※この作品はR-18です。

野比のび太 ~地獄の卒業旅行~   作:雛月 加代

15 / 16
第十四章:クロメの目的

のび太は2人の少女と一緒にコテージの周りを散歩していた。

 

「♪~」

 

右腕には、嬉しそうにクロメが抱きついていて、

 

「・・・///」

 

左腕には、恥ずかしそうにアカメが袖をちょこんと掴んでいた。性格がよく表れてるなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・。」

 

アカメは時折のび太の顔を覗き見ては、のび太がアカメの方を見たら

 

「・・・・(プイ)」

 

顔を背けるので、全くと言っていいほど会話がなかった。

 

逆にクロメとは・・・

 

「でね、レオーネが・・・・・」

 

「ったく、あいつ何考えてんだか・・・・」

 

かなり話が弾んでいた。甘えん坊かつ、大胆な妹。無愛想で、口下手な姉。今更だが、姉妹なのに何故ここまで違うのだろう。とりあえずアカメに話し掛けてみる。

 

「ねぇ。」

 

「・・・・な、何だ?」

 

何故か慌ててるアカメ。明らかに挙動不審だ。

 

「何か話してくれない?」

 

「・・・・・・・・。」

 

「クロメとはさっきからいっぱい話してるからさ。少しぐらいはアカメと話したいんだよ。」

 

「そんな、こと・・・・・急に言われたって・・・・///」

 

結局、アカメはそっぽを向いてしまった。まだ昨日の事を怒っているのかな?そんな風に不思議がってると、クロメがクスクスと笑いながら答えてくれた。

 

「お姉ちゃんはね、照れてるんだよ。」

 

「照れてる?」

 

「うん。だってお姉ちゃんはのび太の事が大好きなんだもん。」

 

「え!?そうなの?」

 

アカメに確かめてみたが…

 

「ち、違うっ!」

 

目を背けたままだった。ただ、少し頬が赤かったような気がする。

 

「ね?」

 

「・・・・いや、でも、アカメの好きは、友達として好き、って意味だと思うよ。」

 

するとクロメは首を横に振った。

 

「違う。お姉ちゃんはのび太を男として好きなんだよ。事実、お姉ちゃん、最近すっごく大胆にのび太にアピールしてるし。」

 

「そうなのか・・・・・・」

 

最近のアカメの行動を思い返す。てっきり嫌がらせや虐めでやってるのかと思っていた。

 

「だから本当にのんびりしてられないよ。のび太、学園でも好かれてるみたいだし。」

 

「・・・・どういうことだ?」

 

いきなりアカメがこっちを向いた。

 

「違うって。ただの友達だって、さっきから言ってるでしょう?」

 

「のび太の言う女の「友達」はのび太を好きだって子のことなんだよ。のび太は鈍いから気付いてないだろうけど」

 

ふよん☆

 

突然左腕に柔らかい感触が襲ってきた。

 

見ると、アカメがさっきより顔を真っ赤にして、くっ付いてきた。

 

「・・・・どうしたの?」

 

「・・・・寒くなってきたから、こうした方が暖かい・・・・///」

 

目を合わせずに答えるアカメ。

 

「・・・ま、別にいいけどね。僕も暖かいし。」

 

それに、左腕に当たってる2つのマシュマロが気持ち良いしね。しかし、それを顔に出さないようにしていたが…

 

「のび太のエッチ♪」

 

「ギクッ」

 

クロメにはお見通しだったようだ。

 

「・・・・(じー)」

 

ジト目で見ながら、アカメが少し離れた。

 

ああ・・・・左腕が何だか寂しく感じる。

 

「でも、のび太の気持ちも分かるんだけどね。お姉ちゃん、おっぱいすっごく大きいし。」

 

「く、クロメ!?」

 

顔を真っ赤にしながら、アカメが声をあげる。可愛い。

 

「あ~あ、私もレオーネぐらい大きかったら、のび太を悩殺出来るんだけどなぁ・・・・」

 

ふにふに

 

自分で2,3回自分の胸を揉むクロメ。

 

「だ、だが、クロメは・・・その・・・色は白いし、形がいいから・・・・えっと・・・・」

 

顔を真っ赤にしたまま、妹を一生懸命フォローする姉。姉妹愛って美しいねぇ。

 

「ふふっ、やっぱり大きさより形だよね♪よーし、お風呂の時、いっぱいアピールしちゃおっと♪」

 

「「は・・・・?」

 

のび太とアカメが見事にハモった。まさか・・・・

 

「私、この旅行で、のび太と一緒にお風呂入るって決めたんだけど・・・・ひょっとして、嫌?」

 

少し不安そうな目でのび太を見つめるクロメ。

 

「はぁ・・・・・」

 

結局、のび太はその視線に負けた。

 

「分かったよ。でも、バスタオルぐらいは巻いてよ。」

 

「うんうん、だからのび太、だ~い好き♪」

 

クロメが嬉しそうに密着してきた。アカメに負けずとも劣らずの女の子特有の柔らかさを感じる。

 

「えっと・・・・クロメ、もしかして、私も?」

 

顔を真っ赤にしたまま自分を指差すアカメ。

 

「そのつもりだったけど、お姉ちゃんが嫌なら別にいいよ。私とのび太の2人だけで入るから。」

 

「そ、それはダメだ!」

 

急に叫ぶアカメ。

 

「え、えっと・・・・い、いくら、のび太だからって2人きりにさせると、クロメが何されるか分からない。だから私も一緒に行くぞ///」

 

「いくらのび太だから」って何。僕がヘタレってこと?

 

「そこまで言うんだったら仕方ないね。それじゃあ3人で♪」

この小説は続けた方がいい?

  • 続けた方がいい
  • やめた方がいい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。