※この作品はR-18です。

堕落の空装武神   作:天木武

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対魔忍、捕縛

◇

 

 

「あ……う……」

 

 人外の凌辱劇が始まってから数時間。凜子は森の中で力なく横たわっていた。既に魔界生物の姿は見当たらない。が、彼女の身に着けていた米連スーツはズタズタに引き裂かれ、乳房や秘部が露出しており、全身は化け物の擬似精液まみれとなっていた。下半身の先にはその体液の水溜りも出来ているが、それでもなお下腹部は膨れ、時折身体を震わせて中に溜まった液体を吐き出していた。

 絶頂した回数は数知れず。つい数時間前まで男を知らなかったはずの乙女の身体は、人外の快楽を叩き込まれて淫らに狂ってしまった。今も胎内の液体が淫裂から零れる度に軽い絶頂を感じてしまっている。

 

「おう、いやがったぜ。なんとか生きてるらしいな」

 

 と、その時声が聞こえてきた。しかし凜子は虚ろな瞳を動かす体力すらもう無い。近づいてきたのはリーダーと思われる魔族の男と、その背後に数名のオークだった。

 

「おい、聞こえてるかメス豚ちゃんよ? 生きてるなら返事しろや」

「う……うぅ……」

 

 髪を掴まれて頭を起こされたが、凜子は唸るような声を返すことしか出来なかった。目に自分が映ってないとわかると魔族の男は舌打ちを溢して掴んでいた髪を離し、代わりに体重をかけて下腹部を踏みつける。

 

「お、おおおおあッ!?」

 

 さっきまで力なく横たわっていたのが嘘のように、陸に打ち上げられた魚の如く、凜子はのた打ち回るように身体を震わせた。同時に股間からブビュッ、と音を立てて擬似精液が噴出す。

 

 

「ああ、あがああああッ! イッ……イッぐうううううううう!」

 

 淫液の潮を吹き絶頂を極めてしまう敗北の対魔忍。そんな様子に、オーク達は下卑た笑い声を浴びせてきた。

 

「あーあ、こいつは相当ひどくやられちまったな」

「あいつの体液を浴びた女は色狂いになっちまうからな。これだけぶち込まれてまだ意識を保ってることに驚くぐらいだぜ」

 

 愉快そうなオークに対し、リーダーの男は億劫そうにため息をこぼした。

 

「ったく、せっかく女対魔忍、それも『斬鬼の対魔忍』を連行するなんて任務を引き受けたってのに、相手がこの様じゃ勃つものも勃ちやしねえ」

「へへっ、旦那は選り好みしすぎなんですよ。じゃあなんですか、俺達が楽しんでもいいんで?」

 

 オークの言葉に再び男はため息をこぼす。「生殖猿」とも呼ばれ、異種交配が可能な性欲の塊がオークという存在だ。そのことを重々承知している男は呆れ気味に応対する。

 

「好きにしろ。その方がこのメス豚も目を覚ますだろうしな。ただし時間はあまりない。1回ずつだ。さっさと終わらせろ」

「さっすが旦那! 話がわかるぜ!」

 

 言うが早いか、オークの1匹が凜子を抱きかかえる。そして既にギンギンにそそり立っていた肉槍でその身体を貫いた。

 

「あ、ああああああッ!? ふっ……太いぃぃッ!」

 

 突き上げられた衝撃で凜子の爆乳が扇情的に揺れ、悲痛な声が口からこぼれる。だがオークは全く気に留めていない。そればかりか、抜きかけたペニスを重力を利用してさらに深く打ちつける。

 

「あッ、うああああああぁッ!」

「へへっ、目ぇ覚めたか? よがりまくりじゃねえか」

「チンポっ……凄過ぎるぅッ……!」

「触手のなよなよチンポなんか目じゃねえ、本物チンポだぜ! おらぁ、存分に味わえよ!」

 

 リズミカルに腰を振って突き上げ、自然落下で極太肉棒が深く突き刺さる。太過ぎる性器の乱暴な抽送に身体を引き裂かれるような感覚を覚えつつも、強力すぎる媚薬漬けとなってしまった凜子はそれを快楽として受けて入れてしまっていた。

 

「ああっ、ああああッ! うううぅッ……! うああああッ!」

「お、段々と良い声出るようになってきたんじゃねえのか、メス豚ちゃんよ。そういう反応が見たかったんだよ」

 

 次第に意識が覚醒し始めたらしい凜子にオークが追い打ちをかける。ぶるんぶるんと目の前で震えるたわわな果実の中心へと、鋭い犬歯を立てた。

 

「ぐあああッ! 乳首……噛むなぁ……!」

「痛がるふりしたってバレバレだぜ。噛む度にあそこをキュンキュン締め付けやがってよ!」

 

