いだ。キャップを通した液体は『ホンワカドリンク』となった。そしてのび太は注いだコーラをレオーネに手渡す。
「飲んでみて。」
レオーネはのび太からコップを受け取ると、一口味見する。
「ん・・・・・ただのジュースとかわ・・・ん!?」
レオーネの顔がたちまち真っ赤になる。レオーネは残ったコーラを一気飲みすると
「プハ〜っ!!!いい気持ち〜。」
上機嫌で笑い出す。ホンワカキャップ、キャップから「ホンワカ放射能」なるものが浴びせられることにより、体がホンワカしてまるで酒に酔ったように気分が高揚する。味そのものは変らずむろんアルコール成分が生じるわけでもないので、子供が飲んでも安全。
「効いてきたみたい。」
それを見ていた静香やジャイアンたちは
「まあ、面白そう!!!」
「のび太、俺たちにも飲ませろよ!!!」
「僕も僕も!!」
「いいよ。それじゃあ、みんなも飲もうよ!!」
今度は全員にコーラを注ぎ始めるのび太。
「さあ、ぱーっとやろう!!!」
のび太たちはコップを片手に持つと、
「カンパーイ!!!!!」
互いのグラスをぶつけ合った。そう言うと全員コーラを一気飲みする。
これが悪夢と始まりとなった・・・・・・・。
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