そして次の日。
「おい、のび太!」
「???」
昼休みになると同時に、ジャイアン、スネ夫、静香が一緒になってのび太の席にやってくる。
「え、いや・・・・僕、今から用事が・・・・」
「悪いけど、それは私たちの用事が済んでからにしてもらえるかしら?」
ジャイアンと違って、静香は笑みを浮かべているはずなのに、なぜか有無を言わせぬ妙な迫力があった。
「・・・・・わかったよ。」
そう言うとのび太は席から立ち上がる。
三人に連れられてやってきたのは、中庭のすみのほう。校舎の壁に背後を塞がれ、ジャイアンたちに囲まれているのび太。
「明日、俺たちも八方尾根スキー場に行くことにしたぜ。」
「・・・・・・・・・・・・・はい?」
あまりにも突然の言葉に、のび太は瞬時にその意味を理解できず首を傾げる。
「のび太さんのスキー旅行に、私たちも付いていくって言ってるのよ。」
「なんでいきなりそういう話になってるの?」
「私たちがついていくと、のび太さんにとって不都合なことでもあるのかしら?」
「それは・・・・・・。」
「やっぱり、おばさんやドラえもんがいないのをいいことに、何か悪戯をするつもりなんだな!?」
「えっ、なんでドラえもんが行けないこと知ってるの?まさか、ドラえもんと話してたのを盗み聞きしてたの?」
「そっちこそ人聞きの悪いことを言うなよ。僕はジャイアンと違ってそんな趣味はないよ。ただ偶然、通りかかって二人の会話を耳にしただけだよ。」
そう言いながら視線をジャイアンに向けるスネ夫。
「どういう意味だ!?」
「さぁ?どういう意味なのか、ジャイアンが一番よく知っているんじゃない?」
「スネ夫ー!!!!」
言い争いを始めるスネ夫とジャイアン。するとのび太は
「・・・・・じゃれあってるなら、僕はもう行っていい?」
早くしないと昼休みが終わってしまう。
「ちょっと待て!まだ話は終わってないぞ。」
「ええ、そうね。アカメさんたちにあんなことやこんなことをしようとするのび太さんの企みを見過ごすわけにはいかないの。」
「そんなことするわけないでしょ?」
「じゃあ、やましいことをする気はまったくないのね。」
「勿論。」
「なら、私たちものび太さんたちと一緒に行っても問題ないわよね?」
「それとこれとは関係ないでしょう。」
「大有りよ。いくらのび太さんにその気がなくたって、間違いが起きないとは限らないもの。」
「そうだ。だから俺達がのび太が変なことしないように監視するっていってるんだ。言っとくが、アカメちゃんと一緒に旅行したいとか、そんなこと思ってるわけじゃないんだからな!」
「それで、のび太さんの返答は?」
「・・・・ダメって言ったら?」
「その時はありとあらゆる手を使って、のび太さんを24時間監視し続けるつもりよ。」
「それって完全にストーカーだよ。」
「これものび太さんの異常性癖からアカメさんたちを守るためよ。」
「異常性癖って・・・・・僕がアカメたちに何をすると思ってるんだよ!」
そう言うと、スネ夫は哀れみの表情を向けてくる。
「そんなこと、女の子の口から言わせたらセクハラだぞ?」
「////のび太さんのエッチ!変態!鬼畜!強姦魔!/////」
のび太の発言に静香は顔を真っ赤にして怒り狂う。
「////もしダメって言うなら、バスジャックしてでも付いて行ってアカメさんたちを護衛するからっ!////」
「・・・・・・・・・・・・・。」
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