※この作品はR-18です。

堕落の空装武神   作:天木武

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本編中の「ナノ寄生体」という用語を「キメラ微生体」に変更して統一しました。ノベル版と原作のゲームで言葉が異なっていて、原作ゲームだとこちらが使われているということに恥ずかしながらほんの少し前に気づきました。
ゲームからだとうまくセーブしてないと見たいところが見られないために、ノベル版を資料として重視していたのが理由になります(ノベル版はナノ寄生体という単語でした)。


なお、今回の内容にふたなり表現があります。苦手な方はご注意を。


堕落、狂乱、そして

◇

 

 

 凜子は嫌な予感を抱きながら、自室で待機していた。「身体を休めておけ」という不可解な命令を受けてから大分経つ。そろそろ約束の期間はタイムリミットを迎える。だが自信たっぷりにゆきかぜを堕とすと宣言された以上、相棒を信頼してはいるものの、不安は拭い去れなかった。

 

 不意に、部屋の扉が開かれた。反射的に視線を移し、この館の主が入ってきたとわかると同時、口を開いてずっと心に浮かんでいることを尋ねようとする。

 

「リーアル……」

「お前の言いたいことはわかっている。賭けはどうなかったのか、だろう?」

 

 重々しく頷く。しかし相手は何も気負った様子など無しに、不気味な笑顔を浮かべたままでその先を続けた。

 

「残念だったな。賭けはお前の負けだ」

「なっ……!」

「ゆきかぜは自らの意思で欲望の言葉を口にした」

「そ、そんなことがあるはずがない! 負けず嫌いで強情なあいつが、そんな……」

「なら当人の口から聞いてみるか?」

 

 入り口の外に声をかけ、リーアルはゆきかぜを呼ぶ。久しぶりに会う後輩であると同時に相棒でもある彼女の姿を見て、凜子は言葉を失った。

 ゆきかぜは今凜子が身につけている布地のほとんどないビキニのような格好、要するに奴隷娼婦の格好ではなかった。さらには対魔忍スーツを模したものでもない、全く別のどこか妖艶さを秘めた赤いコスチュームを身につけていた。

 胸は隠れてはいるもののボリュームの足りない様を強調され、胸元から腹部にかけてざっくりと開かれていた。そのせいでヘソまで含めて肌は露わになり、健康的な彼女の身体が惜しげもなく披露されている。股間も隠れてはいるが布地が足りなく際どいラインを見せつけ、さらにその布の下には不気味な紫色の何かが張り付いているのがわかった。

 

「ゆきかぜ……その格好は……」

 

 まるで小悪魔を思わせるような衣装に身を包んだゆきかぜへと凜子が問いかける。それに対し、どこか悪戯っぽい笑顔を浮かべてから、ゆっくりと口が開かれた。

 

「お久しぶりです、凜子先輩。どうですか、この衣装。似合ってますか? リーアル様(・)が私にって用意してくれた、特注品らしいんです」

「お前……今……」

「どうしたんですか? ご主人様のことを呼んだのが、何か変でしたか?」

 

 続けて述べられた言葉に凜子は愕然とした。ゆきかぜは堕ちてしまった。つい2週間前にあった彼女とはもう別人、リーアルによって堕とされてしまったのだとわかった。

 

「ゆきかぜ……私と約束したではないか! 達郎のことはいいのか!? それに……母親を捜すためにお前は対魔忍になったのだろう! こんなところでその夢を諦めるというのか!?」

「ああ、そのこと、ですか」

 

 凜子の剣幕にもゆきかぜは動じない。むしろ全く気にすらかけていない様子で受け流すと、「お母さん」と入り口の方へと声をかけた。

 

「なっ……」

 

 そのゆきかぜの口から出た単語と、部屋に入ってきた人間に驚いて凜子は絶句する。手に何やらケースを持った女性は、確かにゆきかぜの幼馴染でもある凜子にとってもよく知った顔の、行方不明とされていた水城不知火その人だった。

 

「不知火……殿……」

「久しぶりね、凜子ちゃん。驚くのも無理はないわね。まさかこういう形で再会するなんて思ってもいなかったんでしょうから」

「お母さんはリーアル様のお兄様の専属奴隷娼婦になっているそうです。以前はリーアル様に調教していただいて、それで私達の話を耳にして会いに来てくれた、って」

 

 説明はほとんど耳に入ってこない。凜子は今更ながらようやくリーアルの絶対の自信と、彼が口にした切り札(ジョーカー)という存在に気づいていた。ゆきかぜがずっと捜し続けていた母親。その存在が手中にあるのなら、紛れもなくジョーカーだ。この賭けには初めから勝機などほとんど存在していなかった。捜し続けていた母親に引き会わされ、しかもその彼女が既に堕ちてしまっていたとあれば、どんなに心が強いゆきかぜといえど陥落してしまう。そのことに気づき、凜子は心から絶望した。

 そんな凜子へ、不知火が昔を思い出させるような優しい口調で声をかける。

 

「凜子ちゃん、あまりゆきかぜを責めないであげて。この子、ずっと生殺しで焦らされ続けて、1番の快楽を我慢してきたのよ」

「見てください、先輩。私のあそこ……こんな不気味なのが張り付いてるんです。オマンコ弄りたくても、こいつのせいで全然刺激が得られなくて……。アナルでは何度もイかせてもらったけど、本当はオマンコでイきたくてイきたくてしょうがないんです。……凜子先輩言いましたよね。女悦への抗いがたさはよくわかっている、って」

 

 そう言われては何も言い返せない。確かに自身も前後不覚になり激しく乱れた以上、よくわかっているつもりだった。故にゆきかぜがここまで受けてきたであろう責め苦は、男に抱かれ続ける自分とはまた別な、おそらく想像を絶するほどに苦痛だったと推察するのは容易だった。

 