 ガリッと再び噛み付かれて胸の先に鋭い痛みが走る。だが今の凜子はそれを痛みだけではなく、一瞬遅れてくる甘い疼きと共に快感として享受してしまっていた。胸と膣から全身へと響き渡る甘美な官能の波に、クールなはずの少女は嬌声を振り撒いて悶絶する。

 

「うっくうううああああ! お、お、おおおおおおおッ!」

「たまんねーな。こいつ何してもイキまくりだぜ」

「クソッ、もう辛抱ならねえ。おいテメー、抜け駆けしやがって、さっさと終わらせろよ! あとがつかえてんだろ!」

「ああ? うるせえな、後ろが空いてるじゃねえか。ほら、こっちも使えよ。触手に散々慣らされてるはずだ、問題なく使えるぜ」

 

 身体を揺さぶって激しい性交を行っていたオークは一旦その動きを止めた。そして抱いたままのメスの尻を掴み、左右に割って開く。今巨大なペニスを突き立てられている箇所の後ろ、性器ではない穴がヒクヒクと物欲しそうに動き、そこから触手に吐き出された体液が零れ落ちていた。

 

「確かにこれなら余裕そうだな。んじゃあ遠慮なく……!」

 

 言葉通り相手に配慮することなく、本来排泄器官である蕾へと凶悪な男根が押し込まれていく。

 

「お、おおおおッ!? お、お尻ぃッ……!」

「そうだぜ。ケツマンコも触手に可愛がられたみたいだからな。俺様のぶっといのでぶち抜いても、喜んで受け入れられる……だろっ!」

「……ッ!」

 

 ズンッ、という肛門から直腸にかけての圧迫感に、凜子は言葉を発することが出来ず、パクパクと口を開いて酸素を求めた。少し前までの触手によるアナルセックスが稚拙な遊戯にすら思えるほど、捻じ込まれた物体は太く、逞し過ぎた。

 

「おっ、おおっ、おおおおおおおッ! んおおおおおおおぉッ!」

 

 次いでその口から発せられたのは獣のような咆哮。完全に蕩けた顔で舌を力なくこぼれさせつつも、被虐の悦びに身体が打ち震える。

 

「へっ、ますますいい声と顔をするようになったじゃねえか。それじゃあ本気でいくぜ、おらぁ!」

 

 アナルへの挿入を待つため、動きを止めていた膣を犯しているオークが抱えた女の身体を持ち上げ、落とす。異種生物の触手を経て長時間に渡って続く凌辱に、自分では立てないほど凜子は体力が奪われていた。それでも身体を醜悪なオークに預け、激しすぎる二穴ピストンに合わせて自然と腰を振ってしまっている。

 

「あっ、あっ、ああああッ! んはあああッ!」

「ひひっ! たまんねえな、こりゃ!」

「違いねえ。全身からメスの匂いをプンプンさせやがって。舐めたくなっちまうぜ」

 

 ザラザラとしたオークの舌が肌を這う。にもかかわらず、今の凜子に嫌悪感は全く無い。むしろもっと舐めてほしいとさえ思えてくる。

 

「はうぅん……!」

 

 前後の秘穴を犯され、肌も舐め回されていた凜子が不意に甘い声を溢した。それまでと様子の異なる声色に、亜人は訝しげな声を上げる。

 

「なんだ? もしかしてこれがいいのか?」

 

 一瞬前に舐めていた場所と同じ箇所――腋の下をザラつく舌が這う。すると再び凜子の口から甘い声が漏れていた。

 

「おいおい、腋の下舐められて感じてんのか?」

「あぁ……。そこ……くすぐったいけど……すごく気持ちいい……」

「こいつはとんだ変態女だな! それじゃリクエストに答えてやるよ」

 

 前後からそれぞれ左右の腋の下へとオーク達の口が吸い付いた。身体が上下に揺さぶられてもお構い無しに両腕の付け根の窪みを舐り回す。

 

「くあああんッ! ああっ、すごいっ、気持ちいいッ……! これっ、気持ちよすぎちゃうっ……!」

「うおっ、マンコいきなり締め付けてきた!」

「こ、こっちもだぜ。ワキマンコがそんなにお気に入りかよ」

 

 侮蔑とも取れる言葉を投げかけられても、それすら凜子は心地よく捉えてしまっていた。まるで愛する男から射精をせがむかのように回した両手と両足に力を加え、肌と肌を密着させていく。

 

「は、はひいぃ! ワキマンコ気持ちよしゅぎてぇ……! おっ、オマンコもケツマンコも、もうしゅぐキちゃうぅ!」

「よし、いいぜ、お望みどおり中に熱いのぶちまけてやるよ!」

 

 串刺された2本の肉槍のピストンが一層激しくなり、速さと深さが増す。ジュルジュルと唾液と共に腋を舐めしゃぶる音と亜人ペニスが愛液と交じり合う音。そして凜子が喘ぐ声が合わさり、卑猥過ぎるメロディーが奏でられていた。

 

