※この作品はR-18です。

今宵の月は   作:Fulikake

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第23話

『プロデューサーちゃん、』

 

「ひぁっ!」

 

資料を探していると、いきなり背後から耳元へ声をかけられて変な声が出た

 

『やけに可愛い声で反応するのね』

「あ、はは…ちょっとびっくりして」

 

耳を押えながら振り向くと莉緒さんが立っていた

 

奈緒ちゃんとするようになってから前よりも耳が敏感になっている…気を付けないと

 

『耳、弱かったりするの?』

 

すーっと手が伸びてくる

 

 

「い、いやいや〜」

 

触られるのは色々やらかしそうでまずい…

 

『あ!莉緒、さっき控え室でこのみさんが探してたで』

『あら奈緒ちゃんありがとう、行ってくるわ』

 

 

『……』

 

じっ...と冷たい視線を向け、部屋をあとにする奈緒ちゃん

 

「えっ、怒ってる?」

 

私何もしてないのに……

 

 

しょんぼりしながら資料作成をしていると、机からぴょこっと美也が顔を出した

 

『プロデューサーさん〜元気ないですね〜』

「うん、ちょっと…」

『サンドイッチ良かったら一緒に食べましょう〜』

 

きっと元気出ますよ〜と微笑みかけられる

 

 

今の私にはこの優しさが沁みる…

 

「ありがとう……飲み物入れてくるから、そこ座ってて」

 

 

 

 

 

 

「奈緒ちゃん、そろそろ帰ろうか」

 

レッスン室でダンス練習をしている彼女へ声をかける

 

『…はい』

 

やっぱりまだ怒ってるのかな……

 

 

帰宅途中も無言が続く

 

き、気まずい……

 

 

「た、ただいま〜」

 

家に着き、ドアを開ける

 

『…』

カチャ

 

私がするより先に奈緒ちゃんがドアの鍵を閉める

と同時に腕を掴まれて押される

 

「っわ!」

 

その勢いに尻もちをついてしまう

 

 

「ここで、するの…?」

 

近付いてくる奈緒ちゃんに訊ねる

 

『……』

「まって、先にシャワー入りたい」

『待てへん』

「玄関狭いし、せめてリビング…」

『待てへん』

 

有無を言わさない返事に言葉が詰まる

 

 

『プロデューサーさんって押しに弱いですよね』

 

そう言われると、肩を掴んで押し倒される

 

下を半端に脱がされ、下着の隙間から指を入れられる

 

「痛っ...」

 

まだ十分に濡れていないそこは指一本ですら受け入れる事ができなかった

 

 

『ぁ...』

 

小さく奈緒ちゃんの声が漏れたと思ったら耳に唇があたる

 

「はあっ」

 

怒っていても決して痛くはしない彼女の優しさが私の琴線に触れた

 

しばらくすると下を触る奈緒ちゃんの指の滑りが良くなってきた

 

控えめに指を入れられる

 

「...っん」

 

さっきと違い、すんなり入り込む

 

慣らすように数回指を動かされたあと

急に奈緒ちゃんの膝が私の腰の下に入った

 

「っあ!」

 

角度がついたことによりさらに深く入ってくる指に体が仰け反る

 

『ほら、プロデューサーさん見て』

 

グッとさらに腰を高く上げられ、顔を正面へ向けられる

 

『プロデューサーさんは、誰の指で、どんな動きで、感じるんかちゃんと見て』

「やっ……」

 

私のもので濡れている奈緒ちゃんの指が出たり入ったりする所が見える

恥ずかしくなり目を瞑った

 

『目、閉じてたら見えへんやろ』

「うぅ〜」

『ここ、こんななってまうくらい感じとるんは...』

 

ぐちゅぐちゅとわざと音を立てて指を動かされる

 

 

『誰の指でなん?』

 

 

「あ...奈緒ちゃんっ」

 