「だから私……早くオマンコでイきたくてしょうがないんです。子宮に沢山ザーメン浴びて、思いっきりアクメしたいんです……」

「やめろ……やめてくれ……! 私の……この2週間は……なんだったんだ……!」

「諦めろ、凜子」

 

 冷たいリーアルの声が響く。

 

「ゆきかぜは堕ちた。お前の負けだ。いや、そもそも……俺がお前との約束を馬鹿正直に守ると思っていたのか? おめでたい奴だな」

「なっ……貴様……!」

「先輩、怒ってヤケを起こしても無駄ですよ。どうせキメラ微生体のせいでリーアル様には手が出せない。この模様が舌に浮かんでる以上、先輩もわかっていますよね?」

 

 官能的な笑顔と共に、小馬鹿にしたかのように突き出されたゆきかぜの舌にははっきりと奴隷刻印の模様が浮き出ていた。言われるまでもなくわかっている。どうせ襲い掛かろうとしたところでそれは叶わない。最悪の場合ナノマシンを生体爆薬に変化させられ、四肢を吹き飛ばされる可能性すらある。

 

「それに、だ。どちらにしろお前は負けた。俺が約束を守るつもりであろうとそうでなかろうと、結局は関係無かったということだ」

 

 リーアルにそう告げられ、心の中に渦巻いていた怒りが霧散していった。そう、どの道自分は負けたのだ。ゆきかぜは堕ちてしまったのだ。その事実に変わりはない。そう思うと同時、身体中の力が抜け、もう暴れるほどの気力も沸いてこなくなってしまっていた。

 

「さあ、ゆきかぜよ。凜子の前でもう1度お前の欲望を口にしろ。事実上の敗北宣言となる、その言葉をな」

「わかりました。……この卑しいメス豚奴隷娼婦である水城ゆきかぜは、もうオマンコにチンポが欲しくて欲しくてたまらないんです。だから、奴隷娼婦であるのに邪魔な処女膜を破って、私の膣内(なか)にオチンポぶち込んでください!」

 

 迷いも何もなく言われた言葉に、これまで懸命に堪えようとしてきた凜子の心が崩れた。疑いようもない敗北。自分もゆきかぜも、もうここで奴隷娼婦として生きるしかない。そんな失意の気持ちしか浮かんでこなかった。

 

「そう気を落とすな、凜子。すぐにお前もゆきかぜ同様快楽に溺れ、対魔忍の誇りなどどうでもよくなる。……さて、ではゆきかぜの処女喪失を行うとするか。……不知火よ」

 

 第2の主人に名を呼ばれて小さく頷くと、不知火は手に持っていたケースを開けた。中に入っていた何やら薬液の込められた注射器を手に凜子の傍へと歩み寄り、彼女をベッドへと押し倒して股間の布を剥ぎ取る。

 

「なっ……何をするんですか、不知火殿!」

「動かないでね。動くと危ないわよ」

 

 言うが早いか、凜子の陰核付近へと針が刺し込まれた。

 

「あっ……があぁっ!」

 

 敏感な部分への鋭い痛みに苦悶の声が上がる。それでも全く気にかけた様子もなく、不知火は注射機内の薬液を全て注入してしまった。

 

「ぐうっ……。一体……何を……」

「すぐにわかる。凜子よ、お前の胸はアリーナでの凌辱ショーの時に射乳出来るように薬液を投与されただろう? それと同じようなものだ」

「ま……また……私の身体を好き勝手に……! う、ああっ……! な……なんだこれ……! クリトリスが……熱い……! う、あ、ああああっ!」

 

 直後、凜子のクリトリスが肥大化した。いや、肥大化という言葉は厳密には的確ではないかもしれない。そう、それはまるで――。

 

「これ……ペニス……なのか……? な、なんで私の身体に……こんなものが……!」

「クリトリスは男ならペニスに当たるという説もあるらしい。ともかく、今お前に投与した薬は、それに則ってクリトリスを一時的にペニスに変容させる魔界技術で作られた薬だ」

「なっ……! き、貴様……! 人の身体を一体どこまで弄べば……!」

「そうギャーギャー騒ぐな。そいつは母乳の薬以上に持続時間が短く半日程度しかもたん。だがお前はすぐにでもそれが気に入ると思うぞ」

「気に入るはずが……。あ、ひぃっ! ひあああぁっ……!」

 

 否定しようとした言葉は嬌声によって消えた。不知火がそり立つペニスに指を這わせた瞬間、全身に電撃のような衝撃が駆け抜けていた。

 

「な……何だ……今の……」

「そいつはクリトリスと同じ感度だ。それに射精も出来るぞ。素晴らしいだろう?」

「全然素晴らしくなど……う、あ、あひゃあああんっ! しっ、不知火殿……! やめ……う、あ、あああああっ! ゆ、指……動かさな……くひゅううううぅぅんっ!」

「うふふ……。凄いわ、このメスチンポ。ギンギンに勃起して、少し触るだけでこの反応……。すぐにでも爆発しちゃいそうね」

 

 奴隷娼婦として一流の技術を仕込まれた不知火にほんの少し触られただけで、頭の中が真っ白になってしまう。射乳のときと同様、耐え方もわからない未体験の快感の前にどうしたらいいか想像も出来ずに翻弄されていた。

 

「不知火よ、凜子のそれが珍しいのはわかるが娘にも気を使ってやれ。さっきから凜子のクリペニスを食い入るように見つめて、早く入れて欲しくてしょうがない顔をしているぞ」

「あぁ、そうですわね。申し訳ありません。……ごめんね、ゆきかぜ。今、その化け物を除去してあげるわ」

 

 ベッドの上で未曾有の快楽に身体を震わせる凜子から離れ、不知火はケースから別な注射器を取り出す。ゆきかぜの股間を申し訳程度に隠す布をずらし、張り付く生物にその針先を刺しこんで薬液を注入すると、溶けるようにその生物の身体が崩壊していった。数秒と立たぬうちに、数日振りにゆきかぜの女性器が外気に触れる。