「あっ、あっあっあっああっ、ふああああッ! イクッ! もうイクッ、イッちゃうううぅッ!」

「俺も出すぜ。子宮にたっぷりぶち込んでやる。それでイッっちまいな!」

「ケツ穴にも精液浣腸してやるよ! 二穴中出しでアヘ顔晒しちまえ!」

 

 フィニッシュに向けて荒々しく身体を揺さぶられる凜子。それでも顔はだらしなく崩れ、もうすぐ訪れる絶頂を迎え入れようとしていた。それに応えるべく、サンドイッチファックで腰を振っていた亜人達が奥へとペニスを押し込み、特濃ザーメンを吐き出す。

 

「おおああああああぁッ! でっ……出てるッ……! 私のオマンコとケツマンコに本物の精子ドピュドピュ出てりゅううううううぅッ!」

 

 膣とアナルの2箇所で同時にアクメを極め、ガクガクと凜子は四肢を震わせた。魔界生物による擬似精液と異なるオークによる本物の精液。孕むかもしれないという怖れすら背徳感というスパイスとなり、淫らに開発されきった身体が悦びで包まれた。

 

「あぁ……あへぁ……。に……にんひんひゅるかもひれないのに……きもひいぃ……」

 

 満ち足りた表情を浮かべた凜子同様、オーク達も満足した様子で双穴に男根を突き刺さしたまま、最後の一滴まで注ぎ込もうと身体を震わせた。

 

「ふぅ……。いいオマンコだったぜ」

「1回しか出来ないなんてのが勿体ねえ。時間さえありゃあ何度でもぶち犯してやったのによ」

 

 射精を終えたオークが無造作にペニスを引き抜く。まだ秘裂から白濁液が流れ落ちているにも関わらず、使い終わったモノか何かのように凜子を地面へと放り投げた。

 

「あうっ……」

 

 起き上がる力もなく、亜人の凌辱を受けた対魔忍は地面に突っ伏したままだった。荒く肩で呼吸し、意識が薄れてくる。しかし直後、前髪を掴まれ、その顔を無理矢理引き上げられた。

 

「うっ……ぐうっ……」

「まだ終わってないぜ? 俺達全員が1回ずつやるまではよ」

 

 慈悲の無い宣告に、凜子の薄れ掛けた意識が引き戻された。

 

「まっ……待って……。これ以上は……身体が……。お願い……少し休ませて……」

 

 クールで気丈なはずの「斬鬼の対魔忍」とは思えぬほど弱々しく、消え入りそうな声だった。しかし涙まで浮かべての懇願を、鬼畜なオーク達は笑い飛ばして聞き入れようともしなかった。

 

「休んでる暇なんかねえんだよ。本当は何回もまわしてやりてえのに時間がねえからそれもできねえし」

「てめえはアンアンよがって腰振ってりゃいいんだ」

「つーわけで後もつかえてるし、さっさとこいつでもしゃぶって奉仕してくれや」

 

 髪を掴んでいたオークが、無理矢理凜子の口を開かせて男根を捻じ込んだ。気だるそうに半開きだった口を強制的にこじ開けられ、顎が外れそうな痛みに顔を歪めつつも、無意識の内に舌で奉仕をしてしまう。

 

「んぐおおおおおッ!」

 

 乱暴に喉奥にペニスを突き込まれてえずきつつも、魔性の媚薬によって性感帯として急速に開発されてしまった喉はそれを受け入れていた。口内が蹂躙されるだけで、身体の芯がゾワゾワと粟立ってくるのがわかる。

 

「うおっ……! こいつ、すげえ口マンコだ! たまんねえ!」

「よし、じゃあ俺はオマンコだ!」

「アナルはもらったぜ!」

 

 すぐに生殖猿達が群がり、凜子の穴という穴を塞いでいく。一瞬前まで弱音を吐いていたはずの彼女は、その暴力的な行為でさえも身体を悦ばせてしまっていた。

 

「んぐうっ……。んっ、んっ、んうッ! むぐうううううッ!」

 

 オーク達の陵辱は続く。凜子の悲痛な呻き声と、肉がぶつかり合う卑猥な音だけが辺りに響いていた。

 

 

 

◇

 

 

 一方その頃、違う場所では凜子の「相棒」にも魔の手が伸びようとしていた。

 

「おい、いい加減そろそろ起きやがれ」

 

 目をつぶったままの1人の少女へと声が飛び、同時に顔に何かをかけられる。かかった液体のヒリヒリとした感覚に、髪をツインテールに纏めて露出の少ない黒いぴっちりとしたスーツに身を包む、健康的に日焼けをした少女は意識を取り戻した。

 

「う……ん……」

 

 目を開けようとするが今かけられた液体のせいか、痛みでうまく開けられない。顔を拭おうと腕を動かそうとするが――。

 

「えっ……!?」

 

 ガチャリ、という無機質な金属の音が聞こえ、それは叶わなかった。

 

