投票終了に変更する時にダブルで同率とは思わなかった。
「フォール。内容、思い付いた?」
無茶振りした直後に、更なる無茶振り。
つい先程、無茶振り要請した直後、時間にして僅か12秒程しか猶予をくれなかった。
「まぁ、概ねは……。危機感を培うに手っ取り早いのがありますね。細かい所は詰めねばなりませんが」
——ハロウィン絡みは否定しなかった。だったら、合わせるに限る。
和奏はこの時点で既に大まかな設定の考えは出来ていた。後は細かい所を擦り合わせて行くだけだ。
「……大まかなルールは?」
ガワはある。と聞いたガイアは其方を訊ねる。上手く誘導出来たらしい。
「そうですね……。題して」
「《ハロウィン・ジュイル》」
『ごきげんはどうかしら? と言ってもすぐに始めるから安心しなさいな』
室内放送でユリエの声が聞こえて来る。彼女は別室にいる様であった。その直後、機械の作動音と思わしき音が聞こえたかと思うと、簪の視界に機械のアームが複数本、伸びて迫って来る。その先には注射器がセットされているのが見えた……。
「な、何……?」
わざとらしく身動ぎするも両手両足はガッチリと器具に食い付かれて微動だにしない。出来る事は胴体をほんの僅かに動かせるだけだ。
『暴れても無駄よ。行程が終わるまで解放はしないわ』
無意味な抵抗だとユリエは断言した後、注射器を搭載したアームが再び動き出し簪の肌へと針を突き刺した。
「んっ……んんッ‼︎」
——こ、こう言う時は媚薬……だよね?
「ん、んんっ‼︎」
胸の乳首やお腹、更にクリトリスの上付近に刺され溶液を体の中へと流し込まれる。敏感な場所に薬液が注入され、喘ぎを堪える。此処でイクのは早計だ。此処でイッてしまえば、自分に負けた気分になるからだ。
注射器が下げられると今度は別のアームが視界に映る。人間の手を模ったハンドアーム、或いは複数のマジックハンドが現れた。機械なのだが、関節部とか配線が露出している様な物では無く丸っこい白い手袋をした人間の手を忠実に再現された形状をしている。
ハンドアームだけを見れば本物の人間の腕をぶった斬って持って来たと言われても信じられる程の再現度だ。
『さてと、処置を始める前に体を解すわ。力を抜いて、身を任せなさい』
「……ッ‼︎」
その言葉の後、直ぐにハンドアームが動き始めて簪の身体を
——ん、んんっ⁉︎ 胸、揉まれて⁉︎
胸付近のハンドアームは簪の胸を背後から鷲掴みにして力を込めて掴んだり絞ったり動かしたりとマッサージをするかの様に揉みしだきを始める。
「ん、んん……‼︎」
——胸を揉まれて……気持ち良い……‼︎
『胸を揉んだりすると、胸が大きくなるって迷信だと信じたいのよねぇ。私の場合、ちっとも効果が無かったし』
一頻り揉みしだきをした後、今度は興奮して勃っている乳首を摘む。
「あっ……♡ ああッ♡ や、やぁ……‼︎」
——き、機械の腕に優しく可愛いがられている……♡
機械らしく無慈悲に強く摘まれ引っ張られたり、ハンドアームの指の間で擦られて転がされる。胸ばかりでは無く下の方に伸びて居たハンドアームも稼働を始め秘所付近の敏感な場所揉み始めた。
「ひゃあ……そ、其処は……き、気持ち良いよぉ……♡」
——ま、まるで下拵えされている気分。硬いお肉を塩を揉んで柔らかく下味を付ける光景みたい……。私の体……機械によって、調理されてる……♡
『気持ち良さそうね? じゃあ、折角だから追加してあげるわ』
「え……?」
ユリエの言葉と同時に更に追加で顔とお腹の近くにハンドアームが現れる。それらのハンドアームは細かく指を動かしており、不安を煽って来ている。たっぷり1分間、その状態を維持した直後、唐突に稼働を始めた。
「んぅ……や、あっあぁ……♡ んん〜、んむぅ……‼︎」
お腹の周りや臍付近を摩ったり揉みしだき、顔付近では左右から覆い被さりエステの様にマッサージをする。
——機械の腕に全身を揉まれてる……♡
暫くそのマッサージをした後、顔と臍付近のハンドアームは退却する。胸と秘所付近のハンドアームは継続している。その時、既に簪の顔は蕩けていた。
『身体は解し終えたから次の行程に移るわ』
その言葉の直後、秘所付近を揉んでいたハンドアームの行動が変化し、人差し指と中指だけ伸ばして指ピストルの形にした直後、膣へ向けて突き刺した。
「あぁ゛ッ゛っ⁉︎」
突然の行動の変化に心の準備など出来る筈も無く不意打ちに近い形での挿入だ。その間、胸を揉みしだくアームも継続して胸のマッサージを続けている。
「あっ、あっ、ああっ♡ あっ、あふっ! んんっ、あぁんっ♡」
ピストン運動では無く広げるかの様に捏ねくり回している。まだ、処女膜は破らない。バイブを当てた事はあるのだが、本格的に挿入されたのは初めて。ハンドアームの指の隙間から蜜液が溢れ始めている。簪は既に感じており、それらが外へと垂れて来ているのだ。
最初はゆっくりだったが、急に弄り回す速度を上げて処女膜を破らない様に掻き回す。
「ひぅんっ⁉︎ あんっ♡だっ、らめぇらぇ⁉︎ あぁ、はぅんっ‼︎ んんあっ♡」