『今、誰に抱かれとるん?』

「な、おちゃん」

 

『プロデューサーさんは誰が好きなん?』

「なっ...あっ、イッちゃう...」

『まだあかん』

 

指を抜かれる

 

 

「っやだぁ...」

 

はあはあ息をしながら続きを求める

 

『誰のもんかちゃんと知ってもらうまでイかせへん』

 

 

 

『プロデューサーさんは、どんな子が好きなん?』

 

突起をグリグリ触られる

 

「あッ、やぁっ」

 

強い刺激に背中が反る

 

『セクシーな子?』

「……っ」

 

首を横に振る

 

『癒される子がええ?』

「そんな事っ……んッ」

 

『なぁ、私じゃ足りひん?』

「あっ…やば……ッ」

 

再びイキそうになり、奈緒ちゃんの言葉を聞くのが精一杯になる

 

『ちゃんと答えて』

 

また限界直前で指が離される

 

「んっ、…私は、ッ奈緒ちゃんがいい…っ」

『それはほんまなん?』

 

指が中に入ってくる

 

それはってどういう意味なんだろう…私はいつだって…

 

「あ…奈緒ちゃんだけが、いいっ…!」

 

 

苦しい…心も体も苦しくなる……

 

 

 

『私としとる事、全部身体で覚えて』

 

『プロデューサーさんの気持ちい所全部、全部、私でしか感じへんようになってください』

 

ぐっ、ぐっ、と中を押される

 

「っぁ、も、だめっ……イク…ッ」

 

 

 

 

「はぁっ...はぁ」

 

いつにも増して攻め方が激しかった...

 

 

帰ってきて早々襲われてしまったので、タイミングを見失っていたが、とりあえず奈緒ちゃんが怒っている理由を聞かないと...

 

「ふぅ、奈緒ちゃん」

 

息を整えつつ起き上がり奈緒ちゃんへ話しかけると

 

『ぐす...』

「え?」

 

奈緒ちゃんが涙を流していた

 

「ど、どうしたの?泣かないで...」

 

そっと肩に触れる

 

『プロデューサーさんが他の誰かを好きになってもうたらって考えたら止まらんくなって...』

『私、あかんねん...他の子と比べると地味やから、なんや自信無くなってもうて……』

「そんな事…」

 

さっきまでと打って変わって、俯きながら涙を拭う彼女を見て保護欲が掻き立てられる

と同時にあれは怒ってたんじゃなくて嫉妬してたのか、と思った

 

『あと、痛くしてもうてごめんなさい』

「全然平気だよ、奈緒ちゃんすぐ優しくしてくれたじゃん、ちゃんと伝わったよ?」

 

『私の事、嫌いにならんとって...ぐすっ』

「嫌いになんてならないよ」

 

ぎゅっと奈緒ちゃんを抱き寄せる

なんでそんな悲しいことを言うのだろうか

 

そんな事思う必要なんて無いのに...

私はとっくに奈緒ちゃんが……

 

「...っ」

 

この子を守るために自分の感情を意識してはいけない、と自分を戒める

 

「ほら、もう泣かないで?」

 

奈緒ちゃんの目尻から溢れ出る涙を親指で拭う

 

『ぐす、…うん』

「奈緒ちゃんが心配するような事なんて無いんだから安心してよ、私はどこにも行かないよ」

 

奈緒ちゃんの目を見つめながら両手をぎゅっと握る

 

『ほんまですか?』

「うん、本当だよ」

『えへへ…嬉しいなぁ』

 

安堵の表情を見せる奈緒ちゃん、こんな顔なんてさせたくないのにな…

 

「私お腹すいちゃった、なにか食べよう」

『そうですね、何食べたいです?私作りますよ』

「本当!?やった、何がいいかな〜」

 

大袈裟にリアクションを取りつつリビングへと入る

奈緒ちゃんに悟られないよう背を向けながら頬に流れる涙を拭った

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