「なっ、何これ!? 私……どうして……?」

「やっと日焼け貧乳ちゃんのお目覚めだ。暇で暇でしょうがなかったぜ」

「だっ、誰が日焼け貧乳よ!」

 

 怒りに身を任せて言葉を発した相手を殴りつけようとするも、やはり金属音と共に腕は動かない。さらに足も拘束され、両手足がX字に磔のようにされているとようやく気づいた。

 

「無駄無駄。じゃじゃ馬はしっかりと鎖で繋いであるからな」

「くっ……!」

 

 三度腕の拘束具を鳴らして四肢を動かすことは不可能と判断。それでも努めて冷静に少女は状況を確認することにした。

 

(身体に普段ほど力が入らない気がする……。あと心拍数が高いせいか、気だるさもあるわね。私が暴れて拘束から抜けられないよう、念を入れて薬か何かを投与されたのかもしれない……。スーツが一部破れて機能低下してるけど、その他特別に痛むようなところは無い。だけど仮に自由になったとしても、今のこの身体じゃ……)

 

 狭い部屋の中には見るからにガラの悪そうな左眼の潰れた隻眼の魔族の男が1人。本調子なら難なく倒せる相手であろうが、現在のこの状態ではそれも怪しい。

 

(何でこんなことに……。私、確か……)

 

 目を覚ます前に起こったことを思い出そうと記憶を探る。任務で敵の拠点へと奇襲をかけるも失敗。謀ったかのような相手の反撃の前に部隊は全滅し、撤退を始めたものの彼女の「相棒」と離れ離れになったところまでは思い出せる。

 つまり、その後捕まってしまったのだ、という予想へと辿り着くのは容易なことだった。

 残っている記憶と現在の状況からそれ以外ありえない、と歯噛みする。米連製の高性能装備を持ってしてもこうなってしまったということは、それほどまでに相手が強力だったということだろうか。もしくは襲撃を予期していたかのような反撃も理由にあるとも思える。

 

(先輩は……どうなったんだろう……)

 

 疑念は取りとめもなく頭に浮かぶ。離れてしまった相手が自分の目の届く範囲にいないということはうまく逃げ切れた、と言うこともありえる。しかしそれより何より、もっとも奇妙なところに彼女は気づいていた。

 

(ここ……建物じゃない? 動いてる? 飛行機か何かなの?)

 

 耳を澄まして目だけを動かす彼女の視界に、不意に魔族の男が迫ってきた。

 

「な、何よ!」

「せっかく目ぇ覚ましたのにだんまりじゃつまんねえじゃねえか」

「そんなの知らないわよ! ここどこよ! あんた誰!?」

 

 ヒステリックな声に対しても、隻眼の魔族の男は堪えた様子は無かった。低く笑った後で、ゆっくりと口を開く。

 

「キャンキャン喚くな。ひとつずつ答えてやる。まず俺様の名はゾクト。奴隷商人よ」

「ど……奴隷……商人……?」

 

 聞き慣れない響きの単語がオウム返しにされる。ゾクトはまったく気にかけずに先を続けた。

 

「おうよ。お前はこれから奴隷として売り払われるんだよ」

「なっ……! 何言ってるのよ! 奴隷ですって? なるわけないでしょ! 私の仲間がすぐに助けに……」

「うるせえなあ、まだ話の途中だぞ。それに米連なら助けに来ねえよ。むしろ売られたと気づいてもいねえのか?」

「えっ……」

 

 売られた。その一言に彼女は絶句した。理解が出来ないと目の前の男を見つめている。

 

「お前はこれからヨミハラに連れて行かれて、そこで奴隷娼婦として仕立て上げられるんだよ。ヨミハラは知ってるだろ? 東京の地下にある魔界都市だ。んで、ここはそこに向かう特別便の飛行機の中、ってわけよ」

「……さっき売られた、って言ったわね。そうやって適当なことを言って私を動揺させようとしてるんでしょ?」

「ハッ! 本当におめでたい奴だな! お前の正体なんてとっくにばれてたから米連に売られたってわからねえのか、『雷撃の対魔忍』水城ゆきかぜよお!」

 

 動けぬ少女が狼狽したと、目に見えてわかった。それでも懸命に揺れる心を隠そうと、僅かに声が震えながらも平静を装うとする。

 

「そ、そんなの知らない。私の名はライトニング……米連のライトニングよ!」

「ほう、そうかい。じゃあそのお仲間を売る米連の道理はどこにあるんだ? わざわざお前と秋山凜子の部隊が奇襲を仕掛けてくるって情報をこっちにリークさせる意味は?」

「なっ……なんですって!?」

 

 一瞬前に否定したことを肯定するとわかっていても、ゆきかぜはその言葉を止められず口を開いていた。それならさっき抱いた疑問は全て繋がる。奇襲情報が筒抜けなら手際の良過ぎる反撃にも納得がいった。