一頻り刺激した後、ハンドアームは秘所から抜き取られる。その入り口から白く煌めく粘液がハンドアームの指先と橋を作る様に伸びている。誰が見ても、それが簪が興奮して感じている証明と言える液だ。
「はぁ……♡ はぁ……♡ ま、まだ……本番じゃないのに……♡」
——機械のテクニックで、イカされそう……♡
『さてと、本格的に自覚して貰うわよ?』
「ふぇ……♡」
下の口に突き刺されたハンドアームが一旦、引かれて高度を調整し、簪の顔付近にまで近付けられた。ハンドアームの指先には蜜液がたっぷりと付着している。コレから何をするのか、簪にはまだ分からない。いや、直ぐに理解した。
「ん、あ……♡」
ハンドアームの指先が、簪の口の周りを押し付ける様に動いた。まるで簪の蜜液を口の周り塗り付ける様な動きだ。
——ん、んんぅ……♡ じ、自分の愛液を、臭いを自覚されちゃう……♡
口元付近に自分の蜜液の香りが漂い鼻腔を擽る。自分が興奮して感じた臭いを自覚させられる。勿論、コレで終わりの筈も無く再び指ピストルの形を取ったあと、口の中に突っ込まれる。
「あむ……むうう、むぁ、ああむ……♡」
ハンドアームの指が口内を撫で回す。臭いだけで無く味も覚えろと言われているかの様に、執拗に撫で回す。舌もなぞられ肉壁も撫でられる。何とも言えない快感が脳内で分泌されて理解を求めている。
——ああ……支配されるって、こんな感じなんだ♡
突っ込まれたハンドアームは暫くした後に、引き抜かれて退却して行く。同時に胸を揉みしだいていたアームも退却して行った。
『さてと、準備はコレくらいで良いかしらね? じゃあ、いよいよ刻印を刻むわよ? アンタの様な淫な娘に相応しい紋。淫紋って奴をね。
あ、先に断っておくけどアニメとかラノベとかにありがちな催淫の効果は全く無いわ。マークの形状だけよ、それからバーコードも同時に打つわ』
——い、淫紋……‼︎ 性奴隷としての証明……それに、バーコード管理も……物として扱われる……♡
その宣告の後、また別のアームが姿を現した。それら正しく、『ソレ』と言って良い物だ。ペニスを模した代物であった。
「ッ‼︎」
——こ、コレ……♡ 入るの……⁉︎
『淫紋やバーコード刻む時は特別なやり方で内側からするのよ。
刺青みたいに皮膚の上から刻むと言うのは怪我した時、形状が崩れる上に治りが悪いと言うのとシチュエーションとして淫紋とかバーコードが見えると見栄えが悪いと言う理由があるわ。まぁ、後で分かるから身を委ねなさい』
「あ゛ぁ……あ⁉︎」
その直後、ペニスアームが深々と膣内へと突っ込まれた。蜜液で濡れていた為にすんなりと潜り込んで行き、奥へと到達する。
「あぁ♡ あっ、はぅんっ‼︎ んっ、あふっ、んはぁんっ‼︎ んんっん、あッ‼︎ や、やぁあぁ‼︎」
簪の膣はマシンバイブを深く咥え込んだ後、じっくり味わうかの様にゆっくりと弄る様な形でそれこそ限界までのスローモーションの動きの回転しながらピストン運動を開始する。ゆっくり優しくそれでいてじんわりと擽る様なピストンだ。
『喘いでいる所、悪いわねぇ。同時にやるわ。少しの間、我慢しなさい』
「あ、な。何、むんんぅぅ⁉︎」
その次に顔付近にも同じ様なペニスアームが出現し口の中へと突っ込まれるのみならず、奥へ奥へ喉の更に奥へと侵入しようとして来る。
「んむぅぅぅう⁉︎ んむっ、んんんっむぅぅう⁉︎」
呼吸が止まるかの様な感覚故に簪は無意識に暴れて吐き出そうとするも身体が固定されている為に動けない。幸いにも口の中に突っ込まれたペニスアームは数十秒程で吐き出された。
「んはぁっ⁉︎ はっ、はっ……えっあ、あぁ、ぁんっ! いやいや、いやぁあっ! あっ、あぁ、ぁぁんっっ!! ん、んはぁ………あ、ぁぁ………♡」
が、その間にも下の方は継続して行われており、イカされなかまらも一頻り行程が終わったのかペニスアームは抜き取られた。行程の中、何回も絶頂していた為に床には大量の蜜液が広がっていた。
『刻む作業は無事、完了したわ』
「…………ッ……♡」
上も下も犯された余韻の中。蕩けた顔で前を見る簪。下のペニスアームで処女膜を破られたが中出しする機能は備わっていないので何とも言えない状態だ。
——き、刻まれた……。私の身体に、人では無いと言う証が……刻まれちゃった……♡
『じゃあ、そんなアラレもない淫な姿を拝んで貰うわ。そろそろ効いて来る頃合いね』
「え……あ……」
眼前に設置された自分の全身を写す鏡。胸元付近には黒い色のバーコード。そして子宮付近の位置にはハートマークを模った紋様が薄らと浮かび上がって来た。
『最初に打った溶液は事前に説明した専用の溶液よ。人体の健康上、影響が起こらない反応を起こして内側から指向性を持たせて発光させているのよ』
——む、無駄な技術の無駄遣い……。
『刻印を刻む作業は完了したけど、まだ全部の行程が終了したとは言っていないわよ? アンタ、海臨学校の時、物欲しそうに搾乳牢を見ていたでしょ? 本来ならば此処ではやらないけど、特別にやってやるわ』