「ね、ねえ。外から回るの・・・・?」
「ああ。この地図によれば抜け道がこっちにあるんだ・・・・・・」
「寒いな・・・・・・。マフラーとか取ってこよ!」
のび太は震えながらコテージの中に戻った。
のび太は大急ぎで部屋に戻ると、荷物の中からマフラーを探す。
「あっ、あった!」
そしてやっとのことでマフラーを見つけた。だが
「なにしてるの?」
ドキッ
いきなり背後から声をかけられ、驚いた。
「チェルシー!?いや、その、別に・・・・・・ヒマなんで、荷物の整理をしてたんだ・・・・・。」
なんとか誤魔化そうとするのび太。だがチェルシーはイタズラっ子のような顔でのび太を見つめる。
「あ〜、もしかしてお風呂を覗こうとしてる?」
「し、してないよ!・・・・・そんなこと。」
「そう?みんな恐いからさあ、覗きがバレたら大変だよ。」
「・・・・・・恐いって?」
「みんなで話してるとスゴイよ。『覗きがいたらどうしてやろう』とか、ちょっと同情しちゃうよ。」
「・・・・・・・・・・。」
チェルシーの言葉にのび太は内心震えだす。
「そんなだから、覗きは止めた方がいいと思うよ。」
「だから、そんなことしないってば!」
「アハハハ!そうだったね。」
チェルシーはクスクスと笑う。
「そんなに見たいの?」
「そ、それは・・・・女の子の裸を見たくない男子なんていないし・・・・・・」
「のび太も?」
「・・・・・・・うん。」
突然の質問に、思わず頭の悪い息が漏れる。
「それなら、見せてあげる。」
「え!?」
微かに頬を染めて、チェルシーはシャツをたくし上げる。その行動に思わず、目を瞑ってしまった。すごくドキドキする。ちょ、ちょっとだけ・・・・目を開けちゃおうかな・・・・・。だ、ダメだ・・・・・・見たいかと聞かれたら、見たいに決まっていて。だって、チェルシーは大切な女の子で、好意だって持っている・・・・・・・・それでも・・・・・・
「隙あり!」
そう言われた瞬間、のび太はカッと両目を見開いた。
「ーーんんんっ!?」
唇に柔らかいものが当たっていた。何をされたか理解できない。のび太の目の前にチェルシーの顔があるという事実だけは、かろうじて認識できた。
「ちゅ・・・・・・ん・・・・・」
「っ!?んんんっ!?」
唇に押しつけられている柔らかくて甘い感触。神経全てがシャットダウンしたかのように、触れている唇の触以外に感覚がない。音もなければ、視界までない。頭の中は真っ白で。息をするのも忘れてて。
「ぅ、んっ・・・・ふはっ・・・・・」
そうこうしてるうちに、チェルシーがゆっくりと離れていく。
「それじゃ、そろそろ部屋に戻るね。」
それだけ言うと、チェルシーは部屋を出て行った。のび太はただただ、呆然とするしかなく、チェルシーの後ろ姿を見つめることしかできなかった。
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