 

「あそこの連中はお前らを差し出して魔族側との友好関係を得るんだとよ。米連のためになってよかったなあ、ライトニングちゃん?」

「うるさい! ……ふん、どうやら米連とあんた達には出し抜かれたみたいだけど、対魔忍を甘く見ないことね」

「あん? なんだ強気になりやがって? ……ああ、お前、相棒の凜子が助けに来てくれる、とか考えてるのか」

 

 図星を突かれて再びゆきかぜに動揺の色が見えた。が、拘束された身体を乗り出し、強気にゾクトへと言葉を投げる。

 

「そうよ! 凜子先輩はここにはいない……。つまり、あんた達は凜子先輩を捕まえられなかったということ。なら、先輩はきっと私を……」

「ま、確かに俺達は(・)捕まえられなかったがな」

 

 意味深に言い放ち、奴隷商人は通信機を手に取る。次いで通信可能とわかるとそこへと話しかけ始めた。

 

「おい、デカ乳女は見つかったか?」

『はい。取引先の連絡にあったとおりのポイントで秋山凜子を確認しました。化け物の媚薬漬けにされてましたがピンピンしてます。オーク共に回されても理性を保っているようですし大丈夫でしょう』

「やりすぎんじゃねえぞ。前もって化け物にやられてたってんならしょうがねえといえるが、一応は『商品』だからな」

『わかってますよ。猿共には一巡までと言い聞かせてあります。こいつらが満足したら手早く移動しますよ』

 

 そこで通信が切れた。隻眼の魔族は不気味な笑みを、愕然とした表情で通信を聞いていたゆきかぜへと向ける。

 

「だ、そうだ。残念だったな」

「う……嘘……。嘘よ! どうせ私を騙そうとしてるんでしょ! 先輩がそんな簡単に捕まるはずが無い!」

「信じないのも大切な先輩を心配するのも勝手だがよぉ……」

「きゃっ……!」

 

 ゆきかぜの顎にゾクトの手がかかった。無理矢理上を向かされ、視界一杯に隻眼の醜悪な顔が広がる。

 

「まずは自分の身の心配した方がいいんじゃねえのか? 捕らわれの対魔忍さんよ?」

「くっ……!」

 

 言われたとおりだとゆきかぜは唇を噛む。今の自分は四肢を拘束され動くことも出来ない。加えて力も入らない。

 それでも本来ならここまで焦ることは無かった。現在彼女が焦っているもっとも大きな理由は他にある。

 

(やっぱり……術が使えない……!)

 

 ゆきかぜの忍法は異名にもなっている、雷の力を発生させるという水城家一族に伝わるものだ。今身に付けている米連製のスーツが、本来はそれの増幅と制御を手伝ってくれるはずである。しかしいくらスーツが一部破損により機能低下、あるいは停止しているとはいえ、何度試みても全く術が使えないというのはおかしいと彼女は思っていた。

 

「ああ、そういや言い忘れてたが、万が一に備えてお前には魔界の技術を使った特性の薬を打ち込んである。身体に力が入らないのと術が使えないのはそのためだ。ついでに媚薬効果もある優れものだぜ」

「媚薬……!?」

 

 だるい、というより身体が火照っているのだと、ようやくゆきかぜは理解した。露出が少ない代わりにぴっちりと身体に密着した米連製の黒いスーツを押し上げるように、控えめな双丘の頂がツンと立っていると気づく。

 

「効果は出てるみたいだな。お前のその貧相な胸が触ってくださいっておねだりしてるぜ」

「黙りなさいよ! そんなこと思ってもいな……ううっ……!」

 

 ゾクトの指がゆきかぜの胸に触れるか触れないかという位置へと迫る。しかしもっとも敏感な乳首ではなく、その周囲へ。いつ触られるのかというもどかしい気持ちを誤魔化すかのように、ゆきかぜは強気に口を開いた。

 

「お、犯したければ勝手にすればいいわ! でも、対魔忍はそう簡単には屈しない!」

「安心しな。てめえは『商品』だからな。『納品』するまでは犯さないでおいてやるよ。……かといって、こんな揉むところもないような胸じゃ、どこで楽しんだらいいかもわかんねえがな」

「こ、このッ……!」

 

 反射的に手を出そうとするが、X字に固定された腕から金属音がむなしく響くだけだった。低く唸るような笑いを溢し、ゾクトは胸付近に近づけていた手を離す。

 

「おお、怖い怖い。……しかしこうやってからかう分には面白そうだな。暇潰しがてら、ちょいと遊んでやるか」

 

 言うなり、ゾクトは荷物の中から液体の入った容器を取り出した。その容器の先から粘度の高い液体を掌に出し、ゆきかぜへと見せつけてくる。

 

「な……何よそれ」

「オイルだよ、媚薬入りのな。奴隷の女共をマッサージして可愛がってやるように持ち歩いてるのさ」

「くっ……! 最低っ……!」

 