 

「……リーアル様。もしかして、私の初めての相手って……」

「そう、そこでペニスを生やして快楽に悶える、凜子がお前の処女を奪う相手だ!」

 

 悪魔の所業ともいえる行為の要求に、凜子もゆきかぜも完全に虚を突かれた。だが一瞬の後には、もうゆきかぜの顔に蠱惑的とさえ思える笑みが浮かんでいる。

 

「うふふ……。私の処女を凜子先輩に捧げて、凜子先輩の童貞を私がもらっちゃうってわけね……。あぁ……考えただけでもう、あそこがキュンキュンしてきちゃうぅ……」

 

 背徳感さえ甘美な疼きへと昇華させ、ゆきかぜはゆっくりと凜子の元へと歩み寄る。

 

「やっ、やめろ、ゆきか……ひっ、あ、あくううぅっ!」

「なんでやめる必要があるんですか? 凜子先輩のオチンチン、もうこんなになって……ちょっと触られただけでビクビクしちゃってるのに」

 

 ワインレッド色の薄い手袋に包まれた指が、凜子に生えた異形器官の裏筋を撫で上げる。やはりそれだけで凜子は否定の言葉を続けられなくなり、快感で身体が打ち震えてしまっていた。

 

「それじゃあ先輩……いきますよ?」

 

 いつの間にか、ゆきかぜはベッドに上がり、凜子に跨るような姿勢を取っていた。股間を隠す布をずらして焦らされ続けた膣口をいやらしく指で押し開き、愛液を垂らしながら凜子のペニスを迎え入れようとする。止めようと上体を起こそうとする凜子だったが、それより早く不知火に押さえつけられてしまった。

 

「だ……ダメだ……! やめろゆきかぜ……頼むからやめてくれ! 不知火殿も離してください!」

「どうしてですか……? 私のここ、早くオチンチンが欲しくてグショグショに濡れてるんですよ……。それに……先輩ももう我慢できないみたいじゃないですか」

 

 なおも腰が沈められていく。凜子の先端とゆきかぜの粘膜が軽くキスをし、それだけでゆきかぜの身体が打ち震えた。

 

「あぁ……。もう我慢できない……。よく見ててください……。入れますね……」

「やめろぉっ……! そっ、それ以上続けたら……私はお前を一生軽蔑し続けるからな……!」

 

 親しい先輩から出た「一生軽蔑」という言葉に、ゆきかぜの動きが一瞬止まった。しかし迷うような彼女に声をかけたのは、より先に堕ちてしまっていた母だった。

 

「ゆきかぜ……気にしなくていいわ。凜子ちゃんがそんなことを言っていられるのも、どうせ今だけだもの。……後で自分が間違っていたと、きっとわかってくれる」

「……うん。そうだよね、お母さん」

 

 最後の迷いは、母に背中を押されて呆気なく消え去った。ゆっくりと、だが確実に腰が沈められ、ゆきかぜの胎内へと生やされた物が飲み込まれていく。

 

「あはぁ……! 凜子先輩のオチンチン……おっきい……!」

「く、ううぅッ……! ゆきかぜの膣内……うねうね動いて……ああっ……!」

 

 若き2人の対魔忍達はそれぞれ快楽に溺れた声をこぼした。本来存在しないはずの器官への、指での愛撫を越える快感に、凜子はただ悶えることしかできない。

 しばらく腰を沈めていたゆきかぜの動きが止まった。まともに思考が働かない凜子も、自分に生やされたペニスの先が何かにぶつかったのを感じていた。

 

「うふふ……。凜子先輩、わかりますか? 今先輩のオチンチンの先っぽが当たってるの……私の処女膜ですよ」

「あ、あ……。やめろ……ゆきかぜ……! ここまでお前が純潔を守ってきたのは……達郎に捧げるためだったんじゃないのか……!」

「そんなの、もうどうでもいいんです。……それじゃあ凜子先輩。私のバージン……あげますね!」

 

 体重をかけて一気に腰が落とされた。初めてを意味する赤い筋がゆきかぜの秘裂から流れ落ち、シーツを赤く染める。

 

「あっ、あぁ……! 私の初めて……凜子先輩にあげちゃったぁ……! 痛いのに……気持ちいい……。処女なくして……ちょっとイッちゃったぁ……」

 

 破瓜の痛みすら快感へと変貌させ、ゆきかぜは身体を僅かに震わせた。言葉通り、処女喪失で迎えた小さな絶頂。顔に恍惚とした表情を浮かべ、唇を舌で舐めてより快楽を貪ろうと媚態を見せつける。

 

「ゆき……かぜ……」

「じゃあ動きますね。もう我慢出来なくて……。先輩のチンポミルク、早く飲みたいって子宮が疼いちゃってるんです」

 

 教え込まれた奴隷娼婦の知識でもって、ゆきかぜはゆっくりと腰を動かし、騎乗位の体位で凜子の擬似ペニスを責め立てる。ただでさえクリトリスと同じ感度という敏感な部位だ。うねる膣壁と巧みな腰使いによって、あっという間に高みへと押し上げれていく。

 

「ひっ、あっ、あっひゃあぁぁぁああっ! やっ、やめろ……ゆきかぜ……やめてくれえぇっ!」

「んんっ……。やめませんよ……。今、すっごく気持ちいいですから……。ずっと待ってたオマンコへの刺激が……ああっ……やっと来てくれたんです……!」

「ダメだ……これ以上は……! でっ……出てしまうっ……!」

「あっ、あんっ……。先輩、もう出ちゃいそうなんですか……? ふふっ……。いい……あんっ……ですよ……。私の子宮にっ……出してください……!」

 

 上下に動かされる腰は、休められる様子はない。グイグイと締め上げて絡み付いてくる膣壁は実に心地よく、ゆきかぜの意思と連動しているように思える。このまま本当に自分に射精させ、共に果てるつもりであることを凜子は悟っていた。

 

(だ……ダメだ……! それだけは絶対にダメだ!)

