※この作品はR-18です。

テイマー職は奴隷商!?   作:可愛ケイ@VTuber兼小説家

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第44話『凌辱イベント』

「あんちゃんは、ウチへ入団するっちゅうことでいいんじゃよなぁ?」

 

 ゲンブはそう言ってニヤリと笑った。

 入団? ここでそれにこだわる理由とは……。

 

 たとえば、今回の<テイム>を業務扱いにするとかか?

 それならアーサルトをボクから取り上げることが可能にも思える。

 

 まさに、無賃労働そのものだが。

 ボクが返答に詰まっていると団長がひとり、話を進めた。

 

「まったく弱ったのぅ。まさか本当に成功されるとは思わなんだ。さすがにそいつを連れていかれちまうと、収穫が大きく目減りされちまうからのぅ」

 

 これは、ゲンブから暗に取引を持ち掛けられているのだろうか?

 ここで『お返しします』と言えば見逃してもらえる?

 

 ……いや、ダメだ。

 ここで受け入れてしまえば、前世と同じ。カツアゲを認めたようなもの。

 

「あぁ、そこの女のエルフのほうはくれてやってもよいぞぉ? そうじゃのぅ、半年分の給与を前借りして買い取らせてやろぅ。それで”助けた”義理は十分に果たせるじゃろぉ?」

 

 くっ! 足元を見やがって!

 ゲンブはボクがエリィを助けるためなら、ほかを売ると思っているらしい。

 

 まぁ実際、重要度でいえばそのとおりなのだが……ん?

 今、彼はなんて言った?

 

 ――”助けた”?

 

 いや、そういうことか!

 今のリアクションで気づいた。

 

 もしかして彼は、ボクがエリィを助けるために動いていると思っている?

 半ば本気で”エルフ”を助けたがっている、と。

 

 だから、これだけ敵視されているのか?

 今後、収穫の邪魔をされたりするのを警戒している?

 

 ならばボクが”そちら側”だと証明すればいい。

 そのためには……。

 

 ――ああ、なんだ。そんな簡単なことでよかったのか。

 

 まるで、最初からこうなる運命だと決まっていたかのように。

 あるいは、パズルの最後のピースが収まるように。

 答えはストンと胸に落ちていた。

 

 ――きひっ、きひひひっ!

 

「団長にひとつ、お願いがあります?」

 

「ほぅ? なんじゃぁ? 申してみい」

 

「入団することそのものは、やぶさかではありません。ただひとつ、その前に……」

 

 言いながらボクはエリィを立ち上がらせた。

 彼女は「え、な、なに?」ときょろきょろ周囲を見回していた。

 

 ボクはそんな彼女の服に手をかけた。

 そして、ひと息に引きちぎった。

 

「きゃぁあああ!?」

 

「団長、ボクも――」

 

 

「――この陵辱(イベント)に、参加させていただきたく思います」

 

 

 そう、エルフの仲間なんかじゃないと証明するのは簡単だ。

 ボクも犯せばいい。

 

 理性と欲望が同じ目的を持ったとき、ボクは理性という名のタガから解放された。

 エリィは、そのあらわになった幼い肢体を自分の腕で抱きしめた。

 

「みっ、見ないでぇっ!」

 

 視線から逃れるようにしゃがみこむ。

 破れた布を引き寄せて、少しでも衆目から身体を隠そうとした。

 

 だが片腕が折れているせいか、うまくいっていない。

 布の隙間から大切な部分がちらりと、ときおり顔を覗かせていた。

 

 それはどこか幻想的ですらある。

 まるでベッドシーツに絡まる少女のごとく。

 

 肌着を身につけないエルフの習慣のせいもあり、誘っているようにしか感じられなかった。

 ひどく背徳的で、扇情的だった。

 

 ボクはもう、エリィをどう犯すかしか考えられなくなる。

 

「かぁあああはっはぁ! そうきたか!」

 

 ゲンブは笑った。

 どうやらボクを認めてくれたらしい。

 

「おぬしらも好きに犯せ、泣かせ、喚かせろ。宴の再開じゃぁ! 興が乗った、わしにも1匹寄越せぃ!」

 

 さっきまでは見ているだけだったが、自身も参加するらしい。

 しかし、本末転倒なことだがボクにはもうそちらに意識を割く余裕はない。

 

 まだ<交渉術>が発動中のはずだ。

 なのに感情をコントロールしきれない。

 

 それほどまでに大きな興奮。

 はじめて、というのはそれほどまでに大きくボクの感情を昂らせていた。

 

「なんで、こんな。どういうことよ!? あたしたちを助けてくれるって言ったのに!」

 

「はぁ? んなのウソに決まってんだろうがよぉバァアアアカ! でも、まぁ? お前みたいにバカな子どもは案外悪くないかもなぁ。……扱いやすくて『好き』になれそうだよ!」

 

「そん、な。あんた、やっぱり最低のクズ野郎よ! あたし、なんであんたんんかを信じちゃったんだろう……。い、イヤっ! 近寄らないで!」

 

「あぁン? だれに向かって言ってんだ?」

 

「クソっ! 殺してやる殺してやる殺してやる! あんたなんか、あたしにかかれば敵なんかじゃないんだから! もう一度、思い知らせてやる! 一撃で木っ端微塵にして……」

 

 エリィは手のひらをこちらへ向けた。

 マジックのエフェクトが蜂起する。

 

 やれやれ、まだわかっていないようだ。

 思い知らせてやる。

 

「――”ボクを傷つけた罰だ”」

 

 告げた

 次の瞬間、エリィの身体がドクンっと震えた。

 

「う、ぎぃいいいああああッ!?」

 

 エリィは叫び、うずくまった。

 彼女は脂汗を額に浮かべながら、下腹部を押さえていた。

 

 魔力の光は霧散していた。

 抱き寄せていた布がはだけ、素肌が見える。

 

 彼女が押さえている下腹部には、奴隷紋が合った。

 それが脈動するような、赤く、鈍い点滅を繰り返していた。

 

「エリィ、だから言っただろうがこのバカ娘! 人間を信じるなと、あれほど……! この、キサマぁ! よくもやってくれたなぁあああ!?」

 

 アーサルトが叫んでいる。

 が、ちっとも怖くないな。

 

 『破魔の拘束具』で魔法も封じられ、手足は欠損してまともに立つことすらままならない。

 それでも、十分に利用価値はある。

 

 取引材料としてはもちろん。

 それに……。

 

「ほぉら、エリィ。”お父さん”にたっぷり見てもらおうじゃないか。キミがこれからたぁっぷりと弄ばれる姿をさぁあああ!」

 




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