 嫌悪の言葉をぶつけつつも、視線は滑る液体を纏った手から外せない。

 

(あ……あれがもし胸に塗りつけられたら……)

 

 尖っている乳首に訪れるであろう刺激を想像して、反射的に生唾を飲み込んでしまう。意識しないようにしていても心臓の鼓動は段々と大きくなっているように感じ、息も荒くなってきているような気がしてしまっていた。

 

「なんだ? 期待してんのか?」

「そんなのしてな……。あっ、あひゃああんっ!」

 

 膨らみの根元に液体が塗りつけられたのは突然だった。心の準備をする前にやってきた衝撃に声を漏らしてしまう。

 

「へっ! 気に入ったみたいじゃねえか。それじゃあもう片方の胸にも塗ってやるよ!」

「やっ、やめろ! いやっ……ああぁんッ!」

 

 両方の胸にオイルを塗られて嬌声を上げてしまうゆきかぜ。火照っていた体にスーツ越しに冷たい催淫オイルが塗りこまれ、温度差で余計に肌が敏感になっていた。

 

「ううっ……。くっ……くうッ……」

「荒っぽく揉みたくても、揉むところもなくて面白くなさそうだしな。ここは焦らすようにいくとするか」

 

 滑る液体を纏った両手が胸元へ迫る。だがもっとも敏感な部分を避け、魔族の男の指はその周囲を緩慢な動きで撫で回すだけだった。さっき言ったとおり、焦らすつもりのようだ。

 

「あふうっ……。ふぅんッ……!」

「どうした? 悩ましそうじゃねえか」

「そ、そんなこと……! あぁん!」

 

 両手の指が胸の突起を中心に円を描くように動く。本来は米連の技術の結晶である極薄スーツには高い防御能力が備わっているはずなのだが、今は身体のラインを強調する布としてしか役割を果たしていない。故にソフトタッチな指の感触にも過敏に身体が反応してしまっていた。

 

(や、やだ……。こんな奴の指が私の胸に……。まだ達郎(たつろう)にも触られてないのに……! ううっ……達郎……!)

 

 これから身体を汚されるという嫌悪感に、意図せず幼馴染の恋人、凜子の弟である秋山達郎の顔を思い浮かべてしまう。恋人という関係でありながら、ゆきかぜの勝気な性格が災いしてまだキスすら出来ず仕舞い。相思相愛であるにもかかわらずなかなか関係が発展しない2人だが、互いを思い合う気持ちは本物だった。そんな少女の、恋人に触れられたこともない小さな膨らみを確かめるように指が這い回る。

 

「んんっ……! いやっ……いやあっ!」

 

 動けない身を必死によじらせて逃げようとするが、手足を戒める拘束具が無慈悲に音を立てただけだった。嫌だという気持ちの中で、もっと触って欲しいというもどかしさも感じてしまう。

 

(本当は嫌なのに……身体がムズムズする……。もっと激しく、敏感な乳首を弄ってもらいたいとか思っちゃってる……! あぁ……達郎……助けてぇ……!)

 

 心の中で懸命に恋人の名を呼び助けを求めても、目の前にいるのは醜い魔族の男であることに変わりはなかった。緩やかな胸への愛撫は次第に中心へと近づいてくるが、やはりそそり立つ突起には触れてはくれない。

 

「うぅん……。ふうぅっ……あぁ……!」

 

 それでも乳輪に指先が触れたことで、これまでより甘い響きを感じて声が漏れてしまう。その声を聞いたゾクトがニヤリといやらしく笑みを浮かべた。

 

「どうした? もっと激しくしてもらいたいか?」

「そっ……そんなこと……! あふぅん!」

 

 否定の言葉は軽く引っ掻かれるだけで途切れてしまう。小さな痛みは疼きへと代わり、一層の刺激が恋しくなっていた。

 

「ハハッ! ちょっと爪立てただけでその様かよ! どうだ、乳首をめちゃくちゃに虐めてほしいんじゃねえのか?」

「思ってない……。そんなこと……思ってない! こんなの……うぅ……気持ち悪いだけよ!」

「へっ、そうかい! 我慢しても身体に毒なだけだぜ!」

 

 指の動きが早くなる。乳輪部分にローションを塗りこむように円を描き、指先がギュッギュッ、と小ぶりな胸に食い込む。刺激は強くなったが、敏感な部分は未だ触れてもらえず、つらい気持ちを消すことが出来ない。

 

(乳首ぃ……乳首触ってもらいたいよぉ……! 胸の先っぽがジンジン切なくて……もうこんなの……おかしくなっちゃうぅ……!)