 

 ただでさえ同性同士という正常と異なる状況に加え、自分に生やされてしまった異形の器官からの射精という背徳の行為。先輩として、相棒として、それだけは絶対にいけない。鋭敏器官の先端がムズ痒くなり、何かを出してしまいたくなる衝動を、凜子は懸命に抑えようとしていた。

 

「ん……ぐうっ……!」

「うふふっ……。凜子先輩、そんなに歯を食いしばっちゃって、何我慢してるんですか? そんな顔を見たら、もっと悪戯したくなっちゃう……。本気でいきますよ……!」

 

 グラインドのペースが一気に上げられた。途端に余裕を無くした凜子が悲鳴を上げる。

 

「ああああぁーっ! あっひゃあああああぁんっ! やっ、やめっ……やめれええええええぇっ!」

「あんっ、ああんっ……! イッて……イッてください……先輩……!」

 

 腰を振りながらゆきかぜは手を衣装の隙間から入れて胸を刺激していた。目の前が白く明滅しつつ、淫靡なその様子を見つめて、思わず凜子の胸が高鳴ってしまう。

 

(あぁ……ゆきかぜ、あんなに乳首を尖らせて……。それにあそこがずっとビクビクいってて……。何て気持ち良さそうなんだ……。あんなのを見せ付けられたら……私……私……!)

 

 強固なはずの心が、みしりと軋んだ気がした。だがその僅かな動揺さえ、今の凜子には致命傷だった。快楽の濁流の中で生まれた軋みは、もう抑えることは出来ない。

 

「うぁああああああぁッ! 出ちゃう……! だ、ダメ……らめえええぇぇぇぇぇええッ!」

「あぁ……。凜子先輩可愛い……。何もダメじゃないですよ……。私の膣内で……思いっきり出しちゃってください……!」

 

 凜子のふたなりペニスの先端をゆきかぜが子宮口に押し付けたと同時。耐えられず、鈴口から熱い濁流が迸った。

 

「あひゃあああああぁぁぁぁああんッ! れ……れてりゅぅ……! 私のメスチンポから精液ビュービューっれぇ……! ゆきかぜの膣内に射精しひゃっれるうううううぅぅぅぅッ! あ、あ、あああああぁぁぁぁッ! らめ、らめなのにぃ! きもひいいぃっ!」

「きっ、きたああああぁぁぁぁああッ! 先輩のメスチンポミルク……私の子宮がごくごく飲んで……! イク、イクッ、オマンコイグッ! イグイグイグイグイッグううううううううううぅぅぅぅぅううううッ!」

 

 2人の対魔忍は激しく身体を震わせ、同時に深い絶頂を迎えた。凜子は生やされたペニスから擬似精液と乳腺から母乳を噴き出して果て、ゆきかぜは待ち焦がれていた子宮への射精を受けて達する。しばらく続いた凜子の射精が終わり、だが互いの表情は対照的だった。満足そうな笑みを浮かべるゆきかぜに対し、悔しそうに凜子は顔を背けていた。

 

「あはぁ……。オマンコでイクの……こんなすごいんだぁ……。ねえ、凜子先輩、何を今更そんな悔しがってるんですか……? 気持ちよかったですよね? あんなに喘いでいたんですから……」

「う……ううっ……」

「心配しなくていいですよ。もし私が先輩の子を身篭ったら……。一緒に育てましょうね、先輩。今出てるおっぱい、赤ちゃんに飲ませてあげましょう……」

 

 そう言って官能的に笑うと、ゆきかぜは腰を上げた。凜子の出した精液と、ゆきかぜの愛液と破瓜の血が混じり合い、擬似ペニスを染め上げている。

 秘所からその肉槍を抜いたゆきかぜは、今度は口を近づけて咥え込んだ。射精直後だというのに萎えた様子の無いそれは、彼女の小さな口を占拠する。

 

「ああっ……!? な、何をする、ゆきかぜ!」

「らにっれ……。掃除れふ……」

 

 奴隷娼婦としての知識を刷り込まれた舌使いは見事だった。掃除、と言いつつもそれ以上に射精直後の敏感な部分を再び刺激されたことで、凜子の身体が昂ってくる。未体験の射精と、さらにこの数日強いられ続けている射乳のせいで身体は重いが、既に心は次の快楽を求めようとしていた。

 

「う、くうっ……! あぁんっ……」

「ぷあっ……! ふふ……凜子先輩のここ、またこんなに大きくなってる……。それに……あぁ……先輩の精液の臭い嗅いだら……またしたくなってきちゃった……」

 

 たった今擬似精液を出された股間をもじもじと擦り合わせるゆきかぜ。だが彼女は意味ありげな微笑を浮かべると、凜子の上半身を押さえ続けていた母と目を合わせた。

 

「でも……今度はお母さんの番だよね?」

「あら、私も凜子ちゃんのメスチンポでイッてみたいって思ったの、よく気づいたわね?」

「わかるよ。私、お母さんの娘だもん」

 

 一見すれば久しぶりの再会を果たした親子の微笑ましい様子だろう。だが、内容はとてもそうではなかった。殊に凜子にとって、それは笑えない内容だった。

 

「ま……待ってくれ……。まさか、不知火殿まで……私を……」

「そうよ。久しぶりに会ったゆきかぜのあんな姿を見たら……私もうずうずしてきちゃった。……いいですか、リーアル様?」

 

 不知火に尋ねられ、リーアルは肩を震わせて小さく笑ってから答える。

 

