連れて行かれた先は『機械姦フロア』だった。そう言えばユリエと初めて出会ったのも此処、『機械姦フロア』だったか、今思えばもう3ヶ月ちょっと経過している事になる。
そして、規則に従い手枷で腕を封じてペニスギャグを口の中に詰め込んで言葉を奪い、首輪を嵌めて鎖で引かれながらフロア内を歩いて行く。
『電脳空間フロア』に浸っていたからか1回しか来ていないのに何故か久しぶりに感じる。冷房が効いた冷涼な空気と、研究施設を思わせる無機質な空間と言うのも相俟って再び新鮮味を感じる。
「行き先は一般利用者には見せられない区画よ」
ガラスの付いた中身が見える子部屋を横目に見ながらフロアの奥へ奥へと進んでいく。
窓ガラスの先、ある部屋ではフレームバインダーに挟まれ吊るされている少女も居る。またある部屋では土下座の姿勢を強制されてバイブを膣内に突っ込まれている女性も居た。更にその他ではバキュームベッドに幽閉されている者も居た。
「こっちよ」
部屋の奥の奥にはまた別の金庫扉が行手を阻んでいた。機械姦フロアは元より拘束フロアや電脳空間フロアを隔てる大扉とはまた別の扉だ。
「此処から先は、関係者以外立ち入り禁止区画って訳。この扉は一般利用者のカードでは解錠されないのよ」
ユリエは近くの端末を操作する。
空間投影型のコンソールが浮かび上がり入力して行き、数分間。格闘して漸く金庫扉が重苦しい音を立てながら解錠され開かれた。
「さ、行くわよ。アンタが本当の意味で、終わる場所へ」
金庫扉を潜り抜けた先では又してもすぐ近くの小部屋へと連れ込まれた。各フロアの入り口近くには大抵、置かれている部屋。其処で簪はペニスギャグを外された。
「此処から先は『機械姦フロア』の枠組みじゃないからね。でも、手枷と首輪は其の儘にするわ。人権を捨てたアンタに自由は必要無いから」
ユリエはキッパリと簪に自由は要らないと告げた。
「……う、うん」
その言葉に反論はしなかった。
「時間も押しているし、今度は目隠しをさせて貰うわよ。遠目から見えちゃ面白く無いでしょう?」
そう言われてペニスギャグの代わりに目隠しをされ視界を封じられた。何も見えない真っ暗闇の世界。ユリエに引かれなければ壁やら扉なりに激突するであろう状態だ。
「じゃあ、行きましょうか」
そう言われて首輪に繋がれた鎖を引かれ歩き出した。
数分間、数時間も感じられる様な時間が感覚的に感じられた。
『動くな』と言われた後、持ち上げられた様な気がしたし、手足を掴まれた気もする。そして、簡易スーツを脱がされ冷気が敏感な場所を直接撫でてくる。裸にされた。
そして、手足が圧迫……拘束されている様な気がしたが、どう言うふうにされているのかは想像するしか無い。
ただ何となく開脚されて腕を広げられているのは分かった。その状態で固定され動けなくされている。
「目隠しを外すわよ」
ユリエの声が聞こえた後、視界を奪っていた目隠しが外され視界を取り戻した。
「ん……ッ‼︎」
辺りを見渡す。小さな小部屋の中に自分は居た。正面の壁には鏡があり自分のあられもない姿が映し出されていた。
まず、両手両足が大の字に広げられて膝や肘の先からは無機質な箱の中に飲み込まれている。試しにもがいてみるがビクともしない。生体ユニットと言った風に装置の一部にされた様な気分だった。
簡易スーツは脱がされ乳首も永久脱毛した秘所も露出しており正真正銘、生まれたままの姿を晒している。
『ごきげんはどうかしら? と言ってもすぐに始めるから安心しなさいな』
室内放送でユリエの声が聞こえて来る。彼女は別室にいる様であった。その直後、機械の作動音と思わしき音が聞こえたかと思うと、簪の視界に機械のアームが複数本、伸びて迫って来る。その先には注射器がセットされているのが見えた……。
唐突にガイアに呼ばれてのお茶会となったのだが、夜にまで茶会を続ける必要があったのかは分からないが続いているのは確かであった。
——そろそろ切り出しても良い頃合か。いい加減、この疑問を解消しておこう。答えなかったらそれまで。
「ガイア様。1つ、お聞きしたい事があります」
「なぁに、フォール? 『学年留学』の件?」
先手を打たれた。しかもいきなりチェックである。つまり、話の主導権を持って行かれてしまった事を意味していた。
——何時迄経っても敵わないな。同じ立場だとしても他にも聞かれるであろう案件は山程あるし、優先順位的にも迷うと言うのに断言された。
そうされては仕方ない。『もしかして』も無ければ確認の言葉も無い。つまり、ソレしか無いと確信を持って断言された。
「ええ。些か腑に落ちません。そうする理由が分かりません」
「……IS学園の学園長は『危機感』が足りないと判断したんだよ。日頃から世話になっているでしょう?」
『裏』の関係の意味、である。
ビジネス的な関係においてIS学園との関係は良好だし、期待値の高いと判断した顧客の要望に合わせて
「成程、利他ですね。前回のアレも利他と言う訳だったと」
「うん」
交渉、取引と言うのは双方に利益があって初めて成立した関係が継続される。無論、相手が利益にならないと判断したら切り捨てるのも視野に入れるべきだ。長い目で見ればその判断も悪くはない。
五稜監獄学院もIS学園も『利益』が偏り過ぎてはならない。安定した供給網と言うのは多少の不利益を出しても元が取れるならば呑むべき代償だ。
「……危機感と言うのは、そう言う事ですか」
その単語で和奏は理解した。成程、確かにそれは言えているだろう。危機感が無いと言うのは中々、怖い条件だし不安要素だと考えるのもやむなし。
「フォール。10月だよね?」
「10月? あー、ハロウィンとか万聖節とか?」
「フォール、仕掛け考えて」
丸投げされた。然も、全部。其処はノープランらしい……。
「危機感を自覚出来る形で」
と思いきやリクエストまでする始末。何だそりゃと言いたいが残念ながら拒否権は無かった。『出来れば』と言わない辺り中々、面倒だ。
「……分かりました。3週間前までにはプランは確定させておきます」
——と言ってもやる事は大して変わって居ない気もするんだがな……。場合によっちゃ防腐処理もする必要があるか。
選択するならば? (全て同率の場合3番目になります)
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バーコード
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淫紋(世界観上、催淫効果は無い)
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両方