 

 ゆきかぜの心が次第に揺れ動き始める。スレンダーな身体を強張らせる様子に、心を見透かしたかのように悪魔の囁きが耳に聞こえてきた。

 

「そろそろ素直になったほうがいいんじゃねえのか? このビンビンに立った乳首にオイル塗り込まれて押し潰されるように刺激されたら、さぞかし気持ちいいだろうよ。やせ我慢なんかやめて素直になっちまいな。『触ってください』って一言があれば、お前の気が済むまで弄り回してやるぜ」

「……ッ!」

 

 淫靡な誘惑だった。心が拒絶しようとしても、身体は淫らに従いたいと発情してしまっている。それでもゆきかぜは必死に心を押さえつけていた。

 

「い……言わない! 絶対に言わない!」

「強情な女だ。ますます虐めたくなってくるぜ」

 

 両手にオイルを補充しなおし、今度は胸ではなく腹部へ。普段ならなんということはない箇所への愛撫ではあるが、焦らされている身体からすればもどかしさは増していくばかりである。

 

「やっ……。あっ……ああっ……!」

「そら、このまま手が下にいくと、大事なところもオイルまみれにされちまうぞ?」

「うっ……くうっ……!」

 

 粘液を伴って撫で回される手がお腹、脇腹を経て腰付近へと伸びる。しかしそれは不意に止まり、臍の辺りで緩慢な動きへと変わった。

 

「ほら、どうする? このままもう少し下にいけばオマンコだ。触ってやってもいいんだぜ?」

「ううっ……! さ、触りたければ触ればいいでしょ! あんたにお願いなんて、絶対しないんだから!」

 

 唸るような笑い声を上げ、ゾクトの手はゆきかぜの太股へ。敏感な部分を意図的に避けられていることに、無意識の内に悩ましい吐息をこぼれていた。

 

(やだ……こんなのやだぁ……! もっとめちゃくちゃに触ってほしいのに、敏感な胸とかあそことか触ってほしいのに、なんで相手が達郎じゃないの……? あぁ、達郎……たつろぉ……!)

 

 太股から拘束されている足先へ。それから背中、肩、二の腕へと愛撫が移っていく。淀むような心の中、ゆきかぜは必死に恋人の名を胸の内で叫び、全身マッサージによる生殺しの苦しさに耐えていた。

 

「ああっ……。ふうっ……くううっ……! 気持ちよくなんか……はあっ……気持ちよくなんかないぃ……!」

 

 自分に言い聞かせるように呟いて鼓舞しつつも、甘い声は止められない。火照る身体をよじらせ、逃れられないとわかりつつも意地で抗い続ける。

 

「驚いたぜ。まさか本当に耐え切るとはな」

 

 しばらく動かし続けていた手を止め、感心したようにゾクトは言い放った。乳首や陰部といった敏感な部分と首から上を含めた一部以外、オイルを全身にくまなく塗りこまれ、ゆきかぜは全身を愛撫されていた。だが快楽の波に流されることはなく、欲求を口にしてはいない。心は折れていないと証明するかのように、虚ろでありながらも意思を持った瞳でゾクトを睨みつける。

 

「と……当然よ……。対魔忍を……くうっ……甘く見ないでって……言ったでしょ……」

 

 懸命に強がってはいるが、焦らし責めを受け続けたせいで呼吸は荒くなっていた。胸と下腹部の疼きは耐え難いほどに膨れ上がり、戒めを解いてもらえるならすぐにでも自分で慰めてしまいたい衝動に駆られている。

 

「恐れ入ったぜ。俺の負けだ。……これはご褒美をくれてやらねえとな」

「褒美……?」

 

 うわ言のように繰り返された単語に対してゾクトは何も答えなかった。代わりにこれまで同様、オイルを両掌に出す。

 

「もう……それ嫌ぁ……」

「心配すんなよ。すぐに気に入ると思うぜ……!」

 

 無造作に伸ばされた手の親指の腹と人差し指の第二関節。両手のそれがこれまで触れられなかった胸の突起へと狙いを定め――。

 

「はひゃあああああああぁんッ!」

 

 押し潰すようにゆきかぜの両乳首をスーツ越しに捻り上げた。

 

「ああああッ! それぇ……コリコリダメえええええぇッ!」

「なかなか良い声で鳴くじゃねえか。我慢してきた分、快感も倍増だろ」

 

 乳首を転がされるたびに乳悦が走る。力任せで乱暴なはずのその行為さえ、ずっと生殺しだったゆきかぜには待ちわびた刺激となっていた。

 

「ああんっ、あっ、ああっ、ひゃうううぅぅんッ! 乳首ぃ……つねられるたびに身体ビクビクってぇ……! ああああああああッ!」

「ハハッ! そんなに気持ちいいか。そいつはよかった。……じゃあもう一箇所ご褒美だ」

 

 右の指が胸から離れた。空いた方の胸は痛みの余韻が段々と甘い疼きに代わり、身体へと広がっていく。

 

「あぁ……おっぱい……すごいぃ……」

「これからもっとすごいところを弄り回してやるよ。そうら、クリトリスだ!」

 