「拒否する理由がないな。好きなようにやるがいい。……よかったな、凜子。信頼する後輩の相棒に逆レイプで筆下ろしされ、さらに続けて親子丼か。こんな体験が出来る人間は滅多にいないぞ」

「な、何が……! くっ、ううっ……!」

 

 上半身を押さえていた不知火の手が離れ、どうにか抵抗しようとする凜子だったが、入れ替わるように今度はゆきかぜがそれを阻んだ。

 

「ダメですよ、先輩。おとなしくしてないと。さっきおっぱい出した先輩を見て、飲んでみたくなっちゃったんです。お母さんと一緒に責めてあげますね」

「ゆきかぜ……。う、あ、ああああっ!」

 

 一瞬、怒りとも侮蔑ともつかない視線を相棒に送った凜子だったが、直後に股間を不知火の指で扱き上げられて強制的に中断させられた。射精したにもかかわらず、ゆきかぜの口淫と今の不知火の手淫で既にガチガチになってしまっていることは自覚している。同時に、射精と射乳の疲労感は残ってはいたが、早く次を出したいという欲求が渦巻いてもいた。

 

「それじゃあ凜子ちゃん、おばさんが凜子ちゃんのメスチンポ、咥え込んであげるわね……」

「やっ、やめてください、不知火殿……あっ、ああっ、いやあああああぁっ!」

 

 抵抗も何も出来ず、再び凜子の竿が女体の膣の中への飲み込まれた。1度射精してしまったことでその快感の心地よさを知ってしまっている身体は正直だった。凜子の意思に反して腰が跳ね、早く刺激が欲しいとねだる。

 

「うふふ……。オチンチンはもう待ちきれないみたいね。奴隷娼婦として年季が違う私のテクニック、堪能させてあげる」

 

 不知火が腰を動かし始める。その速度はゆきかぜほどではないのだが、言葉通りテクニックがまるで違った。ゆったりとした動きであるにも関わらず、膣が確実にペニスを扱き上げ、精液を搾り取ろうとしてくる。

 

「ああぁーっ! うああああああぁっ!」

「どう? たまらないでしょう……?」

 

 妖艶な笑みを浮かべる不知火。だが凜子はそれに答える余裕さえない。止められない喘ぎを上げ、快楽に悶えることしか出来ない。

 

「あぁ……凜子先輩、こんなに乱れて……。かわいい……。んん……」

 

 不意に、腕を押さえていたゆきかぜが唇を重ねてきた。口腔内を舌が這い、互いに絡め合う。

 

(ゆきかぜと……キスしてる……。もう……ダメだ……。私は……もう……)

 

 交換された唾液を喉を鳴らして飲み込み、ズキリと胸の奥が痛む。その背徳の痛みももう、凜子の心を立ち直らせるだけの力はなかった。唾液の糸を引いて唇が離れると同時、口からは快楽に蕩けた声が衝いて出ていた。

 

「ぷあっ……! あああぁぁっ! 気持ちいい! チンポ気持ちいいっ!」

「あはっ……。凜子先輩、素直になった。ねえ先輩、私とのキスはどうでしたか……?」

「ゆきかぜの唇……柔らかくて……これまで抱かれてきた男達の乱暴なのと違って……。いい……すごくいい……!」

「あん……嬉しいな……。じゃあ、もっとしてあげますね……」

 

 再び唇が覆い被さる。舌と舌が絡み合うたびに、これまで頑なに守り通そうとしてきた心が崩れていくのを凜子は感じていた。

 

(いいんだ……。もう……。ゆきかぜは捜している母親に会えた……。ここにいれば、ゆきかぜと一緒にいられる……。それに……私がここにいることを……望んでくれた人もいた……)

 

 乱暴に抱かれた男達の中で唯一違った青年、「弟」と呼んだ彼のことを思い出す。ここにいれば、またあの青年に会えるかもしれない。歪んだ考えだとわかりつつも、既に弱い方へと流れ出した心は、そう思うだけでどこか暖かくなっていくようにも思えていた。

 

「んんっ!? んんんんんんーっ!」

 

 そんな甘い心を吹き飛ばさんばかりの快感が身体を駆け巡り、塞がれた口のまま凜子が悶える。絶妙の調子でペニスを膣に埋めていた不知火が、空いていた手で凜子の女性器内へと指を押し入れたのだ。

 

「『男の子』の方だけで感じてるなんて勿体無いでしょ? 『女の子』の方でも感じさせてあげるわね」

 

 さらにキスをやめたゆきかぜも責めの手を強めた。今度は先ほど母乳を噴き出した胸へと口をつけ、唇と舌によって敏感な乳首への愛撫を始める。

 

「あふぅうああぁっ! おっぱいぃ……!」

「先輩のおっぱい、飲んでみたいです……。こうしてると、出るんですよね?」

 

 赤ん坊のようにゆきかぜは胸に吸い付き、手で豊満なバストの根元を絞り上げる。乳絞りの要領で張っている胸を刺激され、次第に胸の先がジンジンと甘く疼き出した。

 

「あ、あぁ……出る……! おっぱい……出ちゃううううぅっ!」

 

 プシッ、ブシャアッと突如として母乳が噴き出た。予想できないタイミング、さらにはその量にゆきかぜは驚いて口を離してしまう。まるで射精のようにあふれ出る白濁液を顔に浴びつつも、その顔にはうっとりした表情が浮かんでいた。

 

「おっぱい美味しい……。これなら赤ちゃんも喜んでくれそう……。もっと……もっと飲ませてください……」

 

 射乳直後の乳首へゆきかぜの口がつけられる。残っていた母乳を吸い出され、さらに求めて行われる吸引に凜子の口から嬌声が衝いて出た。

 

「あ、ああああっ! や、やめっ……! 今、おっぱい出たばかりで敏感にぃ……!」

「でも先輩のおっぱい美味しいからぁ……。もっと沢山飲みたいんです」

 

 ゆきかぜの手は緩む気配は無い。それを見ていた不知火は艶かしい笑みを浮かべ、凜子の膣内へと潜らされていた指の動きを早め、加えて緩慢気味に動かしていた腰もリズムをつけ始めた。

 

「ふぅあああああああぁっ!? し、不知火殿までぇ……!」

「うふふ……。おばさんもゆきかぜに負けてられないわよね。それじゃあ奴隷娼婦の本領発揮、本気でいくわよ」

 

 巧みに腰を使ってペニスを扱き上げ、さらに親指を膣、中指を肛門に挿入して同時に責め立てていく。にわか仕込みとはまるで違う、年季の入った奴隷娼婦のテクニックの前に凜子の身体はなされるがままだった。

 

「あっ、あっ、あああんっ……! チンポ……オマンコ……ケツマンコ……もう全部ダメぇ……! 凄すぎて……凄すぎておかしくなっちゃうううううぅっ!」

「えー、おっぱいはよくないんですか? ……私もお母さんに負けないんだから」

 

 対抗心を燃やされたのか、ゆきかぜも懸命に胸へと吸い付き、絞る手を強める。親子奴隷娼婦によって感じるところを刺激され続け、もう凜子の心も身体もメロメロになってしまっていた。

 

「あああーッ! 気持ち……いいっ……! もう全身気持ちよすぎて……あ、あ、あああぁ……!」

「ふふっ、先輩イきそうなんですね? いいですよ、イッちゃってください……。おっぱいから沢山ミルク出してイッてください……!」

「こっちも……あんっ……ふたなりオチンチンからミルク出してぇ……。おばさんの経産婦マンコに……たっぷり中出しして頂戴……!」

「イクッ……イクッ……! あんっ、あんっ、ふああああああああぁっ!」

 

 複数個所の同時責めによって、ここまで余り手をつけれていなかった膣でまず小さく絶頂を迎えた。それは隣り合うアナルでのオーガズムも呼び寄せ、さらに交じり合って射精衝動を呼び起こす。そのタイミングを待っていたかのように乳房も射乳を始め、3箇所から体液を噴き出して凜子は壮絶なアクメを極めた。

 

「ああーッ! んんあああああああああああぁッ! 出る、出る、出てるうううううううううぅッ! おっぱいと精液……一緒にいいいいいぃッ……! あッあッうああぁぁああぁッ! 凄い、これ凄いぃ! 身体が吹き飛んじゃうううぅぅぅぅぅうううううッ!」

 

 壊れた人形のように凜子は激しく身体を痙攣させ続け、やがてベッドへと力なく崩れ落ちた。ただでさえ体力を奪われる射乳と、ほぼ未体験で耐え方のわからない射精を同時に行い、さらに複数箇所の絶頂を迎えたことで体力は著しく奪われていた。

 

「あ、あぁ……。はぁ……はぁ……。ん、んんっ……」

「んんっ……! あぁんっ……! うふふ……。凜子ちゃんに中出しされて、おばさんもイッちゃったわ……。もし妊娠しちゃったら……ゆきかぜの腹違いの兄弟姉妹になるのかしら?」

「それで私も妊娠したら、その弟か妹と同い年の子供が私から生まれて……凜子先輩はその両方の親になるのかな? あはっ、なんだかすごいことになっちゃいそう」

 

 乳腺の中に残る母乳を貪りながら、ゆきかぜが楽しそうに言う。インモラルな家族計画を語っているにも関わらず、その顔は嬉々としているが、今の凜子にそれを咎めるだけの体力も、そして気力も無くなってしまっていた。

 

「さあ、ゆきかぜ。凜子ちゃんのメスチンポ、あなたに返すわ。また沢山種付けしてもらいなさい」

「うん。ありがとう、お母さん」

 

 自分の秘裂から今しがた射精を終えたペニスを抜き、舐めて精液の残滓を取り払ってから母は娘へとその場を譲った。今の掃除の影響もあり、また勃起状態を保っている。疲労が蓄積されて荒く呼吸することしか出来ない凜子の腰の上に再びゆきかぜが跨り、異形器官の先端を自身の膣口へとあてがった。

 

「さてと。凜子先輩、私との第2ラウンド……先輩にとっては第3ラウンドです。いきますよ?」

 

 躊躇い無く腰が下ろされる。つい先ほどまで処女であったにもかかわらず、ゆきかぜの膣は割って入ってきた肉槍をうねうねと包み込み、えも言われぬ快感を凜子へと与えていた。

 

「く、うううぅ……!」

「お母さんほどのテクニックは無いけど……。どうですか? ちょっと前まで処女だった、凜子先輩が処女を奪ってくれた私のオマンコ、気持ちいいですか?」

 

 ゆきかぜは媚態を晒し、腰を振り始めて凜子を責め立て始める。その様子を見ていた不知火だったが、娘の蕩けるような表情と乱れるその先輩に満足したのか、リーアルの元へと歩み寄った。

 

「あぁ……リーアル様ぁ……」

「ん? どうした、不知火?」

 

 質問に答えず、彼女は愉快そうに狂乱の宴を見つめたままの第2の主の傍に跪いた。衣服に手をかけ、男の局部を露出させる。

 

「おい、不知火」

「リーアル様……私、今凄く幸せなんです……。ゆきかぜの最後の説得を任せて欲しいという私のお願いを聞き届けてくださったおかげで、こうしてまた3人で一緒になれた……。だから、私からのせめてもの感謝の気持ちを、あなたに伝えたいんです……」

「兄者はいいのか?」

「あん……そう言わないでください……。私はあなたに調教していただき、女の悦びを知ったんですよ? また久しぶりに、昔を思い出させてください……」

 