 無骨な指によって肉芽が押し潰される。お預けされていたもっとも敏感な場所をゴリュッと刺激された瞬間、ゆきかぜの首がガクンと上へと跳ね上がった。

 

「あ、あ、ああああああああッ! そこっ、そこダメえええええええッ! ああああひゃああああああああんッ!」

 

 身体の芯から突き抜ける衝撃に髪を振り乱す。焦らされ続けてようやく与えられた解放感が小振りな身体中に拡散し、思考が麻痺してしまったゆきかぜはただ快楽に酔いしれた。

 

「クリトリス気持ちいいんだろ? もう我慢しなくていいぜ、イッちまえ!」

「や、やだぁ! こ、こんな奴の手でイかされたく……うぅはああぁぁん! ダメ、ダメぇ! 身体がもう……ああっ、ああああっ!」

 

 反射的に拒絶の声を上げるも、これまでのもどかしさの反動のせいもあって、もう耐えることはできなかった。抗おうとする心とは裏腹に身体は快感を受けて入れ、絶頂への階段を一気に上り詰めてしまっていた。

 

「イクッ……! いやぁ、イきたくないのに……うああああぁんっ! こんな奴の手で……イッちゃううううううううううぅッ!」

 

 拘束された四肢をギクッ、ギクッと強張らせ、ゆきかぜは激しいオーガズムを迎えた。生殺しの末の絶頂に、なかなか降りてくることが出来ないでいた。

 

「うぅ……。あ……あぁ……」

 

 覚めやらぬ快感に身体を小さく痙攣させる。しかしようやく味わえた甘美な感覚と裏腹、心には罪悪感が芽生えていた。

 

(イかされちゃった……。私、こんな奴の前でイッちゃった……! ゴメン達郎、ゴメンね……!)

 

 恋人にすら見せたことのないあられもない姿。それを醜悪な魔族の男に見られたという事実に打ちひしがれそうになる。

 だがその羞恥の姿を晒させた張本人の奴隷商人はまだその手を止めようとしなかった。再び無遠慮な指が胸と陰部を刺激し始める。

 

「うっああぁッ!? ちょ、ちょっと待って! 今、イッたばかり……! ああぁっ!」

「んなことわかってんだよ。ずっと我慢してたんだ、1回じゃ満足できねえだろ? 俺様は優しいからな、もっともっと何回もイかせてやるよ!」

 

 勝手な理屈を述べてゾクトの指が突起を責め嬲る。絶頂直後で敏感な身体には本来痛々しいほどの刺激であるはずなのに、焦らされた影響と媚薬オイルのせいか、気持ちよさが痛みに勝って体が反応してしまっていた。

 

「やめっ……! んはああっ! あ、あ、あっ、ああああッ!」

「キャンキャン喚くよりそうやって鳴いてる方がいい声だぜ」

 

 侮蔑の言葉を投げかけられても声が止まらない。指の動きに合わせてリズミカルに喘ぐ声が響き渡る。

 

「あっ、あっ、ふああああぁん!」

「ほらほら、もうイくんだろ? イけよ、また無様によがってイッっちまえ!」

 

 悔しさのあまりゆきかぜはギリッと歯を食いしばった。だが直後、乳首を指で転がされ、クリトリスを撫で扱かれた途端、噛み合わされていた両顎は離れ、代わりに蕩けた声が零れてしまう。

 

「んふああああッ!」

「今我慢しようとしたろ? お見通しだぜ、そんなの無駄なんだよ! もう耐えることなんかできねえんだ、イけッ!」

 

 それでも水際で懸命に堪えていたゆきかぜだったが、しつこく激しい愛撫の前に、とうとう限界を越えた。

 

「ああッ……! イクッ……! ダメッ、またイクッ、ああッ、イクうッ! イきたくないのにイクッ……イクイクイっちゃううううううぅぅッ!」

 

 1度目を超えるほどの深いアクメを極めてしまい、プシャッと潮が股間から溢れる。

 

「ああああぁッ! ああっ……! ううっ……」

 

 そのままガクリと脱力して頭が垂れ、ゆきかぜは意識を手放していた。

 

「ハッ! 潮まで吹くとはとんだ淫乱だなおい! ……あん? なんだ、気絶しちまったのか?」

 

 反応のない相手に興醒めしたかのようにそう漏らすと、少しつまらなそうにゾクトは鼻を鳴らした。

 

「まあいいか。どうせ移動するときは眠らせるんだしな。……お前の調教はこんなもんじゃねえから、覚悟しておけよ?」

 

 意識を闇に落としたゆきかぜにそう話しかける奴隷商人。その顔には、これからのゆきかぜを暗示するような不気味な笑顔が張り付いていた。

 




続きました。まだUR凜子引けません。
出さないと言いましたがY豚ちゃん出ました。でもメインはR子ちゃんの予定です。
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