 手を相手の股間付近に這わせつつ、官能の色と共に不知火はそう述べる。しばらく黙っていたリーアルだったが、含むような笑いをこぼして口を開いた。

 

「……まあいいだろう。どの道凜子のものを受け入れているのだしな。それに……俺も久しぶりにお前の絶技を味わってみたいと思っているのも事実だ。許可しよう。兄者には黙っておくから、お前もそうしてくれ」

「はい……。うふふ……」

 

 許可をもらった堕ちた対魔忍は愛おしそうに、かつて幾度と無く胎内へと埋め込まれた男性器を指でなぞり上げた。そして口奉仕を行おうとした、その時。

 

「失礼しやす! 旦那、まだやってますかい!?」

 

 部屋の扉が開けられた。姿を現したのはゾクトだった。

 

「ようやく来たか。まったく、『ゆきかぜが堕ちたら自分もその場に参加させてほしい』と懇願してくるから連絡してやったというのに。遅刻とはな」

「貧乏暇なしって言うじゃないですか。それより……」

「ゆきかぜならあそこだ。残念ながらもう処女喪失は終えた後だがな」

 

 リーアルの言葉に目を移し、ゾクトは驚いた様子を見せる。それもそうだろう、事情を知らない者が見れば女性である凜子の上に、同じく女性のゆきかぜが跨って腰を振っているのだ。

 

「凜子に……チンポが生えてるんですか、ありゃあ……」

「魔界技術を応用した薬を投与し、一時的にクリトリスを変貌させてペニスを生やさせるという代物だ。あれでゆきかぜの処女を奪わせた」

「くっそお……。商売なんざやってる場合じゃなかった……。そいつは是非見たかったですよ! というか、出来るなら俺がその役割を担いたかった! ……ああもう、ちくしょう! おい、ゆきかぜ!」

 

 悪態を付きつつ、肌を重ね合う対魔忍2人のところへと奴隷商人は歩いていく。

 

「ああっ……。誰……? 何、ゾクト?」

「おいゆきかぜ、本当はお前の処女も奪いたいぐらいだったんだ。凜子から降りて俺に股広げろ!」

「嫌よ……! んんっ……! だって……あんたなんかよりも……あんっ……凜子先輩の方が気持ちいいもん……」

「なっ……! てめえ!」

 

 頭に血を上らせたゾクトと裏腹、リーアルは声を出して笑いをこぼしていた。

 

「ははは! 随分と嫌われたな、ゾクトよ。だが今はゆきかぜのやりたいようにやらせてやれ。ずっとお預けを食らって我慢してきたんだからな」

「で、ですが……」

「母として私からもお願いしますわ。……でもだからといって私があなたの相手をするというは却下で。リーアル様や凜子ちゃんはいいけど、あなたと肌を重ねる道理はありませんものね、奴隷商人さん」

 

 畳み掛けるように続けられた不知火のセリフに再びリーアルが笑い声を上げた。さらに不知火は本格的に口淫を始め、もう相手にする気もないらしい。完全にいいようにあしらわれるも、小物である奴隷商人は何も言い返せない。

 

「ぐ……くっ……! もういい、おい凜子!」

 

 そして唯一、この場で自分にまともに言い返せないであろう、今現在ゆきかぜに腰を振られて擬似ペニスを責められ続けている凜子に狙いを定めた。

 

「どうせ今ゆきかぜが使ってるのはそのふたなりチンポだけだろ? ならてめえのマンコだ。そこに俺様のをぶち込んでやるよ!」

「ああっ……! なっ……貴様……!」

 

 非難の声を上げようにも逸物を扱きあげられる快感の前にすぐに声は嬌声へと変わってしまう。そうしているうちにゾクトは自らのそり立つ股間を露出させ、ベッドの上へと上がってきた。

 

「何だ、今日はまだここに出されてねえのか? そいつはラッキーだ。入れさせてもらうぜ。……それにしても無いはずのチンポを生やされた女が、後輩に逆に犯されて、さらに俺にマンコも犯されるか。もうぐちゃぐちゃの乱交パーティだな、こりゃ。おう、ゆきかぜ。もうちょっと前のめりになってくれねえと俺のチンポで凜子の奥が突けねえ」

「うるさいわね……。うぅん……。私と凜子先輩が気持ちよくなってるのに……邪魔しないでよ」

「邪魔はしねえよ。俺も凜子が気持ちよくなるのを手伝ってやるってんだ。……そら凜子、チンポだけじゃなくてマンコにも快感をくれてやるぜ!」

 

 遠慮無しにゾクトの肉槍が凜子の膣を割って進む。先ほど不知火に指は入れられたもののほぼ入り口まで。深い挿入は今日初ということもあり、無意識のうちに凜子の腰が跳ね上がっていた。

 

「あきゃああぁぁぁぁぁあああッ! や……めろ……ゾクトぉ……!」

「あんっ……。先輩、その腰が跳ねるの、すごくいいです……。もっと、もっとぉ……」

「へへ、つまり俺様がこうすりゃ、凜子もゆきかぜも気持ちよくなるってことだな。オラァ!」

 

 再びゾクトが引き抜いた逸物で中を抉った。凜子の腰が跳ね、ゆきかぜの奥を小突く。ペニスに突き上げられることでペニスを突き上げるという連鎖反応に、2人の対魔忍は揃って甘い声をこぼした。

 

「あああぁぁぁぁぁぁあああッ! オマンコ突かれて……メスチンポ絞り上げられてぇ……! これダメ、ダメええええぇぇぇッ!」

「んんっ、ああんっ! すごい、先輩すごいぃ! もっと腰突き上げてぇ……! 私のオマンコもズコズコしてぇ!」

「よしよし、俺が手伝ってやるよ。どうだお前ら、気持ちいいだろ!?」

 

 すっかり機嫌を戻し、気分を良くした奴隷商人は嬉々として問いかける。自分で動く必要性が低くなったゆきかぜは多少無理な姿勢をとりながらも上体を倒し、凜子と肌を密着させていた。その目の前にあった豊満な乳房に口をつけ、手で捏ねて刺激していく。

 

「あっ、あっ、あああっ……! お、おっぱいもぉ……!」

「気持ちいいですよね、凜子先輩……。私も……気持ちよくて……ああっ!」

「まったくとんだ変態コンビだな、お前らはよ!」

 

 侮蔑の声を投げかけ、さらにピストンのペースが早められる。ここまで休み無しでの性交、それも常人では経験すら出来ない快感の連続の前に、凜子はもうまともに思考を働かせることすら叶わない。このまま奴隷娼婦として堕ちていく。そのことにも抵抗感すら薄れ、声を上げてよがり狂った。

 

「い、いいっ……! メスチンポもオマンコも気持ぢいいッ……! もう蕩ける……全身蕩けちゃうううううぅッ!」

「ふぁぁぁああああッ! 凜子先輩に奥突かれて……ああっ! 凄い……凄いです先輩ぃ……!」

「ノリノリだな、ええ!? お前らの変態プレイ見てたらこっちまで気分良くなってきちまった。ひとまず出してやる、それで凜子はゆきかぜの中に出しやがれ!」

 

 抽送速度が激しさを増す。通常ではありえない淫靡な3人プレイは激しさを増し、凜子とゆきかぜの声が交じり合って部屋に響いていた。

 

「あぁっぁぁぁああああああああっ! もうダメ……! イクッ、イクうッ……!」

「うおっ……! いきなりマンコぐいぐい締め付けてきて……! そんなに俺のザーメン欲しいならくれてやるよ!」

 

 胎内に熱い濁流が爆ぜる。女としての快楽を叩き込まれ、凜子は子宮でアクメを迎えた。

 

「あ、あ、あああああぁぁぁぁああっ! イッちゃううううぅぅぅぅぅぅうううッ!」

 

 その女の快感は、次に男の快感を呼び起こす。子宮への射精を受け、今度は自身の射精感が高まりゆきかぜの子宮口へとペニスの先端を押し付けて精を吐き出した。

 

「出る……出ちゃううううぅぅううッ! 出しながらまたイッぐうううぅぅぅぅううう!」

「あひぃぃいいいいいんッ! 凜子先輩の……やっぱりすごいぃぃぃ! ああああああぁぁんッ!」

 

 射精によって射精が促されるという精の連鎖。殊に女性と男性の絶頂を同時に味わうこととなった凜子の快感は凄まじいものだった。身体は異常なほどに痙攣し、胸からは快楽の深さを物語るかのように母乳が噴き出す。瞳は焦点が定まらず、口は半開きになりだらしなく舌が突き出されていた。

 

「あぁん……。先輩……」

 

 その口へとゆきかぜの唇が覆い被さり、舌を絡め合う。もう何をされているのかもわからないまま、凜子はなされるがままになってしまっていた。

 

「あ……あぁ……。あへぁ……」

 

 ゆきかぜのキスを終えても、凜子はまともに言葉すら発せない。普段凛々しい先輩のそんな乱れ切った姿を目にして、ゆきかぜは静かに問いかけた。

 

「凜子先輩……大丈夫ですか……?」

「あ……ゆき……かぜ……」

 

 呼びかけにようやく応じて、凜子の瞳に光が取り戻される。その様子に後輩は小さく微笑み、ポツリと呟いた。

 

「よかった。……もう、大丈夫ですから」

 

 何が大丈夫なのだろうか。尋ねたかったが、麻痺しきった思考はまともに働いてくれなかった。そんな先輩に抱きつき、ゆきかぜは母の方へと視線を移す。

 

 不知火はまだリーアルへの口奉仕を続けている最中だった。だがそちらももうすぐひと段落着くらしい。不知火の頭が激しく前後され続け、やがてそれが止まった。

 

「んっ……! んんっ……! んぶぅぁ……」

 

 口内に出されたことを証明するため、口を開きどろどろの精液を第2の主人に見せる。満足そうに頷かれたのを見て、口を閉じその全てを嚥下してみせた。

 

「見事だな、不知火。さすがは俺が手懸けた最高の奴隷娼婦だ」

「あぁ……。ありがとうございます……。この上ない褒め言葉ですわ」

「さて、向こうもひと段落着いたようだ。そろそろ次に……」

「その前にリーアル様……」

 

 先を続けようとした言葉を遮られ、少し意外そうにリーアルは跪く不知火を見つめる。

 

「どうした? 珍しいな、お前が話の最中に口を挟むとは」

「申し訳ありません、ですがどうしても気になってしまって……。私は、リーアル様へのご奉仕は久しぶりになります。それで……是非感想を窺いたくて」

 

 やはり思いもよらなかった、という表情をリーアルは浮かべていた。それでも評価がほしいのだろうと判断し、ひとつ笑ってから感想を述べ始める。

 

「なんだ、そんなことか。さっきも言っただろう、さすがだ、と。兄者に譲ったのを、勿体無く思うぐらいの見事な奴隷娼婦としての口奉仕だった」

「あぁ……。ありがとうございます」

「だがどうした? 褒められる言葉を望むなど。お前らしくなく思えるぞ」

「とても重要なことでしたので、是が非でもご本人の口から感想を聞きたかったのです。……なぜなら」

 

 ヒュン、と風を切る音が聞こえた気がした。それをきっかけとしたように不知火の表情が変化し、つい先ほどまでの媚びるような雰囲気が消え去った。代わりに妖艶で不気味な、酷く冷たい笑顔が貼り付けられていた。

 そして彼女の右腕。それは、リーアルの胸に深々と突き刺さり、彼の衣服に血の染みを作り出していた。

 

「……さっきのが、あなたにとって最後の快楽になるからですよ」

 

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